美女「な、なんで私裸っ…って、きゃああああああああああ！！」

キモオタ「わああああああああああああああ！！！！」

美女「やめて！やめて！やめてえええ！！」

キモオタ「待って！ま、まっ、ｺﾋｭｯ、おちづっ、ゲホッゲホッ」

美女「お願い何でもしますからそれだけはやめてくださいお願いしますううううう！！！！」

キモオタ「ち、ちがっ、ゲホッゲホッ、ゲホォッ、ちがうんでずっ！！」

美女「いいいいいやああああああ」

キモオタ「話聞いて！！！！！」

美女「ひっ！」

キモオタ「ぼ、ぼ、僕も気づいたら、こ、こうなって、全く状況わからなくて…」

美女「えっ、そうなの…？」

キモオタ「はい…と、とりあえずこの建物が何なのかもわからないんです」

美女「そっか…うう、寒い」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

キモオタ「ドアは開くのかな…」ｷﾞｷﾞｨ

キモオタ「開いた！ちょっと布か何か探してきます！ここにいてください」

美女「う、うん、わかった」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

―――

キモオタ「これって…カラオケ？みたいな建物だな、部屋がいくつもある」

キモオタ「うう、寒いな…どこかに服があれば、というか何故に全裸なんだ…」

キモオタ「お、お、女の人の裸初めて見てしまった…」

キモオタ「この部屋は…」ｷﾞｷﾞｨ

キモオタ「ダウンジャケットかな？やった！！」

キモオタ「２着あるな…それにこれは、バット？」

キモオタ「もしかしたら誰かの陰謀かもしれない、バットも持って行こう」

――――

キモオタ「戻りましたよ」ｷﾞｷﾞｨ

美女「お、おかえり」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

キモオタ「ジャケットありました。とりあえずこれ着てください」

美女「あ、ありがとう」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

キモオタ「よかった、とりあえずこれで目のやり場にも困らない」ﾋﾞﾝﾋﾞﾝ

美女「あの…」

キモオタ「はい？」

美女「私はまだ困ります…」

キモオタ「はっ…！！」ﾋﾞﾝﾋﾞﾝ

キモオタ「ごごごごめんなさい！」

美女「い、いいの！見たこと無いわけじゃないし…」

キモオタ「そ、そ、そ、そうですね」

キモオタ（そうですねってなんだよ）

キモオタ「とりあえずこの建物から出ないことには…」

美女「うん、そうだね…」

美女「あ、あのね…さっき部屋の前を何かが通ったの」

キモオタ「えっ」

美女「人かもしれないけど、よく見えなかった」

キモオタ「誰かがいるってことですか？」

美女「多分…私達以外にも」

キモオタ「バットがあります。それに、いざとなったら僕が囮になりますから」

美女「えっ、それは…」

キモオタ「いいんです」

美女「ダメだよ！」

キモオタ「誰かの役に立ちたかったので」

美女「…でも、だめ」

美女「2人で出よう、ここから」

キモオタ「そ、そうですね…」

キモオタ（何かっっこいいこと言ってるんだろう僕）

キモオタ「よし、行きましょう」ｷﾞｷﾞｨ

美女「うん」

美女「電気は、ついてる部屋とついてない部屋があるんだ…」

キモオタ「はい、でもすりガラスだから結局中は開けてみないことには…」

美女「カラオケみたい」

キモオタ「僕もそう思いました」

キモオタ「とりあえずここが何階なのかもわからない…」

美女「だね」

キモオタ「階段ありましたよ」

美女「普通は階層が書いてあるものだけど…」

キモオタ「どっちに行きましょう？」

美女「とりあえず、上に行こう。外に出られる可能性もあるし」

キモオタ「そうですね、そうしましょう」

美女「…寒い、パンツと靴がほしいな」

キモオタ「どこかにないかな、ジャケットがあったわけですし」