~ 朝 男家2階 男自室 ~
妹「……兄貴」
妹「……兄貴ィ、起きろよ」
男「………」スヤーリ
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1402835492
妹「……起きろっつってんだろッ!!」バサァ
モッコリ
妹「うわッ」
妹(何だよコレ)
妹(でかッ、って言うかパジャマ破けそうじゃん)
妹(使う相手もいないくせに、生意気だわぁ……)
妹(……)
妹(……)
妹「兄貴」
妹「兄貴ーィ……」
妹「……」
妹「」ペラッ
ガターン
幼馴染「男君っ! 今日もさわやかな朝だね!! 一緒に学校ぅぇああああああああああ」
妹「いぎゃああああああああああああああああ」
男「………んぁ?」コスコス
男「……」
男「……んんんんんんなんじゃこりゃあああああああああ!?」
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
男「つまり、こういうことか」
男「妹が俺を起こしに来てくれた時には既に」
男「俺のマイサンは天然木を材料として作られた滑りの良い太型カーテンレール界のいぶし銀」
男「T○SOウッディ28Bキャップに変わってしまっていたと」
(参考画像:ttp://www.curtain-rail.jp/toso/woody28/woody28_darkmahogany-b.jpg)
幼馴染「マイサンって表現が本当に気持ち悪くて引くけど、そういうことみたい」
男(傷ついた)
妹「……何で兄貴はそんなに冷静なの?」
男「いやあ、これが賃貸アパートにお情け程度でくっついてる、折らなきゃ捨てれない粗大ゴミみたいな機能レールなら」
男「俺だってこんな風にはしていられないさ」
男「だけど、渋めのダークウッド調が格調高い」
男「デザイン性を追求しつつもカーテンレールの本懐である”扱いやすさ、滑りやすさ”を最高級の水準で実現している」
男「T○SOウッディ28Bキャップに変わっていたって言うんだから、どうも危機感が湧かなくってさ」ハハ
幼馴染「……男君って、いっつもそうだよね」
幼馴染「どんなトラブルや困難も、なんでもないように、いつの間にか乗り越えちゃって」
幼馴染「どんどん私だけ、置いていかれるような気がしちゃって、ちょっと、さみしぃ……」
男「ばー、っか」ニコッ
幼馴染「ひゃっ」グジグジ
男「俺もお前も、ずっとここにいるだろ」
男「見当違いの寂しがり方、してんじゃねーよ」
幼馴染「男、く、」
妹「そーれーよーりーも!!」
妹「今は機能レールをお使いの方でも親しみやすい、装飾レール界の入り口にして至高」
妹「T○SOウッディ28Bキャップに兄貴の股間が変化しちゃったことが問題なんでしょうが!!」
男(確かに……妹の、言うとおりだ)
男(T○SOウッディ28Bキャップは質の良い天然木を使用しているが故に)
男(無駄な”ス”や隙間がほとんどない……)
男(それゆえ、木製カーテンレールとしては比類なき耐久性を実現しているが)
男(ペ○スの代わりとするには、逆にソレが弱点となってしまう)
男(……)
男(俺はッ……)
男(この先どうやって、排尿すればいいんだよっ……!!!)
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
幼馴染「……とりあえず、私は学校に行って、先生方に事情を説明しておくけど」
幼馴染「男君はちゃんと……病院……いや、ニトリかなぁ……」
幼馴染「とにかく、適切な施設に行ってアドバイスを受けてね」
男「……抽象的な助言、ありがとな。幼馴染」
幼馴染「いいの。私達、ずっと一緒の幼馴染、なんでしょ?」
男「……」ヤレヤレ
幼馴染「じゃ、行ってくるね」
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
幼馴染(……)
幼馴染(……どうしよう)
幼馴染(……どうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう)
幼馴染(私)
幼馴染(私、初めてなのにっ……)
幼馴染(あんなに堅そうで、太くて、おっきいの)
幼馴染(絶ッ対、入らないよぉ……)
幼馴染(……)
幼馴染(でも、T○SOウッディ28Bキャップ、かぁ)
幼馴染(……ふふっ)
幼馴染(無骨でおっきぃけど、滑りが良くて、優しくて丸っこい形で)
幼馴染(なんか、俺君らしいチョイスって言うか)
幼馴染(……やだ、私ったら、何考えてるんだろ)
幼馴染(……)
幼馴染(あんな俺君でも……)
幼馴染(……)
幼馴染(……俺君なら、受け入れてもいいかな、なんて、思っちゃうって……!!!
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
男「……」フゥ
妹「……どーすんのよ」
男「……ああ、困ったよ」
男「木製カーテンレールの中でも最高級の耐久性を持つT○SOウッディ28Bキャップの上からじゃあ」
男「どんな硬めのデニム履いたって、形がくっきり浮き出ちまうからな」
妹「着て行く服の話してんじゃないわよッ!!」バンッ
男「な、何だよいきなり」
妹「私、はっ」
妹「カーテンレールがチ○ポの兄貴なんて、抱きたくないよッ……」
男「……本気、なの、か」
妹「そうだよ! 悪い!?」
妹「小さい頃から、ずっと私のことを守ってくれた兄貴が、大好きだった」
妹「ずっとずっと、憧れててっ」
妹「考えればわかるじゃんっ!! 普通の妹は、朝兄貴なんて起こしにこないしっ」
妹「朝勃ちしてる、ぱんつだって……めくらない、もんっ」
妹「なのに兄貴はドンカンで、私の気持ちなんて気づきもしないで」
妹「幼馴染ちゃんの事ばっかり、うっ、ううっ……」
男「……す、まん」
妹「……いい、よ」
妹「今は兄貴、大変なときだもん」
妹「答えは、チ○ポが元に戻ってからで、いいから」
妹「だから……」ギュッ
妹「ひぇっ!?」
男「……それでも」
男「ごめん、な」
妹「……兄貴……」
~ ニトリ 駅前店 ~
店員「こんにちは、どちらのカーテンをお探しでしょうか?」
男「いえ、カーテンレールについて、少々伺いたい話がありまして」
店員「カーテンレールですか、かしこまりました」
店員「こちらの機能レール売り場になりますが……」
妹「……兄貴、行こう」
妹「ここじゃ話にならないよ」
男「おいっ……」
男「……まあ、そうだな」
男「すみません、またの機会に伺います」
店員「はあ……?」
妹「……”装飾レール売り場が充実していて、店員の確かなアドバイスが受けられるお店”」
妹「そういうところじゃないと、今の私達の役には、立たないと思う」
男「……そういうことならッ!」
~ カーテン絨毯キングダム 郊外大型モール店 ~
爺店員「……装飾レールかね、お客さんがた」
妹「ッ……!?」
妹(どういうこと)
妹(カーテンもじゅうたんも置いているお店だって言うのに、なんで)
男「……分かりますか」
爺店員「ああ」
爺店員「パートさんや、マネージャーを呼んで、奥の部屋を空けさせてくれ」
爺店員「”いろんな意味で”ここじゃあ話にならんから、の……」
男「」ゾクッ
男(……まずい、かもな)
~ カーテン絨毯キングダム 郊外大型モール店 店長応接室 ~
ボロン
女マネージャー「ひいッ」
爺店員「喝ッ!!!」
女マネージャー「」ビクウッ」
爺店員「……お客様の前じゃぞ」
爺店員「わが社のモットーを言ってみろ」
女マネージャー「……ッ」
女マネージャー『お客様に、最高の、満足、を』
爺店員「フン……下がっていろ」
爺店員「どのみちこれでは、お前の手に余る案件じゃ」
女マネージャー「……失礼、いたしますッ……」
爺店員「……すまんの」
爺店員「あれで頭は回るんじゃが、なにぶん経験が浅くてな。予想外の事態に対応が追いつかんのじゃ」
男「……社員責任者の若年層化、ですか」
爺店員「何もインテリア業界に限った話でもないんだがの……まあ、いい」
爺店員「ダークマホガニーに近いか。随分立派なT○SOじゃのう」
爺店員「使い込んでおるのかぇ? ん?」
男「はは……なにぶんまだ、新品でして」
妹「……///」
爺店員「……直す方法が、なくはない」
男「ほ、本当ですかッ!?」
爺店員「対症療法的なものじゃ。賭けの要素も大きいがの」
男「聞かせてください、俺は」
男「どうしても元に戻らなくちゃいけないんだ」
妹「……兄貴……」
爺店員「……ひとつは」
爺店員「お主にクローゼットかエアコン、窓をドン付けすることじゃ」
男「……」
爺店員「装飾レールの弱点は、建具との干渉」
爺店員「お主に建具を取り付けることができれば、自ずとレールも霧散することじゃろう」
妹「そんなッ………!!」
妹「ペ○スが元に戻ったって、骨盤にエアコンがついてたんじゃ、意味ないじゃないッ!!」
爺店員「……本当かのぉ」
爺店員「それならばそれでも仕方ない、と思っているように、ワシには見えるがな?」
妹「ッ!!///」
爺店員「フォッフォッ。なあに、今のは店員としてのスキルではない」
爺店員「長く生きた老いぼれの、単なる勘じゃよ」
妹「……くだらない事言ってないで、ちゃんと直し方、教えて……ください、よ」
爺店員「……後の方法は、ひとつしかない、のう」
男「……それは?」
爺店員「……残りの部分のレールの持ち主と結ばれ、ひとつのレールとなることじゃ」
妹「……!!」
爺店員「この世にお主のような存在が生まれたのであれば」
爺店員「必ず対となる、長いほうのポール部分を身体に宿した女がいるはずじゃ」
爺店員「その者のリングランナーにお主のT○SOウッディ28Bキャップを通し合わせれば」
爺店員「あらゆる願いを叶える、神のカーテンレールが生まれることじゃろう」
妹「……!!」ダッ
男「おい!! 妹、どこへ……」
ダダダッ
妹(……)
―― 必ず対となる、長いほうのポール部分を身体に宿した女がいるはずじゃ
―― その者のリングランナーにお主のT○SOウッディ28Bキャップを通し合わせれば
妹(……それって)
妹(ポールを宿した女と、兄貴が結ばれなきゃ)
妹(兄貴は救われないって事でしょ)
妹(……どうして)
妹(どうして、私じゃないの)
妹(どうして、私の身体の中には、カーテンレールが埋まってないのよぉッ……!!!)
~ 学校 教室 ~
生徒会長「……幼馴染ちゃん、どうしたの? 元気がないわよ」
幼馴染「会長、おはようございます」
幼馴染「……男君のことで、ちょっと」
生徒会長「」イラッ
生徒会長「……話くらいなら、聞いてあげられるわよ。何があったの?」
幼馴染「……実、は……」
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
生徒会長「……大変だったわね」
幼馴染「いえ、現在進行形で大変なんですけど」
生徒会長「違うわ。あなたのことよ」
生徒会長「好きなんでしょ、男君のこと」
幼馴染「」ドッキン☆
幼馴染「あわわわわわ、でも私、そんな別にッ」
生徒会長「隠そうとしなくてもいいのよ」
幼馴染「せめて隠さなくてもいいのよって言ってください……」
生徒会長「……で、どうなのよ」
生徒会長「そんな風になった男君とも、あなたは結ばれたいと、思っているの?」
幼馴染「……はぃ」
幼馴染「正直、普通にするのだって、怖くてたまらないし」
幼馴染「いくらワックス乗りのよい、滑り抜群のT○SOウッディ28Bキャップだって」
幼馴染「初めての相手にはしたくないけど」
幼馴染「それでも、男君が相手ならいいな、って」
幼馴染「私の体の”芯”の部分が、うずくって言うか……」
幼馴染「ご、ごめんなさい、変な話しちゃってッ」
生徒会長「……いいのよ」
生徒会長「それより、放課後生徒会室に来てくれるかしら」
生徒会長「彼の治し方、もしかしたら分かるかもしれないわ」
幼馴染「本当ですかッ!?」
妹「………」フイッ
~ 放課後 生徒会室 ~
生徒会長「いらっしゃい」ガチャチャ
幼馴染「おじゃましまーす」
幼馴染「ちなみに、どうして鍵をおかけになられたんですか?」
生徒会長「……勘の鋭い女は長生きしないわよ」
生徒会長「察しの悪い女だと、なおさらだけど……ねッ!!!」ビシュシュシュシュ
幼馴染「こ、これは採寸メジャー!? う、動けない……」
幼馴染(そういえば、生徒会長のお家は超大手のカーテン屋さんだと聞いたことがある)
幼馴染(下見だけのお客様にも無料で配布している、3m前後の使い捨てメジャーをこれほどまでに……)
幼馴染(でも、でもどうして、いろんな意味でどうして!?)
生徒会長「貴女はこの期に及んでなお、どうしてこんな事になったか、分かっていないのでしょうね」
幼馴染「はい……」
生徒会長「……私、貴女のこと、ずっと好きだったの」
幼馴染「でも、女同士ですよ。おかしいじゃないですか」
生徒会長「簡単に言わないで!!!」
生徒会長「私が二年間、どんな想いで貴女の事を見つめ続けてきたか」
生徒会長「分からないでしょうね」
生徒会長「惚れた女が、他の男への想いを惚気るところを、笑顔で見守らなければならない、苦しみがッ!!!!」
幼馴染「……」
生徒会長「それでも」
生徒会長「貴女に拒絶される恐怖に比べたら、想いを抑えることも我慢できたわ」
生徒会長「だけど貴女は残酷だった」
生徒会長「あんなに可愛い顔で、あんなに恥ずかしそうに、でもどこか自慢げに」
生徒会長「”カーテンレールに処女を捧げたい”なんて言い出しやがったッ!!!」
幼馴染「いや、別にカーテンレールに捧げたいわけじゃないんですが」
生徒会長「同じことでしょう!?」
幼馴染「……」
生徒会長「……問答はもう無意味ね」
生徒会長「どうせ貴女の処女が、装飾カーテンレールに貫かれると言うならば」
生徒会長「私の手で貫いたって、同じこと……」スィッ
幼馴染「そ」
幼馴染「それはッ………」
生徒会長「そう」
生徒会長「――タ○カワプロヴァンスフィニアルE 2.1mシングルタイプクリームプラス」
(参考画像:ttp://www.matusou.co.jp/curtainrail/tachikawa/provence/img/item11.jpg)
生徒会長「ご立派な装飾が魅力的なの……ウッディシリーズなんて比べ物にならない位に、ね」
幼馴染「……や」
幼馴染「……やだ……」
幼馴染「あんなので醤油蔵の職人みたいにかき回されちゃったら」
幼馴染「私、普通に壊れちゃうッ……!!!」
幼馴染(助けて……)
幼馴染(男君ッ……!!)
~ 同時刻 正門前 ~
男「……本当なんだろうな、ジイサンッ!!」
爺店員「ああ、間違いない」
爺店員「カーテン界の歴史を紐解けば、対のカーテンレールは、最も縁深き男女の間に発現している」
爺店員「お主の場合ならば、お主の妹か、幼馴染の女の子にポールが埋まっていると考えるのが自然じゃろう」
男「クソッ、こんな時に、幼馴染も妹も、何処に行っちまったんだよ……!!」
爺店員「何を焦って……」
男「……」プルプル
爺店員「お主……まさか」
男「明け方に目が覚めてから……それっきりだ」
爺店員「……不憫じゃの。せめて、機能レールであったなら」
男「嘆いたって始まらないさ。それに、俺は感謝してる」
男「部屋にナチュラルかつシック、高貴な印象を与えつつも主張しない、オシャレなコーディネートの必須アイテム」
男「T○SOウッディ28Bキャップダークマホガニーに変われたこと」
男「ちょっとだけ、誇らしいんだ」
爺店員「……フォフォフォ」
爺店員「お主、この騒動が終わったら、ウチの店に来んか」
爺店員「お主にならばこの老いぼれの全て、託しても良いかも知れん」ニヤ
男「……考えとくよ」ニヤ
妹「……何キモい話してんのよ」
男「……妹」
妹「……幼馴染さんなら生徒会室よ」
妹「早く行ってあげないと、ヤバイんじゃない」
男「妹……お前」
妹「うっさいわね……私が協力するのはここまで」ボロ
妹「兄貴が自分で助けなきゃ……カッコつかない、で、しょっ」ボロボロ
男「……すまん」ダッ
爺店員「……強いの、お主は」
妹「……分かってた、コトだから」
妹「私は妹で、兄貴は兄貴」
妹「だから近くて、だから、遠い、って……」
爺店員「……人のつながりも、カーテンレールも」
爺店員「重なる形は、ひとつではないよ」
爺店員「時にはロールスクリーンとして、時にはウッドブラインドとして」
爺店員「彼らに寄り添い、生きていくのもひとつの道じゃ」
爺店員「例えそれが、特殊型状窓にかけられないカーテン代わりの、ごまかしだとしても」
爺店員「我々は、与えられた窓と共に生きてくしかないんじゃよ」
妹「………」
妹「……はい」
~ 生徒会室 ~
生徒会長「木製レールじゃないし、ワックスなんて要らないわよね」
生徒会長「さぁ、採寸なしでのぶっつけ工事、やらせていただこうかしらッ!」
幼馴染「……」
幼馴染「男、君……」
バァン!!
男「幼馴染を放せ、クソレズ野郎!!」
幼馴染「男君ッ!!」
生徒会長「来たわね、お粗末レールチ○ポ野郎ッ」シュルルルル
男「ぐあっ!? 採寸メジャー……」
生徒会長「ホッホホホホホホホ」
生徒会長「カーテンレールが!!」ビシィ
生徒会長「採寸見積もりに!!」ビシィビシィ
生徒会長「勝てる道理などあるはずがないッ!!!」ビシィ
男「ぐおおおおおああっ!!!」
生徒会長「そらそらそらァ! これが世界に誇るタ○カワブラインドの破壊力だァ!!!」ビシバシ
幼馴染「やめてえええええっ!!!」
男「ぎゃああああああっ!!!!」
男(ちくしょう)
男(メジャーはともかく、カーテンレールで殴られるのはマジで痛てぇ)
男(それにもう)
男(俺の、膀胱は……)
男(ここ、まで、なのか……)
幼馴染「やめてください生徒会長!!」
幼馴染「なんでもしますから」
幼馴染「私は何をされてもいいですからッ!!!!」
幼馴染「私の大好きな人をッ!!!」
幼馴染「男君だけは傷つけないでェ!!!」
男「……おさな、なじ、み」
生徒会長「ほぅ、何でもするし、されてもいい、ねぇ」
生徒会長「それじゃあ、こう言って貰おうかなぁ」
生徒会長『生徒会長の高貴なプロヴァンスで、私のリングランナーを貫いてください』
幼馴染「……!!」
生徒会長「できないと言うなら、このまま男をもてあそばせてもらうだけなんだがなぁ」
生徒会長「ほらほら、どうなんだい、ん!?」
幼馴染「………」
幼馴染「……生徒会長、の」
男「……やめろ、幼馴染」
幼馴染「高貴な、プロヴァンス、で」
男「やめろ、やめてくれ、幼馴染」
幼馴染「私の、リングランナーを……」
男(ちくしょう)
男(ちくしょう)
男(何でこんな時に、俺は無力なんだ)
女「貫い、て」
生徒会長(ニヤ)
男(こんなもんじゃないはずだろ)
―― 天然木を材料として作られた滑りの良い太型カーテンレール界のいぶし銀
―― デザイン性を追求しつつもカーテンレールの本懐である”扱いやすさ、滑りやすさ”を最高級の水準で実現している
―― 今は機能レールをお使いの方でも親しみやすい、装飾レール界の入り口にして至高
―― 木製カーテンレールの中でも最高級の耐久性
―― 部屋にナチュラルかつシック、高貴な印象を与えつつも主張しない、オシャレなコーディネートの必須アイテム
男(一度だけでもいい)
男(俺の想いに、応えてくれ)
男(T○SO、ウッディ28……)
男(Bキャップッ……!!!!!!)
女「くだ、さ……」
男「………ぉぉぉぉぉぉおおおおおおおあああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
パァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!
生徒会長「んなッ!! 何が起こった!?」
バンッ!!
妹「助けに来たよ兄貴……って、これ、は」
爺店員「……フフッ」
爺店員「ガッハッハッハ!!!」
爺店員「こんな、こんな物が見られようとは、長生きはするもんじゃワイ!!!」
生徒会長「ど、どういうコトッ……」
爺店員「知れたことよ」
爺店員「あやつ、進化しおったわ」
爺店員「T○SOウッディ28Bキャップ……」
爺店員「エリートダブルセットにのォ!!!!」
(参考画像:ttp://image.rakuten.co.jp/auc-youai/cabinet/rail/woody-ed1.jpg)
幼馴染「それだけじゃないわ」
幼馴染「男君、今までよりずっと、輝いてる……!!」
男「エリートダブルセット、Nダークマホガニー仕様だ」
男「推して……参るッ!!!」ダッ
シャアアアアア
妹「あれって……!?」
ビシャッ
生徒会長「ひゃっ、何これ……臭ッ!!」
爺店員「決まっておろう。男の小便、オシッコじゃ」
妹「……!! そっか、エリートダブルセットには機能レールが付いてるから!!」
幼馴染「排尿も自由自在ってわけね。すごいよ、男君!!」
生徒会長「ッ……こんなもの、汚いだけで……」
生徒会長「私を止めることなど、できは、しないッ!!!」
生徒会長「……っは!? 奴は、どこに」
男「……遅いよ」
生徒会長「ッ!?」
男「”ダブルブラケット”」バシュゥ!!
生徒会長「っぎゃあああ!!!」バタン
男「やれやれ……」
男「大丈夫か、幼馴染」
幼馴染「……男君」
ギュッ
男「ちょ、おま、おいっ」
幼馴染「男君、男君、男君っ!!!」
爺店員「」ニヤニヤ
妹「……」ヤレヤレ
~ エピローグ ~
男「本当に、いいのか」
幼馴染「えへへ、男君を元に戻すためだもん」
幼馴染「……って言うのは、やっぱり言い訳かな」エヘヘ
幼馴染「やっぱり、どんな形であれ、男君と結ばれるのは、うれしいから」
男「……俺もだよ、幼馴染」
チュッ
男『……ずっと、一緒に居たいな』
幼馴染『……私も!!』
男「……それじゃあ」
幼馴染「うん……私、はじめてだから。いっぱい、優しくしてね」
男「……ああ」
男「俺のT○SOウッディ28Bキャップを挿入してやるぜ」ボロン
幼馴染「……」
幼馴染「……」
幼馴染「……」
幼馴染「……ぃゃあああああああああああああああああああああああっ!!!!!!!」バゴーン
~ おしまい ~
※この作品はフィクションです。
特定の会社、個人、商品等を侮辱、あるいは賞賛するものではありません。
ステマ乙
ホントにおつー!
>>71
ありがとうございます。
私は機能レールを使っています。
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