日本は人身売買に対して国連から何度も注意を受けている国であるということをみなさん御存知ですか。
アメリカ国務省の発行する「人身取引年次報告書」でも日本は、2012年6月現在まで11年連続で
「人身取引根絶の最低基準を満たさない国」に位置づけられています。これは、カンボジアや南アフリカと同じレベルとなり、
先進国では最低ランクです。

日本は性的搾取の人身売買にあう男性・女性の行き着く目的地の他、経由国、被害者を送りだす供給国である。
また、中国、インドネシア、フィリピン、ベトナム、ポーランドのほか、世界中の国からの移住労働者が強制労働の被害に遭っている。

日本の児童や海外で生まれた日本国籍の子どもたちが、性的搾取の被害を受けている。人身売買の加害者は、借金による束縛、
危害を加えたり強制送還させるなどの脅迫や、その他の様々な精神的な強要を使って被害者の行動範囲をコントロールし支配下に置く。

日本は子どもの買春ツアーの需要を作っており、日本人男性がタイ、カンボジア、フィリピン、それからモンゴルなどの他のアジアの国で子どもの
商業的性的搾取をしているが、政府は本報告期間中、一件もこれら児童買春を起訴しなかった。日本は、G8で唯一2000年にできた
国連の人身売買議定書の批准国にはいっていない。
http://www.polarisproject.jp/news/1215-tip2013