れんげ「野球選手だったのんなー」 (18)
??「昔の話だけどね」
れんげ「どうしてやめちゃたのん?」
??「夢がね、終わっちゃたんだ」
れんげ「夢なのん?」
??「そう、僕は青山に土地が買いたかったんだ」
農家のおやじ「斎藤くーん、ちょっとこっち手伝ってー」
斎藤「はい!今行きます」
斎藤「れんげちゃん、僕もう行くね」
れんげ「分かったのん」
斎藤「また遊びにおいで、それとこれ」
れんげ「?」
斎藤「顔に土がついてる、ハンカチ使いな」
れんげ「ありがとなのん」
斎藤「じゃあね」
宮内家
れんげ「ねーねー」
一穂「なんだい、れんちょん」
れんげ「ねーねーはさいちょのこと知ってるん?」
一穂「んーよくは知らないねー」
一穂「2年前くらいに、隣のおじさんのところに来たらしいよー」
れんげ「ふーん」
れんげ「野球選手だったん」
一穂「へーそうなんだー」
れんげ「青山に土地買いたいって言ってたのん」
一穂「青山ねぇ、高そうだねー」
れんげ「青山ってどこにあるん?」
一穂「多分東京じゃないかなー」
れんげ「うち青山に行きたいん」
れんげ「青山の土地買ってくるん」
れんげ「というわけなんです」
夏海「どういわけだよ」
れんげ「ねーねーは無理だって言ってたのん」
蛍「全然話が見えないんですけど...」
小鞠「私は分かったよー青山はセレブの町ってことでしょ」
蛍「流石先輩です(熱い視線」
夏海「・・・」
夏海「馬鹿二人はほっといて、結局れんちょんは何がしたいのさ」
れんげ「うちさいちょの夢叶えたいん」
夏海「斎藤さんねー野菜持ってきてくれたりいい人だけどな」
れんげ「たまにさいちょ寂しそうな顔するん」
夏海「よし、れんちょんがやる気出してるしウチも協力するか」
れんげ「おー」
夏海「そうとなったら作戦会議だ!」
蛍・小鞠「え?」
夏海「兄貴ー!机借りるよー!」
兄貴「・・・」ウン
夏海「まずは青山について調べようぜ」
れんげ「調べるん」
夏海「姉ちゃん、地図貸して」
小鞠「えー自分の使いなよー」
夏海「いいじゃん、いいじゃん」
小鞠「もうしょうがないなー」
夏海「センキュー」
夏海「...やっぱ東京だなー」
れんげ「東京にいくん」
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