正男「進撃の正恩!」(16)
正男は思い出していた
祖国を追われ…実の弟に命を狙われた恐怖を…
志那という鳥籠に囚われた屈辱を…
正男「今一度…祖国をトリモロス!」
正恩「やってみろ!この正恩に対してなぁッ!」ゴゴゴ…
…この物語は表の歴史では決して語られる事のない、壮絶な戦争の記録である…
進撃の正恩(アドバンスド・ジョンウン)
第一章
反撃の正男(マサオ'sカウンターアタック)
『志那』
北から亡命した正男を匿うために建造された城塞都市。回りを三つの巨大な壁、万里の長城(ウォール・アイヤァ)に囲まれている。
志那…
キンペー「どうしても行くのかね?」
正男「はい」
キンペー「ではこの我が国が作った立体機動『殲20』を持って逝きなさい」
正男「あ…自分、露助製の立体機動使うんで要りません」
キンペー「……そうか」ショボーン
…ドゴォーン!…
キンペー「…!?…何事だ!?」
人民軍兵士「報告します!…テポどんです!…六メートル級のテポどんが市街地に侵入して暴れています!」
キンペー「なんだと!?…万里の長城(ウォール・アイヤァ)が破られたというのか!?」アイヤー!
正男「クソ…正恩め…だが、テポどんだろーがなんだろうが俺の格闘術『テコン・ドー』で返り討ちにしてやる!」ファビョーン!
テポどん「かまってドーン!」ブンッ
…ドゴーン!…
…キャー!…
…ウワァー!…
…アイヤァー!…
正男「やめろ!」バシュウゥー!…キュリッ!
テポどん「かまってドーン!」ズァッ!
正男「なんとぉー!」キュリッ!
テポどん「…!?」
正男(よし!テポどんの背後をとったぞ)
正男「この瞬間に全てを賭けて、可能な限り接近する!」シュゴオォー!
テポどん「…!?」
正男「沈めぇー!」ザシュ!
テポどん「アイゴー!」ヨロ…
…ドッシャアァー!…
テポどん「…」ビクンビクン…
正男「…やったか?」ぜぇ…ぜぇ…
テポどん「じ…じょんウン将軍…マンセー…」ゴゴゴ…
正男「…!…まさかこいつ…!…急いでここから離れないと…!」バシュウゥー!
―カッ―
…ドゴオオォォオオン!…
…ガラガラガラ…ズズーン…
人民軍兵士「ひ…東側の壁が…」
人民軍軍曹「消し飛んだ…!?」
キンペー「今のは…一体…!?」
正男「すみません…一杯食わされました」シュタッ…
キンペー「正男!…さっきのは何だ!」
正男「俺が倒したテポどんは…核搭載型の奇行種だったんです…!」
キンペー「核…だとォ!?」アイヤー!
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