エレン「逆転進撃」(120)

初SSです
よろしくお願いします

849年4月19日 午後8時45分

【訓練所 女子寮付近】 

クリスタ「ア~ッカリン♪ア~ッカリン♪ホントは出来る子ア~ッカリン♪」

クリスタ「ん、あれは…」

アトサンシュウダ、バシャウマノヨウニモットハシレ!!
クウフクデコレイジョウハシレマセーン!

クリスタ「あはは、あとで水でも届けよ」タッタッタッ

【訓練所 女子寮B】

クリスタ「あれ?寮の明かりがついてない。みんなもう眠ったのかな…」ガチャ

クリスタ「皆いるの?」

クリスタ「ん?なんか変なにおいがする」スン

クリスタ「たぶんここら辺…」スンスン

クリスタ「え」

クリスタ「」

クリスタ「あ」

クリスタ「きゃあああああああああああああああああああああああ!!!!!」

・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・
・・・

849年4月20日 午前9時47分

【ウォール・シーナ内地審議所 被告人第2控え室】

エレン「(うう…キンチョーするなあ…)」

アニ「エレン!」

エレン「あ、アニ」

アニ「手続き済ませたけど…エレン?何か顔色が悪いよ」

エレン「顔色どころか腹の調子もわりぃよ」キリキリ

アニ「そう。ところでどうなの?初めての裁判は」

エレン「キンチョーしすぎてそれどころじゃねぇよ」

アニ「しっかりしなよ。あんたがそんなんじゃ、あんたを指名したクリスタが不安になるだろう?」

エレン「…(クリスタ…オレの依頼人…)」

エレン「それより悪かったなアニ、お前までこんなことに巻き込んでしまって」

アニ「別にいいさ、暇つぶしになると思って協力したまでだよ」

エレン「…本当にそれだけか?」

アニ「……被害者の彼には世話になった恩がある」

アニ「…ただそれだけさ」

エレン「…そっか」

ガチャ

アニ「…エレン、依頼人が到着したよ」

エレン「あ、クリスタ」

クリスタ「…エレン…アニ…二人ともおはよう」

エレン「眼の下にクマができてるぞ。大丈夫か?」

クリスタ「うん、大丈夫。徹夜で取り調べられただけだから」

エレン「(だけって…)」

アニ「クリスタ、疲れてるなら少しだけ休むかい?」

クリスタ「ううん、ありがとう。でも本当に大丈夫だから。
今日は自分にできることをちゃんとやるから」

アニ「…そう」

エレン「…」

エレン「なぁ、クリスタ」

クリスタ「うん?なに、エレン」

エレン「今更だけどさ…なんでオレを弁護士として指名した?」

クリスタ「え、それは…」

エレン「いくら担当弁護士が来れなくなったからって、
なにもオレみたいな素人に頼まなくても…」

クリスタ「…ねぇ、エレン。私はね、ただ頭のいい人や
才能ある人に自分の命を預けたくないの」

エレン「…」

クリスタ「どうせ預けるなら、心から私の無実を信じてくれる人に預けたい。
エレンは私のこと、信じてるでしょ?」

エレン「ああ、クリスタが仲間にあんなことをするはずがない。
オレとアニがかならず証明してみせる」

クリスタ「ふふ、ありがとう」

アニ「二人とも、時間よ」

エレン「…ああ」

オレの名前はエレン・イェーガー。
昨日、依頼人であるクリスタに指名された弁護士代理。
今日は初めての裁判だ。
さて、今回の事件はいたってシンプル。
女子寮で同じ仲間の訓練兵が殺害された。
駐屯兵団に逮捕されたのは、不運にも
男子のあこがれの的である女子。
クリスタ・レンズ。
…同じ訓練兵の仲間だ。
『女神』、『天使』、『結婚しよ』
と言われつづけて2年。
自己犠牲精神が強く、常に人の役に立とうとしてる。
ちょっと危うい。
…まぁ、ただ一つ言えることは。こいつはなにも悪くないってことだ。
こいつの性格も、常に自分を理解してくれる、認めてくれる
人がいたら、自分の命を粗末に扱うようなことはしないだろ。
…いいヤツだってことは、誰よりもこのオレが知っている。
そしてなにより、オレにはこいつを助けなきゃいけない理由がある。
助けてやるんだ…ゼッタイに!

そろそろ眠ります
おやすみなさい

849年4月20日 午前10時

【ウォール・シーナ内地審議所 第2法廷】

ガヤガヤガヤガヤ

カン

ザックレー「これより、クリスタ・レンズの法廷を開廷する」

エレン「べ、弁護側は準備完了しています」

エレン「(あの人は確か…3つの兵団のトップ…)」

エレン「(ダリス・ザックレー総統…あの人が裁判官をやるのか)」

検察側「」

サイバンカン「おや、担当検事は何処にいるかね」

ナイル「はい、担当検事は二日酔いのため今日は顔を出さないそうです」

エレン「(仕事しろよ憲兵団…)」

サイバンカン「代理は?」

ナイル「います」

サイバンカン「それで、いつ来るかな?」

ナイル「代理の検察官ならいま手続きを済ませているところです」

サイバンカン「ふむ…」

サイバンカン「それにしても、ずいぶんと若い弁護士がいたものだ。
名前を伺ってもよろしいかね」

エレン「は、はい!じ、じじ、自分はっ!エレン・イェーカー訓練兵と申しますっ!!」

エレン「担当弁護士が二日酔いで休んだため、
依頼人に指名されたこともあり、代理としてここにいますっ!!」

サイバンカン「ほう、最近の若い兵士は随分と元気があるようだね」

アニ「すこしは落ち着きなよエレン」

エレン「…努力する」

サイバンカン「しかし、最近の憲兵団の自堕落っぷりに本当に驚かされた。
来月の給料査定を見直す必要があるようだ」

ナイル「え、ちょ!?」

サイバンカン「ところで弁護人、きみはたしか、今日が初めての法廷だったかな?」

エレン「は、はい…キンチョーしてます…」

サイバンカン「依頼人が有罪になるか、無罪になるかは、弁護士にかかっています」

サイバンカン「弁護士であるきみが、そんなにキンチョーしていてはこまりますね」

エレン「は、はぁ…なんかすみません」

サイバンカン「…」

サイバンカン「…そうですね。裁判を始める前に、本当に『準備完了』しているか、
確かめさせてまらいましょうか」

サイバンカン「検事代理が来るまでの間は、ね」

エレン「は、はい…」

エレン「(うわあ、アタマの中がマッシロになってきたぞ…)」

サイバンカン「カンタンな質問をするから、答えてくれたまえ」

サイバンカン「まず、この事件の被告人の名前を。…いってみなさい」

1.エレン・イェーガー
2.クリスタ・レンズ
3.アニ・レオンハート

ちょっと出かけます、12時までに戻れると思います

エレンだった場合

エレン「えーと、被告人といえばオレのことですよね」

アニ「ちょっと待ちなさいよアンタっ!今、冗談言っている場合じゃないでしょ!?」

エレン「え」

アニ「それとも本当に知らないの?ついに脳細胞まで死に急いだの?」

アニ「ヒコクニンっていうのは、裁判にかけられている人のことよ!」

アニ「あんたは、弁護人!」

エレン「え、あ、あれ?そういえばそうだった、よな?あは、あはは…」

アニ「『あはは』じゃないよ」

アニ「なんで弁護士であるアンタに、こんなこと言わなくちゃならないの…?」

エレン「…」

サイバンカン「弁護人、今のはよく聞こえなかった。もう1回、尋ねよう」

また後で書きます

雨に濡れた、再開します

考えながら話進めてきます、あと、遅くてごめんなさい

アニの場合

エレン「えーと、被告人といえばアニのことでしょうか」

アニ「エレン、今、ここで真っ二つにされたい?」ギロ

エレン「ごめんなさい」

アニ「分かればいいんだよ」

エレン「はい」

サイバンカン「弁護人、今のはよく聞こえなかった。もう1回、尋ねよう」

クリスタの場合

エレン「ヒコクニン…それは、まあ、クリスタのことですよね」

サイバンカン「そのとうり」

サイバンカン「そんな感じで、落ち着いて答えればよろしい」

サイバンカン「じゃあ、次の質問」

サイバンカン「今日の裁判は殺人事件だが、被害者の名前を教えてください」

エレン「(…ふう。それならオレでもわかるぞ。今朝、手渡された調書を何度も読んで
丸暗記したからな)」

エレン「(…って、あれ?)」

エレン「(ど…ど忘れしちまったぞ!な、名前、なんだっけ!)」

アニ「エ、エレン!あ、あんたって人は…」

アニ「被害者の名前も知らないの!?」ギロ

エレン「そんなに睨むなよ…小便ちびるだろうが」ガクブル

アニ「…はぁ」

エレン「ちょっと忘れただけだって、すぐ思い出して見せるから」アセアセ

アニ「…頭痛い」

アニ「事件のことは、『法廷記録』を見ればすぐにわかるから、さっさとやりな!」

エレン「お、これか」

_____________________
人物ファイル
_____________________
アニ・レオンハート【14】 オレと同じ104期兵の仲間。格闘術がすんごい。
クリスタ・レンズ 【14】 この事件の被告人。彼女の周りから天使、女神、結婚しよという声をよく聞く。
ライナー・ブラウン 【14】 事件の被害者。やたらオレの尻をよく触っていたよくわからない奴。いろいろとすんごい。
_____________________

アニ「いつもチェックしておいて…たのむから」

サイバンカン「答えてもらおうか。この事件の被害者の名前は?」

1.クリスタ・レンズ
2.ライナー・ブラウン
3.アニ・レオンハート

クリスタの場合

エレン「被害者はクリスタ…ですよね?」

アニ「エレン、被告席にいるクリスタはピンピンしてるよね?」

エレン「そうだな」

アニ「エレン…眠りたい?」

エレン「アニの膝に?」

アニ「永遠に」

エレン「反省してるから許してください」

サイバンカン「弁護人、今のはよく聞こえなかった。もう1回、尋ねよう」

アニの場合

エレン「それはモチロン、アn・・・」

アニ「」ギロ

エレン「」

アニ「あんたさぁ、そんなに冗談とか好きならさぁ、芸人しか目指せない体にしてやろうか?」

エレン「もう、冗談とかもう言わない」

サイバンカン「弁護人、今のはよく聞こえなかった。もう1回、尋ねよう」

ライナーの場合

エレン「えーと。被害者の名前は、ライナー・ブラウンです」

サイバンカン「…よろしい」

サイバンカン「では、彼はどうやって殺害されたか?」

サイバンカン「被害者の死因は…?」

エレン「(もう間違いは犯さないぞ…隣のアニが怖いからな)」

エレン「(ええっと)」

_____________________
証拠品ファイル
_____________________
【ライナーの解剖記録】 死亡時刻は、4月19日 午後7時以降8時まで。
後頭部に平たい鈍器のようなものによる一撃で失血死。
_____________________

エレン「うしろから平たい鈍器のようなもので1発、ガツンと殴られて…」

サイバンカン「そのとおり」

サイバンカン「じゃあ、質問はこれぐらいにしよう」

サイバンカン「きみも、だいぶ落ち着いてきたようだからね」

エレン「…はい」

エレン「(そうでもないけどな)」

サイバンカン「さて」

サイバンカン「ちょっといいかな?ナイル君」

ナイル「はい、なんでしょう」

サイバンカン「代理の検察官はまだ来ていないようだが」チラ

検察側「」

ナイル「代理の検事ならもうすぐ到着します。あとすこしだけ時間をください」

サイバンカン「ふむ」

サイバンカン「しかし、これ以上待たせるなら、法廷侮辱罪で弁護側に
有利な判決を下すぞ?」

ナイル「…む」

さらに10分後

サイバンカン「…ふう」

サイバンカン「…これは前代未聞です。まさか、遅刻で無罪判決を勝ち取るなど」カン

サイバンカン「はぁ、まったく」

サイバンカン「それでは、クリスタ・レンズへの判決を言い渡す」

エレン「アニ、これは…」

アニ「…勝った…のか?」

一同「…」

「異議あり!!」

一同「!?」

「裁判長!、その判決を待っていただけますか?」

サイバンカン「ん?君は一体…」

「アルミン・アルレルト検事代理、たった今到着しました」

アルミン「そして検察側は、とっくに準備完了してます」ニヤ

この辺にしときます

明日は忙しい、ので、続きは明後日書きます

おやすみなさい

どうも、私です

続き書きます

エレン「あ、アルミン!?何で、お前がここに…」

アルミン「話を聞いてなかったのかい?エレン」

アルミン「僕がこの事件の担当検事だよ…代理、だけどね」

エレン「アルミン…」

エレン「アルミンも、クリスタを助けるために検事を引き受けたのか?」

エレン「ならオレたちと協力しt…」

アルミン「異議あり!!」

エレン「えっ!?」

アルミン「エレン、君は何か大きな勘違いをしているんじゃないのかい?」

アルミン「僕は検事だよ?被告人を有罪にするのが僕の仕事だよ?」

エレン「え、え?」

アルミン「つ・ま・り…僕はクリスタを有罪にするためにここに来たんだよ!」

エレン「な、なんだって!?」

エレン「アルミン!お前はクリスタの無実を信じてないのか!?」バン

アルミン「僕が信じるのは証拠品だけだよ」

エレン「何だと?」ギロ

アルミン「はぁ、エレン。君は弁護士でしょ?」

アルミン「弁護士が感情的になってどうするのさ」

アルミン「そんな状態で本当にクリスタの無実を証明できるの?」

エレン「…言わせておけば」

カンカンカン

サイバンカン「双方とも静粛に!!」

サイバンカン「これ以上続けるようならペナルティーを与える!」

エレン「…」

アルミン「…」

サイバンカン「よろしい」

言い忘れましたが裁判の内容や証拠品はすべてオリジナルです

ので

原作の逆転裁判のネタバレはありません。

つーか、こういう大事なことは最初にかけよですよね、なんかいろいろごめんなさい。

サイバンカン「…ふむ」

サイバンカン「ナイル君、ちょっと聞きたいことがあるんだが…」

ナイル「何でしょうか?」

サイバンカン「何故あの若者が検事をやっているのか、その理由を聞きたい」

ナイル「はっ、彼とは1年前から交流があります」

ナイル「今時の兵士にして座学で素晴らしい成績を残し、興味がわきました」

ナイル「それで今回、彼の才能に期待し、検事として全てを任せてみようと思います」

サイバンカン「なるほど、理解した」

サイバンカン「さて、本来なら遅刻した君に相応のペナルティーを与えたいところだが」

サイバンカン「時間も押してるし、さっさと進めよ」

サイバンカン「アルレルト検事、冒頭弁論を頼む」

アルミン「はい」

アルミン「事件は昨日の午後7時から8時。女子寮にて殺人事件が起こりました」

アルミン「殺害されたのは被害者ライナー・ブラウン、屈強な体格と精神力を持つ、
何より仲間から高い信頼を得ている」

サイバンカン「…惜しい人を亡くしたな」

アルミン「第一発見者は被告人であるクリスタ・レンズ」

アルミン「検察側は完璧な証拠品と証人で彼女こそが、この事件の犯人であると確信しています」

アルミン「被告人の有罪は、1点の疑う余地もないと思います」

サイバンカン「ほう、完璧な証拠品と証人…か。…なるほど」

サイバンカン「ところでアルレルト検事、1つ聞きたいことがあるんだが…」

アルミン「何でしょう?」

サイバンカン「先ほど弁護人と被害者の殺害方法について質問してみたが…」

サイバンカン「そのとき使われていた凶器がなんなのかは気になっているんだが」

アルミン「凶器…ですか」

アルミン「その凶器のことなんですが、じつは行方不明なんです」

サイバンカン「な、それは本当かね!?」

アルミン「はい。おそらく、被告人の手によって処分された可能性があります」

アルミン「現在、調査兵団にお願いし、無くなった凶器を捜索中です」

エレン「(無くなった凶器…か)」

_____________________
証拠品【無くなった凶器】のデータを法定記録にファイルした。
_____________________
【無くなった凶器】 平たい鈍器のようなもの。現在、行方を捜索中。
_____________________

エレン「(どうする、無くなった凶器についてもう少し突っかかってみるか?)」

1.する ←
2.しない

エレン「アルミン!お前は完璧な証拠品でクリスタを有罪にするんじゃなかったのか?」

エレン「凶器が無かったら、彼女が犯人だと断定するものがないじゃないか!」バン

サイバンカン「た、たしかに」

サイバンカン「アルレルト検事、なぜ被告人が逮捕されてのか、その理由を尋ねたい」

アルミン「たしかに、凶器が無かったら、被告人を犯人だと断定するものはない」

エレン「だったら!」

アルミン「しかし!べつの証拠品と証人たちの話を聞くことで、
被告人が犯人であることを結びつくことがずきます!」バン

ザワザワザワザワ
カンカン

サイバンカン「…なるほど」

アルミン「まずは現場の担当をしていた調査兵を証人として入廷させてもらいます」

サイバンカン「よろしい、…係官、最初の証人を呼んでくれたまえ」

エレン「(突っかかる意味がまるでなかった。アルミンのかっこよさを証明された以外は)」ダラダラ

・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・
・・・

小っちゃい人「…」

サイバンカン「ふむ、これでは証言できないな」

サイバンカン「係官、証人にミカン箱を」

カカリカン「はっ」つ【開拓地自慢のミカン】

小っちゃい人「…」

アルミン「証人。名前と職業を伺います」

小っちゃい人「…リヴァイだ。調査兵団の兵士長をしている」

エレン「(あれが人類最強のリヴァイ兵長か…)」

エレン「(思ったより背が低いな…)」

アルミン「リヴァイ兵長、事件の現場となった場所について証言してください」

リヴァイ「ああ、了解した」

エレン「(すげえ!アルミンのヤツ、あのリヴァイ兵長に堂々と会話してる!)」

エレン「(しかし意外だ。あのリヴァイ兵長が従順な姿勢を示してるなんて)」

アニ「ただの権力者の犬なだけかも知れないな」

エレン「(…せめて声に出すなよ)」

-証言開始-

【現場の状況】

リヴァイ『死体は訓練所にある女子寮Bの中で見つかった』

リヴァイ『死体の状況は、血が染みついてる服装以外、周りはキレイだった』

リヴァイ『中の様子は、まるで争っていませんと言わんばかりに荒れていなかったな』

リヴァイ『他にも、どこかアヤシイ所はないか調べたが、なにも出なかった』

-証言終了-

もうすぐバイトですのでここまでにしときます。

ちなみに私はフル待った派です。

いってきます。

ようやく風邪治った、再開します

サイバンカン「ふむ」

リヴァイ「これは部下に描かせた死体の状態を絵で描いたものだ」つ【絵】

サイバンカン「受理します」

_____________________
証拠品【死体の絵】のデータを法定記録にファイルした。
_____________________
【死体の絵】 オルオ・ボザドが描いた絵。キレイな床が特徴的。
_____________________

サイバンカン「…上手いな。絵ごころのある部下がいるのか?」

リヴァイ「1人…何をやらせても器用にこなすヤツがいてな」

サイバンカン「なるほど。…今度、私の似顔絵も描かせてもらお」

サイバンカン「それでは弁護人、…尋問を」

エレン「(キタ!!)」

エレン「は、はい!!」

アニ「エレン、尋問のやり方は知ってる?」

アニ「知らないなら教えてやってもいいけど?」

エレン「いや、大丈夫だ。情報を引き出すトキは証言をゆさぶり」

エレン「証拠品と矛盾していたら、その証拠品でつきつける、だろ?」

アニ「ふふ…なんだ、分かってるじゃない」

エレン「オレだって勉強してるっつーの」

アニ「はいはい」

アルミン「…」

-尋問開始-

【現場の状況】

リヴァイ『死体は訓練所にある女子寮Bの中で見つかった』

エレン「待った!!」

エレン「そもそも、何故被害者は女子寮にいたんですか?」

リヴァイ「さあな、おおかた女子の下着でも盗もうとしてたんじゃないのか?」

アルミン「ライナーならあり得る」

エレン「(否定できねー…)」

リヴァイ「話を続ける…」

リヴァイ『死体の状況は、血が染みついてる服装以外、周りはキレイだった』

エレン「待った!!」

エレン「ところで、この絵。かなり上手に描かれていますよね」

リヴァイ「ああ。俺の部下が描いた絵だ」ドヤ

エレン「…もしかして、調査兵団に入るには特技が必要なんですか?」

リヴァイ「調査兵団なら特技の1つや2つぐらいないと困る」

エレン「(調査兵団って、芸人集団か何かか?)」

エレン「(ん?まてよ。これってもしかして…)」

_____________________
証拠品ファイル
_____________________
【ライナーの解剖記録】 死亡時刻は、4月19日 午後7時以降8時まで。
後頭部に平たい鈍器のようなものによる一撃で失血死。
【無くなった凶器】 平たい鈍器のようなもの。現在、行方を捜索中。
【死体の絵】 オルオ・ボザドが描いた絵。キレイな床が特徴的。
_____________________

エレン「異議あり!!」

エレン「あの、リヴァイ兵長」

リヴァイ「おい」

エレン「あ、はい。何でしょう」

リヴァイ「お前、俺の証言にケチつける気か?」ギロ

エレン「ち、違います!」

エレン「(こええ!!)」

エレン「え、えっと…先ほどの証言でリヴァイ兵長は血が染みついてる服装以外、
周りはキレイだったって言いましたよね?」ビクビク

エレン「しかし、この解剖記録によると、被害者は後頭部に平たい鈍器のようなもの
による一撃で失血死」

エレン「失血死の割に、やけに床がキレイすぎませんか?」

サイバンカン「あ、たしかに。ふつう失血死は、傷の箇所から血だまりができるはず」

エレン「これってやっぱ、ムジュン…しています、よね?」

リヴァイ「…」

ザワザワザワザワ
カンカンカン

サイバンカン「静粛に!静粛に!!」

サイバンカン「弁護人!、これはいったい…」

アルミン「異議あり!!」

サイバンカン「アルレルト検事?」

アルミン「裁判長、少し落ち着いてください」

アルミン「リヴァイ兵長の証言を最後まで聞けば、この床の謎も解かれます」

アルミン「リヴァイ兵長、証言を」

リヴァイ「とにかく…」

風邪治ったかと思ったらまたひいた

今日はここまでにして、あとは眠ります

風邪コワい、あとかゆ食べたい

おやすみなさい

私です

風邪ってやっぱ怖い

夏だとさらに体調を崩しやすいし熱中症も怖い

それでも書く

再開します

リヴァイ『中の様子は、まるで争っていませんと言わんばかりに荒れていなかったな』

エレン「待った!!」

エレン「争った形跡がない、ということですか?」

リヴァイ「そうだ」

エレン「動物の模様が張ってある花瓶も?」

リヴァイ「ああ」

エレン「花の形をしたランプも?」

リヴァイ「あ、ああ…」

エレン「あの考える人の置時計も?」

リヴァイ「おいお前。どうして調査していないお前がそんな特徴的なものを全部把握している」

エレン「え、あ、いや、じょ、女子に友達がいるんで…」

アルミン「異議あり!!」

アルミン「エレン、嘘はいけないよ」バン

アルミン「君に女子寮の中の様子を教えてくれる女ともだちなんていないじゃないか!」

サイバンカン「弁護人、不埒なマネはいかんよ」

エレン「(フラチっていわれた)」

アニ「エレン、あとで裏な」

エレン「(…とほほ…)」

リヴァイ「続けるぞ」

リヴァイ『他にも、どこかアヤシイ所はないか調べたが、なにも出なかった』

エレン「待った!!」

エレン「あの、本当に何もないんですか?」

リヴァイ「…」

エレン「…」

リヴァイ「……」

エレン「……」

リヴァイ「あ、たしかまだあったな、これだ」つ【枕】

リヴァイ「それとこれだ」つ【窓】

エレン「あるんならもっと早く出してください!」バン

リヴァイ「人間ならだれだって忘れものぐらいするだろ」

エレン「(いやいやいや、証拠品を忘れちゃダメだろ!)」

サイバンカン「こ、これは!!」

エレン「?どうしたんですか、裁判長」

サイバンカン「ち、血だ!枕に血が!」

エレン「え、ええええええええええッ!?」

ザワザワザワザワ
カンカンカン

アルミン「裁判長!この血に塗られた枕が現場にあった以上、
事件は女子寮で起こったことは明白です!」

アルミン「先ほど疑問にしていた床の件も、おそらく被告人によって拭かれたのでしょう」

サイバンカン「…なるほど。納得した」

_____________________
証拠品【血の枕】【女子寮の窓】のデータを法定記録にファイルした。
_____________________
【血の枕】 血が染みついた枕。被害者が殺害された際に血が付いたと思われる。
【女子寮の窓】 謎の手形が付いてる窓。指紋が発見されてない。
_____________________

エレン「(アルミンのヤツ。…こうなることを予想しててわざと証拠品を出すのを遅らせたな)」

エレン「(くそう!カッコいいことしやがって!!)」

サイバンカン「…ところで、リヴァイ兵長、この窓は一体…」

リヴァイ「さあな。アヤシイと思って持ってきた」

リヴァイ「事件に関係あるかどうかはまだ分からねえ」

サイバンカン「この枕だけでも証拠として決定的なんだが…」

アルミン「無論、裁判長を納得させるための証人も用意してあります」

サイバンカン「それは楽しみだ」ウンウン

サイバンカン「それでは、次の証人を入廷させてくれ」カン

エレン「(…気が付いたら尋問が終わっていた)」

アニ「ドンマイ」

・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・
・・・

もう眠いからここまでです

おやすみなさい

私です

最近あついからバイト大変です

他のSSも書いてますからこっちの方は前以上に遅くなると思います

では書きます

他のSSは何書いてるんですか?

そばかす「…」

アルミン「証人、名前と職業を…」

そばかす「マルコ・ボットです。訓練所の兵士をしています」

アルミン「証人、事件があった日。君は被告人を目撃しているよね?」

マルコ「はい」

アルミン「ではそのことについて証言してください」

マルコ「わかりました」

>>88

エレン「ペルソナ」です

-証言開始-

【目撃したこと】

マルコ『あのトキ、喉が渇いたから食道へ向かおうとしていたんだ』

マルコ『それで食道前についたトキ、離れたところでクリスタを見かけたんだよ』

マルコ『僕は彼女に声をかけることもなく、そのまま食道へと入った』

マルコ『それで、食道で用事を済ませた後。同じ場所からまったく離れていないクリスタを見たんです』

-証言終了-

サイバンカン「ふむ、なるほど」

サイバンカン「それでは弁護人、尋問を」

エレン「はい」

エレン「(なんか、スッキリしない証言だな…)」

アニ「なら、ゆさぶりながら情報を引き出そう」

エレン「ああ、そうする」

-尋問開始-

【目撃したこと】

マルコ『あのトキ、喉が渇いたから食道へ向かおうとしていたんだ』

エレン「待った!!」

エレン「何で喉が渇いたんだ?」

マルコ「あのトキ、男子で集まって夜のボーイズトークをしていたからだよ」

エレン「つまり事件が起こったとき、ボーイズトークに参加していた男子たちにはアリバイがある、と」

マルコ「そういうことになるね。ちなみに、参加しなかったのはエレンとライナーぐらいだよ」

エレン「え、ライナーも?」

マルコ「うん。いつも参加していた彼がいなかったから、寮の中はかなり違和感があったよ」

エレン「(居てもいなくても存在感高いなあいつ)」

_____________________
証拠品【マルコの証言】のデータを法定記録にファイルした。
_____________________
【マルコの証言】 ボーイズトークに参加した男子にはアリバイがあった。
参加しなかったのはエレンとライナーのみ。
_____________________

マルコ「証言を続けるね」

マルコ『それで食道前についたトキ、離れたところでクリスタを見かけたんだよ』

エレン「待った!!」

エレン「そのトキ、クリスタはなにをしていたんだ?」

マルコ「たぶん、走ってるサシャを見てたと思う」

エレン「え、サシャのヤツ、また走らされたのか」

マルコ「食糧倉庫からまた食材を盗んだらしくて…」

エレン「(懲りねぇヤツ…)」

サイバンカン「泥棒はいかんな…」

アルミン「証人、それで?」

マルコ『僕は彼女に声をかけることもなく、そのまま食道へと入った』

エレン「待った!!」

エレン「どうして声をかけなかったんだ?」

マルコ「用もないのに声をかけるなんて紳士のすることじゃないよ」

アルミン「エレンはデリカシーがないんだよね」ニヤニヤ

エレン「なッ!?アルミンなんて、この前の休暇でナンパに失敗したくせに!」バンバン

エレン「結局、知識ばっかでこれっぽっちも実戦(ナンパ)で活かされないくせに!」バン

アルミン「なッ!?それを言わない約束だろう!?」バンバン

カンカンカン

サイバンカン「はい、そこまで」

アニ「でもたしかにデリカシーがないな、エレンは」

エレン「(…オレに味方はいないのか?)」

マルコ「えっと、…つ、続くよ?」

マルコ『それで、食道で用事を済ませた後。同じ場所からまったく離れていないクリスタを見たんです』

エレン「待った!!」

エレン「同じ場所からまったく離れていない。それっておかしくないか?」

マルコ「そうなんだよ。サシャもいつの間にかいなくなっていたし」

エレン「んー、なぁ、そのトキのクリスタの様子はどうだった?」

マルコ「様子?急に言われてもな…あの小柄な体格や月に照らされた綺麗な金髪、
いつもどうりのクリスタだな。」

エレン「そ、そうか」

エレン「んー、ん?」

エレン「(あれ?なんか変だぞ?)」

エレン「あのー、証人」

マルコ「ん?なんだい、エレン」

エレン「お前にクリスタの様子を訊いたトキ、
お前はあの小柄な体格や月に照らされた綺麗な金髪っと答えたよな」

マルコ「そ、そうだけど」

エレン「ならもう一度訊く、そのトキのクリスタの様子はどうだった?…顔の、な」

マルコ「え?あ、あの、えっと…」

マルコ「うーん」

アニ「ナイスつっこみよ、エレン」

エレン「ああ、これでようやくスッキリした」

エレン「証人!答えてもらうぞ」

エレン「あのトキ見た人物は本当にクリスタなのか?」

今日はここまでにしときます

また暇ができたら書きます

私です

再開します

アルミン「異議あり!!」

アルミン「証人は実際に被告人を見たと言っている!」

アルミン「弁護人は些細なことで証人を動揺させている!」

エレン「異議あり!!」

エレン「証人が動揺しているのは混乱しているからだ!」

エレン「それに顔も見えないヤツがどうやってクリスタだとわかる!」バン

エレン「小柄で金髪なら他の女子はもちろん、アニだって当てはまる!」

エレン「しかし、証人はあれをクリスタだと言った!」

エレン「それはなぜか?その理由を聞きたい!」

カン

サイバンカン「弁護人の異議を認める」

サイバンカン「証人、理由を言いなさい」

サイバンカン「なぜ、あのトキの人物を被告人だと思ったのか」

マルコ「えーと、えーっと…」

マルコ「あ、そうだった、思い出した!」

サイバンカン「では、その思い出したことについて証言を…」

マルコ「は、はい!」

ー証言開始ー

【思い出したこと】

マルコ『あのトキ、クリスタはいきなり女子寮に向かって走り出したんだ』

マルコ『僕は帰ろうとしたトキ、いきなり彼女の悲鳴を聞こえたんだ』

マルコ『僕はとっさに女子寮へと向かった。そして着いたトキ、開けっぱなしのドアの向こうから』

マルコ『クリスタの傍らにライナーが倒れてたんだ!!』

ー証言終了-

私です

短いですけどここまでにしときます

またなにか思いついたら書きます

私です

余裕が出てきた

ので

書きます

ザワザワザワザワ
カンカンカン

サイバンカン「静粛に!静粛に!!」

サイバンカン「…これは決定的だな」

エレン「まっ、待ってください!」バン

エレン「マルコが目撃したのは犯行の瞬間ではない!」

エレン「そしてクリスタが悲鳴を上げたのは、死体に驚いたからじゃないんですか!?」

サイバンカン「…ふむ」

アルミン「異議あり!!」

アルミン「エレン、残念だけどそれはない」

エレン「な、なんでさ!?」

アルミン「証拠があるからなんだよ」

エレン「証拠…たと?」

アルミン「裁判長、これがその証拠品です」つ【証拠品】

サイバンカン「これは…ドアノブ、だな」

アルミン「はい」

アルミン「そして、そのドアノブなんですが」

アルミン「被告人クリスタ・レンズの指紋しか発見されてないんです」

エレン「な、なんだって…」

_____________________
証拠品【ドアノブ】のデータを法定記録にファイルした。
_____________________
【ドアノブ】 クリスタ以外の指紋はない。
_____________________

アルミン「加えて被害者は手袋のようなものを付けていない」

エレン「!」

エレン「(ま、まずい!)」ダラダラ

アルミン「エレン、ここまで言えばもう分かるよね?」

アルミン「つまり、被害者は女子寮に招き入れたあと、被告人によって殺害されたんだ!」

アルミン「被告人が悲鳴を上げたのは目撃者を作るためなんだ!」バン

アルミン「あたかも自分が第一発見者としてふるまうように!」

アルミン「さらに、先ほどのマルコの証言で、被告人は証人を女子寮まで誘導しようとしていたんだ!」

アルミン「これで以上、です」フッ

エレン「ば、ばかなああああああああああッ!!」

カン

サイバンカン「…もうこれ以上の議論は必要ないでしょう」

エレン「ま、待ってください!」

エレン「弁護側の尋問はまだなんですよ!?」バン

サイバンカン「しかし、今のですべてが明らかにされたんだが?」

エレン「た、たとえそうだとしても、尋問はさせてもらいますよ!」

エレン「(でないと本当に終わる!)」

サイバンカン「…ふむ、どうするかな?アルレルト検事」

アルミン「弁護人の最後の悪あがきです、が…」

アルミン「さすがに可哀そうになってきたので」

アルミン「最後のチャンスぐらいを与えてもいいでしょう…無駄だけど」

サイバンカン「ふむ…では弁護人、無駄でしょうけど尋問を…」

アニ「エレン、分かってると思うけど…」

エレン「ああ、ここでひっくり返さないとすべてが終わる」

エレン「(見つけ出すんだ、証言の隙を!)」

私です

今回はここまでです

続きを思いついたらまた書きます

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