ふと、昔を思い出した

もしあのとき動かなければ…

他のものと同じように棄てられてたんだろう

彼女はそのことに何も考えていないようだから

作っては棄て

作っては棄て

彼女にとってそれは当たり前だったんだろう

そう…あのとき…

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

？「よし、新しいのできた！」

「…あ…がああああ」

？「はぁーい」

？「僕のことがわかるかな？」

「あ…が…があああああ」

？「やっぱりわからない…かー」

「あーがぁ？」

俺には何をいっているのか

彼女が何をしたいのか

これから俺がどうなるのか

まったくわからなかった

とりあえずわかること

俺がまともにしゃべれない

体が変…ただそれだけだった

？「よし、じゃあ…」

コワシチャオッカ

何を…いっているんだ？

壊す？

何を？

おいおい、どうしたんだよ

ハンマーなんか持ってきて

よし、状況を整理しよう、俺！

少女が俺に向けてハンマーを振り上げている

okok…なわけねぇおいおいおかしいだろ？

まさか…うおっ！

ズドンッ

？「あっちゃー…外しちゃった」

？「何度やってもなれないなあ…ってあれ？」

？「君、僕のことば理解できる？」

「あ…あが…あがあがあがあが！」

俺は必死にうなずいた

？「驚いたな�・」

？「意識がある…ってことは…」

？「成功…なのかな？」

あきたからおしまい

？「成功…」

おお、ハンマーを下ろしてくれた…

とりあえず命は助かったみたいだ

それよりも…

ここはどこだ？

俺はどうしちまったんだ？

頭に浮かぶのは疑問だけだった

？「初めてだ…」

少女はなにやら感慨に耽ってるし…

「あが…が…あ」

？「ん？ああ、ごめんごめん」


後は頼んだ