窓「コンコン」

男「ん？」

男「なんだ？誰だ俺の部屋の窓を叩くやつは」ｶﾞﾗｯ


幼馴染「男！久しぶり！！」ﾊﾞｯ

男「うおっ」

幼馴染「会いたかったよ！ずっと外で窓叩いてたのに反応してくれないんだから！！」ｷﾞｭｰ

男「やめろ、抱きつくな暑い」

幼馴染「おっと失礼」ﾊﾟｯ

男「それで、なんで来たんだ？」

幼馴染「実はね？今日とある映画の先行上映があるの」

男「なるほど」

幼馴染「そしてここにはチケットが二つあるの」

男「ほーん、で？」

幼馴染「一緒に見に行こう！」

男「悪いがこっちは映画なんて見れるほど、暇じゃないんだ」

男「というわけで他を当たってくれ」


幼馴染「……は？」ﾎﾟﾄ

男「え？」

幼馴染「なにそれ……私とは嫌なの？私とは行きたくないの？」

男「はあ？別にそうは言ってないだろ？」

幼馴染「じゃ……じゃあどういうことよ！？」

男「レポートが終わってないんだ、お前の要望より成績が第一だ」

幼馴染「なっ……それって私よりレポートのほうが大事ってこと！？」ｶﾞﾀｯ

男「だからそうは言ってねえって……」

幼馴染「もういい！！そんな言い訳聞きたくない！！男なんて死んじゃえ！！」ﾁｬｷ

男「ちょ！？なんで包丁持ってんだよ！？」

幼馴染「うるさい黙れ！！」ﾀﾞｯ

男「うわっ！！」


母『男？部屋の中で暴れちゃダメよー？』ｺﾝｺﾝ

男「！」

幼馴染「！」

母『入るわよー？』

男 (まずい！宿題さぼって幼馴染と遊んでたなんてばれたら殺される！)

男「ちょっと布団に隠れてろ幼馴染……！」

幼馴染「えっ？う…うん！」ｶﾞﾊﾞｯ

母「男？なんかさっき女の人の声が聞こえたけど……」ｶﾞﾁｬ

男「ん？何のこと？」

母「あら…私の勘違いかしら」

母「まあいいわ、勉強やらなきゃダメよ？」

男「わかったよ、大丈夫」

母「じゃあ…頑張りなさいね！」ﾊﾞﾀﾝ

男「……」

男「……」

男「……ほっ」

男「……おい、幼馴染」

布団「……」

男「聞こえてるんだろ？出てこい幼馴染」

布団「……」

男「……俺が悪かったよ、映画でもなんでも行ってやるから出てこい」

布団「……」

男「幼馴染？」

男「幼馴染？覗いちゃうぞ？」

布団「……」

男「……はぁ、お前いい加減に……んむ！？」ﾋﾟﾗ


幼馴染「はむ…ん……ぁ///」ﾚﾛﾚﾛ

男「」

幼馴染「ん…ちゅぱっ……男、好きだよ///」

幼馴染「さっきはごめんね…？やっぱり男はいざとなったら私を守ってくれるいい人なんだね///」ｷﾞｭ

男「えっ」