キルラキルとガンソードのクロスです
休日とか仕事の合間とか暇なときにゆっくりぼちぼちと更新していきます
クロスのために一部設定を改変・創作したので無理な方はご遠慮ください
ガンソをベースに進めますのでどちらかというとヴァンの方が出番多いかも
それではゆっくりお待ちください
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1404702856
「流子、荷物はそれだけなのか?」
「太刀鋏ぐらいは持って行け」
「なにがあるか分からんからな」
「過保護などではない、このくらいは当然だ!」
「・・・・・満艦飾には伝えたのか?」
「ふふ、そうか。蒲郡も説得には苦労しただろうな」
「では、行って来い。そして、自分の目で世界を見て来い、流子」
流子「ああ、行ってくるよ、姉さん」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
キルラキル本編から五年・・・・・・。
社会人となる前に、流子は一つの計画をたてた。
それは、若人ならば多くが行う、ありふれた計画。
だが彼女のそれは、ありふれたようには進まなかった・・・・・・・・。
流子「くそ、腹減ったな」
<ボキッ
流子「・・・・どうせなら、アタシに食われてから死ねっての」
<ゴーンゴーン
流子「お、あの町・・・・!まだ人がいるかもしれない!」
――――――――某大陸・エヴァーグリーン
流子「なんだなんだァ?随分しみったれた街じゃねぇか」
流子「つーかこの大陸、こんなところばっかりだな」
流子「そりゃそうか。唯一、まともな政府ができてない土地だしな」
<ガシャーン!
流子「ガラスの割れる音?!何かあったのか!?」
??「ハァ・・・・」
<ボキ
??「お前もなぁ・・・・。どうせなら、俺に喰われてから死ねよ」
<ゴーンゴーン
??「ぉん?」
――――――――――――教会?
??「すみません、なにか・・・・」
ズキュン
ドサ
「ああん?お前も仲間か?!」
??「いいえ違いますただの観光客です」
「タキシードでか?」ワハハハハ
??「それじゃあ失礼・・・」
「待ちな!身ぐるみ全部おいてきなよ」
??「・・・・・・・」
流子「はあ・・・・・・はあ・・・・」
流子「この教会か!」
流子の目に飛びこんできたのは、二人の人間と、多くの屍。
一人は、タキシードを着て、剣を持った長身の男。
一人は、拳銃を構えた、幼い少女。
流子「・・・・なんだ、これは」
??「ん?この子の知り合いですか?」
流子「お前が、殺したのかあああ!!!???」
流子は男に向かって殴りかかった
??「ちょっと、落ち着いてくださいよ」
だが、男はそれをひらりと躱す。
流子「な・・・・・!普通の人間が、私の動きについてくるなんて・・・・!」
??「だから、落ち着いて・・・・」
フラッ
バタッ
流子(倒れた・・・。さっきのは偶然・・・・か?まあいいや、)
流子「とっとと縛り上げて・・・・」
???「やめて!!殺さないで!!」
流子「お、お嬢ちゃん?」
――――――――――――――――――――――――――
??「うわっ!」
???「あ、起きた?」
??「ここは・・・」
???「いま、何か御馳走するから」
??「・・・・・お前は?」
???「もう、さっきも言ったじゃない。ウェンディよ。よろしくね、ヴァン」
ヴァン「ああ・・・・。」
流子「私は流子だ。さっきは悪かった。てっきり、アンタが悪モンだと思ったよ」
ヴァン「はぁ・・・。そうですか」
ウギャー「流子さんも、あなたと同じ旅行者なんだって」
ヴァン「へぇ・・・。そうですか」
ウギャー「さ、ついたわ!」
―――――――――――応接室
町長「奴らがやってきたのはちょうど三週間ほど前で・・・」
ヴァン「」ガリガリガリ パッパッパ
流子「お、うまそうだな!いっただっきまーす♪・・・・・・それで?」
町長「あのワイルドバンチが来たとき、このモールに逃げた奴以外はみんな死んでしまった・・・・」
ウギャー「あの、ドレッシング・・・」
ヴァン「!」
ウギャー「ひっ」
ヴァン「」どぼどぼ
流子「酷い奴らだ・・・。くそっ、あと三週間早く来てれば・・・・!」
町長「残ったみんなも必死で抵抗していたが、一人消え、二人消え・・・・・。自警団のリーダーは教会の棺桶、ミハエルだって・・・・」
秘書「町長」
町長「ああ、ミハエルというのはウェンディの兄で、三日前にさらわれてしまいました」
ヴァン「」どぼどぼ
流子「こんなことになってるところがあったなんて・・・・。」
ヴァン「うまあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああいいい!!!!!!!!!!」
一同「!!!!?????」
ヴァン「・・・・・・」
町長「そ、それで・・・・・」
<ブンババブンババブンブンブン
「アンラッキーの泥沼に使ったアンラッキーども!ラッキー様のお言葉をきけぇ!」
流子「あれが、ワイルドバンチ・・・・」
町長「毎日、ああやってきては脅してくるのです・・・・」
ラッキー「今日も俺はラッキーだああ!!!!」
~~~割愛~~~
ラッキー「これがヨロイの力だ!」
流子「ヨロイ・・・・?」
町長「なんてことだ・・・!おしまいだ・・・・」
「以上、今日のラッキー様!」
<ブンババブンババブンブンブン
町長「お、お願いだ!助けてくれ!金でも女でもなんでもやるから!」
ヴァン「・・・・・」グイッ
町長「ひぃ・・・・」
ヴァン「てめぇでやりな。その方が安上がりだ」
流子「おい、ええと、ヴァン!だっけか?」
ヴァン「ぉん?」
流子「いいじゃねえか、助けてやろうぜ!」
ヴァン「お前が勝手にやればいいだろう」
流子「おい、待てよ!」
流子「くそ・・・・。薄情でいけすかねー野郎だ」
――――――――――――――――――――
流子「とは言いつつ・・・・・。」
ヴァン「・・・・・」
流子「アイツ、ワイルドバンチ奴等ンとこに行ってやがるじゃねぇか」
ヒョコ
流子「うわ、ウェンディ!なんで来てんだよ!」
ウギャー「静かにしていないと見つかっちゃいます」
流子「おっと・・・」
―――――――――――――――――――――――
ラッキー「どんな奴だったんだ?」
「タキシードと帽子の・・・・」
ヴァン「ミルクをくれ、大盛りだ」
ラッキーズ「なっ!!!!」
バキュン
バリン
ヴァン「・・・・・・・」
ラッキー「おい、こっちに来いよ。俺とどっちがラッキーか、確かめようぜ」
――――――――――――――――――――――――――――――――
ヴァン「なぁ、どうしてそこまでラッキーにこだわる?」
ラッキー「これだけは神の領域・・・・・・。鍛えようも、腕の磨きようも、ない。だから試したくなる。自分は神にどう思われてるのか知りたくなる。」
ヴァン「へぇ。・・・・・・この勝負、俺がもし勝ったらどうなる?」
ラッキー「手出しはさせねぇ。俺もお前を後ろから撃たない。なぜなら、後ろから撃つような奴にラッキーはやってこないからだああ!!」
ヴァン「そうか。安心したよ。ジョーカーを引いたら負けだったよな。めくれ」
ラッキー「・・・・・!」
ペラッ
ラッキー「へ、ビビらせんなよ」
ヴァン「・・・・・」
ペラ
ヴァン「悪いな、勝ちだ」
ラッキー「!!!!!」
ヴァン「お前の、勝ちだ」
<出ていけ!
ヴァン「うおっ・・・・」
―――――――――――――――――――
「へ、アイツ大したことなかったな」
「ラッキー様に勝てるわけはねぇんだ!!」
ラッキー「ふん・・・・・・・。」
ヴァンが、最後にめくったトランプ
ラッキー「ぁぁぁ・・・・・・!!」
二枚、重なってしまっていたトランプ
ラッキー「俺のラッキー・・・・・!!!」
その下の方のカードは、ジョーカーだった
――――――――――――――――――――
ヴァン「・・・・・・・」テクテク
ウギャー「ヴァン!!」
ヴァン「ぉん?」
ウギャー「本当に、助けてくれないの・・・・?」
ヴァン「ああ。助ける理由がない」
ウギャー「私、なんだってする!」
ヴァン「ああ?お前みたいなガキに、何ができるっていうんだ。」
ウギャー「出来るもん・・・・・。」
ヴァン「はぁ?」
ウギャー「私、あなたのお嫁さんになってあげる!!!」
ヴァン「・・・・・・・・・・」
ヴァン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ヴァン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ヴァン「ヴぇぇぇえぇええええええええええエエエエええええええええええええええええええええええええええエエええええええええええええエエええええええええええええエエエエエエええええエエええええええエエ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヴァン「お、お前、お嫁さんがなんなのか分かってるのか?!!!」
ウギャー「わ、分かってるもん!!・・・・・・・・・・・・・・・半分くらい」
ヴァン「半分じゃ駄目だ!!!!」
ウギャー「そ、それはこれから勉強するもん!!!!」
ヴァン「誰に教えてもらうんだよ!!!」
ウギャー「そ、それは・・・・・・」チラ
ヴァン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・んあああっもう!!!!!」
ヴァン「俺は童貞だ!!!!」
ウギャー「わ、わたしだって、その・・・・・・」
ヴァン「いうなはしたない!!!!!」
ヴァン「ふぅ・・・・・・・」
ヴァン「いいか?お嫁さんってのは」
ヴァン「幸せで」
ヴァン「幸せで」
ヴァン「幸せの絶頂の時になる物なんだ」
ヴァン「だから、そう軽々しく口にするもんじゃない。じゃあな」
ウギャー「ま、待ってよ!!」
流子「おい、もうやめとけ」
ウギャー「りゅ、流子さん・・・・・」
流子「私はアイツが気に入らない。だけど、アイツの言ってることも分かる。私らみたいな旅人が、こんな危ないことに手を突っ込む理由なんてないんだよ」
ウギャー「でも・・・・・・」
流子「私が、ちゃんと町を守ってやるよ。安心しなよ」
ウギャー「・・・・・・・・・」
<おい、もうやめとけ
ヴァン「・・・・・・・・」
ヴァン「・・・・・・・・・・・・・」
bang!!
ヴァン「!!!!!!」
ラッキー「俺のラッキィ、返してもらうぜ」
ヴァン「・・・・・・・・」ドサ
ウギャー「あれ?今何か・・・・・?」
流子「気のせいだろ?それより、もう遅いからさっさと戻るぞ」
ウギャー「は、はい・・・・」
ヴァン「うぐ・・・・・・」
カラン
――――――――――――翌日
町長「もう、大半の人は逃げてしまったが・・・・・・。残ったもので、力を合わせて頑張ろう!」
ウギャー「・・・・・・」
流子「よいしょっと」カチャ
ウギャー「それは何?」
流子「ああ、これはな、私の大切な物さ」
ウギャー「剣・・・・なの?」
流子「まぁ、剣みたいに使ってるけどな。本当は、これは鋏なんだ」
ウギャー「は、鋏・・・?随分大きいのね」
流子「特別な・・・・・特別な鋏だからな」
ウギャー「へえ・・・・・。」
流子「こいつがあれば、私は負けない。約束通り、守ってやるから」
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません