春香「ばけもの」 (31)

このssはなんとなく書いた

P「ばけもの」
P「ばけもの」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1391958961/)

の春香目線の前日談? です
暇つぶしにどうぞ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1394283475

765プロ

ガチャ

春香「はぁ……今日も疲れたー」

千早「お疲れ様、春香」

春香「千早ちゃんもね」

小鳥「お帰りなさい、二人とも」

律子「社長、春香と千早が帰ってきましたよ」

社長「おおそうかね、ではさっそく定例のミーティングを始めようか」

春香「あーそっか、今日はミーティングの日だった……はぁ」

千早「プロデューサーがいないと、事務所が私達全員の予定等を把握できないもの……仕方ないわ」

春香「早く帰ってこないかなー」

千早「あと少しの辛抱よ」

春香「はぁ……」

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社長「それでは、これでミーティングを終わりにするとしよう」

春香「あーあ……もうこんな時間」

千早「また泊まっていく?」

春香「うん、そうする」

ババババババババ

春香「……あれ? こんな時間に、ヘリコプター?」

千早「確かに、少し変ね……なにかあったのかしら」

真美「みんな! ちょっとこっち来て!」

春香「……どうかしたの?」

亜美「テレビテレビ!」

春香「んー? えっと…………え?」

雪歩「う、ウイルスがばらまかれた……?」

真「この場所って……ここのすぐ近くじゃないか!」

律子「みんな静かに! ヘリがなんか言ってるわ!」

『近隣住民の皆様。この一帯に、ウイルスが散布されました。家屋の外には出ないように……また、窓などは開けないように。更に、エアコンなどは使用しないようにしてください』

やよい「……ウイルスってなんですかー?」

伊織「簡単に言えば、ばい菌みたいなものよ」

やよい「ええっ!?」

あずさ「困ったことになったわねぇ……」

小鳥「社長」

社長「うむ……みんな、もう一度集まってくれたまえ」

社長「うちとしては、人様の子を預かっている以上、みんなを危険な目にあわせるわけにはいかない。よって今日みんなには、事務所に泊まっていってもらう」

伊織「ちょっと! こんな所で寝ろって言うの!?」

社長「うむ。安心したまえ、こんなこともあろうかと人数分の寝袋は用意してある」

伊織「寝袋って……」

律子「我慢しなさい。あんたたちを今帰らせるわけにはいかないの」

響「なあ……どうしても帰っちゃ駄目なのか? 家で待ってるみんなが心配だぞ」

やよい「私も、弟たちが心配です……」

律子「悪いけど、事務所として許可は出せないわ」

響「うう……」

貴音「響……心配せずともあの者達ならば、きっと大丈夫ですよ」


伊織「大丈夫よ、やよい。かすみちゃんや長介を信じなさい」

やよい「……うん。とりあえず、電話してくるね……」

美希「社長、寝袋ってどこにあるの?」

社長「ああ、今持ってこよう」

春香(私もメールしておかなきゃ。お母さん達が心配してるだろうし……)

あずさ「あの~、お泊まりはいいんですけど、ご飯はどうするんですか~?」

律子「そうですね……非常食ならありますけど……」

真美「えー!」

亜美「そんなの食べたくないよー!」

律子「しょうがないじゃない。嫌なのはみんな同じよ」

貴音「……仕方ありませんね。少々お待ちを」

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貴音「これをどうぞ」

真美「こ、これはっ……!」

亜美「へいへいラーメンだ……悪かねえぜ」

響「なあ貴音……事務所のどこに、こんな量のカップ麺を隠してたんだ?」

貴音「とっぷしぃくれっとです」

伊織「はぁ……まさかこの伊織ちゃんが夕食にカップ麺を食べる日が来るなんてね……」

美希「デコちゃんはわがままなの」

伊織「誰がわがままよ! ていうかデコちゃんって言うな!」

真「うーん、どれにしようかなー」

響「お、これなんていいんじゃないか?」

真「激辛ペヤング? それはちょっとなぁ……」

響「きっとそんなに辛くないと思うぞ? お店で売ってるんだし」

真「じゃあ、響が食べなよ」

響「……ちぇっ。知ってたのか」

真「一度食べたことがあるからね……騙されないよ」

「「「「「いただきまーす!」」」」」

社長「……こうして夕飯にカップ麺を食べると、昔を思い出すねぇ……」

雪歩「あ、おいしい……」

真美「ねえねえ、亜美のやつ一口ちょーだい」

亜美「いいよ! その代わり真美のもちょーだいね!」

貴音「…………」ズルズル

律子「あんたは相変わらずよく食べるわねぇ……」

春香「……ふふっ」

千早「……春香? どうかしたの?」

春香「ううん、なんでもないよ? ……ただ、こうやってみんなでご飯食べるの、ひさしぶりだなぁって思って」

千早「そうね」

春香「……また、こんな風にできるかな?」

千早「できるわ。この先どんなに忙しくなっても、きっと」

春香「……うん、そうだよね! 私達、ずっと仲間だもんね!」

千早「ええ」

律子「はいはい! 食べたらさっさと寝なさい!」

亜美「えー! まだ寝るには早いよりっちゃーん」

真美「そうだよー、夜はこれからだよりっちゃーん」

律子「つべこべ言わないの。明日どうなるか分からないんだから、さっさと寝ておきなさい」

伊織「ちょっとぉ! お風呂は!?」

律子「あるわけないでしょ、我慢しなさい」

伊織「はぁ!? できるわけないでしょそんなこと!」

律子「あらそう。じゃあシンクに水でも貯めて入れば? 別に構わないわよ」

伊織「うぐっ…………ふん!」

美希「ミキはもう寝るの……おやすみなさいなの~」

あずさ「はーい、おやすみなさい美希ちゃん」

やよい「私達も寝よう? 伊織ちゃん」

伊織「……そうね」

亜美「おやすみ、真美」

真美「おやすみ、亜美」

雪歩「ま、真ちゃん……その、一緒に寝よ?」

真「あ、うん。いいよ」

貴音「では響は私と寝ましょうか」

響「別にいいけど……室内で寝袋に入るって結構違和感あるな……」

社長「私は社長室で寝るとするよ……何かあったら読んでくれたまえ」

小鳥「はい、分かりました」

千早「春香、私達もそろそろ寝ましょう」

春香「うん、そうだね。おやすみ、千早ちゃん」

千早「おやすみなさい、春香」

翌朝

春香「……う……ん」

春香「……ふわぁ」

春香(……今何時? ……まだ五時かぁ)

春香「…………」

春香(目が覚めちゃった。テレビでもつけようかな……音量は小さくして……っと)

『──外出禁止令は解除されましたが、未だに周辺の地域は立ち入り禁止となっており……』

春香(あ、もう外出してよくなったんだ……て言うか、いつの間にか立ち入り禁止にされてたんだね)

春香(……じゃあ、今のうちにみんなの分の朝ご飯でも買ってこようかな? ……お店が開いてたらだけど)

真「……あれ、春香? どこ行くの?」

春香「あ、起こしちゃった?」

真「いや、そういうわけじゃないけど……外に出る気?」

春香「うん。外に出てよくなったってテレビで言ってたから……みんなのご飯買ってこようかなーと思って」

真「そうなんだ。じゃあボクもついていくよ。荷物、大変だろうし」

春香「ん。ありがと」

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春香「うう……さすがに十五人分の食料は重い……」

真「しょうがないなぁ……そっちもボクが持つよ」

春香「……ごめん」

真「いいよ別に。春香はお金出してくれたんだし、これくらいは」

春香「それにしても、お店もちゃんと開いててよかったね」

真「うん。ウイルス騒ぎなんてなかったみたい」

春香「確かに。実際こうして外に出てみても、何も変わってないしね」

真「そう……だ……ね……?」

春香「……? 真、どうしたの?」

真「……う……」

春香「ま、真?」

真「は……はるか……あれ……あれ……!」

春香「あれ? ……あれって何──」

「…………」

春香「……え?」

春香(な……なにあれ?)

「……ひはは」

春香「ば……ばけもの……!?」

「…………」スッ

真「こ、こっちに来る!」

春香「真! 走るよ!」ダッ

真「う、うん!」ダッ

「…………」タッタッタッ

真「お、追いかけてきてるよ! どうするの!?」

春香「わ、分からないけど、とにかく逃げなきゃ!」

春香(なんなの!? いきなり化け物が襲ってくるなんて、そんなのフィクションの中だけじゃないの!?)

真「て言うか! どこに向かうの!? 事務所!?」

春香「駄目! もし事務所までたどり着いても、この化け物がついてきてたら意味がない!」

真「じゃ、じゃあどこに……!」

春香「どこに!? そんなの、私だって知りたいよ! でもそんなの考えてる暇は──きゃあっ!?」ズデッ

真「は、春香!?」

春香「い、痛……!」

真「春香! 早く立って! じゃないと──」

「……はは」

春香「……逃げてっ!」

真「え……?」

春香「こいつが私に気をとられてるうちに、事務所まで逃げて!」

真「そ、そんな……! 春香を見捨てるなんてこと──」

春香「うるさいっ!」

真「!?」

春香「ごちゃごちゃ言わないで! いいから走って! 私なら大丈夫だから──早く!」

真「っ……! ごめんっ、春香!」ダッ

春香「…………」

「…………」

春香「……真を逃がすの、待っててくれたんですね……」

「……ひは」

春香(……真だけでも助かって、よかっ──)ゴッ

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春香「……ん」

ガバッ

春香(……あれ? 私……生きてる? っていうかここどこ?)

「……お、起きた?」

春香「! ……え、えっと、あなたは?」

「……ぼ、ぼくは、たまたま君が襲われてるところに通りすがったんだよ……」

春香「そ、そうなんですか……」

春香(……この人が、私をあの化け物から助けてくれたの? それにしては、随分細いし、あんまり頼りにならなさそうだけど……)

春香「あ、あの……ここはどこなんですか?」

「こ、ここは……ぼ、ぼくの家だよ」

春香「そう……ですか。助けてくださってありがとうございました」

「ど、どういたしまして……」

春香「このお礼は、後で必ずしますね。とりあえず今は、私帰らないといけないので……失礼します」

「だ、駄目!」

春香「……なんでですか?」

「あ……えっと……そ、外は今、化け物だらけで危ないから……」

春香(外が、化け物だらけ? ……まあ……窓から外を見れば本当かどうか──っ!)

春香「うそ……」

「ね? ぼ、ぼくが言った通りでしょ? だ、だから、今はここにいなよ」

春香「……そうします」

春香(正直、この人はちょっと怪しいけど……今はこうするしかないよね)

「の、飲み物でも持ってくるね……」

春香「あ、いえ、お気遣いなく──って、もう行っちゃった……」

春香(……まあいいか。外の化け物だっていつかは眠るんだろうし、そうなったらすぐにここを出よう)

春香「……早くみんなに会いたいなぁ」

春香(真は逃げきれたのかな……?)

「は、はい、どうぞ」

春香「ありがとうございます……」

春香(……コーラ? 嫌いなわけじゃないけど、こういう時に飲ませるものじゃない気がするなぁ)

春香(……まあ、いいや)ゴクッ

「え、えっと……な、名前、なんて言うの?」

春香「あ、私は天海春香です。これでもアイドルやってるんですよ?」

「へえ……あ、じゃあ、逃げた彼もアイドルだったの?」

春香「あはは……あの人は男じゃなくて、女ですよ? 菊地真って言うんですけど……知りませんか?」

「ご、ごめん……アイドルには詳しくないんだ」

春香「そうですか。結構有名になってきたんですけど……やっぱり知らない人もいますよね」

「ご、ごめんね?」

春香「いえ、いいんですよ。むしろやる気が出てきました」

春香「いつか絶対、アイドルに興味ない人もファンにできるぐらいのアイドルになってみせます!」

「へ、へえ……なれたらいいね」

春香「はい! 頑張りま……す……?」

春香(あれ……なんだか……視界が歪んで……)フラッ

「だ、大丈夫? もうしばらく寝てなよ……」

春香「は、はい……そう、しま……す……」ドサッ

「……フヒヒ」

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─────
────

春香「……う……ん」

春香「……ふぁ……あふ」ギシ…

春香「……あれ?」

春香(……え? なんで? なんで私、手足をベッドに縛りつけられてるの?)

「……お、起きた?」

春香「ちょ、ちょっと!? なんなんですかこれ!」

「ご、ごめんね? で、でも、こうでもしないと逃げちゃうから」

春香「……!」

「ま、まさかこんなに可愛い子だったなんて思わなかったよ……運がいいなぁ」

春香「……どういう、ことですか……?」

「え? だ、だから、君はこれから、ぼ、ぼくに──」

春香「そこじゃ、ありません。『こんなに可愛い子だったなんて思わなかった』……ってところです。どういう意味なんですか?」

「え、あ、う、うん……そうだね、もう隠す必要もないよね。実は、ぼくはあの時の化け物なんだよ」

春香「……はい?」

「だから、ぼくはあの時の化け物なんだって……あの時、買い物帰りの君を襲った、あの化け物」

春香「……え? え? それって……つまり……その、変身した……ってことですか?」

「違う違う……変身なんかしてないよ。変わってなんかない……今もずっと、あの時の姿のままだよ」

春香「そ、そんなわけないですよ! だって現に、あなたは普通の人間の姿をしているじゃないですか!」

「まあ、最初はぼくも戸惑ったよ。でも、すぐに理解した……化け物になった者は、化け物のことが人間に見えて、逆に人間のことは、化け物に見える……って」

春香「…………え?」

「そう……実は、君も既に──」

春香「……ああああああああああああああああっ!」ギシギシ

「あーあ……そんなに暴れないでよ」

春香「嘘! 嘘っ! 絶対嘘! そんなわけない! ありえない! 嘘嘘嘘嘘嘘っ!」

「……ふふ、無理もないよ。普通の人は突然君は化け物だなんて言われて、はいそうですかと納得なんてできない」

春香「違う! 私は人間だもん! 化け物なんかじゃないっ!」

「ま、君が事実を受け入れようが受け入れまいが、そんなことはぼくには関係ないけどね」

春香「やめて! 来ないでっ! 近づかないで!」

「そうはいかないよ。じゃないと、君を化け物にした意味がないじゃないか」

春香「やだ! やだよぅ……! 誰か助けて! みんなぁ! プロデューサーさぁん!!」

「誰も来ないよ……ここは防音になってるし、そもそも誰も君の居場所が分からないからね」

春香「やだ……やだぁ……!」

「ふひ……泣き顔も可愛いね……」

春香「……っく……うえぇ……」

「さて、じゃあまずはパンツを……おお、白だ……」

春香「やめて……みないでぇ……」

「……うーん、脱がそうにもこの状態じゃ脱がせられないね……切るしかないか」

ジャキッ

春香「うう……あああ……!」

「おお、これが……! ……予定変更だ。まず最初に一度いれよう……我慢できない」

春香「もうやだ! やめてよぉ! なんで!? なんで私がこんな目に!!」

「ごめんね? でも、こっちだって童貞のまま死にたくないからさ……。 それにしても、当然ながら全く濡れてないね」

春香「あ、当たり前です……!」

「ま、いいよ。そんなことは勿論、想定内さ……。濡れてなければ、濡らせばいい」

春香「……あなたなんかで反応するわけないじゃないですか」

「うん? 別にぼくもそんなことは考えちゃいないよ……童貞を高く評価しすぎだ。ぼくが言ってるのは、愛撫して濡らすなんてことじゃない」

「単純に、ローションでこちらのモノを濡らして挿入する……それだけだよ」タラ…

春香「っ!? 嫌……やめて。お願いします……なんでもしますから……それだけは……」

「……初めてをあげると決めた相手でもいるのかい? まあどうでもいいけど……それじゃあいくよ」

春香「いやああああああああああああああああああああっ!!!」ググ…

ブチッ……ガスッ

「ぐっ……!? な、縄が……!」

春香「っ! ……はあ……はあ……」ヨロ…

「う……この……!」バッ

春香「いやあっ!」バキッ

「あが……!」

春香「……っ」スッ

「……や、やめ──」

春香「ぁぁぁぁあああぁぁああああああぁぁあああっ!」ブン

グシャッ


─────
────
───

春香「…………」

春香「……あは、は……」

春香(……私、天海春香。アイドル兼殺人犯やってます。いぇい)

春香(……なんちゃって)

春香「……どう、しようかな」

春香「……そうだ、みんなに会いに行かなくちゃ……私は、化け物なんかじゃないから……きっとみんな……」

春香「……大丈夫、大丈夫、大丈夫……」



春香(夜になってるおかげで、あいつらはいないみたい……)

春香(みんなまだ事務所にいるかな? ……まあ、いなければ待てばいいだけだよね)

「くゅいいいいいいいいいっ!」

春香「!」ダッ

春香(しまったな……まだうろついてるのがいたんだ)

春香(……しょうがない。事務所まで隠れながら行かなくちゃ)

事務所前

春香「…………」

春香(……この扉の向こうに、みんながいるはず……)

春香「……はぁ……はぁ……」

春香(大丈夫、大丈夫……私は、化け物なんかじゃない)

春香(ここを開ければ、みんながいて……優しく出迎えてくれて、それで……)

春香「お願い……!」

ガチャ…


「……? ぢろきす──ふぅ!?」

「び、びこやは……!」

春香「…………」

「け、けれにー!」ブン

「きおろー!」ブン

ガッ ゴッ

春香「っ……!」

「ずょ、ずょえなきかうとにうあどせきぃ!?」

「いれをこにうどすら!」

春香「……うっ……ひっく……」ポロ

「……! みてとむあに! らけむと! いろひ……ちぢはびこやはずゅにう! ひれきぢら! 」

「お……?」

春香「……っ!」ダッ

「! みてとひれき! ひれき!」

『誰か』の家

春香「……あはは」

春香(……うん、薄々は、というか、大分はっきり、気づいてたよ?)

春香(それでも、信じたくないよね? 普通、信じられないよね?)

春香「でも、もう信じるしかないよね……」

春香「……本とかぶつけられたのに……角が当たったのに、痛くなかったなぁ……」

春香「……あはは、アイドル兼殺人犯兼化け物……かぁ。いや……さすがにもうアイドルじゃないかな?」

春香「…………」ポロ…

春香(……みんなから、拒絶されちゃった)

春香(……なんでかなあ? ちょっと前までは、みんなすごく仲良しだったのにね)

春香(私の見た目が変わっちゃったから? だからみんな拒絶するの?)

春香(……ひどいよ……765プロは、みんな仲間なんでしょ? ……なのに……なのになんで……)

春香「……違う。私だって、立場が逆だったらああしてた……だから、みんなを責められない」

春香(悪いのは、私の見た目……見た目がばけものだから、みんな私と仲良くできない)

春香「だったら……みんなも、私と同じになればいいんだよ……そうすれば、元通りみんな仲良しになれる」

春香(だって私達、仲間だもんね……765プロは、家族だもんね)

春香(みんな仲良くしてこその765プロ……でしょ?)

春香「……そういえば、この死体もどうにかしなきゃね」

春香(捨てる? でも……どこに?)

春香「あ、そうそう……確か亜美真美が言ってたっけ……絶対に見つからない死体の隠し方」

春香(聞いた時は、絶対できないって思ってたけど……今の私なら、できるよね……)

春香(だってもう私、人間じゃないもん)

春香「さっさと片付けて、色々調べなきゃね……」

春香「みんなを救ってあげる方法を、早く見つけなきゃ」

春香(そういえば……プロデューサーさんが帰ってきたら、プロデューサーさんも仲間にいれないといけないよね)

春香「あ、でも立ち入り禁止になってたっけ……? そこらへんも調べないとね」

春香「……よし! これから大変だけど、頑張ろ!」

春香「765プロー! ファイトー! オーッ!」

終わり
後の流れは大体前回のスレで分かるかと……
最初は、春香のあれを喪失させようと思ってたんですけど……やっぱり無理でした
もしなくしてることを期待してた人がいたら、ごめんなさい

真(話し方からして勝手にそう思っただけだけど)は何故春香だってわかったん?

>>27
んー……服装とかリボンとか
基本的に、見た目が変わるだけで他のものは変わらない設定なので、一度ばけものを見て、まだ慣れてる真はいち早く分かった……ぐらいに考えていただければ

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