モバP「へー、新作ガンダムか」 (44)
モバP「俺が子供のときからずっとやっててまだ放送してるなんて…考えてみればすごいことだよな」
モバP「うちのアイドルたちもそんなながく愛される存在になってほしいもんだなぁ…」
モバP「よし、今日は久々にガンプラでもAmazonで買ってみるか!」カタカタカタ
凛「おはようございます」ガチャッ
モバP「お、おはよう凛」
凛「おはようプロデューサー、なにしてるの? 」
モバP「ガンプラ探しててな…あ、ガンプラってわかるか?」
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凛「ガンプラ?ああ、ガンダムのプラモデルだよね?」
モバP「そうそう、今度新しいガンダムがやるからな、久々につくりたいんだよ」
凛「ふーん、プロデューサーもそういうの好きなんだね」
モバP「そりゃな、男だったらひとつくらいは見たことあるよ」
凛「そうなんだ、私も子供のときやってたのはちょっと見てたような……」
モバP「えっと…凛の年齢だと…SEEDか?」
凛「あー、うん確かそれ」
モバP「SEEDなぁ…賛否両論あるけど俺はそこまで嫌いではないな」
凛「好きでもないってこと?」
モバP「俺が好きなのは宇宙世紀だからな……」
凛「宇宙世紀?」
モバP「SEEDとかは宇宙世紀から外れてるしそこまでのめり込めなかったんだよなー」
凛「ねぇプロデューサー、宇宙世紀ってなに?」
モバP「ん?あぁ、簡単に言えば最初のガンダムの時代だよ」
モバP「そっからΖとかΖΖとかF91とかに……」
凛「……?」
モバP「あー…えっと…それでVとかから宇宙世紀から外れて…」
凛「……??」
凛「ガンダムって…いっぱいいるの?」
モバP「まぁ……映像化されてないのも含めれば50近くはあるんじゃないか?」
凛「へぇ……ガンダムって全部アムロが乗ってるんじゃないの?」
モバP「あぁ…知らないひとからすればそんな認識なのか…」
凛「あ!でもあれは知ってるよ、あの緑色のやつ」
モバP「ザクか?」
凛「たぶんそれ」
モバP「……グフとかは?」
凛「なにそれ」
モバP「………」(なんか泣きそうになってきた)
凛「プロデューサーはどのガンダムが好きなの?」
モバP「んー?そうだな…宇宙世紀なら08小隊だしユニコーンも面白かったしな…」
モバP「それ以外ならGも突き抜けてて好きだしOOもなんだかんだいって良かったからな」
比奈「お、ガンダムの話ッスか?」
モバP「お、比奈か」
比奈「おはようっス」
凛「おはよう比奈さん」
比奈「おはようっス凛ちゃん」
比奈「なんでまたガンダムの話なんてしてるんスか?ユリユリも呼びます?」
モバP「いやあいつは呼んだらかけ算の話になるから…」
凛「???」
比奈「この前のユニコーン一挙放送良かったスね、7話も買っちゃったっス」
モバP「俺も見たぞ!パーフェクトジオングのプラモ翌欲しくなってな…」
比奈「あれはデカイから置き場が…」
モバP「比奈はどれが好きなんだ?」
比奈「アタシはなんだかんだいってSEEDが好きっスよ、でも宇宙世紀も好きっス」
ヤンヤヤンヤガヤガヤ……
凛「………」
凛(プロデューサー…楽しそうに話してる…)
凛「ねぇプロデューサー、比奈さん」
モバP「ん?」
比奈「どうしたんスか?」
凛「二人だけで盛り上がってないでさ、私にも教えてよ」
モバP「お!なんだ凛もガンダムに興味あるのか?」
凛「ま、まぁね」
比奈(…乙女っスねぇ、凛ちゃん)ニヤニヤ
比奈「凛ちゃんは世代的にはSEEDとか見てたっスか?」
凛「たぶん、でもほとんど覚えてないんだよね」
モバP「じゃあSEEDからちょっと教えていくか?」
比奈「それがいいっスね」
モバP「機動戦士ガンダムSEED……これは21世紀になってからのはじめてのガンダムシリーズでな、第2のファーストガンダムって言われたりしてるんだ」
モバP「話の流れはざっくり言うとナチュラルとコーディネーターと呼ばれる二つの人種による戦争に巻き込まれた二人の少年達の話だ」
比奈「ナチュラルは普通の人でコーディネーターは人為的につくられた優れた人間なんスよ」
モバP「それで主人公のキラ・ヤマト、彼はコーディネーターでありながらナチュラル側についていた…というよりは流れでそうなったんだよなぁ」
比奈「それでコーディネーター側の軍にはキラのかつての親友であったアスラン・ザラがいて…二人は親友同士でありながら殺しあう運命になってしまったんスよ」
凛「ふんふん…アスランはもともと軍人なの?」
比奈「まぁそうっスね」
凛「キラは?」
モバP「民間人だな」
凛「…なんで民間人がガンダムに乗ってるの?」
モバP「まぁ流れで……ファーストだってそんな感じだしな…」
比奈「ていうかだいたいのガンダム作品はそうっスよね…」
モバP「SEEDの魅力といえばやっぱりあれだな、敵も味方もほとんどガンダムだらけでガンダム対ガンダムの闘いが見れることだな」
モバP「それにずっと闘いをすることをしぶっていたアスランが仲間の死をきっかけに吹っ切れてしまってキラを殺そうとするシーン……あそこはSEEDのなかでも屈指の名シーンだな」
比奈「それによってキラとアスランは新しい力を手に入れて本当に戦うべき相手を見つけるんスよね」
モバP「ラウか、アイツはいい悪役だったな 」
凛「つまり二人は殺しあわなくてよくなったの?」
モバP「まぁそんな感じだな、それにキラは人を殺さないっていうことを自分で決めたからな」
モバP「この『殺さない』っていうことこそSEEDが賛否両論別れる原因でもあるんだが……俺はキラの『殺さない』っていう誓いは好きだな」
モバP「そりゃ戦争なんだから殺さないといけないんだろうし、殺したくないなんて綺麗事でしかないだろう……それでもその綺麗事を貫いたキラは素直にカッコいいと思うぞ」
比奈「撃ちたくない、撃たせないでよっていう名台詞もあるッスけどゲームのせいでネタ化してまスしね…」
モバP「まぁな…」
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