ライナー｢いいものって…飯のことか？｣

サシャ｢それ以外になにがあるんですか！！｣ｼﾞｭﾙﾘ

ライナー｢…あほか｣

サシャ｢え？｣

ライナー｢飯のためにお前…自分の体を売るつもりなのか？｣

サシャ｢体を売る？なんのことです？｣ﾎﾟｶｰﾝ

ライナー｢｣ﾎﾟｶｰﾝ

サシャ｢？｣

ライナー｢…変な想像した俺がバカだった。｣

サシャ｢とにかく！私を使ってください！で、ごほうびください！！｣

ライナーはクリスタがアルミンと付き合いはじめてから暗くなりました

周りは、ライナーがクリスタのことすきだから落ち込んでるんだって言ってました

サシャ｢元気になってくれる方法でもあればいいんですが…｣

ユミル｢ならサシャ、お前がちょっかいかけてやれよ｣ｹﾗｹﾗ

サシャ｢…わたしが？｣

ユミル｢お前みたいなアホっ子と戯れてりゃ、失恋の一つや二つ、すぐ忘れるさ｣

ユミル｢ついでに雌豚にでもなっちまえ｣ｹﾗｹﾗ

サシャ｢…雌豚？豚肉なんて高価なもの｣

ユミル｢ちがうちがう、例えばなしだよ。それにお前が雌豚(笑)になればごほうびでもくれるんじゃねーか？｣

ミーナ｢ユミル、はしたないよ！クリスタがいないからってサシャいじめないの！｣

ユミル｢ちょっと楽しかったからよ、悪い悪い｣

雌豚が例え？なんのでしょうか
でも、私が雌豚になればライナーは元気になる
私もごほうびがもらえる
一石二鳥です！



サシャ｢っひぇほろれふうー｣ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

ライナー｢そうかそうか｣ｸﾞﾆｸﾞﾆ

サシャ｢ほっへ、はなひへくらはひ｣ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

ライナー｢お前が変なこと言うからだ｣ﾊﾟｯ

サシャ｢っつーう。痛かったです！ライナーのいじわる！｣

ライナー｢サシャも女の子なんだから、簡単に雌豚とかいうな。｣

サシャ｢雌豚ってなんです？｣

ライナー｢…｣

サシャ｢ユミル、くわしく教えてくれなかったです｣

ライナー｢…｣

サシャ｢私がライナーの雌豚になったらどーなるんですか？ひゃあ！！｣ﾄﾞﾝ

ライナー｢…サシャ｣

サシャ｢なんですかいきなり、壁に押し付けないでくださいよ……？｣

サシャ｢ち、ちかくない…ですか？｣

ライナー｢…｣

サシャ｢らい、なー？｣

ライナー「そうだなぁ……」ﾎﾞｿｯ

サシャ「ひゃ！ み、耳に近過ぎますって！！」

ライナー「もし… もしも、サシャが俺の雌豚になったら……」

ライナー「ご褒美に…… たくさんたくさん可愛がってやるだろうな」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

サシャ「耳、に息がッ… んんっ！」ｿﾞｸｿﾞｸｯ


ライナー「……冗談だ、もう部屋に帰れ。子供は寝る時間だぞ？」

サシャ「子供って！ライナーとは1つしか違わないじゃないですか！」

ライナー「雌豚の意味も知らないヤツは、子供で十分だろう。 ホラ、部屋に戻れ」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

サシャ「むむぅ… 子供扱いしてぇ」

サシャ「いいです、もう！ 他の人に聞きますから！！」ｸﾙｯ ﾀﾀﾀ

ライナー「オイ！ 他の奴って……」

ライナー「……行っちまった」

サシャ「……とは言ったものの」ﾄｺﾄｺ

サシャ「確かに眠いですねぇ… やっぱり私はお子様なんでしょうか」ﾌｱｧ…

サシャ「いいや。 今日はゆっくり寝て、明日誰かに聞くとしましょう」

サシャ「あの口ぶりだと、ミーナは知っていそうでしたが……」

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―― 翌朝

サシャ「うわあぁい、ゴハンーー！！」

サシャ「今日も今日とてゴハンが美味しい」ﾊｸﾞﾊｸﾞ

サシャ「できることならこれの3倍… イヤ、5倍あれば私はもっと幸せになれるんですが……」

ライナー（……いつも通りだ）

ライナー（昨夜はもう誰にも聞かなかったようだな……）

サシャ「うぅ… もうなくなってしまいました……」ｷｮﾛｷｮﾛ

コニー「オ、オレのはやらないからな！ 自分の食ったんなら食堂出ろ！」ﾊﾞｯ

サシャ「ちぇー」ﾄﾃﾄﾃ