冬馬・響「「キ、キスシーン!?」」(8)

スレタイが許せぬ人はそっ閉じを







「仕事よ!」

勢い良く開け放たれた事務所のドアから、スーツのよく似合った妙齢の女性がそう言い放った。
事務所で思い思いに待機していた冬馬達は徐にその発信主、三条馬静へと頭を向ける。

「へえ。誰のですか?」
「残念ながら冬馬くんだけね。連ドラの、それも主役よ」
「うわーすごいね冬馬くん!大抜擢じゃん!」
「なんでも先のライブとトークショーで監督が見初めてくれたとかなんとか」
「マジかよ……!」

すなわち単純に考えれば実力を評価されたということだ。
冬馬は嬉しさに握った拳を震わせていた。

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