俺「俺は撫子と結婚する」 (4)

撫子「うああああああ」

俺「ぐはあっ!」怪異化した撫子の髪が心臓に突き刺さる

撫子「なでこなんてなでこなんてなでこなんてただ可愛いだけなんだよ!!!」

俺「あ…あ…ぁ…アぁ…」グサグサ

なんでこうなってしまったんだろう、これは所謂バッドエンドという奴だろう
どこで選択ミスをしてしまったのだろう
現実世界ではどんなヒロインも落としてきた百戦錬磨の猛将であったというのに生身のオンナと相対すると思考が鈍ってどうも間違った選択をしてしまうこともあるラシイ
今となってはこんな反省も無駄に終わる
本当の意味で終わる、何故なら俺は死ぬのだから

そもそも俺はこの世界の住民ではない、というのもこの世界は本来はブラウン管の中だけで起こりうる世界なのだ
なんの間違いなのか朝起きたらこの世界に入り込んでいた
二次元の世界の住民になってしまったのだ
普通の神経を持つ人間ならこんな状況下に身を置かれたら精神錯乱状態になってもおかしくはない、寧ろそれは普通だ
というのに関わらず精神がおかしくなるどころか身体中が舞いあがるきぶんだった
この世界には千石撫子がいる
この事実が俺をにやつかせたのだ
これからは俺が死ぬまでのただの回想だ
セーブポイントからやり直せるなら是非ともそうしたいがそうもいかない
どこで選択を間違えてしまったのか死ぬまで暇だから思い返して見よう

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