モバP「瑞樹さんがメルヘンデビューした…?」 (34)

瑞樹「みっずきっだにゃん♪」

モバP「勘弁してくださいよ…」

瑞樹「瑞樹は海底王都みずキングダムの王みずキングの娘なんだにゃん♪」

モバP「もとに戻りましょうよ…」

瑞樹「あら、どうしてかしらプロデューサー?」

モバP「俺の担当はもう菜々さんとさt…シュガーハートさんだけで手一杯なんです…」

瑞樹「そうね、わかるわ…わかるにゃん♪」

モバP「言いたかないですがね、歳を考えてください歳を」

瑞樹「瑞樹は永遠の11歳だにゃん♪」

モバP「千枝と同じと言い張りますか」

瑞樹「当然だにゃん♪」

モバP「猫でいう11歳は人間でいう60歳らしいですよ」

瑞樹「瑞樹は永遠の11歳だかめぇ~」

モバP「かめぇ~てあなた」


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モバP「いいですか?菜々さんのように小6女児並の身長だとか、さt…シュガーハートさんのように凄みがあるとかならまだしも…」

モバP「あなたはすでに大人の美しい女性として完成してしまってるんです」

瑞樹「…少し恥ずかしいかめぇ~///」

モバP「かめぇ~はやめましょう、間抜けです」

モバP「…それはいいとこ視聴者の顔を多少引きつらせて終わりなんです」

瑞樹「あら、私に可能性を教えてくれたのはどこの誰だったかしら」

モバP「こんなわけのわからない可能性を示した覚えはありませんよ」

モバP「第一同じプロダクション内で同じキャラが2人いてどうします」

瑞樹「彼女は本物、私はキャラ…被って無いんじゃない?」

モバP「だいたい語尾も付ければいいというものじゃあないんですよ?」

瑞樹「…わかったゼニー」

モバP「あなた元局員ですよね?」

瑞樹「やめるわ」

モバP「いつも通りしていればいいんですいつも通り」

瑞樹「私の籠の中の青い鳥は飛んで行ってしまったわ…」

瑞樹「兎追いかけていった妖精さんは魔法使いの呪いによって…」

モバP「失礼ですが酔ってます?」

瑞樹「それこそ失礼ね」

モバP「あなたの中にあるメルヘンのイメージが多少理解できましたよ…」


モバP「何度も言わせて頂きますが、あなたには必要ありません、いつものままで結構です」

瑞樹「…でも、あの子たち楽しそうよ」

モバP「…」

瑞樹「アイドルやってるの見てね、あのキャラで本当に楽しんでるのが分かるの」

瑞樹「憧れるわ、ああいうの」

モバP「いや、ええ…?」

瑞樹「あら、わからない?なんというか、たまに奇行に走りたくなるというのかしら、はっちゃけてみたいのよ」

モバP「彼女らのあれは決して奇行の結果じゃありませんが」

瑞樹「この歳じゃね、さすがにもう変な事したら笑い事で済まなくなるわ」

瑞樹「白い目で見られて終わり…常識的に振る舞わない人は排除されるだけよ」

瑞樹「でも、だからこそやってみたくなるのよ、三十路もだいぶ近づいてきたし、これが最後のチャンスなの…だめ?プロデューサー君?」


モバP「…むぅ」

モバP「個人的にはアイドルの意向は尊重したいとは思いますが…いや…」

瑞樹「…だめ?若い子に負けたくないの」

モバP「老若は関係ないかと…」

瑞樹「…」ジー

モバP「…ああ…もう…じゃあ、一回だけですからね…」

瑞樹「…!フフッ、やったわ!」

モバP「次のライブで菜々さんとシュガーハー…佐藤さんとあなたの3人で歌う曲を入れます…その時だけにしてください」

モバP「それ以上は今後の活動に影響します、それでいいですか?」

瑞樹「ええ、十分…十分すぎるくらいよ」

瑞樹「本当に嬉しいわ…ありがとうねプロデューサー君!」

モバP「…ええ、まあ…ほどほどにがんばってくださいね…」


───ライブ当日



菜々「やっほー!!ウサミンボイスでみんなが笑顔!!心も体も永遠の17歳!!ナッナでーっす!!」

観客「ウッサミーーン!!!!」

心「やっほー!!あなたの心もシュガシュガスウィート☆砂糖いっぱいにしてあげる!シュガーハートでーっす!…歓声はどうした☆」

観客「シュ…シュガーハーーートーーー!!!!」

菜々「はいはーい!ありがとうー!…じゃあ早速一曲目ー!!…と、行きたいところなんですが…」

心「なんと今回は私達だけじゃないんですよー」

菜々「危ない奴らは本当なら私達2人のユニットなのですが、今日だけ、特別編でお送りしたいと思います…」

菜々「今日限定の3人目!登場して頂きましょう!川島瑞樹さんでーっす!!」

観客「わああああああああああ!!!」





瑞樹「はーい!みんなー!!」

観客「わああああああああああ!!」

瑞樹「地底生まれの不思議な少女!魔法を学んで40年、箒は友達杖は恋人!!世界を守るみんなの妹、かわし★マギカここに初陣よ!!」

観客「わあああああああ…」

菜々「えっ?」

心「は?」

菜々「え?いや、あの、海底なんとかじゃ…」

心「…本人がいいならいいんじゃない?」

瑞樹「塔に閉じ込められたお姫様は悪い狼と一緒にシチューに煮込んで食べてしまいましたとさ、うふ★」

観客「わああああ…」

菜々「み…瑞樹さん…?」

瑞樹「卵よ卵、あの芝生をホットケーキに変えt…ん?どうしたの?歌わないの?」

菜々「あ、はい…」

心「…責任はプロデューサーがとるからそっとしとけ☆…じゃあ早速特別ユニットで一曲目!メルヘンデビューいっくよー!!」

瑞樹「いっえーい!」

観客「わあああああああああ!!!」

─────────

──────

───


───事務所


モバP「…」

ちひろ「…だ、大成功だったじゃないですか!ほら、瑞樹さんも満足そうでしたし!今までで一番輝いたいい笑顔してましたよ!」

モバP「…ほっといてくださいよ…」

ちひろ「見てくださいこれ!この再生数!765プロもかくやという…」

モバP「…タイトルもコメントも見たくありません…」

ちひろ「…え、えっと…ユニット的にはいいバランスだったと思います」

モバP「…ええ、そうですね」

ちひろ「…」

モバP「…」


モバP「社長になんて言えばいいのk…」

瑞樹「プロデューサー!!」バン

ちひろ「あ、おはようございます」

モバP「…おはようございます」

瑞樹「ええ、おはよう…昨日のライブ凄い話題になってるわ」

ちひろ「え、ええ…」

瑞樹「…プロデューサー君」

モバP「…やめましょう」

瑞樹「私、この路線でも若い子に渡り合える事が分かったの」

モバP「ええ、それは大変結構なことですが…」

瑞樹「いける…私はまだまだいける…私にはわかるわ」

モバP「わかって欲しくないですね…」

瑞樹「プロデューサー君、私も…」

モバP「やめましょう、前回だけの約束ですよ、ね?聞いてます?」

瑞樹「私も菜々ちゃん達についでメルヘンデビューするわ!!」

モバP「勘弁してくださいよ…」


終わり

どうでもいいですけど投票券が余ってるなら沙理奈さんが大変お勧めですよ

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