P「だからあんたは、高木社長と袂をわかったってのか?」(200)

黒井「もう何年も前の、昔の話だ。音無小鳥と、小鳥の母親はアイドルをやっていた」

黒井「彼女たちはあの日高舞にも匹敵すると思えるほどの可能性を秘めていた」

黒井「私たちは、彼女たちの将来に期待し、必ず世界一のトップアイドルにすると意気込んでいた」

黒井「あの日がくるまでは」

あとは頼んだ

黒井「小鳥の運転した車が事故を起こし、彼女の母親は死亡し
   彼女は心と体に消えない傷を作った」

黒井「自責の念に苛まれ、体の激痛から逃れるために食事を口にしなくなり、
   衰弱していく小鳥に高木は言った」

高木『このまま死んじゃいけない。二度とお母さんに会えなくなるよ』

黒井「その言葉に縛られて、彼女は自殺することができなくなり、地獄のような辛い日々を送った」

黒井「オレはそんな彼女の苦しむ姿をみて、最初は高木に同意していた俺も、死なせてやったほうがいいんじゃないかと思い始めた」

黒井「そうなったら……もう、一緒になんかいられないだろ」

P(そういうことだったのか……)

P(ただ者じゃないとは思っていた)

P(ずっと、おかしいとは思っていた。あの容姿、あの歌唱力……)

P(律子でさえアイドルにした高木社長が、そんな音無さんに目をつけないわけがない)

P(なのに、ただ事務員として事務所で働いていた……)

P(アイドルをやらないんじゃない)

P(できなかったのか……!)

P「黒井社長、小鳥さんにまた会ってやってくれませんか?」

P「最近、なんだか変なんです。上手くはいえないけど・・・・・・」

P「まるで、行き急いでるみたいなんだ。でも、本人は何も言ってくれないし・・・・・・」

P「ここにきたのも、そのためなんです」

P「小鳥さんの過去を知る、あなたなら・・・・・・」

黒井「それはできない相談だな」

P「どうしてですか!?」

黒井「私はあの日、逃げ出したんだ。苦しむ彼女から、潰えた未来と現実から」

黒井「そして、何もできなかった自分から」

黒井「そんな私が彼女に何をしてやれる?」

黒井「人と人との出会いが幸福を生む。高木の言葉だ」

黒井「だが、あの頃の私たちは出会い、そして結びつきが強かったからより悲しみを生んだ」

黒井「人は他者とともに歩まなければ幸福になれないというなら、なぜ我々はこうなってしまったのだ」

黒井「その答えが知りたくて、私はこの961プロを立ち上げた」

黒井「たとえ孤独でも、人は幸福になれるのだと」

黒井「ともに歩むものがいなくても、力さえあればいいのだと」

黒井「孤独でも幸せになれるなら、あの日私たちは出会わなければ、幸福になれたのだろうかと」

黒井「といっても、逃げ出した私が言ったところで、言い訳にしか聞こえないがな……」

黒井「そして私が生み出したジュピターはお前たちに負けた」

黒井「もう私にできることなど何もない」

黒井「私では、なんの力にもなれない。……帰りたまえ」

P「黒井社長……」

すまん、保守を頼めないか

落としてもいいが

30分くらいで帰ってくる

保守ありがとう

もうすぐ書く

765プロ事務所

P「ただいま」

小鳥「おかえりなさい、プロデューサーさん」

P「ただいま、音無さん」

小鳥「ずいぶん遅かったですね、プロデューサーさん」

P「すみません、ちょっと……ね」

小鳥「みんなはもう帰っちゃいましたよ。美希ちゃんなんて、帰ってくるまで帰らないって言い張って」

小鳥「でも、律子さんがすぐに帰らせましたけどね」

P「そうでしたか、すみません」

小鳥「ダメですよ、あんまり女の子を待たせるのは!」

P「あはは、気を付けます」

小鳥「ほらほら、明日も早いんですから、早く帰らないと」

P「音無しさんは?」

小鳥「私はまだ残ってる仕事がありますから、先に帰ってもらって結構ですよ」

小鳥「なにせ、最近はアイドルたちの仕事も増えに増えて忙しいですから!フフ」

P「……」

P「わかりました、じゃあお先に」

小鳥「はい、お疲れ様でした」

P「お疲れ様でした……」

P「……」

P「あの、小鳥さん」

小鳥「はい?」

P「あの、疲れてたり、無理したりしてないですか?その、最近忙しいから、疲れてるだろうなと思って」

小鳥「あは、お気遣いありがとうございます。でも、プロデューサーさんのほうがもっと忙しいじゃないですか。お互い様ですよ」

小鳥「私は大丈夫です。プロデューサーさんこそ、無理をなさらないで下さいよ!」

P「はい、すみません」

P「では、今度こそ、お疲れ様です」

小鳥「はい、お疲れ様です」

ガチャ……バタン

小鳥「……」

小鳥「大丈夫、そう、あたしは大丈夫よ」

小鳥「無理だとか、疲れた、なんて言ってちゃダメ」

小鳥「もっと頑張らなくちゃ。弱音を吐く資格なんて、あたしにはない」

小鳥「あと……もう少しなんだから」

小鳥「そうだよね、お母さん」

――――――――数日後

P「みんな、やったぞ!今度でっかいライブをやるぞ!」

春香「ホントですか!?」

P「ああ、しかも、ドームですよ、ドーム!!」

春香「私のセリフとらないで下さいよ~!」

P「このライブに成功すれば、今まで以上にもっとオレたちの知名度が上がるぞ」

亜美・真美「もしかして、あの日高舞並みに!?」

P「いや、それはどうかなあ」

P「けっこう前から企画して、アプローチをかけていたんだが、ようやく実現できたよ」

P「それもこれも、みんなが有名になって、実力をつけたからだ」

P「みんな、ほんとうによくやったな!」

伊織「ま、私にとってはこのぐらい当然よ」

真「うう~!腕が鳴るなア!」

響「はやくライブやりたいぞ!」

律子「ほらほら、浮かれてばっかりいないの!調子にのってケガしたり風邪ひいたりしないようにね!」

みんな「は~い!」

P「よし、じゃあ連絡は以上だ。さっそく、レッスン行くもの、仕事に行くもの、準備をしてくれ」

みんな「はい!」ドタバタドタバタ

高木「……」

P「あ、社長!おはようございます」

高木「うむ、おはよう」

P「おい、みんな……」

高木「ああ、いいんだ。私に構わず準備させてやってくれ」

高木「それよりも、君に話があるんだ」

P「あ、はい!」

高木「ありがとう」

P「社長……いったい……」

高木「私は、心から君にお礼をいいたい。アイドルたちを有名にし、輝かせ続ける。
   そんな夢を、私はもう見られないと思っていた」

高木「でも、君はそんな私の夢をかなえてくれた。だから、お礼が言いたいのだ」

P「や、やめてくださいよ、社長……でも、それはおれだけじゃない。みんなが、アイドルたちが頑張ってくれたからこそですよ」

高木「私は、本当はずっと怖かったのだ。夢が壊れるのではないかと」

高木「アイドルたちに夢を見てほしい、頑張ってほしい、そのために力になってやりたい」

高木「ずっとそう思っていた。でも、なにかの拍子にその夢が壊れてしまうのではないかと不安に思ってしまったら」

高木「アイドルとは真正面から向き合えなくなってしまった。だから私はプロデューサーをやめ、社長になったのだ」

高木「だが、その後も、律子君やきみに任せっぱなしになってしまったがね……」

P「社長、オレだって、社長に感謝しています」

P「社長がオレを拾ってくれたから、今のオレがいるんです」

P「今回のライブだって、社長が一生懸命にバックアップしてくれたからできたことなんです」

P「それに、こういうことはライブが成功して終わってからにしましょう」

高木「ああ、そうだな……すまない」

――――――――――そして、ライブ当日

P「よおし、みんな、今日のコンディションはどうだ!?」

伊織「もちろん、最高に決まってんじゃない!」

美希「いつでもいけるよ、ハニー!」

律子「よし、みんな行けそうね!今日のライブ、ぜったいに成功させるわよ!」

P「それももちろんだが、せっかくこんなにでっかい大舞台だ!思いっきり、楽しんで来い!!」

みんな「はい!!」

春香「みなさ―――――――――――ん!今日は思いっきり、楽しんでいってくださいね―――――――!!」

観客「わああああああああああああああああああ!!」

高木「始まった」

小鳥「みんな、本当にキレイ……」

高木「ああ……」

でしょう♪きっと輝いて♪

小鳥「みんな、ホントに楽しそう」

高木「ああ……」

春香「みんなー!」

小鳥「!」

春香「ありがとうーーーーーー!」
小鳥母『ありがとうーーーーーー!』

小鳥「……」

すまん、限界

寝る

ーーーーライブ終了

P「みんな、やったな!ライブは大成功だ」

律子「ホントによくやったわ」

春香「ありがとうございます!」

響「あー、すごく疲れたぞー」

やよい「でも、すごく楽しかったですー!」

真「うん、もう完全燃焼って感じ!」

すまん、今度こそ寝る

保守の人、良い人すぎんだろ

もう少ししたら書く

小鳥「社長、すばらしいライブでしたね」

高木「……」

小鳥「社長?」

高木「……うう……ウ……」

小鳥「社長……」

高木「すまない……みっともないところを見せてしまったね……」グスッ

高木「よかった、本当に良いライブだった」

小鳥「社長も、お疲れ様でした……」

みんな「ただいまー!」

小鳥「おかえりなさい!みんな」

亜美「ねえねえ、亜美たちのライブ、テレビで見ててどうだった?」

小鳥「ええ、とってもよかったわ。すっごく感動しちゃった」

真美「でしょでしょ?」

P「みんな、今日は本当にご苦労様。家に帰って、しっかり静養してくれ」

みんな「はーい!」

律子「いい?今日は帰ったらじっくり休んで疲れを取ることに集中するのよ!とくに亜美と真美!」

律子「今日は一仕事終えたけど、明日からまた仕事があるんだからね!」

亜美「わかってるよ→!」

真美「さすがに今日は疲れて遊ぶ気力なんてないよ→!」

律子「ならよろしい!」

P「じゃあみんな、気を付けて帰るんだぞ!」

みんな「お疲れ様でしたー!」

P「お疲れ様」

P「……ふう、無事に終えられてよかった」

律子「ライブは大成功でしたし、これで、またあの子たちはさらに有名になりますね」

P「オレたちがしっかり支えていかないとな」

律子「そうですね」

P「さてと、じゃあ今日はオレも帰るかな」

P「さすがに今日はオレも疲れた。明日はライブの後処理があるし、事務処理は家に帰ってからやろう」

律子「プロデューサー殿、ホントにお疲れ様でした、しっかり休んでくださいね」

P「ああ、ありがとう。律子も無理するなよ」

P「じゃあ、音無さん、お疲れ様でした」

小鳥「はい、お疲れ様でした」

小鳥「……」

小鳥「やっと……終わった」

律子「ええ、やっと終わりました。小鳥さんもお疲れ様でした」

小鳥「いえ、私なんて……」

律子「でも、今日は終わりましたけど、また明日からもっと忙しくなるでしょうから、気合いを入れていかないと!」

小鳥「……そうですね、頑張ってください、律子さん」

律子「ええ、もちろん!」

小鳥「律子さん」

律子「はい?」

小鳥「こんな時にちょっと心苦しいんですけど、ちょっと相談が」

律子「なんでしょうか?」

小鳥「今度、私……」

―――――――――小鳥の家

小鳥「お母さん、ライブ見てくれた?みんな、すっごくキレイだったよね」

小鳥「よかった。本当に」

小鳥「社長なんて、感動して泣いちゃってたよ」

小鳥「……黒井さんも……見てくれてたかな……」

小鳥「……」

小鳥「お母さん、あたし、頑張ったよね」

小鳥「みんなの、役に立ってたよね」

小鳥「みんなも、あの時のお母さんくらい有名になれたと思うし」

小鳥「社長も……救われたよね」

小鳥「だから……もう、いいよね」

――――――数日後

P「おはようございます」

律子「おはようございます、プロデューサー殿」

P「あれ、今日、小鳥さんは?」

律子「小鳥さんなら休暇ですよ」

P「休暇?」

律子「ええ、少し前から申請してたんですよ」

亜美「いいなあ、ピヨちゃん!」

真美「真美たちも休暇取りたいなア!」

律子「なに贅沢なこと言ってんの!それに、小鳥さんはみんなが忙しくなってからは、オフの日を返上しても事務仕事に追われてたのよ」

春香「そうだったんですか……」

律子「そうよー。ちゃんと、小鳥さんには感謝しておきなさい」

律子「あと、今日は小鳥さんのお母さんの命日なんだから」

P「……え?」

P「命日?」

律子「はい、ですから、休暇がてらお墓参りに行ってくると……」

黒井『――――――昔の話だ。音無小鳥と小鳥の母親は―――――』

小鳥『―――――――私は、大丈夫です――――――』

P(……なぜだろう)

P(すごく、胸騒ぎがする……)

P「小鳥さんがどこへ行ったか、教えてくれないか!?」

律子「ええ?いったいどうして……」

P「頼む、はやく!!」

律子「ええっと、確か、菜無来山の近くだと――――」

P「ありがとう!」

律子「ちょ、ちょっと、プロデューサー!?」

P(……初めて小鳥さんに出会った時……)

P(まぶしい笑顔をする人だなと思った。見てるこっちも笑顔になるって言うか……)

P(あの笑顔を見ていたい気分に駆られた)

P(でも、いつからだろう、彼女の笑顔の裏に、何かを感じるようになったのは)

P(オレがアイドルたちと関わって仕事をし、アイドル達の仕事用の作り笑いに触れてきたからだろうか)

P(人の顔の表情による、心の機敏が少しずつわかるようになった)

P(なぜ、彼女は作り笑顔を浮かべるのだろう)

P(なぜ、心から笑うことができないのだろう)

P(この前のライブの後、お疲れ様といって出た彼女の笑顔は、)

P(吹っ切れたような、遠慮のない笑顔をしていた)

P(よかった、と思った。真相はわからないが、彼女の本当の笑顔を見られたと思った)

P(だが、今思うと、それは違った)

すまん、休憩くれ

30分くらい

保守ありがとう

もうすぐ書く

P(彼女のあの笑顔は、すべてを投げ出そうとしていたんだ)

P(すべてから解放されて、自由になろうとしていた笑顔だったんだ)

P(小鳥さん、今あなたは何を考えている?)

P(オレのこの胸騒ぎが、ただの取り越し苦労であったなら、それでいいんだ)

P(だから音無さん、早まらないでくれ……!)

P「あ、あれ!?車がない!?どうして?」

P「しまった!今日は車検の日だった!」

P「なら、タクシー!」

P「おお!ちょうどいい!道に止まってるのがいる!」

P「すみません、私を先に乗せていただけませんか?」

オッサン「はあ?なんだ、あんた」

P「お願いします!急いでいるんです!」

オッサン「ダメダメ、オレだって急いでいるんだ」

運転手(どっちでもいいから早くしてくれ)

P「くっ、ほかにタクシーは……!」

P「ん、あれは……」

P「黒井社長の車!!」

P「おーい!!」

961運転手「な、なんだ!?」

黒井「きさまは……」

P「黒井社長!お願いです!乗せてください!!」

黒井「なにをいきなり……」

P「音無さんが危ないかもしれないんです!」

黒井「!……詳しく聞かせろ」

黒井「なるほどな……どうやら、あながち気のせいではないかもしれんな」

P「え!?」

黒井「彼女の母親の墓は、菜無来山にも近辺にもない」

P「なんですって!?」

黒井「だが、彼女の母親が事故死した場所だ」

P「……!!」ポパピプペ プルルル

電話「この電話は、現在、電波の届かないところにあるか、電源が入っていない為……」

P「くそ!」

黒井「運転手、とばせ」

―――――その頃765プロ

美希「ねえ、ハニーはどこに行ったの!?」

律子「こっちが聞きたいわよ!急にどっかへ行っちゃうし、社長はいないし……!」

伊織「あー、もう!仕事に行かなきゃいけない時間じゃない!!」

伊織「どこに行ったのよ!あのバカプロデューサー!!」

―――――――菜無来山

黒井「ついたぞ」

ダッ!

P「音無さーん!!どこですか――――ッ!!」

黒井「あ、おい!……チッ……」

黒井「久しぶりだな、ここも……」

黒井「……しまった、私らしくないな」

黒井「ヤツの勢いに乗せられて、つい来てしまったが……」

黒井「今更、私と話したところでどうだというんだ……」

黒井「むしろ、彼女の心を逆なでするだけかもしれん」

黒井「私は……」

ガサガサ……

黒井「む?」

???「……」

黒井「お前は……」

―――――――そして

小鳥「……」

小鳥「ここなら……ここなら、大丈夫のはず……」

小鳥「ここなら」



小鳥「飛び降りても、事故に見せかけて死ぬことができるよね」

小鳥「765プロのみんなは、今や有名人。少しでも悪徳記者にネタとして使われるようなことは避けなくちゃ」

小鳥「自殺なんて思われるわけにはいかない。たとえ、私程度の命でも……弱みを見せるわけにはいかない」

小鳥「それに、みんなの名前に傷がついたら、今までの苦労が無駄になる」

小鳥「それじゃあ、お母さんも許してくれないよね」

小鳥「ごめんなさい、お母さん。本当は、あの煌めく舞台にお母さんが立つはずだったのに」

小鳥「すぐにでも謝りに行きたかった。でも、社長の……高木さんと黒井さんの夢を壊しておいて、自分だけ死のうなんて」

小鳥「許されないよね。だから、アイドルたちを、あの子たちを精一杯応援したよ」

小鳥「お母さんと同じくらい、有名になったよ。これで、高木さんも、許してくれるよね」

小鳥「頑張ったよね。私。だから」


小鳥「もう、いいよね」

小鳥「ごめんなさい、お母さん」

小鳥「ごめんなさい、高木さん、黒井さん」

小鳥「ごめんなさい、みんな……」

スッ……

タッ

タッタッタッ

タッタッタタタタタタタタタタタタタタタダダダダダ!!!

ヒュッ!ガシイッ!!!

小鳥「!???え!?」

グイッ!!

すまん、また休憩くれ

30分で戻ってくる

             ,. -―――-___ _    /   /     __
          __ / : : : : : : : ` { { ̄7/ Y´} }   /   /   / )
.         { { ̄.: :/.: |: : : : : |:.|: l: ト、ヽ///ト_ノノ /  /  / /
          ト、/.:.:./: :/| : : : : :}:.};.:|: / ̄//__   /   '` ´  /
           从 : :.| / ト、: : :/|.:ハ:(⌒'ー┴-`>′       ´廴 .
          '! i: :从>=廴V/_jムr=くト..         ヽ     _  ̄ ̄ ̄)
 ̄`'ヾ(_     |:.|: : | { じソ    tじリ ):ヽ/`}r-、      }       [ ̄' ̄´
     ` ̄¨'Y'《: :.:{  ¨`  ,   ¨` リ: |:.:》'!  ヽ._       __  \      小鳥さん危ない!
           } }从:ハ、    ,、    /:.リノ{!      `  ,.--‐'´ `゙' 、_.)
―--- ,、  ノ リ ∧:.:ミz   「 〉   /:イ 「V!   -rァ'′
     `辷_彡'/  \||>.,`´_, イ/ |: |八\____,z彳
       \,__   》, `廴___,イ   /  `ー===' ノ
             ̄ } 》, \   }  /       /!:\
                \ `≪込,/ /         }: : ノ_
                    `'rァ'´;rくぅ-       ノ: : : : :}
                     Lr个ー----‐…<: :丶:_:_/
                 └|: : : : : : : : :、.:. :.i__/|
                   └―t__|: : ;r个r┘ヽ. {、
                       ̄  し!   } }
                               し'

ありがとう

すぐ書く

P「はあ、はあ、はあ……お、おはようございます、小鳥さん……はあ……」

小鳥「プ、プロデューサーさん!!?ど、どうして!?」

P「そ、そっちは危ないですよ……だから、こっちに来てください……」

小鳥「……危なくないですよ」

P「え?」

小鳥「だって……この先には、お母さんがいるんですもの!」グッ

P「!!……なにバカなこと言ってんですか!!」

小鳥「いや、離して!!」

P「音無さん!冷静になってください!!」

小鳥「あたしは冷静です!!」

P「音無さん!!」

小鳥「離してください!!」

P「音無さん!こんなの、誰も望んでいませんよ!!オレも!みんなも!高木社長も黒井社長も!!」

P「あなたのお母さんも!!」

小鳥「……!なによ!!」

小鳥「なによ!なによ!!なによ!!!」

小鳥「勝手なこと言わないでよ!望んでない!?どうしてそんなことあなたにわかるのよ!!」

小鳥「あたしのことも、お母さんのことも、なんにも知らないくせに!!」

小鳥「勝手なこと言わないでよ!!」

小鳥「あなたになにが分かるって言うのよ!!」

P「ああ、わかんないさ!!そんなこと!!」

小鳥「!!?」

P「いつも作り笑いばっかり浮かべて!辛くて誰かに助けてほしいクセになんにも言わないで!」

P「辛いなら辛いって言えばいいじゃないですか!!」

P「言ってくれなきゃ、何もわかるわけないじゃないですか!!」

すまん、>>132は間違えた

悪いがまた保守頼む

すまん、あと30分したら書く

それまで頼む

保守ありがとう

そろそろ書く

小鳥「……」

P「……」

小鳥「……だったら、あたしはどうすればよかったんですか……?」

小鳥「あたしが起こした事故のせいで、みんなの幸せを、壊してしまったんですよ」

小鳥「お母さんと高木社長と黒井さんの夢を壊したのも、二人が不仲になったのも、全部、あたしが悪いんです」

小鳥「あたしは、どうすればよかったんですか……?」

P「……」

P「音な……」

黒井「音無小鳥」

P「!」

小鳥「く、黒井さん……」

黒井「久しぶり……だな」

P「黒井社長……」

黒井「話は聞かせてもらった……」

小鳥「黒井さん……」

黒井「音無小鳥、いや、音無くん……」


黒井「……すまなかった!」

小鳥「く、黒井さん……」

P(黒井社長が頭を下げるなんて……)

黒井「本当にすまなかった。こんなにまで、キミを追いつめさせてしまったのは、私の責任だ」

小鳥「そ、そんな……謝らないでください!黒井さんはなにも悪くありません!」

黒井「私がきみたちのもとを離れたのは、きみたちのせいじゃない。私の弱さが原因なんだ」

???「黒井……それはおまえだけのせいではない」

P「!……しゃ、」

小鳥「社長!」

黒井「高木……」

高木「……音無くん」

小鳥「どうして……」

高木「キミのウソは見抜いていた……だが、どう声をかけてやれば、キミを救うことができるのか、私にはわからなかった」

高木「プロデューサーくん、キミにこの役を押し付けてしまったこと、すまなかった……」

P「社長……謝らないでください。オレは、自分の意志でここへ来たんですから」

高木「ありがとう……」

高木「黒井ばかりに謝らせるわけにはいかんな。私も、本当にすまなかった」

小鳥「社長……」

高木「あの日……」

高木「私は……キミを失うのが怖かった……」

高木「キミのお母さんを失い、夢を失い、そして、キミを失うのが怖かった……」

高木「あの幸福の日々を、失ったなど、信じたくなかった」

高木「キミを言葉で縛りつけて、私の近くにいさせ、過去の栄光にすがった……」

高木「それが、キミを傷つけると分かっていたのに……」

 ④ヽ( ・ω・`)ノ④
 ④ヽ(・ω・`)ノ④
  ④(ω・`ノ④
   (・`④)

   (④  )ノ④
  ④ヽ(   )ノ④
  ④(  ´)ノ④
   ( ´ノ④

   ( ノ④ )
   ④´・ω)
  ④ヽ( ・ω・)④
 ④ヽ( ・ω・`)ノ④
 ④ヽ(・ω・`)ノ④
  ④(ω・`ノ④

   (・`ノ④ )
   (④  )ノ④
  ④ヽ(  ´)ノ④
  ④(  ´)ノ④
   ( ´ノ④

   ( ノ④ )
   ④´・ω)
  ④ヽ( ・ω・)④
 ④ヽ( ・ω・`)ノ④

黒井「私は、あの日を忘れたかった……」

黒井「過去も、未来も、なかったものとしたかった」

黒井「765プロを目の敵にしたのも」

黒井「あの日々を、知っているキミたちの存在を感じるたび、あの日逃げ出した自分と向き合わなければならなかった」

黒井「だから、キミたちの存在を抹消してやろうとした」

黒井「そんなことしたところで、過去が消えるわけではないのにな……」

高木「過去を忘れて生きるなど、そんなことできるわけがなかった」

黒井「若かった私たちにはそれが理解できなかった」

黒井「音無くん……キミは自分のせいで私たちが不仲になったのだと思っているのなら、それは違うのだ」

高木「私達の弱さが、原因なんだ……」

黒井「だから、そのことで、自分を責めるのはもう、やめなさい」

小鳥「でも、あたしが……あの事故を起こさなければ、二人が遠ざかることもなかったし」

小鳥「二人が自分の弱さをさらけ出して苦しむこともなかったはずです……」

黒井「私は、キミを恨んだりしていないよ」

高木「私も、キミを恨んでいない」

高木「キミのお母さんだって、恨んだりしていないさ」

高木「たとえ恨んでいたとしても、あの地獄を苦しみぬいた自分の娘を、許さない母親などいないさ」

高木「それにキミのお母さんは、そんな人ではなかっただろう?それは、キミが一番よく知っているはずだ」

高木・黒井「だから、もう、自分を」


高木・黒井「許してあげなさい」


小鳥「……!」

小鳥「……」

小鳥「う、うううう……ううううううう……」

黒井「すまなかった、本当にすまなかった」

高木「今まで、本当によく頑張ってくれた」

小鳥「ううううう……」

P「……」

まともなやつ少ないな::::::::::::|     し   //|  | |       |::::::::::::::::::::::::|
:::::::::::|        ノ/ |   | |       |:::::::::::::::::::::::|
:::::::三ミミ==zzzz、ゞミ/ |   |彡ミ,zzzz彡ミ三::::::::::::::::::|
:::::::::::|ヾ、 (  `)`ヾ、ミミ   l彡/(´  )  ソ:::::::::::::::::::::|   天
:::::::::::|   ` ̄ ̄ ̄ //|  |ヾ、  ̄ ̄ ̄´ |::::::::::::::::::::::|    才
::::::::::|      ̄ ̄  / |  |ヽ、  ̄ ̄    |:::::::::::::::::::::|    じ
:::::::::|ミiii、       〈  |  |  〉     ,彡::::::::::::::::::::::|   ゃ
:::::::::|ヾlllllli、       |  |       ,iilllll:::::::::::::::::::::::|   っ
:::::::::|   ヾii      ノ   ',      ii/   |:::::::::::::::::::::::|   た
:::::::::|    ゙|  , -―〈   〉ー-、  |゙    |:::::::::::::::::::::::|   か
::::::::::|    |/:::::::::/::::ヽ ノ::、::::::::::ヽ|    |::::::::::::::::::::::::|   !!!
:::::::::::|   /::::::::/::::/::/::|::::::ヽ::::::::::ヽ   |:::::::::::::::::::::::::|
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―――――――――そして

高木「では、帰るとしようか」

P「ええ、オレ、タクシー拾ってきます!」

高木「ああ、頼む」

P「では……」タッタッタッ

黒井「私は失礼する」スタスタ

高木「黒井!……今度、酒でも飲まないか」

黒井「ふざけるな、765プロと961プロ、私たちは敵同士だ」

小鳥「……」

高木「……」

黒井「……だが、まあ……昔馴染みというのであれば、飲んでやらんこともない」

高木「……フ、そうか」

黒井「……さらばだ」

P「こうして、すべて終わったかに丸く収まった


かに見えた……」


律子「プロデューサー!!今どこにいるんですかああ!!」

P「ああ、仕事、すっかり忘れてたあああ!!」

P「その日、オレは律子やアイドルたちに散々怒られた……」

P「そして、その後、10年越しの和解をした高木社長と黒井社長は」

P「本当にときどきとは黒井社長の談だが、一緒に飲みに行くようになったらしい」

P「音無さんも、一緒に」

P「そして音無さんは、今も事務員として765プロで働いている」

P「誰にも遠慮しない、屈託のない笑顔を見せるようになって」

小鳥「じゃあ、みんな、いってらっしゃい!」

みんな「いってきまーす!」

P「よし、じゃあいくか!」

小鳥「プロデューサーさん、みんなも、激務でつらいでしょうけど、体には気を付けてくださいね」

P「わかってますって!みんなをトップアイドルにするためにも、倒れてるヒマなんてありませんよ!」

P「765プロォオオオオオオオ!ファイトオオオオオオオオオオオ!!」

終わり

見てくれた人、保守・支援してくれた人、本当にありがとう

初めて書いたけど、即興難しすぎワロタ

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