フロリーナ「ふふっ……ふふふ…ついに手に入れちゃいました…」
フロリーナ「メンバーズカードを手に入れ、秘密の部屋を知り、頑張ってお仕事をして貯金して……ついに手に入れたお薬……!」
フロリーナ「『女の子が男になる薬』!!!」
フロリーナ「ようやく手に入れたんですよぉ、 イ サ ド ラ さん」ニコッ
イサドラ「い、いいいいえわたしはたまたま通りかかっただけで決して覗き見していたわけではありませんよ!?!?」
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フロリーナ「また覗き見なんてだめですよぉ」ニコニコ
イサドラ「ち、ちがっ!私は本当にたまたま・・・・!」
フロリーナ「誰に使うのか知りたいんですかぁ?」ニコニコ
イサドラ「いえ全ぜフロリーナ「知りたいんですかぁ?」ニコニコ
イサドラ「是非お聞かせ下さい」
フロリーナ「ふふ、これはですねぇ・・・・リンに飲ませるんです」
イサドラ「そ、そうですか」
フロリーナ「そして男になったリンと「聞かせられません!!><」をして既成事実を作るんです」ニコニコ
イサドラ「そ、そそんなこと聞いてませんから!言わなくてもいいです!!////」
フロリーナ「だって!仕方ないじゃないですか!私じゃどうしても結婚エンドにはなり得ないんですよ!?」ユッサユッサユッサ
イサドラ(ああまたなんか始まった・・・)ガックガックガック
イサドラ「そ、それは女性同士ですし致し方ないかと・・・」
フロリーナ「そう!そこなんです!エリウッド様やヘクトル様を出し抜くには男になったリンと「行けません!!!」してぶっちぎりのSランクレベルになるしかないんです!!」
イサドラ「また安直な・・・・」
数ヶ月前
マシュー「やっべ!メンバーズカードがねぇ!?」
マシュー「洒落になんねぇよこれ・・・どうしよ・・・稀少な武器買うには必須なのに・・・・」
フロリーナ「ヒューイーどこー?」オロオロ
ヒューイ「・・・・」
フロリーナ「ヒューイ!あれ、そのくわえてる物はなに?」
フロリーナ「え?これを持てばいいの?」
ドンッ
フロリーナ「きゃ!?い、いたた・・・・ヒューイにお尻押された・・・」グスン
フロリーナ「え・・・・あれ、ここは? 」
ジェイク「ようこそ秘密の部屋へ」
フロリーナ「ひゃい!?」ビクッ
ジェイク「それを持ってるって事はアンナの秘密の部屋に買い物をしに来たんだろう?ここに来るお客さんは皆素性を詮索されるのは嫌がるからくれぐれも気をつけてね」
フロリーナ「え、ええ???」
秘密の部屋
「ふふ・・・この惚れ薬をアイク様に飲ませれば・・・ふふっ」
「こ、これは兄×異父弟の禁断の愛シリーズの新刊!?買わなくては・・・・腐腐っ」
「このキラーランスを下さい・・・兄上は喜んでくれるでしょうか///」ボソッ
フロリーナ「ふぇ・・・み、皆フードやマントを羽織ってる・・・」
「ちょっとそこの貴女?」
フロリーナ「ひ 、ひゃい!」
「変装もなしにこの店に来るなんていい度胸してやがりますわね」
フロリーナ「え、えっとその・・・私初めてで・・・」
「はぁ・・・・そんなことだろうと思いましてよ」
フロリーナ「あの私フロリーナと「お待ちになって」
フロリーナ「は、はい!」ビクッ
「ここではお互いに本名を名乗らないのが暗黙の了解でしてよ」
フロリーナ「は、はい、すみません・・・」
「ちなみにわたくしは『日傘乙女』という名で通ってましてよ」
フロリーナ「は、はぁ・・・」
日傘乙女「ちなみにあそこでいかがわしい薬を厳選しているのが『ぶっ飛ば姫』18禁のB○本を漁っているのが『世紀末のナーガ』そして今槍を購入したのが『ぐれ?てる』でしてよ」
フロリーナ「そ、そうですか・・・」
フロリーナ(いかがわしい・・・薬・・・)
日傘乙女「・・・・あら・・・・」
フロリーナ「あの私フロリーナと「お待ちになって」
フロリーナ「は、はい!」ビクッ
「ここではお互いに本名を名乗らないのが暗黙の了解でしてよ」
フロリーナ「は、はい、すみません・・・」
「ちなみにわたくしは『日傘乙女』という名で通ってましてよ」
フロリーナ「は、はぁ・・・」
日傘乙女「ちなみにあそこでいかがわしい薬を厳選しているのが『ぶっ飛ば姫』18禁のB○本を漁っているのが『世紀末のナーガ』そして今槍を購入したのが『ぐれーてる』でしてよ」
フロリーナ「そ、そうですか・・・」
フロリーナ(いかがわしい・・・薬・・・)
日傘乙女「・・・・あら・・・・」
日傘乙女「どうやらわたくしと貴女は同類のようですわね」ニコッ
フロリーナ「!!!」
日傘乙女「嬉しいですわ。ここに来る者は曲者揃いですがなかなか同姓愛者には巡り会わなくて」ニコッ
フロリーナ「あ、あの私・・・」
日傘乙女「いいんですよ?もっと自分をさらけ出してご覧なさい」
フロリーナ「私リンの子供が欲しいんですっ!!!!」
フロリーナ「こうして私は『駆け出しの天馬レズ』と言う通り名を頂いたんですっ」
イサドラ「聞いてませんから。あとフロリーナさんだけ名前詰め込みすぎ!!」
ーーーー
リン「はぁお腹空いたわね」
フロリーナ「リ、リーン!!こっちこち!!」
リン「あらフロリーナ、それ私の分?」
フロリーナ「う、うん!是非!食べてほしいな!!」ハァハァハァ
リン「え、ええ。それよりフロリーナ、鼻息が随分荒いようだけどフロリーナ「はい!はやく!食べてほしいな!」
リン「い、頂くわ」
フロリーナ「どう・・・・かな?」ドキドキドキ
リン「もしかしてこれフロリーナが作ったの?うん!凄く美味しいわよ」ナデナデ
フロリーナ「ふぇ!う、うんそんな感じかな!あはは・・・」
リン「強いて言うならそうねー、後味がなんだか口にしたことない感じが・・・」
フロリーナ「き、気のせいじゃないかな!?」
夜
フロリーナ「リ、リン、まだ起きてる?」
リン「あら、フロリーナ?どうしたのこんな夜中に」
フロリーナ「うん・・・実は昼間にニノから怖い話を聞いて眠れなくて・・・・」
リン「はぁまたあの子ったら・・・・フロリーナもフロリーナよ?そんなことだからヘクトル達に甘く見られるんだからね?」
フロリーナ「はぅぅ・・・・ごめんなさい・・・」
リン「ふふっ、冗談よ冗談」ニコッ
フロリーナ「!!!」ドキッ
リン「実は私もね・・・一緒に誰かと話たい気分だったの・・・・///さ、入って!」
フロリーナ(これはもう色々OKってことだよね)
10分後
リン「・・・・・zzzzz」
フロリーナ「・・・・・・」
フロリーナ「ふぇぇんやっぱりこうなるのー!」
フロリーナ「いいもんふて寝するからね!いっぱいさわさわしちゃうからね!えいっ!」ポフン
フロリーナ「ハスハスハス・・・んっリンの匂いに包まれてる・・・・はふはふっ」
フロリーナ「・・・・んんっ・・・・・りん・・・・zzzzz」
フロリーナ「ふぁっ・・・・・ふぇ!?リン!?」ガバッ
フロリーナ「リ、リンがいない!?リン!?どこ!?どこにいるの!?」
リン「ふんっ!はっ!やっ!」
リン「ふぅ・・・・すごわ!はがねの剣をこんなに軽々と!」
リン「どうしてこうなってしまったかわからないけど・・・まぁなってしまったものは仕方ないわ!いろいろ訓練も捗るししばらくは様子見ね」
マシュー「さーて今日もお仕事お仕事・・・・っと朝から清が出るねーお兄さん」
リン「あ、マシューおはよう」ニコッ
マシュー「えっと?・・・どちらさんだったかなー・・・」(なんて爽やかスマイル!)
リン(そっか、見た目とか骨格も少し変わったし気づけないのかしら?)
マシュー「こんなエリウッド様に負けず劣らずの美男子そうそう忘れるもんじゃないと思うけどなー」
リン「ふふ、それを言うならヘクトルじゃないのかしら?」
マシュー「なんで若様・・・・・って、え?」
マシュー「え・・・・・・・もしかして・・・・・・・リンディス様・・・・・・・・?」
リン「あら、良く分かったわね」
マシュー「ええええええ!?!?なんすかそれ変装ってレベルじゃねええええ!!体型とか声とか!!一体どうしたんすか!!!」
リン「朝起きたらこうなってたの」
マシュー「朝起きたらって・・・なんでそんな軽いんすか!?」
リン「んー焦っても仕方ないし・・・それにいろいろ見える景色が違って面白いわ」
マシュー「・・・・・・・」
リン「マシュー?」
マシュー「ははは!リンディス様、やっぱり貴女・・・いや貴方は凄い方だ、俺が同じ立場だったら発狂してるね。いやーまいったまいった」クスクス
マシュー「気品っていうか立ち振舞いとかですかね、なーんか似てるなーって」
マシュー「いやーしかし驚いたなー」
リン「そ、そんなに見られると恥ずかしいわ」
マシュー「ぶふっ!ダメですよそんな言葉使いじゃ!違和感ありまくりですよ!」
リン「ちょっとマシュー!?貴方楽しんでいるわね!?」
マシュー「そりゃー物珍しいですからね」
リン「全く・・・・・でもよかった、マシューとまたこうして普通に会話出来るんだもの。きっかけはどうであれ」
マシュー(まぁ若干避けてたし・・・・)
マシュー「まぁいつまでそんなカッコしてるか分かりませんが困った時は呼んで下さいね。力になりますよ」
リン「ええ、助かるわ」ニコッ
マシュー「っっ・・・・じゃ俺はこれで」
マシュー(あーヤバイわあの爽やかスマイル)
リン「そうだわ、私の身分を気にして距離を取る人もいるし・・・せっかくの機会だし色々話を聞いてみたいわね」
ここからはリン(男)と烈火勢の支援会話になります
リン「あ、あの・・・!」
ドルカス「なんだ・・・・」
リン「さっきはありがとうございます・・・・危ない所を助けて貰って」
ドルカス「気にするな、ただ経験を積んだ傭兵でもないのに剣と斧を使うのはあまりオススメしない」
リン「斧も使えたら戦術が広がると思って・・・」
ドルカス「明らかに剣の熟練度が違った・・・先ずは剣の道を極めてからでもいいだろう」
リン「そうですね・・・せめてドルカスさんの近くで戦わせて下さい!近くで見ていたいんです」
ドルカス「ああ、分かった。剣士が来たらお前に相手をして貰おう」
ドルカス「ん・・・・?そういえば俺はいつ名乗っ」
リン「あ!そういえばこの近くにいい薬屋さんがあるって聞いたから見に行きましょう!ナタリーさんの足に効く薬があるかも!」
ドルカス「なに、それは本当か」
リン「ええ!早速いきましょ!」タタタタ
ドルカス「ああ・・・・いや待て、だからなぜそれを・・・!?」
エルク「ふんふん・・・・」ペラッ
リン「ふっ!ふっ!」ブンッ!
リン「ふぅ・・・少し休憩しましょう」
リン「ん?」
エルク「・・・・・・・・・・」ジー
リン「凄い集中力・・・・」
エルク「・・・・・」ジー
リン「・・・・・・・」
エルク「・・・・・・」ジー
リン「・・・・・」
エルク「・・・・?わっ!?」
リン「ひゃっ!?ご、ごめんなさい。あまりにも本とにらめっこしてたからちょっと気になって」
エルク「あ、いえ別に・・・・」
リン「よかったら私にも見せて貰える?」
エルク「!?」
リン「ダメ、だった・・・?」
エルク「い、いやすみませんそうじゃなくて、僕同性で同じくらいの人との距離感がわからなくて・・・その・・・」オロオロ
リン(同性・・・なんだか騙してるみたいでちょっと嫌ね・・・)
エルク「興味が・・・あるんですか?」
リン「ええ、だって魔法を知っていれば対処も出来るかもしれないし」
エルク「!!!」
エルク「それは間違っていませんよ、そもそもーーーー」
エルク「ーーーーでして、これらはパント様の考えに基づいて・・・・・ってすみません!!さっきから僕ばっかり喋っちゃって・・・・普段はこんなに饒舌じゃないのに・・・なんだか嬉しくてつい・・・」
リン「いいのよ!気にしないで!だって貴方の話は面白くて飽きないもの」
エルク「そ、そうですか?ありがとうございます・・・」
リン「ええ、私達いい友達になれそうね!」
エルク「友達・・・・」
リン「ええ!私にも是非お礼をさせて欲しいわ」
エルク「友達からのお礼・・・・じ、じゃあお言葉に甘えて」
ルイーズ「買い物していたらおそくなってしまいました。・・・・あら?」
リン「はい!もっと腰を入れて素振りして!1、2!」
エルク「は、はぃ!これが、友達・・・!」ゼェハァゼェハァ
ルイーズ「あらあらお友達が出来たのね、楽しそうでよかったわぁ」ニコニコ
セーラ「あぁんまたヘクトル様見失っちゃった」
リン「あれはセーラ?」
セーラ「ん?わっ!イケメン!やっほー!そこのお兄さーん♪」
リン「わっ!ちょ、ちょっとセーラ!」
セーラ「あれ?私のこと知ってる?ま、こんなにかわいいんだから知らない人の方が少ないか♪」
リン「相変わらずね・・・あはは・・・」
セーラ「お兄さんはどこの貴族?オスティアじゃないわよね?」
リン「あら、どうして貴族と思うの?」
セーラ「だって立ち振舞いが違うもの!草原の民のファッションをイメージしてても気品さはそう隠せるものじゃないわ」
リン「そういうものかしら・・・・まぁ私はキアランに仕えていると言うかなんと言うか・・・」
セーラ「なんだか煮え切らないわね!ふーんそう、貴方リンに仕えているのね。それにしては見ない顔ね・・・・リンと私は大親友なんだけどなー」ジー
リン「大親友?」
セーラ「そ!ちょうどいいわ!今から私とリンの可憐なる武勇伝を聞かせてあげる!!さっ、お洒落な喫茶店にいきましょ♪もちろん貴方の奢りで!」グイグイグイ
リン「あ、アレは・・・・」
リン「や、やぁ!こんにちは。いい天気だね!」
ウィル「ああリンディス様」
リン「え!?」
ウィル「あれ、違う」
リン「あははは・・・」
ウィル「んー良く見たら全然違うのになー、性別も声の高さも。なのになんでリンディス様なんて言っちゃったのかな?」
リン「まぁまぁ!細かい事は気にしない気にしない!」
ウィル「それもそうかー」
リン「・・・・・・・・こんなにのどかだと争うのも馬鹿らしく思ってしまうわね・・・」
ウィル「・・・・・」
リン「いつの間にかこんな大きな戦いになってしまった・・・」
ウィル「別にリンディス様のせいじゃないですよ」
ウィル「あ、俺また・・・」
リン「ふふっ・・・きっとリンディス様なら今のを聞いて『ありがとうウィル、お陰で少し気が楽になったわ』と言うんじゃないかな」ニコッ
ウィル「そうかな・・・いや、君が言うとなんだかそうなんじゃないかって思うな」
ウィル「なぁ次の戦では近くで戦おうぜ 」
リン「そうね!遠くの敵はウィル、近くの敵は私に任せて!さ、そうと決まれば早速戦支度しましょ!」
ウィル「ああ」
ウィル「なんだか・・・戦わせてはいけない気がするんだよなー。ま、いつもより多目に頑張れば大丈夫かな」
ワレス「ふむ」キョロキョロ
リン「あ、ワレスさん私の隣空いてるわよ」
ワレス「おおこれはハサル殿、かたじけない」
ワレス「・・・・・・・」
ワレス「!!??」ガタッ
リン「わっ!ワレスさん!?急にどうしたの!?」
ワレス「な、なななんと・・・その顔立ちはマデリン様、いやいやハサル殿の・・・うぅむお二人の面影が合間ってなんと端麗な青年が・・・!」
リン「ふふっ、やっぱりすぐに分かっちゃうかー」
ワレス「ま、まさか貴殿はリンディス様!?そ、そんな筈は・・・」
リン「ええっとね、実は・・・・」
ワレス「ふははは!そうであったか!いや、今宵は酒がまっこと美味い!!!今ワシは旧友との再会と息子を持ったという妙な気分ですぞ!!」
リン「わ、ワレスさん呑みすぎ!」
ワレス「そういうハサル殿は酒に手をつけていないではないか!」
リン「だから私は違うってば!」
ワレス「むぅう・・・そういえばハサル殿とは酒のイッキ飲み勝負の決着がついていないままだったな・・・・その決着は息子である貴殿が果たすべではないか!!」
リン「だからそれも違う!私は娘!」
ワレス「ふははは!久々に血がたぎってきおったわ!今こそ模擬戦での決着を着けてくれようぞ!!表へ参られよ!」
リン「ああもう・・・・・ええ!いいわ、貴方の目を冷まさせてあげる!覚悟!!」
リン「!!」
リン「ルセア!大丈夫!?顔色が悪いけどどこか怪我でもしたの?!」
ルセア「あ・・・・大丈夫です、しばらくしたら治るので・・・・・」
リン「え・・・?」
ルセア「・・・・」
リン「だ、大丈夫なの?」
ルセア「すいません心配をお掛けしました・・・・もう大丈夫です。・・・・・私には持病があるのです」
リン「え!」
ルセア「司教様は心の病と言っていました・・・情けない話ですよね、病める人たちを癒すのが私の役目なのに・・・」
リン「そんなことないわ!自分を卑下するのはやめて!貴方はとても立派よ・・・あの時・・・ニルスのために貴方が私達に協力してくれて私とっても嬉しかったんだから」
ルセア「はい・・・・え?まさか、キアランのリンディス様ですか・・・・?」
リン「あ、そういえば忘れてた」
ルセア「ああ・・・大丈夫ですリンディス様、今理解しました、貴方もまた・・・容姿で誤解される人なのですね・・・!」ガシッ
リン「い、いやこれにはちょっとした事情が・・・!うっ、お願いだからその眼をやめてもらえるかしら!?」
リン「ふぅ・・・少しこの辺りで小休止しましょう・・・まさか進軍中に襲撃に会うなんて・・・」
ロウエン「う、うぅお腹が・・・・わっ!?」
リン「!!!・・・・・って、あら?貴方はフェレの・・・」
ロウエン「そう言う君はサカの剣士・・・味方で、いいのかな・・・?」
リン「ええ!もちろん」
ロウエン「はぁ良かった・・・昼時前に敵襲に合ったからお腹がペコペコでペコペコで・・・」ゴソゴソ
リン「え!?貴方今ここで食べるの!?」
ロウエン「え?うん。昔の人だってこう言っているよ?『満腹たされずして心もまたみたされず』って」
リン「う、うーん・・・今ここで言うことなのかしら・・・しかもそんな敷き布まで敷いて・・・」
ロウエン「まぁまぁ、君もどうだい?お腹空いてるだろ?」
リン「いや私は」グゥー
ロウエン「あははは、君のお腹は正直だね」クスクス
リン「な!///////」カァァァ
リン「し、失礼ねもう!とっても恥ずかしいことなんだから///」
ロウエン「まぁまぁ女の子じゃあるまいに、おれは全然気にしないからさ。ここ座りなよ。すぐ準備するからさ!」
リン「全くもう!・・・でもそうね、たまにはいいかもね!」クスクス
リン「マーカス将軍!!」
マーカス「む・・・?貴様は・・・?」
リン「先日この部隊に雇われたロルカ族の者です!」
マーカス「ほう、ロルカ族・・・それで私に何のようだ?」
リン「私に剣の手解きをお願いします!」
マーカス「うぅむ私も暇ではないのだが・・・その熱意を汲み取ろう。少し見せて貰おうか」
リン「ーーーーーふぅ、どうでしょう?」
マーカス「うむ!まだ発展途上ではあるようだが誠に力強く、しなやかでいてその中にも気品さと優雅さが見えた、素晴らしい剣士へと成長すると言えよう」
リン「!忙しい中顔も知らない自分に付き合って貰ってありがとうございます!ではこれで・・・」
マーカス「あー・・・オホン!まぁ待つのだ少年よ」
リン「はい?」
マーカス「その、なんだ、フェレに仕えてみるつもりはないか?」コソコソ
リン「え!?」
マーカス「む、不服か?なに心配するな。私自らエリウッド様に掛け合ってみよう!もちろん給料もそれ相応に・・・」
リン「ちょ、ちょっとマーカスさん話を聞いて!?マーカスさんってばぁ!」
リン「zzzzzzzzzz」
レベッカ「ーーーー♪」
リン「zzzzz・・・・・んん?」
レベッカ「ふん♪ふふん♪」
リン「あれ、貴女はたしかレベッカ?」
レベッカ「わあっ!?ご、ごめんなさいお昼寝の邪魔しちゃって!!」
リン「ふふ、いいのよ別に。あれ、これ花飾り?」
レベッカ「あ、それ似合うかなーって思って・・・勝手に作って被せちゃいました・・・ご、ごめんなさい///」
リン「いいえ、ありがとう」ニコッ
レベッカ「はわ、はわわわ///」
リン「ねぇせっかくの天気なんだしこっちで一緒に寝ましょ?」ポンポン
レベッカ「 一 緒 に 寝 る !?!?」
レベッカ「だ、だだめですよ私達初対面だしわたわたしにはすk・・・・気になる人と言うかほっとけない人がいるし!」
リン「あの、レベッカ?」
レベッカ「とにかくダメです!///ごめんなさーい!!!」スタタタ
リン「なんだったのかしら・・・・そういえばもうひとつ作ってたけど誰のかしら?」
レベッカ「はぁ・・・はぁ・・・色々危なかったー・・・」
ウィル「ん?どうしたレベッカ!もしかして熊とかけっこでもしてたのか?」ハハッ
レベッカ「ーーーっ!」
レベッカ「えいっ!!!」ドゴォ!
ウィル「ッッッ!?カッハ・・・ッ!?レベッカ・・・!?」
レベッカ「ウィルのばか!!!他の人に取られても知らないんだからね!!!」プンスカ
ウィル「なんのはなしだよ・・・ったく相変わらずいいモン持ってやがる・・・ぜ・・・・」
レベッカ「ふんだっ・・・」ギュッ
バアトル「む!?」
リン「え?」
バアトル「うぉぉぉぉぉおおお燃える!!!この俺と勝負!!!」
リン「は!?きゃ!?」
バアトル「ぬぅ!この俺の斧を剣で捌くとはなんたる技量!!やはり強者であったか!!」
リン「ちょっと!『やはり』ってなによ!危ないじゃない!!」
バアトル「ガハハハ!心配するな!勝負を仕掛けた五人に一人は強者であったからな!」
リン「なにが『心配するな』なの!?そう言う話じゃないわよ!!」
バアトル「ぬぅ・・・・」
リン「そういえば思い出したわ。部隊の中に敵味方問わず勝負をふっかける人が紛れてるって・・・エリウッドがぼやいてたのは貴方のことだったのね!?」
バアトル「ぬ!エリウッド様が・・・!」
リン「いい機会だからこっちでゆっくり話ましょうか?」ゴゴゴゴ
バアトル「まぁ待つのだ剣士よリン「待ちません!さぁ早く!」グイグイ
バアトル「ぬぅぅ・・・・!お、おれは知っている!この抗えぬ圧倒的威圧感・・・俺は幼子の時に体験したことがある・・・そうそれは母・・・」
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