GL少女えりか☆ユリカ (10)


談義スレ>>135>>150のお題より
1から100までを即興で行うので内容はどうなるか分からない
だから閲覧は完全自己責任ってことで

ただし
現時点で思いついている内容が
非常に凄惨かつ残酷かつ醜悪かつ欝ストーリー(※自分比)なため

もちろん、即興だからそうならない可能性もあるけど
そういうのが苦手なら逃げてください


―本作にはガールズラブ的表現、暴力的表現が含まれます―

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1397621080


あたしは間宮えりか

昔の友達であるキリカと復縁し

そのキリカの助力もあって両親とは上手くやれている

「……ふぅ。久しぶり、見滝原」

青空の下で大きく背を伸ばして空を仰ぐ

前に帰ってきたときは親の付き添いみたいなもの

でも今回は違う

「えりか~!」

「キリカ――っ」

「あら、貴女が間宮えりかさんね」

「は、はい。間宮……えりかです」

キリカから送られてくる手紙によく出てくる美国織莉子さんに会うため

あたしははるばる、見滝原へとやってきたのだ


「もう知っているとは思うけれど……私は美国織莉子。よろしくね」

「よ、よろしくお願いします」

キリカからの手紙で大体の予想は出来ていたけど

その予想を上回って素敵な人だった

可愛くもあって、綺麗でもあって

清楚な感じで、長い銀色の髪は美しく、緑色の瞳も

深さこそあるけれど……綺麗で

一目ぼれしたというクラスメイトたちの恋愛談を笑っていたあたしも

笑えなくなってしまった

だって……予想

ううん、理想よりもずっと素敵だったんだもん

仕方ないじゃない

「えりか?」

「――っ、え、あ、なに?」

「いや、ぼうっとしてるから」

「あははっ、織莉子さんは話に聞くよりも素敵だなって思って」

少しだけ牽制するように

キリカを見つめて言ってみたのが仇となったのかもしれない


キリカは織莉子さんとあたしの間に割って入って

少しだけ嫌そうに見つめ返してきた

「織莉子は私の大切な人なんだぞ! 渡さないからな!」

「あははっ、知ってるよ。手紙の内容にあれだけ織莉子さんのことが詰まってるんだから」

「私?」

きょとんとする織莉子さんと

焦ってあたしと織莉子さんを交互に見るキリカ

織莉子さんとキリカに笑顔を向けつつも

裏で歯ぎしりをするあたし……醜いとは思う

情けないとは思う

でも……正直にはなれなかった

だって、キリカも織莉子さんも魔法少女

あんなすごい力を見せつけられて

一般人のあたしが太刀打ちできるわけがないっていうのは身に沁みて分かってるから


笑い合うキリカと織莉子さん

そのそばで愛想笑いしかできないあたしは

1日を終えて自分の家のベッドで寝転がっても

強く、深く

妬み、羨み、そして嫉妬していた

だから魔女を呼んだ。なんてことにはならず

代わりに出てきたのはこの世界に存在していそうで

でも、存在はしていないような生き物

「僕はキュゥべえ。キミにお願いがあって来たんだ」

「……お願い?」

彼? 彼女?

とにかく、この生き物はあたしにその言葉を呟いた

あたしが今のこの手も足も出せず

ただ指を咥えているしかない現状を脱するための言葉を

「僕と契約して、魔法少女になってよ」

またあとで続き書く

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom