アリババ「待てよ、アラジン！」

アラジン「…遅刻しちゃうよ？ぼくは遠足に遅刻するなんて嫌だよ」ﾀｯ

アリババ「ちょ…っアラジン！？」ﾀﾀｯ

ー学校ー

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｯ

ヤムライハ「あら、遅刻ギリギリセーフね。二人とも」ｸｽｯ

アリ、アラ「間に合った…」ﾎｯ

ジャーファル「じゃあ、最終確認しましょう。お菓子とカバンとお弁当…持って来ましたか？」

一同「はーい」

白龍「…」

ジャーファル「白龍くん？どうかしましたか？」

白龍「せ…先生ぇ…おれ…お弁当忘れましたぁ」ｸﾞｽｯ

ジャーファル「えっ？」

ヤムライハ「は…白龍くん！？泣かないで…」ｵﾛｵﾛ

白龍「だって…お弁当…っ」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ジャーファル「落ち着きましょう、白龍くん。お菓子は持って来ましたか？」

白龍「わ…忘れましたぁぁ！」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

ヤムライハ「えぇ！？お菓子まで…？」

ジャーファル「困りましたね…」

ヤムライハ「仕方ないわ。校長先生に言うしか無いわね」ｽﾀｽﾀ

シンドバット(校長)「1年生の練白龍が弁当を忘れたのか…」

ヤムライハ「はい。どうしたら良いのでしょうか？」

シンドバット「とりあえず教頭に言って来い」

ヤムライハ「はい」(面倒なだけよね…)ｽﾀｽﾀ

白瑛(教頭)「あら…白龍が？」

ヤムライハ「はい、そうなんです…」

白瑛「じゃあ私のお弁当を渡してきて」

ヤムライハ「でも…」

白瑛「私は大丈夫よ」ﾆｺｯ

ヤムライハ「わ…わかりました」

ヤムライハ「はい、白龍くん」

白龍「え？」

ヤムライハ「白瑛教頭先生から貰って来たのよ」

白龍「あ…ありがとうございます…」ﾊﾟｧｱｯ

ヤムライハ(可愛すぎるわ)

ジャーファル「では、皆さんバスに乗って下さいね」

一同「はーい」ﾃｸﾃｸ

―バス内―

紅炎「じゃあ、これからしりとりを始めようと思います」

紅玉「しりとり…」

アラジン「わぁーい！」

アリババ「おれ、しりとり得意だぞ！」

スフィントス「おれも負けないぞ！」ﾌﾝ

ヤムライハ「座っている席の順番でしりとりしてね。じゃあ…最初は『り』からよ」