ネトウヨ「アメリカがハルノートを突きつけたから日本は攻撃するほかなかったのだ!!!」
僕「なぜアメリカがそういう態度に出たのかわかってるの?」
ネトウヨ「当然我が大日本帝国に対する恐怖とアジア人への人種差別からである!!!」
僕「そもそも日本が国際的に孤立し、日米交渉に至らざるを得なかった理由として満州事変があるだろ」
ネトウヨ「欧米諸国は東方の猿が植民地を持つことを認めなかったのだ!!」
僕「違うね、日本の満州侵略は明らかに国際法・国内法犯していた、正気の沙汰じゃない、返還を求められるのは当然だ」
ネトウヨ「貴様、犯罪だとぉ!きちがいはどちらだ!!」
僕「満州鉄道の爆破や張作霖の暗殺は間違いなく犯罪だし、それに際した侵略も、国際法上到底認められるものじゃなかった」
ネトウヨ「仮にそれが犯罪だったとしても、大日本帝国には大東亜共栄圏という大義がだなぁ~!!」
僕「そんなことは関係ない、欧米が日本を猿だと思ってたわけじゃない、日本は自ら猿の振る舞いをしたんだよ」
ネトウヨ「……」
僕「……」
ネトウヨ「ぬかしたな」
僕「あ?」
ネトウヨ「抜かしたな人非人!!!そこになおれ、たたっきってくれる」シュラァ(ネトウヨ、サーベルを抜く)
僕「よせよ、きみ、怪我をするぜ」
ネトウヨ「キェエエエエエエ!!」)(ネトウヨ、八層から袈裟懸けにサーベルを振るう)
僕「おっと」(体をひねって避ける)
ネトウヨ「コノォオオオ!!」(返す刀を横に薙ぐ)
僕「無駄だよ」(バックステップで間合いの外にでる、完全に見切っている)
ネトウヨ「ハァ、ハァ…」
僕「むっ、目が座ったな」
ネトウヨ「殺す」(正眼に構える、すでに怒りに正体をなくした様子は無く、かんばせには確かな殺意のみが宿る)
僕「来い」(初めてファイティングポーズを取る、しかしたなごころに握られるのはただ一つの凶器、己が拳のみ)
ネトウヨ「ぃあああああああああああああああああああ!!!」
人体の中心を最短距離で狙う「突き」、剣術というには余りに剛直、剣道と言うには余りに合理的
それはまさに 必 殺 の 一 撃 ! !
僕「ふん!」(難なくかわし、ネトウヨの懐に潜り込む)
一度あふれた怒りというのは、決して短時間には収まることはない、仮に表層的にはそう見えたとしても……
そして感情的になった人間の取る行動というのは、極めて単純であることを僕は知っていた
彼の敗北は、獲物をまっすぐに構えた時点で決したも同然だ
僕は脚をひねり、一歩踏み出せば半身になれる体制を整えて突きをかわしたのだ
来ることがわかっていれば、必殺の一撃もただの突きである
ネトウヨ「きさまぁああああああああああああ」
僕「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
ご っ ! ! ! ! ! !
突きの突進力を利用したクロスカウンター……裂帛の気合いを込めて放たれた一撃だからこそ
その力を反撃に転じられればひとたまりもない
僕の拳はネトウヨの顔面に深々と突き刺さっていた
僕「やったぜ」
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