女「そろそろバイトはじめるか……」 (3)

女「中学校三年間不登校してひきこもってきたけど……、さすがにもう高校生だし本気出さないとな」

女「せっかく通信なんだからガシガシバイトしよう」

女「時給一番高いとこは……、げ。ファミレスかよ。ファミレスなんて二回ぐらいしかいったことねえよ……」

女「……まあ、なんとかなるか。応募しよ」カチカチ


女「ふう。あとは電話を待つだけっと」

女「寝よう」

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~二週間後~

女「電話こない……」

女「……こっちから電話してみよう」


ピッピッ プルルルル

店長『はい、○○、△△店店長がお受けいたします』

女「ひゃいっ! ぅえっと~、二週間ほど前にアルバイト応募した“女”という者なのですが……」

店長『女さん……? ああ、ごめんなさい。電話するのすっかり忘れてた』

女「(忘れてたじゃねえよ)」

女「えっと……、面接はいつ頃で……」

店長『うーん、じゃあ来週の水曜日17時に来てくれるかな?』

女「来週水曜日17時……、ですね。わかりました」

店長『はーい。じゃあまた』ピッ

女「……、はあ、ダルい」

~当日~

女「やっべ緊張死にたい」

女「落ち着けわたし。やよいちゃんモードONだ」

女「……」

女「やよいちゃんになってどうすんだよアホ。ここは緑川なおちゃんだろ」

女「勇気りんりん直球勝負! キュアマーチ!!」キリッ

女「……、時代はドキプリだけどな」

女「…………着いた。威圧感やばい」

女「入るか……」ガチャ

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