ジョナサン「ふんふー」

ジョナサン「ん？あれは何だろう？」


馬車「ガチャ」

ディオ「とぉ！」ピョン

ディオ「はっ…！？」グキッ

ディオ「ぐあぁぁぁ痛ぇぇ！！？」ジタバタ

ジョナサン「…」

ジョナサン「大丈夫かい？」

ディオ「クソガァ！！」バンバン

ジョナサン「！？」

ディオ「この地面が動いたあぁぁ…！！」バンバン

ディオ「くそっ…この汚ならしいアホがぁ…！」バン

ジョナサン「…」

ジョナサン「地面は動かないよ？」

ディオ「！　何奴！？」

ジョナサン「あ、僕はジョナサンジョースターだよ、みんなからはジョジョって呼ばれてるんだ」

ディオ (ジョナサンジョースターだと！？そうか…こいつがこの家の一人っ子かッ！)

ディオ「お、俺はディオブランドーだ…よりしく」フラフラ

ジョナサン (よりしく…？)

ダニー「わぉーん」

ジョナサン「あ、あれはダニーだよ」

ジョナサン「こっちにおいでダニー」

ディオ (！　あれは俺様の大ッ嫌いな犬じゃないか！)

ディオ (見るだけで虫酸が走る…怖いわけじゃないぞ！？)

ディオ (そうだな…冥土の土産に一発くれてやるか)

ジョナサン「噛まないから大丈夫だよ」

ディオ「へぇ…可愛いね」

ダニー「わぉーん」タッタッタ

ディオ (ここだ！おもいっきり蹴ってやる！)

ディオ「あっ」ツル

ビターン

ディオ「いっでぇぇぇぇ！！？！？」

ジョナサン「…」

ダニー「わぉーん」ペロペロ

ディオ「やめろ舐めるなぁ！！」ポロポロ


？？「一体何の騒ぎかな？」

ジョージ「どうしたんだい？」

ジョナサン「いきなりディオ君が足を滑らせて転んじゃったんだ」

ディオ「ぐぉぉ」ポロポロ

ジョージ「それは大変だね、部屋まで連れていこう」

ディオ「痛いよぉぉ」ポロポロ

ダニー「わぉーん」

部屋

ジョナサン「大丈夫？」

ディオ「！　気安く触るな！」

ジョナサン「そんなぁ、僕はただ仲良くしようと」

ディオ「いいか！？俺様はナンバー1が好きだ！ナンバー1以外には興味がない！」

ディオ「お前のようなクソ野郎には近づきたくもないんだ！わかったか！？俺様はもういく！！」スタスタ

ジョナサン「あ、前見て」

ディオ「ん？」

ゴッチーン

ディオ「ぐわぁぁぁぁ！？」ジタバタ

ジョナサン「だから言ったのに」

ディオ「くそ…！タンスが俺にぶつかってきた！！」

ジョナサン「タンスは動かないよ？」

ディオ「畜生…！」

ディオ「…トイレ行ってくる」

ジョナサン「部屋を出て右のつきあたりにあるよ」

トイレ

ディオ「おのれジョナサン…これじゃ俺様がアホみたいじゃないか！」

ディオ「こうなったら徹底的にジョナサンを虐めてやろう！！」

ディオ「そうだ！まずは町の奴等にジョナサンの悪い噂を吹き込んでやればいいんだ！！そうすればジョナサンの心は折れるはず！」

ディオ「よし…まずはジョースター卿に噂を吹き込んでやろう」

キッチン

ディオ「ジョースター卿！！」

ジョージ「ディオか、怪我は大丈夫か？」

ディオ「そんなことより大変なんです！外でジョナサンがダニーちゃんを虐めているんです！！」

ジョージ「？　ジョナサンならここに居るしダニーは外で遊んでいるぞ？」

ジョナサン「あ、どうしたんだいディオ？」

わぉーん

ディオ「チクショーッ！！」ダッ

ジョナサン「行っちゃった」

ジョージ「まあまだ慣れない環境だし頭がおかしくなることもあるさ」

ジョナサン「そうだね」

わぉーん

部屋

ディオ「何故だ！？何故こんなにも俺様の計画は糸も容易く砕けるのだッ！！」

ディオ「くそぅ…明日こそは」

ディオ「明日こそは…」

ディオ「」スピー

…オ

…ィオ

ディオ「ん？」

ジョナサン「あ、ディオが起きた」

ディオ「お、俺様は一体」

ジョナサン「部屋で倒れてたんだよ」

ジョナサン「大丈夫？手をかすよ」

ディオ「！　やめろ！俺はディオ様だぞ！？気安く触れるな！！」

ベキ