ここは帝愛小学校……!
利根川先生率いる2年1組で今、2つとない給食のプリンを賭けた決戦の火蓋が切って落とされようとしていた……!
カイジ「やったあ……!今日の給食はプリンだ……!」
一条「当胃袋はプリンは特にウェルカム……!味わい尽くしてやるぞ……!」
カイジ、一条、至福の時……!
味わう……!
ふわふわのカラメルの効いた濃厚プリンを……!
まさに、お母さんの味……!!
カイジ「くぅぅ!!うめえ!!美味すぎる!!殺人的だ……!!」 ボロボロ
一条「ああ…なんて美味いんだああ…!!」ボロボロ
感涙……!!
あまりの舌心地の良さに両者感涙……!!
が…
そこに…
現れる…
欲望という名の悪魔……!!
カイジ「くぅ…!!最高だったぜ…!」
一条「まだ食べたりない気がするな……」
その時発言…!
利根川……!
利根川「プリンが一つ余っているぞゴミめら……!!」
カイジ&一条「!?」
カイジ「くぅ…!!最高だったぜ…!」
一条「まだ食べたりない気がするな……」
その時発言…!
利根川……!
利根川「プリンが一つ余っているぞゴミめら……!!」
カイジ&一条「!?」
ミスった
一条「先生……おかわりしていいですか……!?」
カイジ「?!」
一条「なんだ……?!カイジ……!!」
カイジ「おい、待てよ……!!確かにプリンはお前も食いたいだろう、その気持ちは分かる……!だが、思っている内はまだしも声に出したら戦争…戦争だろうが……!」
一条「黙れクズ…!プリンは俺が食うんだ……!!」
カイジ「先生、どうすればいいですか…!?」
利根川「ファックユー……!!ぶち殺すぞクソガキ……!!大人はガキの下らん質問に一々答えたりしない……自分らで考えろ……!!」
利根川……職務放棄……!!
職業怠慢から来た圧倒的職務放棄……!!
それ以前に欠ける……
人間性……!!
和也は居ないのかな
>>7
すまねぇ…カイジは沼編までしか見たことないから和也とかはキャラをよく知らないんだ…
カイジ「クソ…!!なら勝負だ…一条……!!給食のプリンを賭けて……!!」
一条「ククク……!!かかってこいクズが……!」
一条「勝負はジャンケン……!三本勝負だ、いいな……?」
カイジ「ああ…!!意義はない……!」
この時カイジ…既に失体……!
勝負において相手のペースに乗せられるのは死を意味する…!
ましてや勝負の内容やルールを決められるなど愚の骨頂……!
この時点でカイジ…
負け濃厚……!!
一条(ククク…!!バカイジが…!!まんまと敵の話に乗るお人好し…!!)
一条(俺の完璧な作戦で貴様を地獄に叩き落としてやる…!!)ニヤ
不敵に笑う…一条…!!が、カイジここにきても未だ一条の様子に気づかず…!!
利根川「では、二人ともはじめたまえ」
カイジ「あぁ…!!望むところだ…!!」
決戦…!!開戦…!!心理の開示…!!
支援
一条「ではいくぞぉ……」
一条&カイジ「さ~いしょ~はグ~じゃ~」
一条「んけんポイ!!」パー
カイジ「?!」グー
疾風の速度でのパー…!!
「じゃんけんは必ず同じタイミングで出す」というそんな盲点…!!常識に囚われた隙を突く…!!
カイジ「…汚えぞ一条…!!いきなり速くするなんて……!!」
一条「クク…!!ばあか……!!俺はルールを破ってはいない……!!ルールは「三本勝負のじゃんけん」それだけだ……!貴様も了承したろ……?」ニヤ
>>10サンクス!
カイジ「だからってこんな……!!」
利根川「カイジ君……見苦しいことは言わずに負けを認めろ、負けは負けだ」ニヤニヤ
カイジ「だまれクソ教師……!!」
利根川「そんな口を聞いていいのか…?今すぐそのプリンを一条君にあげてもいいんだぞ……?」
カイジ(職権乱用野郎が…!)
カイジ「悪かった先生…勝負は続けさせてくれ…」
利根川「カカ…好きにしろ……」
利根川…教師の力を乱用…!!力無き者に見せる悪魔の姿…!!
ある意味、教師の鏡…!!
カイジ(かといってここで勝負が続けられても勝てるという保証はない……何か作戦……!)
カイジ(なにか作戦……作戦………あ……!!)
カイジ…脳裏に閃く光明……!!
一筋の光……!!
カイジ「ふふふ…ふははは…!!」
一条(…?)ゾク
カイジ(へへへ…!!一条…!!てめえも終わりだ…!!俺がやられたこと…屈辱…倍以上にして返してやる…!!)ニヤニヤ
一条「カ…カイジ…どうするんだ…??やるのか、やらないのか…?どっちなんだ…?!」
カイジ「バカ言うな…!!やるに決まってるだろ…!!そんなもん…!!」
カイジ(乗れ…乗ってこい…!!)
一条「じゃあ…じゃんけんだ……!いいな……カイジ……!?」
カイジ(来た…!!来た来た…!!来た…!!)
カイジ「ああ……こい……一条……!!」
一条「さーいしょ~はグ~じゃ~んけ~ん」
カイジ(いまだ……!!こい……来てくれ……グー!!)
一条「ぽい!!」グ
カイジ(よし……!!!!!)パー
カイジ「おっと!!」
一条「?!」パアン!!
当たる…!!当たる…!!当たるぅ!!!
一条の頬にカイジの掌が激突…!!大戦争の幕開け…!!
一条「カ……カイジィ……!!なにするんだよぉ……うわぁぁん……!!」ボロボロ
カイジ「へへっwwわりいな一条ww手が滑ってたまたまお前の頬に当たっちまったww」
一条「うぅぅ……うわぁぁん!!」ボロボロ
カイジ(ざまあねえぜ……!卑怯な手を使って俺を陥れたから……天誅…因果応報……報いだ!!)
カイジ……
暴力……!!
自分に敵対するものに容赦のない鉄拳制裁……!!
これにはクラスメイトもどん引き……!!
ざわ…
ざわ…
ざわ…
ざわ…!!
男子「あれはやりすぎだよな…」
女子「カイジ君ひどーい…一条君かわいそう……!!」
カイジ「静かにしやがれ……!!俺だってこんなことして気分は良くねえ……!!でも仕方ねえだろ……!!」
一条「…った」
カイジ「は…?」
一条「今こんなことして気分よくねえって言った……わざとって認めた……ひっく……」ボロボロ
カイジ「あ……あぁ……!!」
小2のカイジ達がこのやり取りしてるのを想像しただけでヤバイ
男子1「ふざけんなあ!!」
2「カイジ死ねえ!!」
三好「ぶっ殺すぞぉ!!!!」
カイジ(三好…!!あいつ……!!こんな時だけ…!!)
女子「最低ー!!」
女子2「一条君にあやまんなよー……!!」
鳴り止まぬ怒涛の喧騒……!!
が…!
その時……!!
>>18顔はあのままで三頭身になったと考えてくれ!!
美心「みんなやめてあげて……!!カイジ君はたしかに悪いけど……そこまで言わないであげて……!!それからカイジ君は今すぐ一条君に謝って……!!」
カイジ「お、おう…」(ナイスブス……!!こいつの好意がこんなとこで役に立つとは……捨てたもんじゃねえな!!)
正にクズ……!!
性根の腐りきった尺取り虫にもみたぬ価値しかないクズ……!!
カイジ「一条あの……悪かったよ…」
一条「…」
カイジ「……!」
カイジ(クソ……!こいつをしちゃあ元も子もないが……今後の俺の立場を考えたらしかたねえ‥…)
カイジ「わけようぜ……!!プリン……!!2人で……!!二人で食べて仲直りだ……!!」
カイジ……それでも全てを譲るわけではない……!!「半分をわが物に」という野心…!!貪欲……!!
一条「…いいよ…」
カイジ「本当か…!?ありがてえ……!!ありがてえ…!」
カイジ「じゃあ、あのプリンを…あれ?ない…?」
一条「…あ…!!」
アカギ「…ククク…残念…もう俺の腹の中だ…」
カイジ&一条「そ…そんなぁ……!!」ダブルぐにゃあ
利根川「ククク……ハハハ……!!実に滑稽だ……面白かったよ……!!」ニコニコ
カイジ「グゾぉ゛!!ぎだね゛え゛よ゛お゛お゛お゛……!!」
そして放課後……!!
夕暮れの河川敷……!!
カイジ「一条……今日は悪かったな…」
一条「カイジ……俺こそ悪かった…どうせ俺達しかおかわりはいなかったんだから最初から分けてればよかったよ……」
カイジ「一条……俺と仲直りしてくれるか……?」
一条「ああ……もちろんだ……!!」
カイジ「ありがとう…!これからもよろしくな…!」
人と人との関係とは、脆く崩れや易い橋…
しかし…その橋を壊し切らずに渡ることができたとき、それはいかなる力を持っても壊せぬ盤石な橋となる…!!
そう…この8歳の少年二人が橋を築く物語はまだ、始まったばかり…!!
完……!!
終わりかよ!
できたらまた読みたいこれ
乙
>>23,24ありがとうww
またなんあ思いついたら書くわww最後に蛇足かもしれんが
カイジらが争い一条が涙を流す傍ら…一匹の狼が目を光らせる……!!
女子「カイジ君ひどい!一条君かわいそう…!!」
カイジ「ぐ……!」
アカギ「ククク…先生さん…アンタはクラスがこんな事態というのになにもしないのかい……?」
利根川「アカギ君…君はこの事態をみてどう思う……?」
アカギ「下らないな…だが、欲しいものに目がくらめば周りが見えなくなるのは人の性…」
利根川「ククク…相変わらず8才とは思えぬ言動をする…どれ、あのバカどもに説教でもしてやったらどうだ…?」ニヤニヤ
アカギ「説教…?バカ言うな……そんなことせずとも諭せるさ……」ニヤ
利根川「ほう…どのように…?」
アカギ「決まってるだろ…」
アカギ「倍プッチン(おかわり)だ……!!」
そして後の展開に続く
このSSまとめへのコメント
倍プッチンだ!… 8才のアカギ、かわいすぎ
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