とある山、洞窟の奥
娘「地震、疫病、連日の日照り……村はこのままでは滅んでしまいます」
娘「どうか……わ、私を食べて怒りを静めてください!」
竜「……」
竜「たった今人の気配感じて起きたばっかりなのに何の話!?」
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娘「あ、も、もうちょっとお肉がついてるほうが良かったですか!?」
竜「いや! 生きた人間なんぞ食わんぞ!」
娘「じゃあ! 今このナイフで!」
竜「待て待て! 死んだ人間も食わんわ!」
娘「わ、わかりました! こんなこともあろうかと塩コショウを持ってきていたんです!」
竜「なにがわかったんだ!」
娘「じゃあどうやったら怒りを静めてくれるんですか!」
竜「別に怒っとらんわ!」
娘(どう見ても怒ってる!)
竜「私は今……おそらく30年ぶりくらいに目覚めたばかりだ」
竜「地割れや日照りなど、ただの自然現象だろう」
娘「そんな……この日のために一晩お酒に漬かって味をまろやかにしたのに……」
竜「……道理で酒臭いと思った」
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