カイジ「何で皇帝側の俺が３回連続で！くそ！」

カイジ「どうして.......こうなっちまったんだ....」



少し前

兵藤「利根川っ！貴様は焼き土下座だ！」

利根川「ぐっ....」

カイジ「ま、まて、それはさすがに.....」

兵藤「ほう....この男を庇うのかねカイジ君」

カイジ「そもそも俺の目的は金！.....こんな事ハナから望んでなんか...」

兵藤「しかし君はこの男に謝罪してほしいんだろ？誠意で！」

カイジ「し、しかし！」

兵藤「あぁ....もうよい....あいつを連れて来い」

黒服「はっ」

カイジ「？」

ザッ....ザッ.....

佐村「こんばんわ、佐村河内守です」

兵藤「彼は難聴にして帝愛最強のギャンブラーだ、カイジ君、彼ともう一度Ｅカードで勝負をしなさい」

兵藤「君は皇帝側で５回勝負、一回でも勝てば利根川の罪を免除してやろう」

カイジ「皇帝側で.....５回？....いいのかよそれで」

有利....圧倒的有利な条件！

若干の疑念があるもカイジ、この提案を承諾！

第一戦

カイジ「なぁ佐村....さっきあのジジィが難聴とか言ってたよな」

佐村「はい....？」

カイジ「どの程度のレベルなんだ？」

佐村「音という音は全く聞こえません」

カイジ「そうか......クク」

利根川「何を笑ってるカイジ！コイツは最強のギャンブラーだぞ！」

カイジ「あぁ.....実力で俺に勝ち目はねぇ......だが俺には強い味方がいる」

利根川「味方...？」

カイジ「お前だよ利根川....Ｅカードを誰よりも知り尽くしたプロフェッショナル」

カイジ「俺とお前でどのカードを出すか一緒に考えよう」

利根川「そんな事！....あいつに聞かれたら.......あっ！！」

カイジ「気付いたようだな...コイツは耳が聞こえねぇんだよ」

佐村「その通りですカイジさん」

カイジ！圧倒的奇策！

敵の身体的障害を突いた大胆且つ巧妙な悪魔の一手～～～！！！

カイジ「じゃあ最初は何を出そうか......皇帝で攻めるか？」

利根川「いや、相手が相手だ、初撃が皇帝というのも奴のシナリオパターンにあるはずだ」

カイジ「市民か....たしかに皇帝側は市民を出せば負ける事はないが.....」

カイジ「奴の力量を知りたい....こっちは５回チャンスがある」

利根川「皇帝を出すのか？」

佐村「皇帝ですね」

カイジ「あぁ！」

カイジ！いきなり皇帝を選択！速攻で潰しにかかる！

運命の瞬間！！