まる子「永沢なんて生きてても吸ってる酸素の無駄だし、焼いて栄養にしたほうがいいよね」
小杉「永沢をか?どんな味がするんだろうな、俺も参加するぜ!」
花輪「11区の大食いこと小杉君もかい?美食家である僕もあのオニオンフェイスを一度食べてみたかったんだ。」
藤木「僕はあんなの食べたくないけど・・・さんざん僕のことを卑怯者呼ばわりしてきた彼が死の間際に見せる絶望と苦悶の表情は一見の価値があるね。」
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丸尾「ズバリ、あのような陰険な輩を眼前に放置するのは、クラス委員としての責務の放棄とも言えるでしょう!!何よりあのような異形は存在するだけで神への冒涜と言えるでしょう!!!」
山田「アハハッハwwwwwwwwオイラは焼き爛れた永沢の腸内に挿入してみるじょ~wwwwwwww」
花輪「カルマート(落ち着きたまえ。)」
みぎわ「花輪君が行くなら私も行くわ!!」
はまじ「面白そうだな、俺も行くぞ!!」
まる子「決まりだね!!じゃ二班に分かれて行動しようか!山田、はまじ、みぎわさんは食材調達班、永沢を確保してきてね!!残りのメンバーで調理の準備をしておくよ!!」
みぎわ「任せなさい!!花輪君のためにも鮮度を保ったまま連れてくるわ!!」
山田「ハハハハハ、永沢の腸を蝶々結びするじょ~~!!」
花輪「では僕は家で催しの準備をするとしよう。」
丸尾「それではみなさん、力を合わせて化け物の駆逐、解体してその尊厳まで踏み躙りましょう!!」
一同「オオオーーーーーーッッ!!!!」
30分後
みぎわ「みつけたわ♪晩餐の食材ッ」
永沢「なんだい?君たちは・・・」
山田「永沢の腸を振り回して糞便を撒き散らすじょ~wwwwwwwwwwww」
はまじ「へへへ、悪く思うなよ。お前は俺たちの晩餐になるんだ。」
永沢「・・・君たちは気でも触れたのかい?僕を食べるだって?」
山田「うるさいじょ~!!wwwwwwはやく肛門から腸を引きずり出すじょ~wwwwwwwwww」
みぎわ「花輪君が待ってるのよ、大人しく死になさい!!」
永沢「・・・・フン」
1時間後
たまえ「みんな遅いね・・・もうおなかすいちゃったよ。」
藤木「まさかあの三人がかりなら永沢なんてすぐに捕まると思うんだけどなぁ・・・」
まる子「少し様子を見に行こうか。これじゃぁ夕飯に間に合わないよ。あたしゃ永沢の髄液を啜りたいんだよ・・・」
永沢「誰が誰を食べるって?」ゴキッ
山田「痛いじょぉ!!!!内臓引っ張るのは止めるじょぉぉぉ!!!」ブリュリュ
まる子「な、永沢!!!なにやってんのさ?!」
たまちゃん「みんな・・・!!!」
彼女達の目前にはかつて同級生だった肉塊が転がっていた。はまじは両腕を引き千切られ、顔面が内側にめり込み脳味噌が散乱していた。みぎわに関しては肉と骨がグチャグチャに混ぜられような死体となっていた。
そして山田は手足を折られ、目を潰され生きたまま内臓を引きずり出されていた。
藤木「なんて酷いことを・・・!!」
キートン「お前らが言える立場ではない」
山田「ぐぁああぁがぁッ・・・痛でェじいょぉぉおお・・・」
永沢「そろそろ楽にしてあげるよ・・・」グチャッ
まる子「なんだいあれは・・・」
藤木「し、知らないよ!!」
永沢「藤木君、相変わらず君は卑怯だ。僕に一矢報いるためにみんなに協力してるんだろう。君は僕のことを怨んでいるからね。でも知らないなんて存外だな、君は自分の意志で僕を食べようとしたんだ。逆に殺されても自己責任だよね。」
藤木「ヒぃッ!!」
たまえ「まるちゃん逃げるよ!!」
まる子「そうだね!!」
藤木「うわぁああああ!!!!!!!!」
永沢「・・・実に卑怯だ。」シュン
永沢「・・・はッ!!」ガギッ
藤木「ぐぎゃぁあああぁああああああ!!!!」ポロッ
まる子「く、首が!!!」
永沢「藤木君は・・・卑怯者は死んだ。次は君たちの番だ。死ぬ前に女に生まれたことを後悔させて上げるよ」
たまえ「そんな、あんな距離を一瞬で・・・」
永沢「ふふふ、どちらから行こうかな??」
ズギャン!!!
まる子「?!」
たまえ「何、今の着弾音?!」
永沢「ぐわぁぁああ!!!、なんだ?!」
丸尾「ズバリ、助けに来たでしょう!!」
花輪「20mm弾でも抜けないか。これはますますどんな味がするんだろうね。」
ヒデ自慰「なかなか、どうして・・・」
永沢「君たちが本隊かい。まぁ何人来てもこの僕には勝てないだろう。僕は葉緑体のチラコイド膜が通常の数千倍の厚さを誇る。更に動くタマネギでありながらカルビン回路とジカルボン酸回路を使い分けて光合成が出来るんだ。僕こそまさに不死身の植物人間という訳さ。」
まる子「どういうことだよ!!」
丸尾「つまりは彼が見紛う無き悪魔、駆逐対象であるということでしょう!!ならばこの法儀済み銃剣で首をはねるとしましょう!!」
花輪「首切り委員長こと、丸尾君の本領発揮だね。ヒデ爺、オーダー(命令)だ。あのタマネギを屠れ。」
ヒデ爺「御意に、お坊ちゃま。」
丸尾「料理とは死ぬことと見つけたり!!!」
ヒデ爺「タマネギ、光合成はすましたか?暗反応は?土の中でガタガタ震える準備はOK?」
まる子「鋼製ワイヤーと銃剣か、あれなら永沢を調理できそうだ!!」
ヒデ爺「ふんッ!!」シュイン
永沢「綾取りの練習かい?」ブチッ
たまえ「な、鋼のワイヤーを引き千切った?!」
丸尾「ズゥゥゥゥゥバァァアアァアリィィィッ!!!!!」ジャキン
まる子「今度は丸尾が銃剣を両手で計8本持って突撃したよ!!」
永沢「はぁッ!!」バキバキバキ
丸尾「蹴りで銃剣を粉砕した、だと?!」
永沢「次はこちらの番だよ」ガブッ
丸尾「ぅううぅぅう"あぁあああああ"あ"あ"ぁぁあ!!!」グチャッグチャッ
花輪「ミスター丸尾まで!!ヒデ爺、[逃げる]だ!!」
ヒデ爺「ヒデヒデ?」
永沢「逃がさないよ・・・みな殺しだ!」ブシャッ
ヒデ爺「ヒデェェェェエエエェ!!!!!!」グシャァ
たまえ「いやぁあああああああああああああぁああああ!!!!!」ブチャッ
小杉「びュぎぃぇええェぇェえぇええエええ!!!!!」グチョッ
まる子「たまちゃん!(そういえば小杉いたっけ・・・)」
まる子「そんな、あれだけいたのに・・・」
花輪「カルマート、これはバトル系ですらない、理不尽に強い怪物から逃げ惑う系のホラーだ!!」
たまえ「ま、るちゃん・・・もう、私・・・だ、め・・・みたい・・・」
小杉「痛でぇぇぇよぉぉぉォ、か"ぁ"ち"ゃ"ぁ"ぁあ"あ"ん!!!」
まる子「み、皆・・・」ブワッ
たまえ「だから、もう助から・・・ない、命だから・・・私のこと、食べて・・・」
まる子「そんなこと出来るわけないじゃん!!!」
たまえ「まるちゃんだけでも、生き残って・・・お願、い。友達とし・・・て、最後の・・・」
まる子「たまちゃん?たまちゃぁぁぁああああぁあぁん!!!!」
花輪「・・・なんてビューティフルな友情だ」
まる子「・・・わかったよ、あたし食べる!食べてみんなの分まで強くなって、強く生きてやる!!!」ガブッ
まる子は周りのクラスメイトたちを喰らい始めた。
小杉「お"ぉ"お"い"!!俺は食っていいなんて言ってね"ぇ・・・」ブシャァ
まる子「ごちそうさま・・・」ジュキィィィィン
花輪「あれがレディ・ももこの捕食器官、赫子?!」
永沢「やっと赫子をだせるようになったか。だが今更覚醒しても遅いよ。」シュン
まる子「・・・フッ!!」ジャキッ
永沢「まさか、この僕の一撃を止めただと?!」
かつて仲間だった肉塊を喰らい、まる子はこれまでにないほど強力な力を行使できるようになった。なにより覚醒した彼女は永沢に対抗できる唯一の武器を発現できるようになったのだ。これにより永沢とはほぼ対等に渡り合うことが出来るのだ。しかし戦闘経験はあちらのほうが上、どちらにせよ苦戦を強いられるのは間違いない。
花輪「まずい、彼女にだけ戦わせては何れ負ける!!僕も何か手助けを・・・」
花輪「そうだ、先ずどうでもいい奴を呼び出して・・・」スマホ起動
友蔵「なんじゃ、急にラインで呼び出しおって。」
ブー太郎「うわ、すごい血の量だブー・・・」
野口「ククク、たまねぎとさくら、植物同士の戦いだね。」
花輪「咀嚼!!!!」ガブッ
友蔵「ぎぃぁやぁあああああ!!!」ブチャッ
ブー太郎「ブッヒィィィィイイイイ!!!」グチョッ
花輪「粗食!!!!咀嚼!!!!」ガブッ
野口「ヒィィイイイイイィィィッ!!!」グショッ
花輪「トレッビアァーンッ!!!!これで戦える!!!」赫子発現
まる子「あたしらは花輪の援護により遂に永沢を気絶させることに成功したんだ。でもそんな凛々しいあたしを見て花輪は『さくらさんが永沢を食べながらさくらさんを食べたい』とか抜かしはじめ、再度戦闘になってる最中白髪の男が乱入してきて三人ともクインケにされてしまった。結局絶対強者である永沢はあたしらに負け、そのあたしらも別の奴らに殺されたのさ。この世界は間違っている。この不幸の連鎖はどこかで断ち切らなければならないんだ。そう、誰かが無限に続く復讐劇に幕を下ろさなければならない。」
まる子「あたしはどこで喋ってるかって?あの世だよ。幸いクラスメイト全員で揃って旅たつことが出来た。これで現世の悲しみの連鎖、輪廻から解脱できたんだ。」
花輪「ドルチェ!!」ブスッ
山田「腸だじょ~wwwwwwwwwwwwww」グシャッ
永沢「ぐぎゃぁああああ!!!やめでぇぐれぇぇえええ!!!」
まる子「・・・・・・・」
the end
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