真「良いなり言われると、なかなか思いつかないですね……って、本当にいきなりどうしたんですか？」

P「あ！いやほら…なんとなく、な？興味本位ってやつだ」

真「そうですか？その割には、追求されてるような……」

P「あー！わかった、こうしよう！今度オフで街を散策しよう」

真「え！？なんでそうなるんですか！」

P（誕生日プレゼントを何にするか決める為だなんて、言えるわけないだろ）

P「まぁまぁ、いいじゃないか。それとも、何か予定あったか？」

真「い、いえ…特にありませんけどぉ」

P「なら決まりだ！な？」

真「？はぁ……わかりました」

P（よし、今度の休み…計画の実行だ）

訂正

真「いきなり言われると、なかなか思いつかないですね……って、本当にいきなりどうしたんですか？」

P「あ！いやほら…なんとなく、な？興味本位ってやつだ」

真「そうですか？その割には、追求されてるような……」

P「あー！わかった、こうしよう！今度オフで街を散策しよう」

真「え！？なんでそうなるんですか！」

P（誕生日プレゼントを何にするか決める為だなんて、言えるわけないだろ）

P「まぁまぁ、いいじゃないか。それとも、何か予定あったか？」

真「い、いえ…特にありませんけどぉ」

P「なら決まりだ！な？」

真「？はぁ……わかりました」

P（よし、今度の休み…計画の実行だ）

真「あ、でも……」

P「さーて、早速計画を練らないとな」ｽﾀｽﾀｽﾀ


ﾊﾞﾀﾝ


真「……」

真「ボクって、どういう服装で行けばいいんだろ」

真「……よく考えたらこれってデートみたいだなぁ」

真「で……デート……」



真「デート！？」

デート？前夜

ｶﾞｻｺﾞｿｶﾞｻｺﾞｿ

真「うーん…この服が良いかな？それとも……」

ｶﾞｻｺﾞｿ

真「あー！どの服にすればいいんだー！」

ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

真「美希や雪歩に見せたけど……女の子らしい服は似合わないって言われちゃったからなぁ」

真「むー……いいじゃないか、別に。ボクだって可愛い服来たいんだから」

真「折角ので…－となんだから……」



真「……春香にも聞いてみよっと」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

翌日　駅前

P「……遅いなぁ」

ﾄﾝﾄﾝ

真「あ、あの……」

P「ん？」

真「遅れてすみません、プロデューサー」

P「え……真！どうしたんだそれ！？」

真「プロデューサーまで、そんな事……似合ってませんか？」

P「違う、目元！くまができてるぞ」

真「はぁぁぁぁ……ごめんなさい、実は眠れなくって」

P「夜更かしだな？ほどほどにしとけよー」


真「誰のせいで……」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

真「眠れなかったんですよ、もう」

P「なんだ、そうなの……か……？」

P（不味いな…実は今日のことがばれてるんじゃないか？）

真「ふぁぁぁぁぁぁ……ふぅ」

P（誕生日が楽しみすぎて眠れなかった……としたら計画が台無しだ）

P「どうして眠れなかったんだ？」

真「へ！？いやそれは……えと……」

P「や、やっぱり今日が楽しみで眠れなかったのか！？」

真「ち、ちが！な、何言ってるんですかプロデューサー！」

P「違うのか……ふぅ」

P（ひとまず良かった）

真（え？プロデューサー…なんでため息を？）

P「ま、まぁ立ち話もなんだし、早速街を歩きまわるか」

真（プロデューサーは、ボクが楽しみで眠れなかった。と言うことを否定したからため息をついたのかな？）

真（だとしたらこれはつまりプロデューサーの方がボクとのデート……を！楽しみにしてたって言うこと……）

真「じゃ……じゃぁプロデューサーはつまり……？」

P「おーい、いくぞー」


真「なーんて、そんなわけないか」

真「ところで、今日のことあまり考えてなかったんですけど……」

真（今日のことで頭いっぱいだった、なんて言えないよなぁ）

真「この後、どういう風に回るんですか？」

P「え……？」

真「？」

P（しまった…今日のことで頭がいっぱいで、何も考えてなかった）

P「ほ、ほらそこの！アクセサリーショップ！」

真「え？でもここって…」

P「良いから良いから！行くぞ！」

P（真は可愛いもの好きだからな、小物みてれば候補は出てくるだろう…）


「いらっしゃいませ」

P「ほら真、こんなのどうだ？このネックレスとか……って」

\120,000

P「あれ……小物ってこんな高いんだな、それにお洒落なガラスケースに入ってて……」

店員「お探しでしょうか？」

P「あ、えと……大丈夫です」

店員「ごゆっくりお選びください」ﾆｺﾆｺ

P（宝石店じゃないか！）

真「プロデューサー……なんでこんなところに……」

真（まさかプロデューサーは、ボクにプレゼントを買いに来たのか！？）

真（宝石店でプレゼントなんて……もし、最初の考えが当たってたのなら尚更…）

P「次の店に行こう！な？な！？」

真「うぇぇ！？そ、そうですね！」


真「そんなわけない…のかな？」

「いらっしゃいませー」

P（やっぱり服屋が無難か。でも、買ったとか言ってたからなぁ）

真「あ、前もここで買いましたよボク！」

P（運悪いな俺！）

真「あれ？でもみたことないのもありますね！」

P「お、良かったな」

真「これもいいなぁ……あ、これも！」

P（全部欲しがっても、買えないぞ！）

真「ちょっと何枚か試着してきますねー」ﾀｯﾀｯﾀ



P「１着にしてくれると嬉しいなぁ……無理か」

「ありがとうございましたー」

真「ふんふふーん♪」

P（自分で会計を済ませてしまった…全部）

P「ま、真？他に買い物はいいか？」

真「あ、そうだった！」

真（つい衝動買いしちゃったけど、まだ始まったばかりなのに…荷物になっちゃったなぁ）

P（…まだ、駄目そうだな）ﾋﾟｯﾋﾟｯ

真「すみませんプロデューサー。ボク、つい夢中になっちゃって」

P「気にしなくていいぞ、良い買い物をしたじゃないか」


P（候補が減ったけど、真が嬉しそうだし…いっか）

P（どうするか……結局欲しいもの買ってないぞ）

P「真、この後どこで行こうか？」

真「……」ｼﾞｰ

真（このアクション映画、もう公開してるんだ。みたいなぁ）

P「真？」

真（でも、デート中に観るなら……こっちの恋愛映画かな？）

P「おーい、真？」

真「…え？あぁ、ごめんなさい」

P（こんなにぼーっとして……やっぱり眠いんだな）

P（そうだ！気を使わせないように、映画館で寝てもらおう）


P「真、映画を見ようと思うんだけど……いいか？」

真「え、映画ですか？いいですね」

真（ポスター観てたから、気を使わせちゃったかな）

P（真のことだから、アクション映画観たいんだろうけど…眠れそうにないしな）

P「俺の観たい映画でもいいか？」

真「はい、大丈夫です」


P（今の時間は……この恋愛のでいいか）

真「恋愛映画……」

P「嫌だったか？」

真「そ、そそんなこと！」

真（プロデューサー、恋愛映画観たかったんだ……あんまり興味なさそうなのに）

P（悪いな真……でも、ここなら思う存分寝て大丈夫だぞ）

真（やっぱり今日のこと、考えてくれてるってことだよね？）

P（しかし……俺の方が寝ちゃいそうだ）

真（そんなこと……あるんだよ、ね？）

P「駄目だ……眠くて……」

ﾎﾟﾌｯ

真（わああああ！？プロデューサーが、ボクのか、肩に！？）

P「……」

真（寝ちゃったんですか？でも観たい映画で寝るわけないよなぁ……ま、まさか）

真（デート、宝石店、観たい恋愛映画、寄り添う身体……そういうこと…！？）

真（隣を見たい……けど、動けない……）


真「でも……こういうのはボクがしたかったなぁ…なんて」

P「…ん？」

P（しまった、俺の方が寝てた！）

真「……」

P（真は眠れたよな？）


P「映画、面白かったな」

P（誘っておいて寝てたなんて言えない。もし真が起きていたら答えられないぞ）

真「ごめんなさい、ちょっと寝てて…あはは」

P「そ、そっかー……残念だったなぁ」

P（読み通りだ！）

真（緊張して、映画どころじゃなかった……なんて言えないよ）

ﾋﾟｯﾋﾟｯ

P「……」

真（プロデューサーが、携帯をいじり出した…やっぱり、しっかり観たほうが良かった……）

P「よし！孵るか」


真「え！？」

訂正


P「…ん？」

P（しまった、俺の方が寝てた！）

真「……」

P（真は眠れたよな？）


P「映画、面白かったな」

P（誘っておいて寝てたなんて言えない。もし真が起きていたら答えられないぞ）

真「ごめんなさい、ちょっと寝てて…あはは」

P「そ、そっかー……残念だったなぁ」

P（読み通りだ！）

真（緊張して、映画どころじゃなかった……なんて言えないよ）

ﾋﾟｯﾋﾟｯ

P「……」

真（プロデューサーが、携帯をいじり出した…やっぱり、しっかり観たほうが良かった……）

P「よし！帰るか」


真「え！？」

真（ど、どうしよう……完全に怒らせちゃった）

P「真、行くぞ」

真「ごめんなさい、プロデューサー！」ﾊﾞｯ

P「は？いきなりどうしたんだ？」

真「ボク、プロデューサーの気持ちを無下に……」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

ｷﾞｭｯ

真「ぅわ！？」

P「突っ立ってないで、行くぞ」

真「い、行くって…帰るんですよね？」

P「さっきのは冗談で、俺とある場所に来てもらうぞ」



真「あ、ある場所…？」

真「なんだ…７６５プロじゃないですか。でも今日って、開いてるんですか？」

P「今日は、真の為に特別にあけてもらったんだ」

真「ボクの為…特別？」

P「少しだけ待っててもらえるか？こっちにも準備があるから」ｶﾞﾁｬ

真「いいですけど……準備？」

P「すぐに呼ぶから、待っててくれ」

ﾊﾞﾀﾝ

真「誰もいない事務所……ボクの為に特別にあけた……」

真（も、もうほかに考えられないよね？）

真「よ、よし！……ボクも、覚悟を決めなきゃ」


「真、入ってきてくれるかー？」

真「今行きます、プロデューサー！」

真（ボクはこの後、プロデューサーに……）

ｶﾞﾁｬ

真「プロデューサー、ボクの話をきいｔ ﾊﾟｰｰｰｰｰｰﾝ!

全員「お誕生日、おめでとーーーー！！！」

真「……はぇ？」


春香「おめでとう、真！」

美希「あはっ♪真君、びっくりした？」

真「たん……じょう、び？」

亜美＆真美「いっえ→い！まこちん、サプライズだよ→ん！」

真「さぷらい……ず」

伊織「感動のあまり開いた口も塞がらない感じね、にひひっ」

やよい「このお料理、みんなで用意したんですよ！」

真「……え」

P「いやぁ、うすうす感づかれてたと思ったけど……ばれてないみたいで良かったよ」



真「えーーーーーーーーーー！？」

真「ｶﾞﾂｶﾞﾂｶﾞﾂｶﾞﾂ」

響「真、そんなに急がなくても料理は逃げないよ」

貴音「いいえ響、真が食べる事によって、わたくしの食べる料理は逃げていきます」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

響「って貴音は主役じゃないでしょ！」

真「ﾓｸﾞﾓｸﾞ…んっ、なんかすごくお腹すいたからね」

千早「（真、少し起こってないかしら）」

律子「（そりゃ…夢壊されたんでしょうね）」ﾁﾗ

P「なんで不機嫌そうなんだ？」

春香「さ、さぁ？」

あずさ「お料理、美味しくなかったかしら？」

雪歩「真ちゃん……」

真「うわぁ！こんなにたくさん……」

小鳥「真ちゃんが気に入ってくれると良いんだけど」

真「そんなのいいんです。みんなの気持ちがすごくうれしいです！」

春香「（それで…プロデューサーさんは、結局何を買ってきたんですか？）」

P「（……忘れた）」

雪歩「（えええ！）」



P「ま、真…すまん」

真「？」

P「プレゼント…本当は今日買って渡そうと思ってたんだが……忘れてしまって」

真「気にしてないですよ、別に」

P（すごい気にしてるじゃないか）

真「ただ、ひとつお願いがあります」

P「俺に出来る事なら、何でも言ってくれ！」



真「今度の休み、デートしてください」

全員「デート！？」

P「で、デートって…」


真「ボクの気持ちを弄んだ責任、とってくださいね」

全員「責任！？」