カツオ「タラちゃんやめろ…!ぐあああああっ…!」(682)

カツオ「いたたっ」

タラヲ「絞め技ですぅ」

メキメキッ

カツオ「い、痛いよ!タラちゃん!」

タラヲ「飽きたから寝るですぅ」

カツオ「まったく…腕の骨が折れたよ…」

この時、僕はタラちゃんの恐るべき計画に気づかなかった

中島「野球やろうぜ!え?腕折れてるのか?」

サザエ「どうしたのよカツオ」

カツオ「どうしたも…タラちゃんに腕を折られたんだよ…」

サザエ「だったら問題ないわね」

カツオ「も、問題ない訳ないじゃないか!」

サザエ「邪魔よ!おどき!」

ドンッ

カツオ「いてっ…」

サザエ「母さーん、あたし買い物に行ってくるわー」

カツオ「ちぇっ…なんだよタラちゃんばっかり…」

タラ「ぶっぶーぶー」

部屋で遊んでいるタラちゃんを見かける

カツオ「…さっきの仕返しだ!!」

ガッ

タラ「ふああああ」

カツオ「えいっ!このままジャイアントスイングしてやる!」

タラ「マーマ―――ァ!!」

カツオ「え?」

タッタッタ

サザエ「カツオッ!!」

ドンッ

カツオ「うぎゃ」

サザエ「タラちゃんに何してるのよ!!虐待だわ!!」

波平「このぶわっかもーーーん!!」

フネ「カツオ、これは大問題ですよ」

タラ「うわあああああん、ふああああああん」

カツオ「…」

ワカメ「お兄ちゃん、見損なったわ」

タマ「んにゃぁあ」

波平「お前はタラちゃんに手を上げたんだぞ!!」

カツオ「…反省してます」

波平「反省してもこれは許されん!!5日間倉庫の中に入っていろ!!」

そして、今日からカツオの倉庫生活が始まる

カツオ「…どうして僕なんだ」

カツオ「みんな、タラちゃんばっかり味方して…」

マスオ「カツオくん」

カツオ「マスオ兄さん…?」

マスオ「すまない、タラちゃんが迷惑をかけて」

カツオ「う…ううん、僕は気にしてないさ…」

マスオ「……タラちゃんは君を消そうとしている」

カツオ「え」

いきなり何を言い出すんだマスオ兄さん

僕は心の中でそう叫んだ

劇的展開

波平「自動鰹割り機だ」

マスオ「タラちゃんは、君に嫉妬をしている」

カツオ「え?僕に?」

マスオ「常に家族の中心的存在でありファンも多い君にだ」

カツオ「そんな僕が中心的存在だなんて…」

マスオ「実際、タラちゃんは裏の世界でよく批判を受けている」

カツオ「タラちゃんが…」

マスオ「タラヲしね」「うざい」「しゃべんな」

カツオ「これ全部ホントなの!?」

マスオ「ああ…悲しいことにすべて事実なんだ…」

マスオ「だから、タラちゃんは人気者のカツオくんに憎しみを抱いている」

カツオ「そんな面倒な…嫉妬なんてしなくてもいいのに…」

マスオ「タラちゃんのネットでの評判も最悪さ」

カツオ「!!」

タラちゃんよりイクラちゃんが可愛いと思うヤシpart999(1001)

マスオ「これを見てほしい」

カタカタッ

カツオ「よーちゅーぶ?」

マスオ「世界的動画サイトに今朝、僕がタラちゃんの動画をアップロードした」

カツオ「何してんだよお前!!」

ドンッ

カツオは思わずマスオを突き飛ばした

マスオ「すまない…30分後に既に再生回数が5000万を突破した…」

カツオ「5000万!?」

マスオ「しばらくしていく内にチィッターやらで拡散されていき」

マスオ「タラちゃんは増々、叩かれてしまうことになったんだ」

カツオ「待ってよ!!それって全部マスオ兄さんが悪いじゃないか!」

マスオ「だから、何度もすまないって謝ってるだろ?」

アナゴさんまだぁ?

カツオ「タラちゃんが僕を消そうとしている理由は分かったよ」

マスオ「具体的にどう消すかはまだ明らかにはなっていないみたいだからねぇ…」

カツオ「あっ!家の中から誰か出て来るよ!」

マスオ「カツオくん、僕は君の味方だ…足止めをしてくるよ」

カツオ「マスオ兄さん…!ありがとう!」

僕はマスオ兄さんを信頼し倉庫の中へ入って行く

スタスタ

波平「何の音だ?カツオがまさか出たんじゃないだろうな?」

マスオ「大丈夫ですよ、お父さん。あのクソ刈り上げなら倉庫にぶち込んでおきましたから。」

波平「ならいいが…マスオくん、それより一杯どうだ?」

マスオ「いいですねぇ~ぜひご一緒させてください!」

カツオ(…)

マスオが一番悪(黒幕)だろ・・・

-5時間後-

カツオ「…ぐううう」

朝から何も食べていないカツオにとって辛い状況となった

もう時刻は既に深夜を回っている

カツオ「お腹へった…水も飲んでないし……このままじゃ死んじゃいそうだ…」

ガラっ

カツオ「ビクッ」

マスオ「カツオくん、遅くなってごめんごめん」

倉庫のドアを開けたのはマスオさんだ

手には家のお皿が持たれていた

カツオ「マスオ兄さん…それ……」

お皿の上には大きなおにぎりが乗っている

マスオ「内緒で作ってきたんだよ、カツオくんもお腹減ってるだろうと思ってね」

カツオ「…あ…ありがとう…!僕ホントにお腹減ってたんだ!」

マスオ「水も持ってきたしゆっくり食べたらいいさ」

マスオの陰謀が見え隠れ

カツオ「マスオ兄さん、僕はこれからどうすればいい?」

マスオ「そうだね…もうしばらくはこの生活が続かもしれないね」

カツオ「えぇ、僕まだこの倉庫の中に入っておかなきゃならないの?」

マスオ「家族も僕以外はタラちゃんの味方だから難しい所だよ」

カツオ「そもそもみんなおかしいや!」

カツオ「タラちゃんの味方ばっかりして!僕のどこが中心的存在なんだよ!」

マスオ「タラちゃんはまだ幼いからね、それを利用してるんだ」

カツオ「僕だって幼いよ…」

マスオ「まあ、そう絶望することはないさカツオくん!希望の道はきっと…」

タラ「パパー何してるですかぁ?」

マスオ「!!!!!!??!!!」

ふと、マスオが振り向くと

タラちゃんを抱いたサザエの姿があった

サザエ「あなた…カツオに一体何をしたのかしら?」

カツオ「…っ」

カツオは急いで食器を服の中へ隠しこんだ

マスオ「か、カツオくんがトイレに行きたくないか聞きにきただけなんだ…」

サザエ「嘘おっしゃい!!!」

マスオ「ヒィッ」

タラ「くんくん…カツオお兄ちゃんの口元からおかかの匂いがするですぅ」

タラ「きっとおにぎりでも食べたんですぅ!」

カツオ「…!!」

サザエ「マスオさん…ちょっと話があるわ……」

マスオ「は、話ってなんだい…?」

サザエ「タラちゃんは先に部屋に戻っててね…ちょっと子供には刺激が強いから…」

マスオはこの磯野家の中で恐れるランキングというものを

自身のノートに1度綴ったことがある

マスオ「ぼ…僕は明日会社なんだぁ…手短に頼むよぉサザエェ?」

3位 お父さん

サザエ「ええ、分かってるわ」

マスオ「だ、だったら早くしてくれないか?」

2位 タラちゃん

サザエ「あら随分と上から目線ね…定収入の癖に…!!」

ザッ

マスオ「はやっ」

1位 サザエ

ドシャァッ!!!

サザエはマスオの顔面を強く蹴り上げた

これは裏のおじいちゃんが一枚噛んでいますねぇ

パリンッ

マスオのメガネは粉々に砕け散った

顔面は赤く血に染まっている

カツオ「ま…すお兄さん………?」

状況が把握できないカツオはその場で腰を抜かす

今までに見たことのない姉さんの表情、そして力

これがホントに僕の姉さんなのか……?

マスオ「ブルブルッ」

恐怖で全身を震わせる

しかし、今のサザエは容赦がなかった

グシャッ!!!

倒れているマスオをサッカーボールのように蹴り上げた

マスオ「うぎゃああああああああ!!!!!!」

>>マスオ「ブルブルッ」

カツオ「姉さんやめてよ…!僕が全部悪いんだ!!!!」

サザエ「刑の執行中よ、邪魔」

カツオ「刑って…マスオ兄さんは悪くないんだ!!僕のせいなんだ!」

マスオは血を流しながらもカツオの前に立つ

カツオ「マスオ兄さんもういいよ!僕が大人しく倉庫に入ってれば…」

マスオ「ごほっ…カツオくん……バカな事言うなよ…」

カツオ「え……」

マスオ「君達子供の未来は…本来大人が守らなきゃいけないもの…」

マスオ「それを…今コイツ等は容赦なく摘もうとしている…!!」

サザエ「何を言っているの、これは家族の為よ?」

マスオ「カツオくん、罰は僕が受ける」

カツオ「…だ、ダメだ…!!マスオ兄さんが死んじゃうよ…!!」

マスオ「死にはしないさ、身体は人一倍丈夫だから」

このマスオになら掘られてもいいわ

それから明け方までマスオ兄さんはサザエの攻撃に耐え続けた

マスオ「両腕の骨折…腰痛…前歯2本損傷…左手薬指の突き指…口内炎…右足の皿粉砕」

マスオ「これだけの症状で済んだことに感謝…!!!!」

マスオは天を仰ぎ深々と頭を下げた

サザエはその20分前に寝室に戻り就寝している

カツオ「マスオ兄さん…!!」

マスオ「カツオくん…とりあえずここから逃げよう…」

カツオ「で、でも…僕が逃げればマスオ兄さんも…」

マスオ「僕も一緒に逃げる…ダミーのカツオくん人形を置いて」

カツオ「僕のダミー人形…?」

マスオ「ああ…コイツを倉庫の中に置いておけば大丈夫さ…」

駄目だマスオ!奴等はダミーで騙されるような奴等じゃない!!

カツオのダミーを置き

2人は磯野家からの脱出を試みる

タッタッタ

脱出はあっさりと成功した

マスオ「イィャアアッホ!やっとあの家ともおさらばだ!」

カツオ「マスオ兄さんうるさいよ!」

マスオ「あの家から解放されたと思うと嬉しくてね…」

カツオ「どうしてマスオ兄さんは僕の味方に?」

マスオ「…あの家は最早、タラちゃん党とカツオ党に分かれてるからね」

カツオ「どういうこと?」

マスオ「僕以外は全員タラちゃん党の人間なんだよ」

カツオ「そもそもタラちゃん党ってなにさ…」

マスオ「タラちゃんを崇拝する人間達の集まりさ!」

カツオ「家族内でそんなことしてたの!?」

マスオ「ああ、だから僕はタラちゃんの目を覚ますためにカツオ党に入ったんだ」

マスオ「…僕だってタラちゃんの親として辛いからね…」

カツオ「マスオ兄さん……」

マスオ「奴らも時期にダミー人形って分かるはずだ」

マスオ「それまでの間に準備をしよう!」

カツオ「ダミー人形ってどれぐらい騙される物なの?」

マスオ「あのダミー人形は甚六くんが発明してくれたから2か月はもつよ」

カツオ「すごいや甚六さん!!」

マスオ「彼も僕たちの味方についてくれるはずだ」

カツオ「ホントに?」

マスオ「お金さえ払えばね」

カツオ「結局お金じゃん!汚い大人だなぁ」

マスオ「仲間は1人でも多い方がいいからね、とにかく彼にも協力を頼もう」

カツオ「彼?」



一方…磯野家では

メキメキッ

カツオのダミー人形を静かに砕くワカメの姿が

ワカメェ…

甚六がサザエ達に金で買われる気がするのは俺だけか

クレしんSS見たことないとか新参乙

ぶろろろろろろん

車でおよそ10分で目的地には到着した

マスオ「着いたよ、カツオくん」

カツオ「ここって…近所の公園……?」

マスオ「アナゴくんの家だよ」

カツオ「ひどいやマスオ兄さん!いくらアナゴさんだからって…」

キーコ キーコ

早朝の公園にブランコの漕ぐ音が響く

ハッと後ろを振り返ると

アナゴさんがブランコを漕ぎながらこちらを凝視していた

マスオ「やあ、アナゴくん」

アナゴ「グッモーニン、フグ田くぅーん。素晴らしい朝を迎えたよ。」

カツオ「あ…アナゴさんがどうしてこんなところに…?」

奥さんに追い出されたか…

マスオ「アナゴくんは数月前に奥さんと喧嘩をして会社を退職したんだ」

カツオ「会社辞めたの!?」

マスオ「そのついでに家も飛び出して公園生活をしているんだよ~」

アナゴ「いやはや、何も言い返すことが出来ないよフグ田くぅーん」

マスオ「これ差し入れのニット帽」

アナゴ「すまなさいフグ田くぅーん…これでこれからの季節どうにかやっていけそうさぁ」

カツオ「これから真冬の季節に突入するってのに…」

アナゴ「それでも僕にとってはありがたいからねぇ」

マスオ「今日は…少し頼みがあって」

アナゴ「おっと、それ以上話さなくても分かるよ…君達がなぜここに来たのか」

マスオ「さすがアナゴくん、察しがいいね」

アナゴ「人間讃歌はぁ勇気の讃歌ぁ~人間の素晴らしさはぁ勇気のぉ素晴らしさぁ~」

―――

アナゴ「タラちゃんがそこまで力をつけてきたんだね」

マスオ「ああ、こっちもうかうかしていられないんだ」

アナゴ「だけど…君ですらサザエさんに太刀打ち出来なかったんだろう?」

マスオ「……完全に僕の力不足だ…」

カツオ「姉さんの強さは半端じゃなかったよ!マスオ兄さんがぼこぼこにされたんだから!」

アナゴ「全盛期のマスオくんですら太刀打ち出来るかどうかの強さだからねぇ」

マスオ「だから僕はサザエに怯えているんだ」

カツオ「そうだったんだ…」

マスオがいいやつなSSは久々に見た

僕がまだ入社して間もない時期にアナゴ氏と出会った

アナゴ「どけよぉー新入りィー」

ドカッ

マスオ「き、君こそ新入りだろ!そんな言い方はないじゃないか!」

アナゴ「君…学歴が良いからってちょっと図に乗ってないかぁい?」

マスオ「え…それは……」

アナゴ「後で社員食堂で決着つけようじゃないかぁ」

マスオ「ゴクリ…」

そう、それがアナゴ氏と初めて拳を交えた時だった

アナゴ態度でけぇwww

―社員食堂―

マスオ「すいませーん、カツカレーと生ビール1つ」

スッ

アナゴ「昼間っからビールだなんて屑の極みだな、君は」

マスオ「…あ、アナゴくん!」

アナゴ「僕は昼抜きだ」

マスオ「だからっていちいち僕の昼飯にケチつけないでくれないかい!」

アナゴ「ほう、カツカレーか」

マスオ「僕は1人で食べるよ」

スッ

アナゴ「…」

なんで昼飯抜くんだよwwww

マスオ「パクパクッ」

マスオ「美味しいなぁここのカツカレーは!」

マスオ「ん…」

アナゴ「…」

目の前にはカツカレーをジッと見つめているアナゴくんがいた

マスオ「な、なんだい…次はカツカレーにケチでもつけにきたのかい?」

アナゴ「…」

マスオ「アナゴくん…?」

アナゴはポケットに入れていたフォークを構える

マスオ「!?」

アナゴ「カツカレーをよこせ」

何があったんだよアナゴwwww

ぶんぶんっ!!

マスオ「ど、どうしたっていうんだいアナゴくん!!」

アナゴ「よこせ」

ぶんっ

マスオ「さっきまで僕の頼んだ昼飯を見下していたじゃないかい…!」

マスオ「このカツカレーなんてたったの390円さ!自分で買えば良いじゃないか!」

アナゴ「金が…金が…ないっ…!!!」

マスオ「……ここは社員食堂だ!やめるんだアナゴくん!」

アナゴ「!!」

ドスッ

アナゴの右ストレートがマスオの頬に直撃

マスオ「ぐはっ…!!!」

マスオ「こ…これがアナゴくんのパンチ力…?なんて痛いんだ…!」

アナゴ「カツカレー、カツカレー」

お小遣いすらくれない奥さんって…

マスオ「アナゴくんが限界に追い込まれるとここまでの力を発揮するのか…」

アナゴ「カツ…カツ…」

身の危険を感じたマスオはカツカレーをアナゴに奢った

この事件以来、アナゴくんはマスオを慕うようになる

……



カツオ「くだらない過去だね…」

アナゴ「そんなことを言うなよカツオくぅーん」

マスオ「僕たちにとっては忘れられない出会いだったんだよ」

アナゴ「僕も君たちのために力にならせてもらうよ」

マスオ「えぇー!?ホントかいアナゴくん!?」

アナゴ「ああ、カツカレーの恩があるから協力させてもらうさぁー」

くだらなすぎるだろwww

ワカメ「お姉ちゃん、あたし出かけてくる」

サザエ「そう、ついでにカツオの様子も見てきてちょうだい」

ワカメ「うん」

タッタッタ


マスオ「よし、戦力は揃ってきたね」

カツオ「まだこれだけじゃ不安だよ…」

アナゴ「おや?」

マスオ「どうしたんだい?」

アナゴ「あそこに立っているのは…」

カツオ「あっ!甚六さんだよ!」

サザエ達に金で買われた後の甚六じゃ無いだろうな?

マスオ「甚六くんか…もう1人助っ人がきてくれて助かった」

アナゴ「へぇ、彼も味方なのかぁーい」

カツオ「甚六さん!甚六さーーん!」

甚六「カツオくん!」

カツオ「甚六さんのダミー人形のお陰だよ!ありがとう!」

甚六「ああ、僕のダミー人形使ってくれたんだね?」

カツオ「きっと僕の家族も騙されてるはずだよ」

甚六「それは良かった、僕にもなにか手伝えることはないかな」

カツオ「うーん、今は特にないよ」

何か怪しいなこの甚六

カツオ「甚六さんは僕の家族に会ってない?」

甚六「磯野さんにかい?」

カツオ「うん」

甚六「んーー…そうだな……」

マスオ「カツオくん…!!逃げろ!!!!!!」

カツオ「え」

甚六「今朝、タラちゃん党と2年18億で契約を結んだ所だよ」

甚六は豆鉄砲をカツオに向けて構える

パァーンッ

豆はカツオに直撃したが、幸い豆なため軽傷で済んだ

アナゴ「どぅるううああああああ!!!」

アナゴは甚六にアッパーパンチを浴びせる

マスオ「やっぱり嫌な予感が当たった…!彼もタラちゃん派の1人か…!」

やはりか

甚六「くくっ…」

甚六「金が多い方に僕はつく、ただそれだけだ」

カツオ「腐ってる…!」

ワカメ「お兄ちゃん、帰るよ」

カツオ「!?」

マスオ「チッ…カツオくんのダミーがバレたか…」

カツオ「2か月もつんじゃないの!?」

ワカメ「タラちゃんと皆が待ってるわ」

カツオ「どうして、僕なんだよ!タラちゃんに主役の座は明け渡すよ!」

ワカメ「今はそんなこといいの、早く戻ってお兄ちゃん」

マスオ「カツオくんを帰す訳にはいかないさ…!」

2か月もつんじゃないの!?

甚六「さぁ、出番だ」

ザッザッ

公園の隅々からイササカ先生が立ちはだかる

カツオ「い、イササカ先生…?」

マスオ「イササカ先生というより…これも甚六くんの発明かい…?」

甚六「その通りですよマスオさん」

甚六「父をモルモットに痛みも感じないクローンイササカを作り出したんですよ…!!」

ワカメ「お兄ちゃんだけ連れ戻す、後は全員消すだけ」

アナゴ「フグ田くぅーん…!」

マスオ「ああ、分かってる!今必死に考えてるよ!」

ワカメ「この状況でまだなにか企んでいるの?」

マスオ(どうする…!どうすればこの状況を抜け出せる…!)

クローンイササカwwww

イササカ「…抹殺」

イササカ2「抹殺」

マスオ「くそっ…!!!!!」

ワカメが猛スピードでカツオに突っ込む

マスオ「しまっ…」

アナゴ「しゃらくせぇ」

ドンッ

アナゴの正拳突きでワカメちゃんは500m近く吹っ飛ばされた

カツオ「す、すごいやアナゴさん!!」

アナゴ「君の身内を傷つけてすまない、しかしそうも言ってられる状況ではない」

甚六「チッ…生身のワカメちゃんじゃ限界か…」

イササカ3「殺す殺す殺す殺す殺す殺す」

甚六「ヒャハハ!!!いけぇ!!父さんのクローン達よ!!!」

アナゴかっけぇwwwww
イササカのクローンいすぎだろwww

アナゴ「クローンイササカの数が多いな…」

アナゴ「フグ田くぅーん、君はカツオくんを連れて先に行け」

マスオ「…何を言っているんだアナゴくん」

アナゴ「今回の任務はカツオくんをタラちゃんの手から護ることだ」

アナゴ「僕の命がどうなろうと関係ない」

カツオ「ど…どうして僕のためにそこまで……」

アナゴ「フッ」

アナゴ「行け!!!!2人とも!!!」

マスオ「あ、アナゴくん!必ず戻って来るんだよ!!」

アナゴ「ああ…もちろんさ」

親指を天高く突き立てるアナゴ

2人はアナゴが再び戻って来ることを信じタクシーを拾い逃走

全俺が泣いた

マスオがサザエにボコられるシーンで抜いたのは俺だけではないはずだ

甚六「…」

甚六のメガネは相手の金銭力を計測することが出来る

甚六「金銭力たったの98円のゴミか…クローンイササカ数匹で十分すぎるな」

アナゴ「フフッ、僕は貧乏人な男だ」

甚六「僕には分かりませんよぉ…どうして金も積まれないのに命を張れるんですかぁ?」

アナゴ「悲しい人間だな、君は」

甚六「あ?」

アナゴ「昔、僕は価値のある物を頂いたからね…だから命を張れる」

甚六「くくっ…随分と高そうな物なんですね…」

アナゴ「ただのカツカレーだ」

甚六「ぷっ・・・カツカレー?笑わせないでくださいよぉぉ!!!」

アナゴ「親友からご馳走になったカツカレー…プライスレス」

アナゴ「よく覚えとけよクソ野郎…!!!!!」

甚六「…っ!!!!!!」

>>225
( ;°д°)正気ですか!?

甚六どんだけ金好きなんだよwww

カツオ「…」

マスオ「カツオくん、次の目的地までもうすぐだよ」

カツオ「アナゴさん…大丈夫かな…」

マスオ「今は信じるしかないよアナゴくんの力を……」

カツオ「うん…」


アナゴ「…」

甚六「ふぅ…クローンイササカを3体を破壊したか…」

甚六「だが、まあいい…始末は出来た」

アナゴ「…ピクッ」

イササカ15「抹殺」

甚六「いや、トドメは僕が刺す」

アナゴのこめかみに本物の銃口を突きつける

甚六「あばよ」

パンッ!

甚六マジコロス

マスオ「よし、ここの駅前で待とう」

カツオ「え?」

マスオ「僕達の味方がもうすぐ現れるはずなんだ」

マスオの言う通り5分後にサングラス姿のノリスケおじさんが見えた

カツオ(何してるんだろう…)

ノリスケは若い女性の後をつけ鞄をひったくろうとする

マスオ「コラ」

スッ

ノリスケ「アッァア!!すいませんすいません!!」

カツオ「え…?」

マスオ「ノリスケくんはいつもこの時間帯になると引ったくりを始めるんだよ」

のりすけさん何やってんスかwww

カツオ「ノリスケおじさん…どうしてこんなこと…」

ノリスケ「な、なんだカツオくんじゃないか!」

ノリスケ「それにマスオさんまで!ご無沙汰ぁ!!」

マスオ「ノリスケくん、引ったくりは良くないよ」

マスオ「タイコさんやイクラちゃんが悲しむだろう?」

ノリスケ「タイコとなら2週間前に別れましたよ」

カツオ「え!?」

ノリスケ「慰謝料をキッチリ取られた所為で僕の生活はカツカツ…」

ノリスケ「こうして生活をするのが精一杯ですよ」

アナゴ「そっちはフェイクさ!」

甚六「は、速い。僕でも視認できなかった」

次の瞬間アナゴが甚六に向かって走り出した

アナゴ「うおぉぉぉ!!」

ズシャ!すさまじい速さで放たれた渾身の一撃は甚六の顔面に刺さった

アナゴ「ふははは!!このクソ野郎が!」

アナゴは既に再起不能になっているにも関わらず甚六を殴り始めた

これは戦いではない一方的な虐殺だ

ズシャ!バキッ!甚六の身体が打たれる度にその衝撃が町中に鳴り響いた

>>250
だれ

>>251
割りと有名な小説家です

カツオ「マスオ兄さん…味方にするのはやめておこうよ…」

マスオ「いいや、ノリスケくんだってきっと役に立つはずさ」

カツオ「どんな役さ?」

マスオ「盾とか」

ノリスケ「なんの話ですか?お金の話なら聞かせてくださいよ」

カツオ「汚い大人だなぁ!」

ドンッ

ノリスケ「うひゃ」

マスオ「……もう来たか…」

カツオ「まさか…!」

イササカ6「見つけた、見つけた、見つけた、見つけた」

ノリスケ「い、イササカ先生!?」

マスオ「とにかく急いで逃げるんだ!説明は後でする!!」

カツオ「アナゴさんは…?」

イササカ6「アナゴ 死んだ」

カツオ「は…?」

マスオ「そんなバカな…!あのアナゴくんが…!?」

イササカ6「磯野カツオ、捕獲」

シュバッ

カツオ「…アナゴさん…アナゴさん……」

グシャァッ

クローンイササカが真っ二つに割れる

マスオ「んっ!?」

中島「磯野…野球しようぜ……」

そこには、木製バットでクローンイササカを一閃した中島の姿が

マスオ「…どうして中島くんが……」

マスオ「まさか…アナゴくん…!!」

すぐにノートパソコンを取り出しネットを開く

カタカタッ

アナゴさんはマスオとカツオと協力を交わした5分後

ネットを経由してカツオの一番の親友中島に協力を依頼した

マスオ「アナゴくん…君は死してなお僕たちに協力し続けてくれるとは…!!」

中島「任務完了か」

バットを新聞紙に包む

カツオ「な、中島…お前今日かっこよすぎだろ…どうしたんだよ」

マスオ「中島くんはただの小学生じゃないよ」

カツオ「え?」

マスオ「清掃屋…クリーナー中島」

イササカクローンを撃退し

近くの喫茶店に逃げ込んだ4人

ノリスケ「ぼかぁ、モーニングセットください」

マスオ「僕たちはコーヒーで」

ノリスケ「ハハハ!!マスオさんの奢りだなんて申し訳ないですよ!」

カツオ(コイツなんだよ…)

中島「磯野、今度こそ野球しようなー」

カツオ「野球は分かったから…それよりクリーナーって?」

中島「僕のじいちゃんが昔そういう仕事をしてたみたいなんだ」

カツオ「おじいちゃんが?」

中島「ああ、邪魔な奴を清掃…つまり抹殺する仕事だよ」

カツオ「!?」

中島「その仕事の次期後継者として僕の名が挙がっているんだ」

中島「ホントはこんな仕事するより、メジャーで野球するのが僕の夢なんだ」

カツオ「そうか…お前野球好きだもんな」

マスオ「ハッキリ言ってこの戦力に中島くんが加わるのはありがたい」

カツオ「中島ってそんなに強いの?」

マスオ「クリーナーの1人はイササカクローンを圧倒出来る力を持っているからね」

ノリスケ「いやぁ、この卵焼きは美味しいなぁ(ガツガツ」

マスオ「ノリスケくんは戦力のうちには入れてないよ」

カツオ「うん」

中島「でも、僕は自分が怪我するのような真似はしたくないよ~」

カツオ「野球の…ことか」

中島「この黄金の身体が潰れちゃ2度と野球ができないからな!」

中島「そうだ!モンスター花沢を仲間に加えれば良いじゃないか!」

カツオ「中島ひどいだろ!花沢さんは人間だ!」

中島「あんなのモンスターと変わりないじゃないか」

マスオ「中島くんの意見も最もだ急ごう」

スッ

カツオ「待ってよマスオさん!」

ノリスケ「え…お代は……?」

店員「お客様、お代金の方は」

ノリスケ「ひああああああああああ」


中島「花沢さんならきっと大きな戦力になってくれるよ」

カツオ「それもそうだけど手伝ってくれるかな…」

ガラガラッ

中島「花沢さーん」

花沢「あら、中島くんじゃない」

カツオ「やぁ」

花沢「磯野くんまで!!んまああああああ」

カツオ「やめてよ…こんな所でひっかないでよ…」

花沢「磯野くん磯野ぐん!!」

中島(おえ)

マスオ「花沢さんにも今回の事は話しておいたらどうだい?」

カツオ「うん、そうだね…僕から話すよ」

花沢「なにかしら?」

花沢「タラちゃんがそんな計画を?」

マスオ「という訳で今は誰でもいいから戦力になってほしいんだ」

カツオ「良いかな?花沢さん」

花沢「磯野くんを消そうとするなんて許さないわ!それがタラちゃんだとしても!」

中島「へへっ、花沢さんゲットだぜ」

花沢「あ!そうだわ!」

カツオ「どうしたの?」

花沢「しばらくここの家に身を隠してれば良いわ!父ちゃんもきっと助けてくれるはずよ!」

マスオ「それは、ありがたいなぁ」

花沢「父ちゃんは確かトイレに行ったばかりだからもう時期出てくるわ!」

―花沢家トイレ内―

花沢父「…」

ドシャァ

花沢父を何度も壁に叩きつけている

サザエ「フンフンフーン」

ドシャァ

ドシャァ

サザエ「逃がさないわよ」


花沢「はぁ、それにしても災難だったわね」

カツオ「僕もタラちゃんと仲直りしたいけど…そうもいかなくなったんだ」

マスオ「アナゴくん…くぅっ……」

中島「…磯野……」

カツオ「もうこれはただのママゴトじゃないんだ……戦争なんだ…!」

波平「花沢さんの家にてカツオを発見したそうだ」

フネ「そうですか…」

スタスタ

タラ「すぐに捕まえるですぅ」


花沢「それにしても父ちゃん遅いわね!とうちゃーーーん!」

ガンガンッ

トイレから響く鈍い音

マスオは瞬時にそれが敵のものだと分かった

マスオ「……チッ」

花沢「父ちゃんどうしたのよ…!!」

トイレの奥から血まみれの花沢父を引きずるサザエが出てきた

カツオ「ね…姉さん……」

マスオ「ビクビク」

ガシャ―――ンッ

更に窓ガラスを割りイササカクローンが割り込んでくる

花沢「と、とうちゃーーーーーーーーん!!!!!!」

マスオ「戦力的に厳しすぎる…!!!」

イササカクローンの数は20体、更に鬼のサザエ

サザエ「シャッ!!!!」

マスオの右肩を突き刺す

マスオ「ぎいやああああああああああああ!!!!!」

悲痛の叫びを上げその場でうずくまってしまう

カツオ「マスオ兄さん!!」

花沢「うそ…うそ…父ちゃん…うそ……」

中島「仕方ない、アレ使うか」

ゴソゴソッ

中島はポケットから小さな錠剤を取り出した

カツオ「中島…お前何する気だ…?」

中島「ガリッ」

錠剤をかみ砕く

中島「かは…ぁっ…!!!!!」

中島の全身の血管が浮かび上がる

マスオ「か…カツオくん…」

カツオ「マスオ兄さん!大丈夫なの!?」

マスオ「クリーナー中島…その真骨頂が見れるはずさ…」

カツオ「!!」

イササカ7「抹殺、抹殺」

サザエ「なにがクリーナーよ、あたしが葬ってやるわ」

イササカクローンが5体中島に飛び掛かる

カツオ「…避けろ中島!!!」

中島「ニヤッ」

しかし、中島は避ける姿勢を見せず戦闘体勢に入る

中島「ッシャァッ!!!!!」

ブシャァッ

クローンイササカ5体を木製バットでまとめて破壊する

中島が飲んだのはただのドーピングではなかった

自身の戦闘力を最大限にまで引き出せる錠剤

そのため、中島が愛用している木製バットも

強化された中島が使用すれば、それは凶器と化する

中島「ホームランッッッ!!!」

グシャァ!!!

10体いたイササカクローンはあっという間に全滅した

サザエ「ふ、思った以上に戦力は整えてるみたいね」

甚六「い…イササカクローン!!もっと出てこい!!!」

マスオ「甚六くん…まずはあいつを倒さないと…」

カツオ「クローンを止めれるかもしれない!」

次々とイササカクローンは中島の前に立ちふさがる

中島「失せろ…!!!!」

甚六「クソックソッ…!!!どうしてこんな奴なんかに!!」

中島「ハッハッハハ!!!!!!」

中島「クローン何体連れて来ようが同じ目に遭わせてやるよ…」

甚六「言ったな…面白い…だったら見せてやるよ…!!!」

サザエ「カツオ、来なさい」

ドスッ

カツオ「ぐっ…」

カツオの腹部を殴り気絶をさせた

サザエはカツオを抱え花沢不動産屋から飛び出ようとする

マスオ「しまった…!!!花沢さん…っ…カツオくんを…」

花沢「父ちゃん父ちゃん父ちゃん父ちゃん父ちゃん…………磯野くん……?」

マスオ「カツオくんが連れて行かれそうなんだ…!!頼む…!!」

花沢「いぞのぐんは渡さないわ!!!!!!」

タッタッタ

サザエ「早川さん!かおりちゃん!」

スタッ

花沢「かおりちゃん…早川さん…どきなさいよ!磯野くんが危ないのよ!!!」

早川「あんたみたいなブスは」

かおり「消す」

花沢「!?」


ー磯野家前―

フネ「あら、ノリスケさん」

ノリスケ「…」

フネ「何の用ですか?」

フネ「お父さんなら今は出かけてますよ」

ノリスケ「いえ、タラちゃんに用がありまして」

甚六「くひひひひひひっひひひ!!!!!」

甚六「ア――――ハハ!!!!!!!」

甚六「クローンイササカ200体!!!!どう相手する!!!?んん!?」

マスオ「コイツ…まだこれだけの数のクローンを…」

甚六「お前もいずれ殺してやるさ…!あのタラコ唇のようにな!」

マスオ(タラコ唇…?アナゴくんのことか・・・!!!!!)

中島「200体……か…」

カランッ

木製バットをその場に置く

甚六「ひひひひひひ?どうした諦めたか?」

中島「数が多すぎる…」

甚六「ひゃーーーーーっ!!ばーーーか!最初からそうやって諦めろよ!!!」

甚六「僕はこの任務さえ成功すれば金が入る…!!!金が!!!!!」

甚六「金がこの世のすべてさ…!!!ハハアハハハ!!」

マスオ「狂ってる…最早、以前の甚六くんとは違う…!」

ズシッ

ノリスケはサングラスを装着し、胡坐をかきながらタラちゃんの到着を待つ

ノリスケはこの事件の黒幕であることがタラちゃんだと

マスオさんから聞いていた

だからこそ、武力は使わずに話術でタラちゃんを説得することを試みる事に

ノリスケ「僕の手に人類の運命がかかっている」

ノリスケ「ははっ、なんか落ち着いてきたなぁ」


花沢「いたぁっっ!!」

かおり「次は髪の毛を切るわよ」

ヴィィィィン

バリカンで花沢さんの髪を剃り落していく

花沢「やめて…!!やめて!!髪は女の命よ!!」

早川「ブスがうるさいわね」

パチンッ

花沢「きゃっ」

ノリスケ「スパァー」

タバコを吸いながら冷静さを装う

ガラッ

フネ「すいません、タラちゃんは遊びに行ってるみたいで」

ノリスケ「え…」

フネ「代わりにあたしがノリスケさんの話を聞きますね」

ノリスケ(まあいいか、ここはヤクザっぽくビビらせてみるか)

ノリスケはタバコを吐き捨て、腕組をしながら立ち上がる

ノリスケ「良いかよく聞けクソババア…!!」

ノリスケ「テメェ等のそのゴミ屑みてぇな計画は今日でこの俺様が終わらせてやる」

ノリスケ「ハァハァ!!ハッ!!!!!」

精一杯の身振り手振りで必死にフネを脅そうとするノリスケ

マスオ「ど…どうしてそこまでお金に固執するんだ……?」

甚六「マスオさん…貴方までそんなことを言うんですか!?」

甚六「世の中金じゃないですか…金がないとやっていけないんですよ!!!」


女「なによあのメガネ、きもーい」

甚六「お小遣いあげるから」

女「好き…」


甚六「学校では僕のことをイジメていた女子だって金を渡せばすんなりついてきましたよ・・・!!」

マスオ「そ…そんなことのために…?」

甚六「友達だってロクにいなかったけど、僕が毎日何かを奢っていれば友達の輪に入れた!!!!」

甚六「だから金は必要なんですよ!!!!分かりますか!!!!?」

イササカ28「シャッ!」

ドシャァ

中島「がは…っ…!!!」

甚六「うひゃひゃひゃひゃひゃ!!よくやったクローンイササカ!!!」

中島「……」

マスオ「中島くん…!!!」

甚六「カツオくんも捕獲できた…戦力はこっちが圧倒的に有利だ…」

甚六「マスオさん…チェックメイトですよ…ふふふふふふふ」

マスオ「………」

マスオ「君は僕たちの力をみくびりすぎだ…!!」

甚六「あ?」


ノリスケ「シャァッ!!!ブシャァッ!!!」

ノリスケは自分の拳を畳に何度も叩き付ける

ノリスケ「どうや!?これがわてのパンチ力や!!!」

フネ「…」

ノリスケ(ハァハァ…ここまで脅せば交渉は成功するはずだ…)

フネ「もう終わりですか?」

ノリスケ「…な!?」

甚六「みくびっている!?そっちは既に戦力は皆無に等しい!!」

甚六「それなのにこの期に及んでまだそんなことを言えるんですか!?」

マスオ「中島くんやカツオくん…花沢さんの絆をなめるなよ…」

甚六「絆…」

マスオ「君がお金でしか買えなかった物さ…!」

甚六「イラッ」

甚六「殺してやる…!!!フグ田ァ!!!!!!」

マスオ「クローンしか戦力に出来ない君に負けるはずがない…」


花沢「磯野くんは…あたしの大切な人なのよ!!!」

ゴキィッ

早川さんの首を腕力でへし折る

かおり「!?」

サザエ「覚醒したわね花沢…」

花沢「いぞのぐんはわたざないいいいいいいいーーーー!!!!!!!!!!!」

マスオ「くっ……今しかない…」

スッ

中島「…」

マスオ「中島くん…!?」

傷だらけの中島が木製バットを担ぎクローンイササカの攻撃を防ぐ

マスオ「な、中島くん!!その傷じゃ危険すぎる!!!」

中島「僕が…倒します……絶対に…」

甚六「ハハ!!!まさかまだ息があったとはな!!!!!!」

中島は残りの錠剤を全て噛み砕いた

中島「ガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリッ」

この錠剤は用法容量を守らなければならない

成人男性1日2錠の服用

それ以下は1日1錠の服用

それ以上の服用を超えると…肉体に大いなる負担が…

中島「僕がっ…!!!服用したのは129錠…!!!!!!!」

中島の肉体は限界を超える

中島「かああああああああああああ!!!!!!!」

甚六「な・・・んだこいつ・・・」

中島「ハァッ!!!!!!シャッ!!!!!!」

ブシャァッ
グショッ
ベキッ

今まで襲い続けていたクローンイササカが
今度は中島に襲われる側の立場となった

既に覚醒した中島にとってクローンイササカ等、赤子同然である

次々と破壊されていくクローンイササカ

マスオ「す…すごい……」

甚六「嘘だ…」

中島「……来いよ…!!!!陰湿メガネ…ッ!!!!!!」

ベキィッ

中島「ハッハァ!!!磯野ォ!!僕もすぐそっちに行くぜッ!!」

ドシャァ

すいません、遅くなりました

中島「シッシッシャァッ!!!ドゥリャァッ!!!!」

スパンッ

ベキンッ

クローンイササカをまるで喰い荒らすかのように襲い掛かる

甚六「なにをやっているんだ!!さっさと中島を始末しろ!!!」

中島「ハァハァ…ハァっ…」

中島(薬を飲みすぎた…もう身体が薬の負担に耐えきれてない…)

中島(死ねない…こんなところでまだ死ねない…)

……

中島「え?メジャー球団とマイナー契約?」

スカウト「その通りです」

中島「でも、僕まだ小学生ですよ」

スカウト「入団するのは中学を卒業してからで構いません」

スカウト「君が公園で1人で壁当てをしているのに素質を感じました」

スカウト「ぜひ、我がチームへ」

中島「…ゴクリ」

海を渡り、僕は野球がしたかった

世界一のピッチャーになることを夢見て

中島「ぐっ…!!」

甚六「どうしたぁ!?動きが鈍くなってきてるぞ!!!!」

中島「バカ言えよ…動きは速さを増すばかりだ…」

ヒュンッヒュンッ

甚六「!?」

ズシャァッ

クリーナー中島が覚醒

1国を滅ぼせる程の力と裏の世界では恐れられている

中島「磯野……また…野球しようぜ……」

甚六「はあっひぃっ!!やめろ!!僕には手を出すな!!!」

じょぼじょぼ

甚六は恐怖のあまり失禁する

中島「消えろ…!!!!!インテリ坊ちゃん!!!」

ドシャァッ

甚六の首をバットで斬り捨てる

マスオ「た…倒した……」

中島「ごふっ……あとは……任せます……」

バタッ

マスオ「中島くん!!!!おぉーい!しっかりするんだ!!」

中島(空が青い……今日は絶好の野球日和……)

中島は自身が使っていたバットを抱え静かに息を引き取った

マスオ「あっ…あああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」

花沢「いぞのぐううううん!!!!」

かおり「しつこいわよ!」

ドスッ

花沢「いぞのぐんを返して!!!!」

サザエ「何を手こずってるのおどき!!」

サザエはかおりちゃんを押しのけ金棒を花沢さんに振り下ろす

サザエ「ファック!!」

グチャッ

花沢さんは頭頂部で金棒を受け止めるが血が噴水のように湧き出る

サザエ「あらいやだ、血なんて吹き出しちゃって」


マスオ「クソッ……また犠牲者が…!どうして僕は救えないんだ…!」

満身創痍のまま花沢不動産屋を飛び出たマスオ

その近くで、花沢さんとサザエ達が交戦している

マスオ「相手の戦力が圧倒的すぎる……もうどうにかなるような相手じゃない…」

ノリスケ「ひぃあっ」

フネ「フンっフンっ!!!」

台所から取り出した果物ナイフをノリスケに向けて振り回す

ノリスケ「じょ、冗談はよしてくださいよおばさん!!」

フネ「貴方はタラちゃんの敵です」

ブンッ

フネ「タラちゃんを守るのがあたしたちの役目なんです!」

ノリスケ「そ、そんなぁ!ぼかぁタラちゃんになんて手出ししませんよぉ!」

フネ「生かしちゃおけませんよ、ノリスケさん」

ノリスケ(ダメだ…殺される……死にたくないなぁ)

ノリスケはサングラスを外しフネの前で土下座をする

バッ

フネ「何の真似です?」

ノリスケ「仲間にしてください!!!靴でも舐めますから!!!!」

フネ「…」

ガラッ

タラ「ノリスケおじさんなら構わないですよぉ」

ノリスケ「タラちゃん!」

フネ「タラちゃんがそう言うなら仕方ないわね」

タラ「おばあちゃんは早くカツオお兄ちゃんを探してくださいですぅ」

フネ「はいはい」

ノリスケ「すごい…まるでタラちゃんに従っているようだ…」

タラ「僕の事が好きな人はみーんな洗脳されちゃうですよぉ」

ノリスケ(へへへ、しばらくタラちゃん側にいれば安全ですねぇ)

タラ「ノリスケおじさんもカツオ兄ちゃんを探してきてくださいですぅ」

ノリスケ「分かりました、タラ様」

花沢「…いそのぐん…いぞのぐん……」

サザエ「しつこいわよ!!!!」

ベチャッ

花沢さんは瀕死の状態でありながらサザエの足首を掴んで離さなかった

なにがそこまで花沢さんを動かそうとするのか

花沢(あたしはいぞのぐんのお嫁さんなのよ!!!!)

グワッ

サザエ「!?」

花沢さん渾身の頭突きがサザエの顔面にめり込む

ボキィッ

鼻の折れる音が響き渡った

サザエ「よくも…あたしの美しい顔に傷を入れたわね……」

怒りが頂点に達したサザエは花沢の頭を掴み

コンクリートに叩き付ける

ゴシャァッ!!

花沢「ぶっ…!!!」

サザエ「終わりよ、ブサイク!!!」

最後に金棒を振り下ろし花沢さんを粉砕した

花沢さんの愛が終わりを告げる

サザエ「ハァ…ハァ…手こずらせんじゃないわよ」


マスオ(ど、どういうことだ…町中にクローンイササカの姿があるぞ…)

マスオ(甚六の奴め…一体どれだけのクローンを用意しているんだ)

マスオ「……」

イササカ「…」

マスオ(クソッ…なんとか隠れながら行くしかない…)

マスオ「いや…!!僕は何を恐れているんだ!!」

マスオ「中島くんや…アナゴくんが命を張ってくれたというのに…!!」

サザエ「ええ、ホントその通りね」

マスオ「ビクッ」

マスオの背後には金棒を担いだサザエの姿が

マスオ「さ…サザエ……!?カツオくんはどこに!?」

サザエ「一足先に家に連れ戻したわ」

マスオ「クソッ!!!」

サザエ「それと、ノリスケさんがあたし達の味方に加わってくれたみたいね」

マスオ「あの腰抜け…!!どこまで使えない奴なんだ…!!」

ノリスケ「やあ、カツオくん」

カツオ「ん…ここは……」

ノリスケ「君の家の倉庫に入れられたみたいだ」

カツオ「の、ノリスケおじさんまで!?」

ノリスケ「ああ、僕もついさっきね」

カツオ「そういえば…僕は姉さんに連れ去られて……」


ノリスケ(てか、何この僕をこき使ってんだよ!餓鬼が!!)

タラちゃんのノリスケに対する上から目線が気に食わず

飛び掛かろうとしたノリスケ

タラ「使えない奴ですぅ」

ドスッ

ノリスケ「がはぁっ…!!!!」

そして、あっさりと気絶をしてしまい倉庫の中にへと閉じ込められたのであった

カツオ「どうするんだよ!僕達このままじゃ何されるか分からないよ!」

ノリスケ「心配ご無用だ、カツオくん」

カツオ「え?」

ノリスケ「タラちゃんのライバルがもうすぐここに来るはずだ」

カツオ「ライバル…?」

ノリスケ「この時間になるといつも磯野さんの家にお邪魔しにくるはずだ…」

カツオ「まさか……」

ノリスケ「そのまさかさ」

カツオ「ライバルって……イクラちゃん……?」


サザエ「おらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおら!!!!」

ズドドドドッ

金棒を何度もマスオに向けて振り下ろす

マスオ「キィィィィィィィィ!!!!!!!」

サザエ「ふふふふふふふ!!!ちょっとやり過ぎたわね」

マスオ「…」

額から流れる血を拭いサザエと正対する

サザエ「足が震えてるわよ?あたしのことが怖いんでしょ?」

マスオ「…あまり僕の力をみくびるなよサザエ」

サザエ「低年収の癖に何を言ってるのかしら」


ザッザッ

ノリスケ「この足音はイクラの足音だ!!!」

ノリスケ「おおおーーーい!イクラァァァ出してくれええええ!!!」

ノリスケ「パパだーーーー!!!パパは悪い人達に閉じ込められてるんだ!!!」

ガンガンッ

ガラッ

ノリスケ「イクラァ!!」

波平「ノリスケ、やはりお前はここで始末しておくべきだな」

ノリスケ「ひゃぁ」

マスオ「……」

アナゴ(フグ田くぅーん、僕がついている)

マスオ「アナゴくん…?」

サザエ「今更死人の声でも聞こえたのかしら?暢気な人ね」

マスオ「……アナゴくんは……死んでも僕の友達だ…」

天からアナゴの声が聞こえたマスオ

彼は僕を見守っていてくれているかもしれない

そう考えると…マスオの体内から自然と力が湧き出てきた

マスオ「…ウッオォォォォォッッッ…!!!」

サザエ「…ん?」

マスオ「サザエ…僕1人じゃ君には勝てない………だけど」

マスオ「アナゴくんと2人でなら…君に勝てる…!」

サザエ「だから、死人の名前を出した所で何にも変わりはしないのよ…!!!」

ノリスケ「嘘ですよ」

ガラッ

カツオ「…」

波平「ノリスケェ!!!」

グイッ

ノリスケ「うあああああ…ごめんなさいごめんなさい…!!」

波平「今日という今日は許さん!覚悟しろ!!」

ノリスケ「あああああああああああああ!!!!!!」

カツオ「やめてよ父さん…!!!」

「シャ―――ブー」

前方から聞き覚えのある声が聞こえてきた

ノリスケ「…はははは…僕達の勝ちだ……」

波平「なんだと?」

イクラ「ハァイッ!!!」

カツオ「いくら…ちゃん……!?」

サザエ系はバトル物になる傾向がある

波平「フッ、イクラちゃんか」

警戒心を緩めイクラをゆっくりと始末しようとする

ノリスケ「イクラ!悪い人はその髪の毛が少ないおじさんだ!」

波平「ノリスケェ!!!」

イクラ「ハァイッ」

グシャ

次の瞬間、イクラちゃんは飛び上がり波平の首を撥ね飛ばした

カツオ「…!!!!?」

ノリスケ「すごいぞイクラァ!!一撃じゃないか!!」

イクラ「クスクス」

カツオ(なんだこいつ…?敵なのか?味方なのか?)


マスオ「僕の動きは音速を超える」

サザエ「冗談はやめなさい!低年収男!!」

マスオ「疾風のマスオ…!!!!」

サザエ「遅いわ」

ドシャァ

マスオ「がはっ…!!!!」

サザエの金棒が腹部を直撃

サザエ「このダメ男!さっさと始末してやるわ!!」

マスオ(つぇぇえ……)


イクラ「…クスクス」

ノリスケ「い、イクラ!早くタラちゃんと戦ってこい!」

カツオ「イクラちゃんの力があれば勝てるかもしれない…!!」

タラ「それは無理ですぅ」

裏のおじいちゃんとフネを引き連れたタラちゃんが現れる

カツオ「…母さん!!」

裏のおじいちゃんは中島家と同じく清掃屋としていた

実力は中島以上でありベテランの清掃屋として活躍している

ノリスケ「い…イクラァ!!あのクソチビを倒せば全てが終わる…!!行けェェェ!!!!」

マスオ「……」

サザエ「さて、あたしも家に戻ってカツオを監視しないと」

スタスタ

マスオはスーツの内ポケットから煙草を取り出した

マッチを使いタバコに火をつけ、ゆっくりと一服をする

マスオ「スパァー」

煙を吐いた瞬間、マスオの目つきが変わる

タッタッタ

サザエ「…!?」

マスオ「ヒャァッ!!!!」

背後からサザエに神速の飛び蹴りを浴びせた

サザエ「…ッ!!!!」

マスオ「立てよサザエ、これからがショータイムの時間さ…」

サザエ(動きが変わった…?それにこの蹴りの威力はなによ…!!)

中島のドーピング錠剤は

タバコ形状の物もあった

それを、花沢不動産屋にいた頃にマスオに1本だけ手渡していた

マスオ(ありがとう……中島くん……)

マスオ(2人には死してなお助けられる…ホントにありがとう)

サザエ「マスオさんの癖に…!!マスオさんの癖に歯向かってんじゃないわよ!!」

マスオ「スパァッ」

煙を吐けば吐くほど身体能力が上昇

マスオ「有給、低年収、低賃金、ブラック、6時出社23時退社、残業は当たり前…!!!!!」

ドスボコッガスッ

会社での怒りやサザエに対する不満を一気に爆発させる

サザエ「ぎああああああああああーーーーー!!!!!!」

マスオ「終わりだサザエ…タラちゃんの目を覚まさせなかった罪は重いぞ…」

サザエ「…!!!!!!」

マスオ「ムートン・マスオ・ショット!!!!!」

ドスッ!!!

マスオのサマーソルトキックでサザエを撃破

マスオ「くっ………」

ドサァ

自身の技の負担に肉体が耐え切れなくなりその場で倒れこむ

マスオ(中島くん、アナゴくん……僕もすぐそっちに行くよ………)


タラ「イクラちゃんは僕の友達ですぅ」

ノリスケ「な、何を言ってるんだァァ!!!さっさとあいつの首をはね上げろイクラ!!」

イクラ「…」

タラ「うるさい奴ですぅ」

ノリスケ「あのチビを倒せばお菓子買ってやるから!なっ!?」

カツオ「イクラちゃん…」

イクラ「……」

ノリスケ「イクラ…危ないっ!!!!」

裏のおじい「む」

スパンッ

裏のおじいちゃん専用の杖がノリスケを斬り裂く

杖の先端は刃物と化している

ノリスケ「ぐああああっ」

カツオ「ノリスケおじさん!!!!」

イクラ「パパ?」

タラ「アハハハハ!無様な奴ですぅ!これぐらいでしか貢献出来ないですよぉ」

ノリスケ「ははは…全くあいつの言うとおりだ…」

ノリスケ「今の僕じゃこれぐらいのことしかお前にはしてやれない…」

イクラ「…ハァイ?」

>>550

もともとサザエさん強さ議論スレって言うスレがアニメサロンにあって
長編(映画版と銘打ち)バトルSSが書かれていた
書かれる度にランキング調整が行われていた

>>602
糞ワロタ

ノリスケ「こんな戦いさっさと終わらせよう……」

イクラ「…」

タラ「お前みたいな人間に言われても説得力がないですぅ!!」

ノリスケ「またタイコともやり直す…一からやり直そう…イクラ……」

カツオ「ノリスケおじさん…」

自然とイクラちゃんの頬には涙が伝っていた

タラ「……イクラちゃん…やっぱり裏切るですかぁ…」

ノリスケ「よし、行くぞイクラ…親子で叩くぞ」

イクラ「ハァイ」

カツオ「僕も…戦うよ……!」

タラ「丁度3対3…ここでカツオお兄ちゃん諸共消してやるですぅ…!!」

……

イササカ「というお話を考えてみたんですが、どうでしょうか」

ノリスケ「いけますよ!イササカ先生!」

イササカ「ははは、そうでしょうか」

ノリスケ「イササカ先生自身もクローンとして出て来るのがまた面白いですなぁ」

イササカ「たまたま良いアイディアが思いつきましたからね」

ノリスケ「では、早速持っていきますね!」

タラちゃんとの戦いはまだ始まったばかりである

>>608
ランキングは完全に意味不明だぞ

SS読んでないと
無限覚醒マスオとか
アナゴ完全体とかな

>>649
サイコワロタ

>>652
サザエとタイコが主婦融合した
劇場版の最終決戦のみのゲストキャラだな


カツオは本カツオ以外にも戻りカツオとかいたはず

>>656
フュージョンしたのか
もうめちゃくちゃだな、今でも話し合いが進められてるのか?

>>657
今、検索したら本スレあったが過疎ってた
ネタバレ(一応連載や放送してるってスタイルのSS)サイトが見つかったがそれなりに続いてるみたい

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