義妹「…………」
男「…………」
夕食の時間。
いつものようにリビングは静まり返っている。
この状況はかなり気まずいんだが……
男(どうしよう……)
1、食べ終わるまで我慢
2、席を立つ
3、自由安価
↓2
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男(もし口を聞かないようだったら義妹ちゃんをぶん殴ろう)
いつまでも及び腰のままだったら、状況はなにも変わらない気がする。
たまには強気でいってみるのもいいかもしれない。
男「義妹ちゃん」
義妹「…………」
義妹ちゃんは俺の声が聞こえていないかのように夕食に集中している。
いつもは温厚な俺もこれには流石にカチンときた。
男「義妹ちゃん。いつまでそうやって黙ってるつもりなのかな?」
義妹「…………」
男「俺だって人間だからね。感情がある。だから、いつまでも下手に出ると思ったら大間違いだよ」
義妹「…………」
男「もしかすると、最終的には拳に訴えることになるかもしれないな」
言いながら、俺は拳の骨をポキポキと鳴らした。
すると――
義妹「……最低ですね、あなた」
男「…………」
1、お兄ちゃんって呼んでくれないのか?
2、言い過ぎたごめん
3、自由安価
↓2
男「殴る!殴る!とにかく殴る! 君が泣くまで!殴るのをやめない!」
義妹「はぁ……頭大丈夫ですか?オススメの病院紹介しますけど……」
男「……あ?」
ああ、ヤバい。この状況はヤバい。
このままだと俺、本気で……
男「ああ、ケンカ売ってんのか?このメスブタがぁ」
義妹「………」
男「なんか言えや!ワレ!」
義妹「…………」
ああ、やっちまった……
義妹ちゃんは軽蔑した目で俺を見つめている。
頭ではわかってても体はそう簡単にはとまらない。
気がつけば俺は拳を大きく振りかぶっていた。
そのまま妹ちゃんの顔面に目掛けて――
男「地獄に落ちろおおおおおおぉぉぉぉぉぉおおおおおお!!!!」
殴り抜けた。
男「……あれ?」
だが、拳は空を切った。
目の前の義妹ちゃんはいつのまにか消えていた。
男「い、いったい……どこに……?」
探す必要はなかった。
なぜなら――
義妹「せいっ」
男「う、お……!?」
すでに背後には義妹ちゃんが回り込んでいて、俺の足に技をかけていたからだ。
男「ぐふ」
ドスンッ!
そのまま地面に倒れ込む俺。
義妹ちゃんが有段者なのをすっかり忘れていた。
義妹「汚い手でさわらないでください。気持ち悪い……」
男「え?」
義妹「…………」
義妹ちゃんは、地面に横になっている俺を一睨みしてから二階に上がって行った。
それからすぐに起き上がって確認してみると、夕食は食べ残しのままだった。
男「おれは……バカか……」
気持ち悪い、か。
けっこう効いたぞ。
なんだか前よりもますます嫌われたような気がするなあ……
洗い物をすませたあと、俺は自分の部屋にもどった。
いま風呂には義妹ちゃんが入ってるからそれまでは暇だ。
男「さて、どうしようか……」
こういうテンションが低いときは眠ってしまうに限るんだが……
1、風呂に入らずに寝る
2、幼馴染の部屋へ
3、宿題を片付ける
4、自由安価
↓2
男「義妹ちゃんの下着にザー○ンぶっかける」
さっきのことを思い出すとだんだんイライラしてきた。
代償はちゃんと払ってもらわないとな?
男「下着に精液をかけるだけでガタガタ言うような性格には見えないし……」
それにどうせ俺が洗濯するんだからバレることはない。
だから大丈夫だ。
男「行こう」
ズボンの下の息子をふくらませながら俺は浴場に向かった。
このSSまとめへのコメント
完結させろや