緑髪の無口な奴隷(295)
緑髪「・・・」
商人「この通り無口な奴なんですよ」
男「ほう」
商人「今ならお安くしときますので……どうですか?」
男「……ちなみにいくらだ?」
商人「へいただ今98%オフで39万になります」
男「何でそんなに値引きされてるんだ?」
商人「いや~、その~……」
男「どうした?」
商人「……実はコイツすぐに返品されるんですよ」
男「もしかして家事が出来ないとかでか?」
商人「いや、そうじゃなくてですね……」
男「ならどうして返品されるんだ?」
商人「それがわからないからこれだけ値引きしてるんです」
男「どう言うことだ?」
商人「ワケのわからない物を高値で売るわけにはいかないんで……」
男「いやそう言うことじゃなくて、何でわからないんだ?」
商人「あ、そっちのことでしたか」
商人「それが、誰もがコイツを返品するときに『返品してくれ』以外何も言わないんですよ」
商人「理由を聞いても誰も何も言わなかったです」
男「理由を言わない?」
商人「えぇ、みんな貝にでもなったかのように口を開かないんですよ」
男「……気になるな」
商人「まぁ気にはなりますけど、こっちとしては売れれば何でも良いんですよ」
男「客の前でそんなこと言って良いのか?」
商人「大丈夫だと思いますよ?」
男「……ずいぶんと俺を信用しているんだな」
商人「それはどうでしょう?」
男「……まぁいい」
男「そいつ家事できるんだろ?」
商人「えぇ、十分過ぎるほどに」
男「じゃあそいつでいい」
商人「え?」
男「俺は一人暮らしだから、家事ができる奴なら誰でも良い」
男「だから、安くて家事ができるそいつで良い」
商人「……返品しないでくださいよ?」
男「そいつはどうかな?」
商人「じゃあ売るワケないじゃないですか!!」
男「冗談だ」
男「返品する気など微塵もない」
男(今は……)
商人「その言葉信じますからね!!」
男「あぁ」
商人「服込みで39万になります。 現金一括でお願いします」
男「この服は一着しかないのか?」
商人「えぇ」
男「……無いよりましか」スッ
商人「ちょうどお預かりします……」
男「よしそこの緑の」
緑髪「?」
男「今日から俺が主人だ。 わかったか?」
緑髪「」コクッ
男「よし わかったなら良い」
男「早速帰ったら掃除をしてもらいたい」
男「これが俺がお前に頼む最初の仕事だ」
男「やってくれるか?」
緑髪「」コクッ
商人「奴隷なんですから、命令で良いんじゃないですか?」
男「それは俺の持論に反するから却下だ」
商人「持論?」
男「貴様になぞ教える義理はない」
商人「……それもそうですね」
ーーー
ーー
男「ここが俺の家だ」
男「買い物とかも頼むことがあるから、なるべく早く覚えてくれると助かる」
緑髪「」コクッ
ガチャ
男「そして二階の突き当たりにあるのがお前の部屋になる予定だ」
緑髪「」コクッ
男「掃除用具は、ほとんどそこにまとめてある」
男「左が掃除機や箒、右がトイレ関係、風呂を洗う物は全て風呂場に置いてあるからそれを使ってくれ」
緑髪「」コクッ
男「掃除が終わったら、お前に家の場所を覚えてもらう為に一緒に買い物に行くから、終わったら呼んでくれ」
緑髪「」コクッ
男「じゃあ頼むぞ」
緑髪「」コクッ
~数十分後~
ガチャ
男「ん? 終わったのか?」
緑髪「」コクッ
男「どれどれ……」
男「ずいぶんと丁寧にやったんだな」
緑髪「」コクッ
男「ほこり一つ落ちて無いな」
緑髪「」フルフル
男「ハハハ、冗談に決まってるだろ」
緑髪「」///
男「掃除頑張ったから、今日はお前の好きな物を俺が作ってやる」
緑髪「」フルフル
男「遠慮するな。 前の家の人はどうだったか知らんが、俺は遠慮されるのは嫌いなんだ」
男「だから遠慮するな。 わかったか?」
緑髪「」コクッ
男「じゃあ何が食いたい?」
緑髪「」サッサッ
男「そっかお前喋れないんだったな」
緑髪「」フルフル
男「喋れはするのか」
緑髪「」コクッ
男「文字は書けるか?」
緑髪「」コクッ
男「じゃあこれに食いたい物を書いてくれ」
緑髪「・・・」
緑髪「!」
緑髪「」カキカキ
『お屋菜』
男「……字間違えてないか?」
緑髪「!?」///
緑髪「」ケシケシ
緑髪「・・・」
緑髪「」カキカキ
『お屋さい』
男「いや、そっちは合ってた」
緑髪「!!?」////
緑髪「」ケシケシ
緑髪「」カキカキ
『おや菜』
男「……後で勉強教えてやるからな」
緑髪「」コクッ
男「野菜って言っても何が食いたいんだ?」
緑髪「」カキカキ
『みどりの』
男「……ずいぶんと幅広いな」
男「まぁ良いか。 一緒に行ってお前の食いたいの買えば良いもんな」
緑髪「」コクッ
男「じゃあそろそろ行くか」
~スーパー~
男(だいたいこんなもんかな……)
男「なんか食いたい野菜見つかったか?」
緑髪「」スッ
男「キャベツか?」
緑髪「」コクッ
男「食べたいのまだあるのか?」
緑髪「」コクッ
男「後いくつくらいあるんだ?」
緑髪「」スッ
男「三つでいいのか?」
緑髪「」コクッ
男「じゃあその三つを持ってこい」
緑髪「」コクッ
緑髪「」トテトテ
バサッ
【キュウリ、ネギ、白菜】
男「これでいいのか?」
緑髪「」コクッ
男(この三つは緑と言って良いのか?)
緑髪「?」
男「いや何でもない」
男「さて、この野菜で何を作ろうかな」
緑髪「」ツンツン
男「何だ? もしかして作ってほしい物があるのか?」
緑髪「」コクッ
男「で? 何が良いんだ?」
緑髪「」カキカキ
『おなべとさらだ』
男「鍋とサラダか?」
緑髪「」コクッ
男「サラダは良いとしてこの暑い中、鍋をやるのか?」
緑髪「」コクッ
男「……じゃあ鍋にしよう」
男「で、なに鍋がいいんだ?」
緑髪「?」
男「鍋の種類だよ。 ほらチゲとか豆乳とか」
緑髪「・・・」
緑髪「」カキカキ
『ぶれんど』
男「……何と何をブレンドするんだ?」
緑髪「!?」アセアセ
男「もしかして、さっき俺が言ったことの意味がわからなかったか?」
緑髪「」フルフル
緑髪「」カキカキ
緑髪「!」ピタッ
『ちげととう』
緑髪「・・・」
緑髪「」チラッ
男「ん?」
緑髪「」カキカキ
『ちげととう付肉』
男「もしかして……」カキカキ
『腐』
男「この字と間違えたのか?」
緑髪「!?」////
緑髪「・・・」////
緑髪「」コクッ
男「平仮名で書けばよかったんじゃないのか?」
緑髪「・・・」
男「……読めなかったのか」
緑髪「」コクッ
男「まぁ後でわかればいい」
男「結局チゲ鍋で良いのか?」
緑髪「」コクッ
男「……辛いけど大丈夫か?」
緑髪「!?」フルフル
男(コイツ鍋のこと知らないんじゃないか?)
男「……チゲ鍋が嫌なら何が良いんだ?」
緑髪「・・・」
緑髪「」カキカキ
『まえたべたやつ』
男「・・・」
緑髪「」ドキドキ
男「……お前もしかして、本当に鍋の種類がわからないのか?」
緑髪「」コクッ
男「・・・」
緑髪「」ビクビク
男「……知らないなら知らないって言えよ。 別に怒る気はねぇよ」
緑髪「!?」
緑髪「」カキカキ
『わたしあなたのどれいなのに?』
男「……そうだよおまえは俺の奴隷だ」
男「だからー」
緑髪「」ビクビク
男「俺の言うことは全部聞け」
緑髪「・・・」
緑髪「」コクッ
男「それと知らないことは知らないと正直に言え」
緑髪「!?」
男「食いたいと思った物があるなら素直に食いたいと言え」
男「わかったか?」
緑髪「」フルフル
男「……いきなり俺言うことを聞かなかったな?」
緑髪「!?」
緑髪「」ペコッ
男「罰として明日掃除と洗濯をしっかりやれ。 いいな?」
緑髪「!?」
緑髪「」カキカキ
『それじゃあばつにならない』
男「……おまえこれ以上の罰を望んでいるのか?」
緑髪「!?」
緑髪「・・・」ウルウル
緑髪「」コクッ
男「……悪いな。 俺はさっき言った以上の罰は知らないんだ」
緑髪「!?」
男「だから俺はこれ以上の罰はお前には与えられない」
男「すまんな」
緑髪「・・・」ウルウル
緑髪「うえぇぇ~ん」ポロポロ
男「!? ど、どうした!?」
緑髪「だっテダって……」ポロポロ
緑髪「アナタが優シスぎるんダもの」ポロポロ
男「……俺は優しくなんかない」
緑髪「どこガ……」ポロポロ
男「……お前を金で買ったり、こき使ったりしてるのに優しいのか?」
緑髪「でも……」ポロポロ
男「……いずれわかるさ」
緑髪「ヒック……」ポロポロ
男「そう言えばお前ってそんな声だったのな」
緑髪「」コクッ
男「もう喋らないのか?」
緑髪「ヒック……」コクッ
男「……だいぶ落ち着いたみたいだな」
緑髪「」コクッ
緑髪「」グシグシ
男「そろそろこれ買って帰ろう」
緑髪「」フルフル
男「どうした? 何か食いたい物でもあったか?」
緑髪「」フルフル
緑髪「」カキカキ
男「?」
『まだおなべきまってない』
男「それなら心配するな」
緑髪「?」
男「鍋って言っていいのか微妙だがすき焼きを作ろうと思う」
男「と言ってもどうせすき焼き知らないだろ?」
緑髪「」フルフ…
緑髪「・・・」
緑髪「」コクッ
男「じゃあ味は食ってからのお楽しみだな」
緑髪「」コクッ
男「材料もそろったしレジに行こうか」
緑髪「」コクッ
~男宅~
男「よし準備を始めるか」
緑髪「!!」ビシッ
男「……手伝う気か?」
緑髪「」コクッ
男「ダメだ」
緑髪「!?」ガーン
男「お前が手伝ったらご褒美にならないだろ?」
緑髪「」フルフル
男「……え?」
緑髪「」カキカキ
『アナタといっしょのじかんをすごす』
緑髪「」カキカキ
『それがわたしにとってのごほうび』
男「……勝手にしろ」
ーーー
ーー
男「おい!! 危ないぞ!! 左手を丸めろ!!」
緑髪「」プルプル
緑髪「」バスッ
緑髪「!?」ビクッ
男「……お前包丁持ったこと無いのか?」
緑髪「」コクッ
男「じゃあお前って料理できないのか?」
緑髪「」フルフル
男「料理できるのに、包丁握ったこと無いってどう言うことだよ……」
緑髪「」プルプル
男「だから左手丸めろって!!」
緑髪「」バスッ
緑髪「!?」ビクッ
緑髪「・・・」ジィー
男「どうした? 包丁に何か付いてるのか?」
緑髪「」スッ
男「……俺が材料を切れと?」
緑髪「」コクッ
男「……わーったよ俺がやってやるよ」
男「どっちが主人だかわかりゃーしねぇな」ボソッ
緑髪「?」
男「何でもない」
ーーー
ーー
男「ほれ切れたぞ」
緑髪 (・_・)b グッ
男(なんだこいつ……)
緑髪「」おりおり
男「腕まくりしてやる気満々のところ悪いんだが……」
緑髪「?」
男「今日はすき焼きだから材料切て準備は終わりだぞ」
緑髪「!?」ガーン
男「お前、鍋類の作り方も知らなかったのか?」
緑髪「」コクッ
男「……お前ホント何が作れんの?」
緑髪「」カキカキ
『てりーぬ、ぽわれ とか』
男「つまりフランス料理か」
緑髪「?」
男「フランス料理を知らないのか?」
緑髪「」コクッ
男「なら後で教えてやる」
男「カセットコンロってあったっけ?」
緑髪「?」
男「そりゃ知らないか」
男「どこだっけか? ここ数年使ってなかったからな……」
男「確かこの辺に……」ガサガサ
男「お!! あった」
緑髪「」パチパチ
男「問題はガスなんだか……」
男「あることにはあるんだか、なにしろ数年前だしな~」
男「やっぱり危ないと思うか?」
緑髪「」コクッ
男「やっぱ危ないよな」
男「しかたない、またスーパー行くか」
男「お前も行くか?」
緑髪「」コクッ
~スーパー~
男(まとめて買った方が安いが……)
男(あまりまとめて買うと使いきらない可能性も……)
男(やはりまとめて買うよりも、個々で買った方が結果的には得になるのでは?)
男「なぁお前はまとめて買うのと個別に買うのはどっちが……」クルッ
男「得だと思……」
緑髪「」じぃー
男「・・・」
緑髪「」じぃー
男「……俺の話聞いてる?」
緑髪「!?」ビクッ
緑髪「」コクコク
男(……コイツ絶対聞いて無かったな)
男「……プリン食いたいのか?」
緑髪「!?」
緑髪「・・・」
緑髪「」フルフル
男「……そうか」
男「ガスはこれで良いとして、他に必要な物はあるか?」
緑髪「」フルフル
男「じゃあこれだけで良いな」
緑髪「」じぃー
緑髪「・・・」
緑髪「」コクッ
男「・・・」
男「じゃあ後はレジに行くだけだから、先に店の外で待っててくれ」
緑髪「」フルフル
男「……お前も一緒に行くってか?」
緑髪「」コクッ
男「……それはダメだ」
緑髪「?」
男「いいから外で待ってろ。 これは命令だ」
緑髪「・・・」
緑髪「」コクッ
男「じゃあ店の外で待っていてくれ」
緑髪「」コクッ
緑髪「」クルッ
緑髪「」トテトテ
男「……よし行ったか」
男「後はコイツを買って……」チラッ
緑髪「」クルッ
男「!?」
男「ど、どうした!? 忘れ物か!?」
男(何言ってるんだ俺は!? 買い物もしてない奴が、スーパーに忘れ物なんて普通あるわけ無いだろ!!!)
緑髪「・・・」
緑髪(・_・)ノシ バイバイ
男「……」ノシ
緑髪「」クルッ
緑髪「」トテトテ
男「・・・」
男「それだけかよ!!」
~帰り道~
緑髪「」ツンツン
男「ん?」
緑髪「」スッ
男「袋がどうしたんだ?」
緑髪「」カキカキ
『おにもつふえてない?』
男「!?」ギクッ
男「き、気のせいだ!!」アセアセ
男「そ、それよりお前、服どうするんだよ」アセアセ
緑髪「?」
男「着替えだよ着替え」
緑髪「」フルフル
男「……いらないってことか?」
緑髪「」コクッ
男「そんなわけないだろ」
緑髪「」カキカキ
『わたしはこれだけですごせるよ』
男「イヤイヤ、さすがに無理だろ」
緑髪「」フルフル
男「いや、だってニオイとか気になるだろ?」
緑髪「?」
男「……え? もしかして気にならない?」
緑髪「」コクッ
男「……マジで?」
緑髪「」コクッ
男「お前って本当に女の子なの?」
緑髪「」コクッ
今回はここまでです。
今まで支援してくださった方々、可愛いと言ってくださった方々、期待してくださった方々
本当にありがとうございます。
これからものんびりと書き続けて行きたいと思いますので、よろしくお願いします。
次は深夜の予定です。
それではまた深夜に (・_・)ノシ バイバイ
男「……俺の家にいるなら風呂は入れよな」
緑髪「・・・」
男「……どうした?」
緑髪「」カキカキ
『おふろはいったことないからわかんない』
男「……はい?」
男「……生まれてから一度も?」
緑髪「」コクッ
男(いやいやありえないだろ!? 赤ん坊の時はそうにしても、前使えていた所で入らされるだろ!!)
緑髪「?」
男(いや、奴隷として扱われてたとしたら入れてもらえないか……)
緑髪「」ツンツン
男「ん?」
『だいじょうぶ?』
男「あぁ大丈夫だ」
男(でも風呂どうするかな……)
男(入らせるにしても着替え無いし……)
男「一回入ってみてくれないか?」
緑髪「」フルフル
男「一回でいいから。な?」
緑髪「・・・」う~ん
緑髪「」カキカキ
『あなたといっしょなら』
緑髪「////」モジモジ
男「わかった。 俺と一緒なら……」
男「え!? 俺と一緒に!?」
緑髪「////」コクッ
男「……一人で入れないならしかたない 一緒に入ってやるよ」
男(別に一緒に入りたいって訳ではない!! 決して!!)
緑髪「」ダキッ
男「き、急にどうした!?」
緑髪「」ギュゥ
男「・・・」
男「」ナデナデ
男(何で一度も風呂に入ってないのに、髪の毛サラサラなんだ?)
男(それに臭わないし…… 不思議だな。 女の子って)
緑髪「~♪」ニヤニヤ
男「……どうした?」
緑髪「わたしアナタに会えて幸セ~」
男「……お前って変なタイミングで話すのな」
緑髪「?」
男(そういえばアイツの笑った顔見るの初めてだったな……)
男(奴隷((アイツ))も笑うんだな)
~自宅~
男「だだいま~」
男「……そういえばこの家には、俺とお前以外いないんだった」
男「でも家に誰もいないってわかってても家に帰ってきたら、『ただいま』って言いたくなるよな?」
緑髪「」フルフル
男「え? そんなことないって?」
緑髪「」コクッ
男「……そうですか」
男「荷物を持っていってもいたi……」
男(そういえば密かに買ったものがあるんだったな)
男「いや、やっぱりなんでもない」
緑髪「?」
男「何でもないからすき焼きの準備をしてくれるか?」
緑髪「」コクッ
緑髪「」トテトテ
緑髪「」ピタッ
緑髪「・・・」
緑髪「」クルッ
緑髪「」スタスタ
男「……どうした?」
緑髪「」カキカキ
『すきやきわからない』
男「……そういえばそうだったな」
男「俺が準備するからすき焼きの準備の仕方を覚えていてくれ」
緑髪「?」
男「なんでってすき焼きと鍋の準備はほとんど同じだから
すき焼きができれば鍋もできるようになったも同然だろ? だからお前が覚えていれば好きなとき作れるだろ」
緑髪「!」ポン
男「わかってくれてなによりだ」ナデナデ
緑髪「~♪」
男「じゃあ準備しに行くか」
緑髪「」おー
ーーー
ーー
男「準備はこれでよし」
男「準備の仕方覚えられたか?」
緑髪「」メモメモ
男「……大丈夫そうだな」
男「じゃあ風呂を沸かしてきてくれるか?」
緑髪「」ピタッ
緑髪「・・・」チラッ
男「メモが終わってからでいいぞ」
緑髪「」コクッ
緑髪「」カキカキ
緑髪「」カキカキ
緑髪「」パタン
緑髪「」トテトテ
緑髪「」ツンツン
男「ん? メモ終わったのか?」
緑髪「」コクッ
男「じゃあ風呂を沸かしてきてくれ」
緑髪「」コクッ
緑髪「」トテトテ
男(アイツ今のところ掃除以外からっきしだったけど大丈夫か?)
緑髪「!?」コッ
緑髪「」ドサッ
緑髪「・・・」
緑髪「」うるうる
男(……心配だからついて行くか)
男(もしかして泣くのか!?)
緑髪「」じわぁ
男(……まぁ女の子だし仕方ないか)スタスタ
緑髪 (;_;) ポロポロ
男「……大丈夫か?」ナデナデ
緑髪「・・・」ヒック
緑髪 (>_<) コクッ
男「痛いところはないか?」
緑髪 (>_<) コクッ
男「ビックリしちゃったのか?」
緑髪 (>_<) コクッ
男「そうか」ナデナデ
緑髪「」ヒック
緑髪「」フキフキ
男「立てるか?」スッ
緑髪「」コクッ
緑髪「」にぎっ
男「よいしょっと」グッ
緑髪「」スタッ
男「これからは気をつけるんだぞ?」
緑髪「」コクッ
男(……コイツを買ったのは失敗のような気がしてきた)
緑髪「」トテトテ
緑髪「」キョロキョロ
緑髪「・・・」う~ん
緑髪「」クルッ
緑髪「」トテトテ
男「おい、そっちは風呂場じゃ無いぞ」
緑髪 (・△・)!?
男「風呂場はこっちだ」
男「早く覚えような」
緑髪「」コクッ
男(……まぁ癒しとしてならよかったのかもな)
ーーー
ーー
緑髪「?」
男「どうした?」
緑髪「」カキカキ
『おふろのうえに水がでるのがない』
男「ウチはそのボタンを押せばいいんだ」
緑髪「」フムフム
男「こういうの見たこと無いのか?」
緑髪「」コクッ
男「今時珍しいな」
緑髪「」ピッ
<ピロリロリン~♪ お風呂で呼んでいます
緑髪「!?」ビクッ
男「押すのは緑じゃなくてピンクのな」
緑髪「」ピッ
男「それでOKだ」
男「今度からできるようにちゃんと覚えておけよ?」
緑髪「」コクッ
緑髪「」メモメモ
男(メモするほどの事なのか?)
男(てかどんな風にメモとってんだろ?)チラッ
『あらうときはせなかからあらった方よさそう』
男(一体何をメモってんだこいつ?)
緑髪「!?」バッ
緑髪「……見たの?」
男「あぁ、少しな」
緑髪「!?」///
緑髪 (/>/△/</)ノシ ポカポカ
男「悪かった」
緑髪 (/>/△/</)ノシ ポカポカ
男「もう見ないから」
緑髪「・・・」///
緑髪「」カキカキ
『つぎやったらごはんなし』
男「わかった」
男(コイツ本当に俺の奴隷なのか?)
ーーー
ーー
男「おい!! 肉ばっかり取るなよ!!」
緑髪「?」
男(とぼけやがって……)
男(そうだ)
男「そういえば肉ばっかり食ってると大きくなれないらしいぞ」
緑髪「……!?」
緑髪「・・・」
緑髪「」カキカキ
緑髪「」チョンチョン
男「ん?」
『おっぱいも?』
男「ブハッ!?」
男「おまっ!! 何を!?」
緑髪「」じぃー
男「も、もちろんだ」
緑髪「!?」
緑髪「・・・」
緑髪「」スッ
男「い、いらないのか?」
緑髪「」コクッ
緑髪「・・・」
男「・・・」
男「実は食べたいんじゃないか?」
緑髪「・・・」
緑髪「」フルフル
男「……悪かった」
緑髪「?」
男「……あれは冗談だ」
緑髪「!?」
男「別に肉食ったからって成長しない訳じゃない」
男「てか食った方が成長する」
緑髪「・・・」
男「俺は嘘言ってお前が肉を食うのを止めようとした」
男「本当にすまない」
緑髪「」ぱくぱく
男「……やっぱ食いたかったんじゃん」ボソッ
緑髪「」ヒョイ
男「あ、それ俺の肉……」
緑髪「」ジロッ
男「何でもないです……」
ーーー
ーー
緑髪「ケプッ」
男(結局ほとんど肉を食われてしまった……)
男「……うまかったか?」
緑髪「」コクッ
男「ならよかった」
<~♪ お風呂が沸きました
男「おっ、ちょうど沸いたみたいだから先に入って……」
緑髪「」ダキッ
男「何だ? 急にどうした?」
緑髪「」グイッ
男「一体どこに連れていく気だ?」
緑髪「……ヤくそく」
男「約束? ……ってまさか!?」
緑髪「……おフロ」
男「……やっぱり」
男(あれは冗談のつもりだったんだが……)
男「やっぱり無しって言うのは……」
緑髪「だ~めっ」ぎゅぅ
男「ですよね~」
男(そう言えばコイツさっきっからよく喋るな)
緑髪「」ぎゅぅ
男(両手がふさがってるからか?)
男(まぁ良いとして問題は風呂だよな~)
男(やっぱり男と女で一緒に入るのは不味いだろ)
緑髪「?」
男(もし入ったとして、俺が理性を押さえられ……)
緑髪「」ぺったーん
男(……るな。 俺はこんな貧相な体に欲情しない!!)
緑髪「」ゲシッ
男「イテッ!! なにするんだ!!」
緑髪「」プイッ
男(まさか思ったことを読まれてたのか?)ジィー
緑髪「」チラッ
男「」ジィー
緑髪「?」
男「」ジィー
緑髪「・・・」
緑髪「////」もじもじ
男(……そんなわけないか)
~お風呂場~
男(結局一緒に入ることになってしまった……)ヌギ
緑髪「~♪」
男(ずいぶんと機嫌が良いようだな)ヌギ
緑髪「」ガチャ
男「ちょっとまて」
緑髪「?」
男「服を着たまま入る気か?」
緑髪「・・・」
緑髪「?」
男「いいか? 風呂ってのは服を着ないで入るもんなんだよ」
緑髪「!?」////
男(それを知らないから誘って来たのか……)
男「それでも一緒に入るって言うのか?」
緑髪「・・・」
緑髪「」コクッ
男「……お前もしかして本当に一緒に入るつもりか?」
緑髪「……ダメ?」
男「いやダメって訳では無くてだな……」
男「だって裸だぞ裸、俺のは良いとしてもお前のはダメだろ?」
緑髪「……アナタにだけなら……」
男「ちょっと落ち着こうか」
男「俺がお前に初めて会ったのって今日だろ?」
緑髪「」コクッ
緑髪「……きょーはきねんび」
男「その日会ったばかりの異性と一緒に風呂なんて良いわけ無いだろ?」
緑髪「・・・」う~ん
緑髪「」フルフル
男「……そうは思わないってことか?」
緑髪「」コクッ
男(……もう何を言ってもダメな様な気がしてきた)
緑髪「」ヌギヌギ
男「ちょっ!! おまっ!!」///
男「何やってんだ!?」///
緑髪「?」
男「隠せよ!!」///
緑髪「?」
緑髪「・・・」
緑髪「!?」////
男(あぁわかった。 コイツアホな子なんだ)
男「本当に入る気なんだな?」
緑髪「」コクッ
男「……先入ってるからな」
緑髪「」コクッ
男「それと、これだけは守ってくれ」
緑髪「?」
男「ちゃんとタオルで隠してくれ」
男「万が一の(俺が欲情する)ことがあるかもしれないからな」
緑髪「……まんがイチ?」
男「……気にしないでくれ」
緑髪「」コクッ
~お風呂~
<コンコン
男「ど、どうぞ」
男(何で俺緊張してるんだ?)
緑髪「」ガチャ
男「よし、じゃあまずは頭を……」
男「ちょっ!! お前何で隠してないんだよ!!」///
緑髪「////」モジモジ
男「恥ずかしいなら隠して来いよ!!」///
緑髪「……いっかい見られたら、なんかい見られても」////
男「同じってか!?」
緑髪「」コクッ
男(コイツの頭はどうなってるんだよ……)
緑髪「……よくじょーした?」
男「し、してねぇよ!!」
緑髪「」ガーン
緑髪「……わたしってみりょくナイ?」
男「……無いって訳ではないと思う」ボソッ
緑髪「?」
男「何でも無い!!」///
男「それよりもまずは体隠せよ!!」///
緑髪「……よくじょー」
男「わかった!! 欲情しちゃうから隠してください!!」
緑髪「」パァァ
緑髪「」トテトテ
緑髪「」ガチャ
男(アイツはホント何を考えてるんだか……)
男(……それにしてもアイツ柔らかそうな体してたな)
男(例えばこう……)ムニッ
緑髪「キャッ」ビクッ
男「そうそうこんな感……じ」ムニュ
緑髪「アッ」////
男「……え?」
男「何でお前ここにいるんだ!? さっきタオルを取りに行って……」
緑髪「……タオルききに来た」////
緑髪「……そしたらアナタにおなかを」////
男「……すみませんでした!!」
男「本当にすみませんでした!! 触る気は全くなかったんです!!」
緑髪「……まったく?」
男「はい!! 全く!!」
緑髪「……バカ」ボソッ
男「え?」
緑髪「……おっぱいじゃないからいいって言った」
男「え? お前に胸なんてーー」
緑髪「……やっぱゆるさない」
男「ありますね!!」
男(何で俺奴隷に怒られなきゃいけないんだ……)
緑髪「……わかればいい」
男(そう言えば事あるごとに喋ってるな)
男(やっぱり筆談ができない時に喋るのか?)
ーーー
ーー
緑髪「」クルッ
男「……なぜ回った?」
緑髪「……にあう?」
男「似合うもなにもタオルだし……」
緑髪「はっ!……もしかして、よくじょー?」
男「『はっ!』じゃねぇよ!! するか!!」
緑髪「」ガーン
男(このやり取り何回やるんだよ……)
緑髪「……ゆげででる」
男「それが風呂だ」
緑髪「……これがおふろ」
男「簡単に言うと鍋みたいなもんだな」
緑髪「なべ……」
緑髪「……わたし、ゆでられちゃうの?」ビクビク
男「まぁそう言うことになるな」
緑髪「でる」
男「出るな」
緑髪「……こんなのごーもん」
男「入ってから文句を言え」
男「その前に頭とか体洗わないとな」
男「よし俺が頭洗ってやる」
緑髪「……じぶんでできる」
男「やったこと無いんだろ? 遠慮するなって」カチャカチャ
男「目を瞑れ」
緑髪「」ギュゥゥ
男「そんなに強く瞑らなくても大丈夫だぞ」ピトッ
緑髪「ヒャッ!!」ビクッ
男「冷たかったか?」
緑髪「」コクッ
男「何か言ってからやるべきだったな。 すまない」
男「じゃあ洗い始めるぞ」
緑髪「」コクッ
男(何でこういう時に喋んないんだ?)
男(なるべくなら、うなずかないでほしいんだが……)
男「」ごしごし
緑髪「アッ……」ビクッ
男「どうした? もしかして痛かったか?」ごしごし
緑髪「んっ……なんでも…」ごしごし
男「そ、そうか」ごしごし
男(なんかイケナイことをやっているみたいだな……)ごしごし
緑髪「んっ……」ごしごし
男(落ち着け俺よ!! ただ頭を洗っているだけだぞ)ごしごし
緑髪「んあ……」ごしごし
男「な、流すぞ」
緑髪「」コクッ
男「」シャー
緑髪「んっ」シャー
男「よし、これくらいでいいだろう」
緑髪「ぷは~」
男「じゃあ次は……」
緑髪「……からだ」
男「は自分で洗ってください」
男「じゃあ俺は風呂にでも……」
緑髪「」ギュッ
男「なっ!!」///
緑髪「」ギュゥ
男「は、はなせよ!!」///
緑髪「……にがさない」ニコッ
男「わかった!! 逃げないからとりあえずはなせ!!」///
緑髪「もうすこしだけ……」ギュゥ
男「後で好きなだけやっていいから今はやめろ!!」///
緑髪「……なんで?」ギュゥ
男「なんて言うか…… その……」///
緑髪「?」ギュゥ
男「う、腕に柔らかい物がですね……」///
緑髪「?」ギュゥ
緑髪「・・・」ギュゥ
緑髪「////」パッ
緑髪「……えっち」////
男「い、いや、今のはお前が……」
緑髪「……カラダあらってくれるならゆるす」
男「許すもなにも、今のはお前が……」
緑髪「……でもおっぱいさわった」
男「ふ、触れただけだ!!」///
緑髪「……おんなじ」
男「くっ……」
男(触ってしまったのは事実だから、言い逃れができん……)
緑髪「……あらって?」///
男「うっ……」///
男「せ、背中だけなら……」
緑髪「せなかだけでも、あらってくれるなら……」///
男(コイツの背中ずいぶんと綺麗だな……)
男(って!! なにまじまじと見てるんだ俺は!!)///
男(こんな貧乳の女の子になんて興味が無いはずだろ!! どうした俺!!)
緑髪「///」ポカッ
男「イテ」
緑髪「そんなにみないで……」///
男「み、みとらんわ!!」///
緑髪「……うそつき」///
男「いいから洗うぞ!!」///
緑髪「」コクッ
男「」ピトッ
緑髪「ふぁっ!」ピクッ
男「あぁすまん、何か一声かけてーー」
緑髪「」クルッ
男「な、何でお前はこっちを向くんだよ!!」///
緑髪「……こっちむかないと、アナタがみえない…… から……」///
男「頭洗ってる時だって見えて無かっただろ!?」
緑髪「……あのときは、アナタをはだでかんじられた」///
緑髪「……でもいまは、ぬのごし」///
男「だからってな……」
緑髪「・・・」
男「ど、どうした?」
緑髪「……て」
男「て?」
緑髪「……てであらってほしいな ……って」///
男「なっ、なにを言ってんだお前は!? それは無理だ!! 無理に決まってんだろ!!」
緑髪「……むりくない」
男「無理だっつうの!!」
緑髪「……なにがむりなの?」
男「女の子の肌を素手で触るなんてできるか!!」
緑髪「……さっきさわってきたくせに」ボソッ
男「なんか言ったか?」
緑髪「」フルフル
ひょっとして、この女の子、元々身分が高かった?
貴族とか王族、それもお姫様だったとか?
男「手で洗うんだったら、俺は絶対に洗わん!!」
緑髪「……どーして?」
男「そ、それは……」
緑髪「」じぃー
男「うっ……」
緑髪「」じぃー
男「と、とにかく!! ダメなものはダメだ!!」
緑髪「……ケチ」プクッ
男「なにがケチなのか俺にはさっぱりわからんな」
男「ほら背中洗ってやるからさっさと向こう向け」
緑髪「……ヤッ」プイッ
男「なんでだよ!?」
緑髪「……どーしてむこーむくの?」
男「どうしてって……」///
男(お前が前を隠さないから、いろいろなところが丸見え……)
男(なんて言えるわけないか……)
緑髪「っ!?」///
緑髪「……えっち」///
男「え!? もしかして口に出てた!?」
緑髪「///」コクッ
男「マジで!?」
緑髪「」コクッ
男(よりによって一番声に出しちゃいけないところを……)
緑髪「……どーだった?」///
男「な、なにが?」
緑髪「……わたしのカラダ」///
男「な、なにを言ってんだお前は!?」
緑髪「なにって…… もぉ~……」////
男「『もぉ』じゃねぇよ!!」
男「俺をからかってばかりいると、背中も洗ってやらないからな!!」
緑髪「……それはこまるよ」
男「じゃあ向こう向け」
緑髪「」コクッ
緑髪「」クルッ
男「よし良い子だ」
緑髪「・・・」///
男「じゃあ再会するぞ」
緑髪「」コクッ
男「」ゴシゴシ
緑髪「んっ……」ゴシゴシ
男「痒いところとか無いか?」ゴシゴシ
緑髪「んっ……な、い」ゴシゴシ
男(この声ホントにどうにかならないのか……)ゴシゴシ
緑髪「んぁ……」ゴシゴシ
男「・・・」ゴシゴシ
緑髪「あっ……」ゴシゴシ
幼女可愛いし面白いけど男の童貞臭はなんとかならんのか
応援してくださる方々、本当にありがとうございます。
予想よりたくさんの方々に
『緑髪ちゃん可愛い』みたいなことを言ってもらってとても嬉しいです。
>>105
その辺についてはまた後で書くつもりです。
>>111
すみません。 女馴れしてる男の人と
緑髪ちゃんを一緒にお風呂に入れたくなかったのでつい……
更新が遅くなってしまって申し訳ありません!!
今週末にまとめて更新できるようにがんばります!!
男「背中はこれぐらいでいいだろ」
緑髪「……ありがと」
男「じゃあ後は自分で」
緑髪「」グイッ
男「おっと、急にどうした?」
緑髪「……ほかは?」
男「……はい?」
緑髪「……ほかはあらってくれないの?」
男「まぁ最初からそういう約束だったからな」
緑髪「……あらって」クイッ
緑髪「……私をあらってよ」
男「それは無理だ」
緑髪「……なんで?」
男「そう言う約束だったからな」
緑髪「……ケチ」
男「何とでも言え。 俺は何を言われても約束を破る気はない」
緑髪「……ヤクソク、やくそくって」
緑髪「……やくそくがそんなにたいせつ?」
男「あぁ」
緑髪「……どーして? ヤクソクはやくそくでしかないのに……」
男「どうしてってお前と結んだ数少ない約束だからだよ」
緑髪「っ!?」
緑髪「……あらう」ボソッ
男「え? なにかいったか?」
緑髪「じぶんであらうっていったの!!」
男「うぉっ!?」
男「……お前も大きな声を出すんだな。 驚いたよ」
緑髪「……そんなにおーきなこえだしてない」
男「そ、そうか」
緑髪「……おしえて」
男「なにを?」
緑髪「……あわあわするやつのつかいかた」ワシャワシャ
男「これのことか?」
緑髪「……うん」ワシャワシャ
男「別にいいぞ」
男「いいか? これはなーー」
緑髪「」ゴシゴシ
男「いい感じだ」
緑髪「」ピタッ
緑髪「・・・」
男「どうかしたか?」
緑髪「……せなかとどかない」
男「何を言ってるんだお前は? 背中は俺が洗ってやっただろ」
緑髪「あっ ……わすれてた」///
男「……他のところ洗っとけ」
緑髪「うん」
緑髪「」ゴシゴシ
ーーー
ーー
緑髪「……あらえたー」
男「じゃあ泡を流さないとな」
男「」シャー
緑髪「」ギュゥ
男「……体だから目瞑る必要はないぞ」シャー
緑髪「……さきにいって」///
男「ごめんごめん」シャー
男「じゃあ流すぞ~」シャー
緑髪「」コクッ
男「」シャー
緑髪「」シャー
男「後ろはこんなもんか……前は……」
男「自分でやってくれ」
緑髪「!?」
緑髪「……ここまでやってくれたんだから、さいごまでやってくれてもいいのに……」ボソッ
男「ん?」
緑髪「……もういい、あとはジブンでやるから……」
男「そ、そうか」
緑髪「」シャー
男(なんか怒ってるみたいだな……)
男(なんでだ? 俺、なんかしたっけ?)
男「……俺も洗うか」
緑髪「」ピクッ
男「ん?」
緑髪「」チラッ
男「・・・」
緑髪「」チラッ
緑髪「」チラッ
男「……背中流してくれるか?」
緑髪「」パァッ
緑髪「」コクコク
男(怒ってるのは気のせいか?)
緑髪「……まずはあたまからあらわないと」
男「頭はもう洗ったからいいかな」
緑髪「……いつのまに」ガーン
緑髪「……わたしがあらってあげたかったのに……」しょぼーん
男「……じゃあお願いしようかな」
緑髪「……でももうあらったんでしょ?」
男「いや~、洗い足りなくて頭が痒いから、頼もうかと思ってたんだ」
男「洗ってくれるか?」
緑髪「……やる」キリッ
男「そ、そうか」
緑髪「……めーつぶって」
男「」ギュッ
緑髪「……い、いくよ」
男「はいよ~」ギュゥ
緑髪「」チュッ
男「い、今何をした!?」ガタッ
緑髪「……チュウ ……しました」///
男「なっ!?」///
緑髪「チャンスだと思ってつい……」
男「チャンスってお前……」
緑髪「……ダメ ……だった?」
男「べ、別にダメってわけでは……」///
緑髪「……ならよかった」ニコッ
男「っ!?」///
緑髪「……どうかした?」
男「な、なんでもない!!」
男「……何でもないから先に出ててくれ」
緑髪「でもまだ洗い……」
男「いいから!!」
緑髪「……はい」
ガチャ
男(俺は何を言ってんだ……)
バタン
男(アイツにあんなこと言ったって何も変わらないのにな……)
男(本当に……)
ーーー
ーー
男(そろそろ出るか……)
ガチャ
緑髪「」シクシク
男「……何でまだ服着てないんだ?」
緑髪「」シクシク
男「……お前もしかして体すら拭いて無いんじゃないか!?」
緑髪「」シクシク
男「……ちゃんと拭かないと風邪引くぞ」
緑髪「」シクシク
緑髪「」チラ
緑髪「」シクシク
緑髪「……風邪引いても別にいい」
男「いいわけ無いだろ」
緑髪「……アナタに嫌われたのなら…… 別に……」ポロポロ
男「俺がいつお前を嫌いになったってーー」
緑髪「たいどみたらわかる…… わかっちゃうんだよぅ」ポロポロ
男「・・・」
緑髪「えっぐ……ひっく……」ポロポロ
緑髪「私またへんぴんされちゃうのかな……」ポロポロ
緑髪「またまえみたいになっちゃうのかな……」ポロポロ
緑髪「ヤダよ…… そんなの…… ヤダ……」ポロポロ
緑髪「こんどこそはっておもってたのに……」ポロポロ
緑髪「ぜったいにっておもってたのに……」ポロポロ
男「・・・」ポンポン
緑髪「ひっく…… ぐず……」ポロポロ
男「……お前は少し先走り過ぎだ」ナデナデ
緑髪「ぐず……」ポロポロ
男「俺はお前を返品って言うか、あの場所に戻すつもりは無いしーー」
男「お前を嫌いになってもいない」ナデナデ
男「お前は一生を賭けて俺の世話をしなきゃならないんだ」
緑髪「……ほん ……と ……ですか?」ポロポロ
男「ああ、本当だ」
男「イヤでもやって貰うぞ」
緑髪「やっぱりアナタは…… やさしいですね……」ゴシゴシ
男「や、優しくなんか無い!!」
緑髪「そうですね、サイアクですね」ニコッ
男「そうだろ?」
緑髪「はい、すごくヒドいです」
緑髪「こんなにヒドいわかってたら、いっしょにおフロなんてはいらなければよかったです」
男「……そこまで言うか」
緑髪「はい、しょうじきものは、むくわれますから」
緑髪「ってことは、アナタはむくわれませんね」ニコッ
男「なっ!?」
緑髪「それでは、これからもスエナガくおねがいしますね」
緑髪「……ご ……ご主人 ……さま」///
男「お、おう」///
緑髪「クシュン ……さむい」
男「ほら早く拭かないと」ゴシゴシ
緑髪「あぅ~」ゴシゴシ
男「これくらいで良いだろう」
緑髪「えへへ~」///
男「なにか面白いことでもあったのか?」
緑髪「なんでもな~い」
緑髪「くしゅん」
緑髪「えへへ~」
男「・・・」
男(コイツ絶対に風邪引いたな)
~翌日~
緑髪「あぅ~」フラフラ
男(やっぱり……)
男「……お前頭痛いだろ?」
緑髪「ど~してわかったの~? まさか、ちょーのーりょく!?」フラフラ
男「……いいから寝てろ」
緑髪「そんなのダメ…… きのーいっしょーつかえるってきめたんだから」フラフラ
男「もしかしたら、もう二度と仕えられなくなるかもしれないぞ?」
緑髪「それはこまる~」
男「じゃあおとなしく寝てろ」
緑髪「……わかった~」
ーーー
ーー
男「まったく…… 商人から無口と言われて買ったのに、凄い喋るし」ギュゥ
男「少し冷たいぞ」
緑髪「うん……」
男「」ピトッ
緑髪「ひゃう!!」ビクッ
男「買ったその次の日で風邪引くし……」
緑髪「……すみません」
男「なのに可愛いし……」
緑髪「なっ!? か、カワイイ!?///」ガバッ
男「ちゃんと寝てろ」ビシッ
緑髪「イタッ!! ……はい」
男「さすがの俺もそろそろ怒るよ!?」
緑髪「……すみません」
緑髪(カワイイからおこられるってちょっとりふじん……)
緑髪(でも、か、カワイイか……)///
緑髪「えへへ~」///
男「・・・」
男(一日しか経ってないのに、ずいぶんと表情豊かになったなコイツ)
男(元は元気で明るい子だったってことかな?)
男(その辺りも後で聞いてみるかな……)
今日はここまでです。最近更新できなくてすみません。
これからもこういうことが多々あるかもしれませんが、
絶対に完結させるのでよろしくお願いします。
男「何か食べたい物でもあるか?」
緑髪「……おなべ」
男「お前鍋好きだな」
緑髪「だって…… おなべしか…… しらないんだもん……」
男「………」
緑髪「おなべしか…… たべたことないんだもん……」
男「………」
緑髪「………」
男(……もしかして、地雷を踏んでしまったのか?)
男「あのーー」
緑髪「だからね」
男「お、おう」
緑髪「あな…… ご、ご主人様とおかいものにいったときはとてもたのしかったの」
緑髪「まだまだしらないものがあるんだなってドキドキしたの」
緑髪「私には、そのドキドキでももったいなくって…… とてもぜいたくで……」
男「………」
緑髪「これいじょうのぞむのはよくないのに……」ポロポロ
緑髪「よくないってわかっているのに、たべてみたい、さわってみたいっておもって……」ポロポロ
緑髪「ヤ…… こんなごーよくだと、あな…… ご主人様はきらいになっちゃうよね……」ゴシゴシ
男「お前……」
緑髪「……いまいったことはわすれて」ゴシゴシ
男「………」
緑髪「」ゴシゴシ
男「」ビシッ
緑髪「あぅ!?」
男「バカかお前」
緑髪「ほぇ?」
男「強欲な訳あるか」
緑髪「でもーー」
男「でもじゃない。 お前が強欲だったら、俺はどうなるんだよ」
緑髪「……ちょーごーよく?」
男「……まぁそれしか思いつかないよな」
緑髪「うん」
男「その超強欲な俺が、ただ単に強欲なお前を嫌うと思うか?」
緑髪「………」う~ん
緑髪「おも~う」
男「……そうですか」
男「でも俺はそうは思わない」
緑髪「ん? ん~?」
男「……そんなことでお前を嫌いになったりしないってことだよ」
緑髪「っ……」///
男「どうした? 顔が赤くなってるが、熱があがーー」スッ
緑髪「!? さ、さわらないで!!」///
男「お、おう?」
緑髪(やっぱり私、へん、へんだよぅ)
「おっ!! こんなところにプレイボーイ発見したし」
男「うぉ!?」
?「……死刑」
「そうだよね、乙女をたぶらかすのは、あんまりよくないことだし」
?「……絞殺刑」
「アハハ、確かに先走るのはよくないし」
男「……お前らここ俺の家なんだけど」
?「……絞首刑」
「そんなこと知ってるし」
男「……まずお前ら、どうやって入った?」
「玄関からおじゃましま~す?」
男「……理解した」
?「……電気椅子、電気椅子」
「確かに、鍵はかけた方がいいし」
男「……さっきから物騒なことを言ってるそいつはなんだ?」
「そいつじゃなくて、銀髪ちゃんだし」
銀髪「……投薬刑」
「『こんにちは、はじめましてだね、きゃは☆』って言ってるし」
男「……絶対に少し盛ってるだろ?」
「盛ってない盛ってない」
男「……本当か?」
銀髪「」コクッ
銀髪「……可能性は無限大」
男「おいお前」
金髪「お前じゃなくて金髪だし」
男「じゃあ金髪、コイツはさっき何て言ったんだ?」
金髪「『金髪ちゃんの悪口を言うと、死刑だからね!! プンプン』って言ってるんだし。 それぐらい察しろし」
銀髪「」こくっ
男「いや無理だろ」
緑髪「」ギュッ
男「おい、急にどうしたんだ?」ギュゥ
金髪「お前、ずいぶんとソイツに懐かれたみたいだな」
銀髪「……電気絞殺刑」
男「……お前ら、コイツ(緑髪)の知り合いか?」
銀髪「……終身投薬刑」
金髪「と言うわけだし」
男「いやいや、言ってる意味わかんねぇよ」
金髪「ようするに友達ってことだし」
男(友達なら、そんな物騒な単語使うなよ)
男「そうなのか?」
緑髪「」フルフル
緑髪「あんなひとたちしらない…… ともだちなわけがない……」ギュゥ
男「だってさ」
金髪「あれ? おっかしいな~ アタシ、君のこと友達だと思ってたし」
銀髪「……斬首刑」
金髪「銀髪ちゃんだって『あれれ? 私たちって友達じゃなかったの!?』って驚いてるし」
男「……それより何の用だよ?」
金髪「へ?」
男「俺たちに何か用があって来たんじゃないのか?」
金髪「用事? 銀髪ちゃん、アタシらって何か用あったし?」
銀髪「……自害」
金髪「そうだったし」
金髪「オイ、緑色の髪お前」
緑髪「………ハイ」
金髪「アタシらについて来いだし」
緑髪「ヤッ!!」プイッ
金髪「……ケーキ買ってあげるから、ね?」
緑髪「いんない!!」ぎゅっ
銀髪「……凌遅刑」
緑髪「……ご主人様ぁこの人たちこわいよぅ」うるうる
男「っ……」
緑髪「ご主人様ぁ助けてぇ」うるうる
男「………」
緑髪「ご主人様?」うるうる
男「あ、ああ……」
男「ほらお前ら、特に銀髪の方」
金髪「なんだし」
銀髪「……鉄環絞首刑」
男「……それ何とかならないの?」
金髪「何とかはなるんじゃね?」
男「じゃあ何とかしろよ」
金髪「え~、その喋り方カックイイから断りたいんだし」
男「お前に断られる筋合いは無いんだが」
男「銀髪ちゃん」
銀髪「……何?」
男「さっき見たいな話し方やめてくれないか?」
金髪「だからーー」
銀髪「……別にいい」
金髪「なっ!?」
男「ありがとな銀髪ちゃん」
銀髪「……オトハ」
男「ん? 何が?」
銀髪「……声」
男「声? 声がどうかしたのか?」
銀髪「……声、裏返っちゃった」
銀髪「……恥ずかしい」///
男「……アイツってどんなキャラなんだ?」
金髪「いや、アタシに聞かれても知らんし」
金髪「でも、超が付くほど可愛いことはアタシが保証するし」
男「……そうですか」
銀髪「……気を取り直して」
銀髪「」コホン
銀髪「……音は意味を持たないの」
銀髪「だから、言葉には意味なんて無いと私は思うの」
緑髪(あれ? この言葉どこかで聞いたことのあるような……)
銀髪「……私が伝えたいように伝わればそれがどんなものでもいいの」
銀髪「仕草や表情、文字もちろん言葉でも」
銀髪「……私の伝えたいように金髪ちゃんに伝わってたからあの話し方でよかったんだけどーー」
銀髪「アナタたちに通じない」
銀髪「……私が言葉に意味を込めても、その人に伝わらなければ意味が無い」
銀髪「……だから、私はあの話し方じゃあダメだと思うの」
銀髪「……金髪ちゃん、それでもあの話し方じゃないとダメかな?」
金髪「ダメじゃ無いと思います!! てか、ダメじゃありません!!」
銀髪「よかった ……ありがとう金髪ちゃん」
金髪「あぅ~ 聞いてた!? ありがとう、銀髪ちゃんがアタシにありがとうだって!!」
金髪「生きててよかった~!!」
男「……そういえば、お前らは何しに俺のところに来たの?」
金髪「そういえば用があったんだし」
銀髪「……忘れてた」
男(……用があって来たなら忘れるなよ)
金髪「アタシたちは、そこの緑の奴に用が来たんだし」
緑髪「え? 私に?」
銀髪「……うん」
銀髪「……私たちは、アナタをさらいに来た」
緑髪「え!?」
男「なっ!?」
金髪「え!?」
男「何でお前が驚いてるんだ?」
金髪「アタシは、緑の奴を病院に連れていけって頼まれて……」
金髪「さらって来いとまでは……」
男「……どういうことだ?」
金髪「いや、私に聞かれても知らんし」
金髪「銀髪ちゃんは、なんて言われたんだし」
銀髪「……え? 私も病院に連れていけって言われたよ」
金髪「は?」
緑髪「?」
男「はい?」
銀髪「え? 私、何か変なこと言ったの?」
金髪「うん、さっき緑の奴をさらうとか……」
銀髪「………」
銀髪「……間違えちゃった」///
金髪「……可愛い」///
緑髪「あ、あの~……」
金髪「何だし?」
緑髪「アナタじゃなくて……」
銀髪「……私?」
緑髪「うん」
銀髪「……何?」
男(コイツの雰囲気 会ったばかりの緑髪ちゃんに似てるな……)
緑髪「よいしょ」
男「おい、あんまり無理すんなよ」
緑髪「だいじょーぶ。 ねながらひとのはなしをきくのは、ひつれーだからね」
男「大丈夫ならいいんだけどさ……」
緑髪「なんかしかいがグニュグニャするけど…… たぶんだいじょーぶ」
男「それ絶対大丈夫じゃないから寝てろ!!」
緑髪「でも……」
銀髪「……無理するのはよくない」
男「銀髪ちゃんもこう言ってることだし、な?」
緑髪「でも、やっぱりねてるのはよくないとおもう……」
銀髪「……アナタのご主人様、頑固者が嫌いって言ってたの」ヒソヒソ
緑髪「え!? じゃあねるもん!!」
金髪「……この可愛い生物は何なんですか?」
男「俺のメイドだ」
緑髪「お、おお、俺の!?」///
金髪「私にください!! いくらですか!? いくら欲しいんですか!?」
男「だから俺のだってば。 誰にもやる気はない」
緑髪「誰にもっ!?」///
銀髪「……アナタ、かなりご主人に好かれてるみたいね」ナデナデ
緑髪「う、うん」///
金髪「なでなでしてる銀髪ちゃんカワイイ…… 撫でられてる緑ちゃんも……」ハァハァ
男「そう言えば、何でお前ら来たんだよ?」
金髪「だから、病院に連れていく為ーー」
男「それはわかった。 それで何でお前らが来る必要があったんだ?」
男「別に病院くらい俺が連れて行くんでもいいだろ?」
銀髪「……アナタは忘れてるの」
男「何を?」
銀髪「……この子のこと」
男「いや、忘れて無いんだけど」
銀髪「……ううん、忘れてる。 この子は誰なの?」
男「誰ってそりゃ俺のメイドだよ」
銀髪「……名前は? 戸籍は? それを証明できるものは?」
男「……あ」
銀髪「……アナタはこの子を奴隷として買ったの。 だから、普通の病院に連れていく訳にはいかないの」
金髪「だから私たちが来たんだし」
金髪「いわゆるアフターサービスってやつだな」
男「ってことは、お前らはあの商人の連れってことか?」
銀髪「……そう。 実は私たちは商品なの。 このアフターサービスは宣伝も兼ねてるの」
金髪「銀髪ちゃ~ん、私はもう商品じゃ無いよぅ~」
男「つか、アフターサービス来るの早くないか? 俺頼んでないのに」
銀髪「…………」
緑髪「……あたまたたかれてるみたい」
銀髪「……あの子つらそう。 早く連れていってあげようよ」
男「お、おう」
男(なんか話をそらされた?)
男「俺の背中に捕まれるか?」
緑髪「……むり ……だっこ」
男「わかった」
銀髪「……じゃあ、私はおんぶで」
男「了か…… 無理だっつうの!! お前は歩けよ!!」
銀髪「ちぇ……」
金髪「アタシは~?」
男「お前はもう主人がいるんだろ? 帰っていいよ」
金髪「それはイヤだね」
金髪「今帰ったら、銀髪ちゃんと緑ちゃんの百合百合プロレスが見れないじゃんか!!」
男「そんな展開は無いから今すぐ帰れ」
緑髪「……ユリ?」
銀髪「……花、かな?」
金髪「そんなこと言って独り占めしようと考えてるんでしょ!?」
男「ねぇよ!!」
銀髪「……早く行こう」
男「ああ、お前は帰れよ!! 百合百合になったら写真を送ってやるから!!」
金髪「あ、じゃあお先に失礼します」ガチャ
男(現金な奴だな~……)
男「ほら、手を延ばせ」
銀髪「……はい」スッ
男「お前じゃねぇよ!! 緑髪ちゃんだよ!!」
銀髪「……紛らわしい」
緑髪「……ん」スッ
男「ちょっと失礼」ギュッ
緑髪「!?」///
銀髪「……なにハグしてるの? もしかして、私に見せつけてる?」
男「え? だっこってこうだろう?」
緑髪(/>/△/</)ノシ ポカポカ
男「イタッ」
銀髪「……それは子どもをだっこする時の」
銀髪「……大きな人はお姫様だっこ」
男「大きな人……?」
緑髪「」すとーん
男「……大きいか?」
緑髪「どこ見て言ってるの!?」///
男「いや…… ちゃんと背を見て言っーー」
銀髪「……さっき胸見てたよ」
緑髪「!?」///
緑髪「ご主人様のえっち!!」パチーン
ーーー
ーー
医者「……ただの風邪ですね」
銀髪「……よかったね」ナデナデ
緑髪「うん、おねーちゃんありがと」
銀髪「!?」
緑髪「……どーかした?」
銀髪「いや…… 何でも……」
医者「注射打てばだいぶ楽になると思います」
緑髪「え!? ちゅーしゃ……!?」
銀髪「……注射怖いの?」
緑髪「うん…… 少し」
銀髪「フフフッ、アナタは昔っから注射が苦手ね」
緑髪「え? 昔?」
銀髪「あ、いや、妹、そう私の妹と間違えたの」
緑髪「へ~ おねーちゃんいもーといたんだ」
銀髪「……うん、今はどこにいるのかすらわからないけど」
緑髪「それってーー」
医者「はい、じゃあ右手を出して」
緑髪「は、はい!!」スッ
看護師「そう力まないで、力を抜いてくださ~い」
緑髪「はっ、はい」ギュッ
銀髪「……抜けて無い」
医者「これは困りましたね……」
看護師「う~ん…… じゃあ問題ね」
看護師「今日はアナタの誕生日です」
緑髪「え? きょーってわたしのたんじょーびなの?」
銀髪「……もしもの話だよ」
緑髪「なんだ、もしものはなしか……」
看護師「まず、ピザを取ってーー」
緑髪「ピザってな~に?」
銀髪「……食べ物だよ」
看護師「次にお寿司を取ってーー」
緑髪「じゃあ、おすしは?」
銀髪「……それも食べ物だよ」
看護師「最後にフライドチキンを取りましたーー」
緑髪「フライドチキンは?」
銀髪「……何だろう?」
看護師「最初に取ったものはな~んだ」
緑髪「今ままでの流れからして食べ物何じゃないかな?」
銀髪「……そうなのかな?」
看護師(聞いて無い……)
ーーー
ーー
看護師「最初に取ったものは何でしょう?」
緑髪「う~ん……」
看護師「先生、今です」
医者「」プスッ
銀髪「……ピザかな?」
緑髪「あ、ピザだ!! ピザだよ!!」
医者「はい、お疲れさまでした」
緑髪「へ?」
看護師「痛く無かった?」
緑髪「終わったの?」
看護師「はい」
緑髪「……気がつかなかった」
看護師「それでは、気をつけて帰ってくださいね」
銀髪「……答えは?」
看護師「何のですか?」
銀髪「……問題の」
看護師「……知りたいですか?」
銀髪「」コクッ
看護師「それはアナタが誕生日になればわかりますよ」ニコッ
銀髪「………」プイッ
看護師「……私何か嫌われるようなこと言いましたか?」
医者「さあ?」
銀髪「……帰ろ」
緑髪「あ、でも……」
銀髪「……どうかしたの?」
緑髪「ご、ご主人様が……」
銀髪「あ、忘れてた」
ーーー
ーー
緑髪「ご主人様おきて~」ユサユサ
男「………」
緑髪「おきない……」
銀髪「……私にまかせて」
銀髪「」ボソボソ
男「う……」
緑髪「ご主人様、なんかくるしそーだよ?」
銀髪「……心配しないで、大丈夫だから」
銀髪「」ボソボソ
男「う~ん……」
銀髪「チェイサ!!」バキッ
男「うぐっ」
緑髪「あ、ご主人様!!」
緑髪「ご主人様になんてことをするの!!」
銀髪「……だって起きなかったんだもん」
緑髪「だからってなぐることないでしょ!!」
銀髪「……その発想は無かった」
緑髪「その発ーー」
男「いって……」
緑髪「あ、ご主人様、だいじょーぶ!?」
男「ああ、何故か顔がすげぇ痛いけどな」
緑髪「え? かおだけ?」
男「え? まあそうだが」
緑髪「おなかは? おなかはいたくないの?」
男「え? 腹? 腹がどうかしたのか?」
緑髪「いたくないの?」
男「痛く無いが?」
緑髪「……なんで?」
男「さっきから何で腹なんだよ?」
緑髪「だって、そこのおねーちゃんにおなかなぐられたんだよ!?」
銀髪「ピース」v
男「そうなのか? ぜんぜん痛くねぇけど……」
男「あ、それより、お前は大丈夫なのかよ!?」
緑髪「ふぇ? わたし?」
男「風邪だよ風邪!! 見たところ元気そうだけど、病院行ったのかよ?」
緑髪「ご主人様はなにをいってるの?」
男「え?」
銀髪「……ここがその病院ですよ」
ーーー
ーー
男「お前重くない?」
銀髪「お、重くなんて無いもん!!」
男「いや、お前は持ったこと無いから知らねぇし」
銀髪「なんだ…… 紛らわし」
緑髪「じゃあもしかして…… 私?」
男「もしかしなくても、現在進行形でおんぶされてるお前しかいないだろ」
緑髪「……くないもん」
男「え?」
緑髪「重く無いもん!!」
男「いや、しかし事実重ーー」
緑髪「重く無いったら無いもん!!」
銀髪「……私もおんぶして行ったけど、そんなに重くなかったよ?」
銀髪「……アナタが非力なだけじゃないの?」
男「そうなのか? ……そうだとしたら男として悲しいな」
銀髪「いや、でも、私がマッスルなだけで実事重いとか……」
緑髪「重くないってば!!」
銀髪「そんなに否定されると怪しいな」
緑髪「……二人ともヒドイよぅ」
銀髪「アハハ、冗談冗談。 あなたは軽いから大丈夫だよ」
緑髪「え!? ホント!?」
銀髪「ああ、私が言うんだから本当のことだよ。 ね、ミドちゃんのご主人様」
男「あ、ああ…… うん…… 確かに軽い ……よ」
銀髪(うわぁ…… この人嘘つくの下手過ぎでしょ……)
緑髪「ホント? ホントにかるい?」
銀髪「……自分で重くないって言ってたのに」
緑髪「う、うるさい」
男「軽い? よ」
銀髪「嘘つくならもっと上手く嘘つきなさいよ!!」ヒソヒソ
男「無理……」
緑髪「よかった…… 私、かるいんだ……」
銀髪「………」
銀髪「……あの子は、人を疑うって事を知らないのかな?」
銀髪「あの子なら、『明日10万円持って来なければ死にます』って言われたら、持ってっちゃいそうね」
男「おい、一人でブツブツ何か言ってないで少しは助けろ」
銀髪「え? イヤだ」
男「……お前ってそんなキャラだったっけ?」
銀髪「あの時は猫被ってました」
男「……そうでしたか」
緑髪「ねぇねぇご主人様」
男「……何だ?」
緑髪「私、おなべじゃないものたべてみたい」
男「……どんなのがいい」
緑髪「んとね、さとーみたいなのがいい」
男「甘い物か……」
銀髪「あのさ」
男「なに」
銀髪「この子って、アナタの奴隷なのよね?」
男「そうだが?」
銀髪「エロいこととかしないの?」
男「な!? な、なな、何を言ってるんだお前は!?」
銀髪「……アナタって、下半身新品の種族なんだね」
男「ち、違うわ!!」
銀髪「へーソウナンダー」
男「ああ、そうだよ新品だよ!! だから何だって言うんだ!!」
銀髪「べっつにー」
男「うぜぇ、こいつうぜぇ!!」
緑髪「え!? ご主人様あたらしいの!?」
男「え? ま、まあな」
銀髪「アナタは、好きな人の前じゃ、ちゃんと話せない子どもか!!」
男「っ!! 別に好きなわけじゃ……」
緑髪「え? ……ご主人様って、私のこときらいだったんだ……」
男「え!? ちがっ……」
緑髪「そっか、そうだよね……」
男「ちょ……」
緑髪「私、どれーなのにわがままだもんね」
男「だから話を……」
銀髪「アナタの家の冷蔵庫にあったプリン食べていい?」
男「は?」
銀髪「だから、アナタの家の冷蔵庫にあったプリン、食べていいの? ダメなの? どっち」
男「……ダメだ。 何も今ーー」
銀髪「何でダメなの?」
男「……え?」
銀髪「なんで?」
男「それは……」
男「」チラッ
緑髪「……」
男「……それは、コイツのだからだよ」
緑髪「へ?」
男「俺がコイツの為に出会った日に買った物だ」
男「例え実の子だとしても、そいつはやらん」
緑髪「……ご主人様」
銀髪「ふふ…… じゃあダメね。 あきらめるわ」
緑髪「ご主人様!!」ギュッ
男「や、やめろ!! 抱きつくな!!」
緑髪「ご主人様のこどもよりもうえだなんて……」ギュッ
男「だからやめろって!!」
銀髪「うれしい癖に」
男「……うるさい」
男「うるさいけど…… その…… ありがとな。 後でお礼をする」
銀髪「え? 何が? 私、プリンが食べたかっただけなんだけど?」
男「……そっか」
銀髪「あ~あ、誰か私を買ってくれないかな~」
男「……え?」
銀髪「今なら、98%オフで39万なのにな~」チラッ
男(ハハ……コイツめ)
銀髪「どこかに奴隷を奴隷扱いしない人いないかな~」チラッ
男「そんな物好き、俺以外に居ないだろ」
男「商人のところに案内よろしくな」
銀髪「はい、よろこんで」ニコッ
銀髪「じゃあ早速……」
男「ちょいまち」
銀髪「え?」
男「コイツにプリンをあげるのが先」
緑髪「」ギュゥ
銀髪「あ、うん」
男「それじゃあ、帰るか」
緑髪「うん」ギュゥ
男「もちろん 銀、お前もだぞ」
銀髪「……いきなり銀ですか」
緑髪「あ、おねーちゃんズルーい!! 私も緑ってよばれたい!!」
銀髪「だってさ」
男「え? ……ま、また後でな」
銀髪(何年ただいまって言ってなかったっけ?)
緑髪「え~ なんであとでなの?」
男「な、何でもだ!!」
銀髪(ただいま? あれ? おかえりだっけ?)
緑髪「おねーちゃんだけズルい!!」
男「ズルくない」
銀髪(まあ、二人に合わせれば大丈夫か)
男「銀、どうした?」
緑髪「ぶ~」
銀髪「え? あ、いや、何でもない」
男「そうか。 なんかあったら言ってくれよ」
銀髪「……うん」
ーーー
ーー
男「……やっとついた」ハァハァ
緑髪「ご主人様、もしかして私によくじょー……」
男「してないから、疲れの方だから」ハァハァ
男「フゥーー」
緑髪「してないのか……」シュン
男「何でシュンとしてるの?」
銀髪「さあ?」
男「ちょっとまってて……」
男「鍵あけるから」
男「開いた……」
男「」ガチャ
男「ただいま~」
銀髪(あ、ただいまでよかったんだ)
銀髪「ただいーー」
緑髪「おかえり~」
銀髪「……」
銀髪(え!? どっち!?)
銀髪(……よし、2分の1だ)
銀髪「お、おかえり」
男「……おかえり」
銀髪「……もしかして、ただいまだった?」
男「うん」
銀髪(うわぁ~!!! やっちゃった~!!!)///
緑髪「あ、おね~さんまちがえた」
男「お前もな」ピシッ
緑髪「あぅ」
ーーー
ーー
男「」ガチャ
男「ほら」
緑髪「?」
男「甘い物食いたかったんだろ?」
緑髪「あ、もしかしてこれがぷりんなの?」
男「ああ」
銀髪「………」
緑髪「これ、おかいもの行ったときにみた!!」
男「そりゃよかったな」ポンポン
銀髪「………」
緑髪「どーやってたべるの?」
男「え? 蓋を開けてだな……」
銀髪「………」
緑髪「……おねーちゃん、ぷりんたべたいの?」
銀髪「え? ひゃ、いやらい」
緑髪「?」
銀髪「はぅ…… 噛んじゃった……///」ボソボソ
男「いらないそうだ」
緑髪「そうなのおねーちゃん?」
銀髪「……うん」ショボーン
緑髪「……」
緑髪「ぎゅっ」ダキッ
銀髪「ふぁ!? なに!?」
緑髪「げんきでた?」ぎゅぅ
銀髪「へ?」
緑髪「おねーちゃんげんきなかったから、私のげんきおっそわけ~」ぎゅぅ
銀髪「……アナタもまだ元気じゃないじゃない」
緑髪「え? どこが……」
緑髪「ップシュ!!」
緑髪「ぁう~」
銀髪「アハハ、言ったとおりでしょ?」ナデナデ
銀髪「だから、プリン食べて早く寝る、わかった?」
緑髪「あ~い」
銀髪「返事はハイでしょ?」
緑髪「は~い」
銀髪「よし」ギュッ
緑髪「ぎゅー」ギュゥ
銀髪「大きくなったようで、なって無いんだね」ナデナデ
緑髪「へ?」
銀髪「何でもない、こっちの話。 わかったら主人様に食べ方教わってこい!!」
緑髪「りょーかい!!」
緑髪「ご主人様~」
銀髪「あ、まって」ギュッ
緑髪「ふぇ?」
銀髪「元気、ありがとう」
緑髪「どーいたしまして」
銀髪「それと……」
銀髪「これからも宜しくね、い……」
銀髪「緑」
緑髪「うん!!」
銀髪「よし、じゃあ行ってこい」
緑髪「うん!!」
いいですよね、ショートヘアーって。
実際洗うの楽ですし、可愛いですし
良いところしかありませんね。
と言うことで、ようやく一区切りついたってところです。
更新が相変わらず遅く大変申し訳ないです。
保守してくださり、ありがとうございます。
もう片方は、これが終わり次第立て直す所存です。
さぁ、駅だけが決まっている電車。
レールがどうなるかわかりませんが、
終点まで宜しくお願いします。
ロングヘアーも可愛いけど、洗うのすごくめんどくさそうです。
乙
もう片方とはなんぞや
なんだか男が騙されてるような
ーーー
ーー
緑髪「」もぐもぐ
男「どうだ?」
緑髪「おいしー」
男「それならよかった」
緑髪「」もぐもぐ
緑髪「そーいえば、ご主人様はいつぷりんかったの?」
男「だから言ったろ。 お前を買った最初の日だって」
緑髪「じゃあきのー?」
男「え? 昨日だったっけ?」
緑髪「うん」
男(まだ一日しか経ってなかったのか…… もっと一緒にいた気がするんだが……)
緑髪「あ!!」
男「どうした!?」
緑髪「おそうじわすれてた…」
男「そんなことか……」
緑髪「ごめんなさい……」
男「別にいいから気にするな」
緑髪「でも、私へのバツだったのに……」
男「じゃあ、明日風邪が治ったら、銀と一緒にやってくれ」
銀髪「え!? 私も!?」
男「俺の奴隷なんだから当たり前だろ」
銀髪「主人様にとって、奴隷なんて言葉でしかないくせに……」ブツブツ
男「緑髪ちゃんを妹みたいなものだと思って、姉として手伝ってやってくれ」
銀髪「そう言われちゃうと、やるしか無くなっちゃうじゃん……」
緑髪「え~、なんで私のほうがいもーとなの?」
男「そ、それは……」
男(いろいろと小さいからとは言えない……)
緑髪「私のほうがセンパイなのに~」
男「少しだけだろ?」
緑髪「そうだけど……」
銀髪「主人様、ちょっといい」チョイチョイ
男「なんだ?」
銀髪「あの子がああ言ったらなかなか聞かないからさ、こう言った方がいいよ」ヒソヒソ
銀髪「」ゴニョゴニョ
男「はぁ!? 何で俺がそんなこと言わなきゃいけないんだよ!?」
緑髪「ひゃ!?」ビクッ
銀髪「しー、いきなり大きな声出さないの!! あの子がびっくりしちゃうでしょ!!」
男「すまん……」
銀髪「とっとと言ってきなさい」
男「……わかった」
銀髪「わかったならよろしい」
男「お前、緑髪ちゃんのこと詳しいな」
銀髪「そ、そう?」
男「実は本当に姉妹なんじゃないか?」
銀髪「……そんなわけ無いでしょ」
男「そうなのか?」
銀髪「そうだよ。 だから、わかったらとっとと言って来なさい」グイッ
男「わかったから押すな」
男(コイツ…… 下手だな……)
緑髪「おねーちゃんとなにはなしてたの?」ムスッ
男「何って、ただの雑談だよ」
緑髪「ホントに?」
男「本当だ」
緑髪「ウソついてない?」
男「ついてない」
緑髪「すこしごまかしてるとか……」
男「それも無い」
緑髪「じゃあ……」
男「だから、ただの雑談だって」
男「何でそんなに疑うんだよ?」
緑髪「……だって、私とおはなしするよりも、ご主人様 たのしそうだったから」ボソボソ
銀髪「あれ? 緑、もしかして妬いてる?」
緑髪「……そんなことないもん」プクッ
銀髪「アハハ、かっわい~」プニプニ
緑髪「あぅ~」
銀髪「大丈夫だって、主人様も緑と話してる時の方が楽しいって」
緑髪「え!? ほんと!?」
銀髪「う・そ♪」
緑髪「もぉー!!」
銀髪「アハハ、冗談だって」
緑髪「ご主人様~、このお姉ちゃんがいじめる!!」
銀髪「いじめてなんか無いよ。 遊んでるだけ」
緑髪「いじめてるひとは、タイテイそういうこと言うもん!!」
銀髪「おっ、大抵なんて難しい言葉使えるんだ。 スゴイね~」なでなで
緑髪「こどもあつかいしないでよ!!」
男「銀、緑髪ちゃんが嫌がってるから、そろそろやめてやれ」
銀髪「は~い」
緑髪「またこのお姉ちゃんのことあだなでよんで……」
こんなに長い間待ってくれる人がいるなんて……
感謝してもしきれません。
大変長い間書けなくてすいませんでした。
続きは、夜中に上げていきたいと思います。
緑髪「私のことは、なんで緑髪ちゃんなの!? 私もあだでよんでよ!!」
銀髪「だってさ、どうする? 主人様?」
男「・・・・・え」
銀髪「アナタの愛しの緑ちゃんが、『私のことあだ名でよんで~』って言ってるんだよ」
男「別に愛しのって訳じゃ・・・・・」
緑髪「・・・・?」
銀髪「それに、答えてあげないの!? 鬼!! 悪魔!!」
男「お前、絶対俺らをからかってるだろ?」
緑髪「お姉ちゃん、お姉ちゃん」
銀髪「ん? なーに?」
緑髪「いとしのってどーゆーこと?」
銀髪「え? そりゃ—」
男「お前、その意味教えたら金髪の奴に売り飛ばしてやるからな」
銀髪「え!? なんで!? どうして!? 私何か悪いことした!?」
男「良く考えてみろ」
銀髪「えっと・・・・・ うんと・・・・・」
緑髪「わかんない!!」
男「いや、緑髪ちゃんじゃないから」
銀髪「緑に同意します!!」
戻ってくるとは
もう来ないと思ってたからちょっと感動した
緑ちゃん可愛いなぁ
男「あのな、いいか」
銀髪「よくありませーん」
緑髪「ませーん」
男「お前らなぁ・・・」
銀髪「第一意味を知られて困ることが主人様にあるの?」
緑髪「そうだそうだ~ おしえろ~」
男「緑髪ちゃんは、おとなしく寝てろ!!」
銀髪「だってさ」
緑髪「そんなぁ・・・・・」シュン
男「ちゃんと寝なきゃ風邪が治らんだろ」
銀髪「だってさ。 こればっかりは、主人様の言う事聞いときな」
緑髪「は~い・・・・・」
>>225
すみません!! 酉忘れました!!
ついでに返答でも・・・・・
>>222
遅くなってしまってすみません。
こんなに長い間まってて下さるなんて、感謝してもしきれません!!
>>223
そこまでまってて下さる人がいるとは・・・・・ 緑髪ちゃん達は幸せ者ですね!!
>>224
緑髪ちゃんに変わってお礼を言っときますね。
ありがとうごさいます!!
緑髪「といわれてねる子ではない!!」
男「こう言うキャラだったっけ?」
銀髪「楽しそうだからいいんじゃない?」
緑髪「ご主人様がいとしのってゆーいみをおしえてくれるまでねないもん!!」
銀髪「男『それなら、今夜は寝かせないぜ☆』」
銀髪「緑髪『キャッ///ご主人様ったらもぉ~』」
男「お前、頭大丈夫か?」
銀髪「割と大丈夫なんだよねこれが」
男「それで大丈夫なら、精神科とか必要無くなるな」
銀髪「それって、もしかして私をバカにしてる?」
緑髪「え? してないよ」
銀髪「いやいや、別に緑ちゃんに言ったわけではないわよ」
緑髪「?」
銀髪「緑ちゃんの旦那様に言ったのよ」
緑髪「ふぇ!? だ、だだだ、旦那様って・・・」
緑髪「べ、べつにご主人様とけ、けっ・・・こんとかしてるわけじゃないし・・・」モジモジ
銀髪「え?」
銀髪「何か勘違いしてるでしょ」
緑髪「へ?」
銀髪「旦那様って言うのはね、ご主人様って意味と同じ様な意味なのよ」ニヤニヤ
緑髪「・・・」カァッ
緑髪「ふぁ!?」///
緑髪「だ、だましたなー!!」///
銀髪「いいかい緑ちゃん、世の中にはこんな言葉があるんだよ」
緑髪「え?」
銀髪「騙された方が悪い!!」
緑髪「え!? 」
緑髪「・・・ご主人様ぁじゃあ、わたしわるい子なの?」ウルウル
緑髪(・・・金髪ちゃんが女の子好きな理由私わかるかも)
男「おい銀、変なこと教えるなよ」
銀髪「じゃあ、変な意味じゃなきゃいいのね」ニヤニヤ
男「まぁ、そうなるよな」
続きはよ(੭?꒳?)੭
銀髪「じゃあ、愛しいって言う意味を教えても問題ない訳だ」ニヤニヤ
男「くっ…そうなるな」
緑髪「え?おしえてくれるの?」
銀髪「いいよいいよ、いかい緑ちゃん、愛しいって言うのはね」
緑髪「うんうん」コクコク
銀髪「愛くるしいって事だよ」
緑髪「・・・へ?」
銀髪「つまりだね、緑ちゃんの事が可愛いくって仕方ないってこと」
緑髪「・・・」
緑髪「・・・ご、ご主人様・・・ほ、ほほほ、ホントの・・・事なの?」///
男「いや、緑髪のこと別に愛しいって訳では・・・」
緑髪「・・・え」ウルウル
銀髪「うっそだー」
男「・・・すいません。すごく愛くるしいです」
銀髪「やっぱりか。良かったね緑ちゃん」
緑髪「・・・」ポー
銀髪「・・・緑ちゃん?」
緑髪「や、やっぱり・・・きかなきゃ・・・・・ よかった・・・ かも」///
銀髪「なんで?」
緑髪「・・・今ちょっとうれしすぎてねれなくなっちゃった」///
男「・・・っ」///
一回一回でもっと沢山更新してほしい
まさか戻ってくるとはな…
やりおる
当たり前だろ?俺たちが落ちないように保守していれば最後辺りに来てくれるはずだから!
乙!お久です!
銀髪「こ、これは!! 今晩は寝かせないぜの出番か!!」キャー
銀髪「さぁ、どうぞ!!」
男「・・・銀うるさい」
銀髪「ちょっと面白かったから、からかっただけじゃないですかもぉー」
銀髪「でも、あんまりからかうと買われなくなりそうですから、私はそろそろ寝ます」
男「そうしろ」
銀髪「あ、そうだ主人様ちょっと・・・」
男「なんだよ、早く寝ろよ」
銀髪「私の緑ちゃんと子づくりしないでね」ヒソヒソ
男「なっ!!」///
銀髪「あれ?こういう時なんて言うんだっけ?」
銀髪「おはよう? いや、いただきますか?」
男「誰がそんなことするか!!」///
銀髪「あ、そうだおやすみなさいだ!!」
男「俺の話を聞けよ!」
銀髪「じゃあ、主人様、おやすみなさい」
男「お、おやすみ」
銀髪「ヤッホー!! 寝床までダッシュだー!!」バタバタ
男「静かにいけ!!」
男(アイツ、もっと静かな奴だった気がしたんだけどな・・・)
緑髪「むぅ~」プクゥ
男「どうした?お前も早く寝ろよ」
緑髪「うるさい!! もうねるもん!!」
男「お、おお」
緑髪「なんでお姉ちゃんとばっかりはなして、私とあんまりはなしてくれないの」ブツブツ
男(なんでアイツは怒ってるんだ?)
緑髪「おやすみなさい!!」
男「お、おやすみ」
緑髪「ご主人様のばーか!!」イー
緑髪「」トテトテ
男(なんなんだアイツ・・・)
緑髪「あんなこと言われちゃって、すぐにねれるわけないよ」ブツブツ
男「さてと、俺もそろそろ寝」
銀髪「主人様ァァアア!!」ドタドタ
男「何なに! 何事だ!!」
銀髪「ハァハァ私の部屋ってどこ?」
男「・・・緑髪の部屋の隣」
銀髪「ありがとうございます!!」
銀髪「緑ちゃーん!! 一緒に寝よー!!」ドタドタ
男「部屋聞いといて一緒にねるのかよ!!」
男(・・・嵐のような奴だ)
>>250
すみません、酉忘れてました。
ついでに返信でも
>>244
いつも続き遅くなってしまって申し訳ありません。
楽しみに待って貰いとても嬉しいです。
>>247
なるべく精進いたします。
確かに1回に2レスは少なすぎましたね。
>>248
ここまで待って下さるアナタの方がすごいですよ。
>>249
保守ありがとうございました。
ホントにいつ落ちるかわからないスレを守っていただき感謝しております。
これからも可愛いらしい緑ちゃん達を書けるよう
頑張っていく所存であります。
保守して下さった方々、大変ありがとうございました。
これからも緑ちゃん達を暖かく見守って下さると助かります。
途中で送ってしまった・・・
緑髪「イヤ!!」プイ
銀髪「なんだとー この~」
銀髪「そんなこという子には抱きついちゃう」ギュッ
緑髪「う~ あんまりちかづかないで」バッ
銀髪「なんでなのよ~ 私が嫌いなのか」
緑髪「・・・あんまりちかづいたらびょうき移っちゃうもん」
銀髪「・・・緑ちゃん」
緑髪「いっしょににねたいけど、お姉ちゃんくるしくなりたくないでしょ?」
緑髪「だからひとりでねる!!」
銀髪「・・・ちょっとこっちに来なさい」
緑髪「・・・え、でもお姉ちゃんにびょうきが・・・」
銀髪「いいから」
緑髪「・・・うん」
緑髪「」トテトテ
銀髪「」ワシャワシャ
緑髪「うぁ~」
緑髪「いきなり何するの!!」
銀髪「・・・私は大丈夫だから、ね」
緑髪「へ?」
銀髪「私と一緒に寝ようよ」
緑髪「・・・でも」
銀髪「緑ちゃんは、ひとりで寝たいのかな?」
緑髪「・・・さみしいのからイヤ」
銀髪「でしょー?」
銀髪「良くこう言うでしょ」
銀髪「寂しき心を癒すは、共に休める家族なりって」
緑髪「へ?」
銀髪「寂しいと言う心を満たす事の出来るのは、一緒に寝て一緒に暮らす家族が一番って事」
緑髪「へー、」
銀髪「だから私と一緒に寝よう!!」
緑髪「・・・お、お姉ちゃんがそこまで言うならしょうがないなー」
緑髪「びょうき移ってもしらないよ?」
銀髪「大丈夫、私は馬鹿だからね!!」
緑髪「え?お姉ちゃんおバカさんなの?」
銀髪「そうよ!!」
緑髪「じゃあ、ワタシといっしょにおべんきょうしなきゃだね!!」
銀髪「そうだねー」
銀髪「じゃあ、そろそろお部屋行こっか」
緑髪「・・・うん!!」
銀髪「どっちのお部屋で寝よっか」
緑髪「うーんと・・・ お姉ちゃんのお部屋!!」
銀髪「うん、じゃあそうしよう」「」
銀髪「フフッ」
緑髪「急にどーしたの?」
銀髪「いや、なんでも無いよ」
緑髪「ふーん」
銀髪(寂しさは家族が癒す、か)
銀髪(私は、あの子にとってそんな存在になれるのかな?)
銀髪(・・・あの子にとっては家族じゃないかもしれない私が)
緑髪(お姉ちゃんといっしょにねれる・・・)
緑髪「えヘヘッ」
ーーー
ーー
銀髪(う~ いろいろ考えてたらあまり寝れなかった・・・)
男「お、銀ずいぶんと起きるの早いな」
銀髪「主人様の方が早いじゃないですか」
男「まあな」
男「緑髪ちゃんはどうした?」
銀髪「気になるのかな?」ニヤニヤ
男「え、いや、そんなことは無いけど・・・」
銀髪「そう」
男「・・・」
銀髪「・・・・はぁ、部屋で寝てるよ」
男「そ、そうか」
男「」ソワソワ
銀髪「・・・」
男「」ソワソワ
銀髪「・・・気になるなら見てくればいいのに」
男「ばっ!! 女の子の部屋になんか入れるか!!」
銀髪「昨日の今日まで自分の部屋だったじゃん」
男「・・・それな」
銀髪「布団敷いただけで何も変わってないよ」
銀髪「大丈夫、おパンティとか部屋に干してないから行ってきなよ」
男「そう言う問題じゃないんだよ」
銀髪「じゃあ、どういう・・・」
銀髪「ハッ!!」
銀髪「そうかブラジャーが干してないか心配なのか!!」
男「だからそう言う問題じゃねぇよ!!」
銀髪「その辺なら心配しなくても大丈夫ですぜ主人様」
銀髪「私も緑ちゃんも見た目通りの絶壁バスト・・・」
銀髪「故に、ノーブラなんですよ」ヒラヒラ
男「上着をヒラヒラさせるな!!」
銀髪「もしかしたら、緑ちゃんの可愛いおっぱいが見えるかもしれないですぜ」
男「一緒にお風呂に入ったからもう見てるっつうの」ボソボソ
銀髪「・・・!?」
銀髪「・・・な、何か言いましたかご主人様」
男「い、いや!! 何にも言ってないぞ!!」
銀髪「そ、そうですか」
>>291
すみません酉間違えました・・・
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