兄「…否、別に悪気が有ったわけじゃない。」
兄「だが、全ての原因が誰にあるかと問われれば、…それは間違いなく俺だ。」
兄「これはアニメでもラブコメでもない」
兄「ほんの少しの誤差…。それこそ蝶の羽ばたき一つが世界を変えるような奇跡…」
兄「本来は歪んで止められる俺の軌跡が…」
兄「……やがて奇石となったとは、あの時、誰も知らなかったんだ」
【第一日目】
兄「初めまして、俺が兄です。」
義妹「初めまして。兄さん、私は義妹、と言います。」
兄「ん、よろしく。今日からここが君の家になるんだけど、何か質問とかはある?」
義妹「…ええと、大体のことはお母さんから、きいて、います…」
兄「りょーかい。仲良くして行こう」
義妹「……」
兄「あ、そういえば君のお母さんは…」
義妹「え、ええと、兄さんのお父さんと一緒に市役所に…」
兄「そっかそっか…。書類とかの手続きは結構時間かかるもんな」
義妹「…らしい、です。それで、先に家の方を見てきなさい、って」コクン
兄「あー、合理的な親父らしい意見だわ…」
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