上条「車いす押してやるよ」
美琴「へ?あ、ありがと」
上条「あんまり人気の無い所にはいくなよ」キィ……キィ……
美琴「うん、わかってる……」
上条「このまま寮に帰るのか?」
美琴「うん」
上条「そうか、こっちの方向だったよな」
美琴「い、いいわよ!自分で帰るから……」
上条「気遣うなって、お前はどっしり座ってればいいんだよ」
美琴「……」
上条「どうした?」
美琴「……ありがと」
上条「お、おい!なんで泣いてんだよ」
美琴「自分でもわかんない……」
上条「……力になれるかわからないけど、辛かったら相談しろよ。
お前は人に頼ろうとしないからな」
美琴「うん、でも大丈夫。」
上条「どんな用事でもいいからいつでも呼んでいいからな。
なんならお風呂も入れてやるぞ」
美琴「な、何言ってんのよ!このバカっ!」
上条「じょ、冗談だって!」
──
────
─────────
美琴「ここまでで大丈夫よ、ありがとう」
上条「まぁあいつがいるもんな、何かあったら連絡してこいよ」
美琴「うん、またね」
上条「おう」
美琴「ただいまー」
黒子「お、お姉さま!!今まで一体どこに!」
美琴「ちょっと気分転換に散歩してたの」
黒子「外出するなら私に一言おっしゃってほしいですの!」
美琴「ごめんね、そんなに遠くには行ってないから」
──
─────
私が"事故"で車いす生活になると私の周りの人間は次々と離れていった。
今でも付き合いがあるのは黒子と初春さんと佐天さんくらい、それとあいつ……
私の障害の陰口が聞こえだしてからは怖くて学校にもいけなくなった。
元々陰口は聞こえてたけど、障害の事言われるのは……きつい
黒子「まぁ気分転換になったのならよかったですの。
久々にお姉さまの笑顔を見た気がしますわ」
美琴「そ、そうかしら?」
黒子「何か良い事でもありまして?」
美琴「うーん、別に何も無いんだけど……」
寝ないといけないから誰かバトンパス
途中で終わると思ってたよ。一生寝てろ
>>37
そんなに期待してくれてたのにごめんな
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