俺「十一時の方向に敵影確認!」俺「識別パターン青!親戚です!」 (90)

俺「半年ぶりだな」

俺「ああ……間違いない、親戚だ」



第一話


戚、襲来

俺「目標は今どこにいる」

俺「インターチェンジを通過したところです!」

俺「そうか……」

俺「総員、第一種戦闘配置」

俺「目標、玄関に到着しました!」

俺「現時刻を持って玄関を破棄、全ての防衛を二階に回せ」

俺「このままではまずいな……どうするつもりだ俺」

俺「問題ない……」

俺「階段付近に高エネルギー反応!」

俺「まずい、総員直撃に備えて!」

オイエル「キャッッキャ」ドンドンドン!!!!!!

メイエル「ヤットツイタネー」ドンドン!!!

俺「………」

ドン……ドン……ドン……

俺「………」

………………

俺「目標、一階に戻ったようです」

俺「被害状況は!」

俺「オイとメイがもたらした俺への緊張のみです!」

俺職員一同「ふぅ……」

俺「勝ったな」

俺「ああ……」

俺1「第三の親戚、第四の親戚の襲来、予定どうりにことは進んでいるな……」

俺2「おそらく第一の親戚、オジイエルが牽制のために送り出した刺客」

俺3「油断は禁物、という事か……」

俺4「俺、例の計画はどうなっている?」

俺1、2、3、4「「「「親戚に見つからず家をこっそり抜け出すよ計画」」」」

俺1「この遂行こそが我らOooleの究極の目的」

俺「わかっています、全てはOooleの計画どおり……」

第二話




 、
飯、盗んで

俺「状況は!」デンデンデンデンデンデン

俺「親戚、続々と集まってきます!」デンデンデンデンッデンデン

俺「逃げられないってわけね……」デレデデレデデレデッテッテレッテレレレ~

俺「初号機を起動させる」

俺職員一同「!!!!!!」

俺「俺くん、今から貴方に作戦内容を伝えます」

俺「…………」

俺「まず貴方は初号機U型装備(全身ユニクロ)で出撃します」

俺「…………」

俺「そして親戚に見つからないように台所でお湯を沸かして
  ぺヤングに注いだ後、冷蔵庫の横にあるマイiPhone4を回収」

俺「…………」

俺「そしてまた見つからないよう部屋に戻ってきてもらいます」

俺「…………」

俺「じゃあ、僕が初号機にのってさっきのと戦えって言うんですか……」

俺「そうね、そうなるわね」

俺「無理だよ……そんなこと、親戚あんなたくさん居るのに、
  できるわけないよ!!!!!!!!」

俺作業員一同「……………」

俺「だめよ、俺君、親戚から逃げ出しちゃ、そして何より自分から」

俺「そんなこと分かってるよ!!!!!!でも……」

俺「できるわけないよ!!!!!!!」

俺作業員一同「…………」冷たい視線を向ける

俺「俺君……無事に帰ってこれたらVIPの皆から虹エロ画像
  をうpして貰いましょう!」

俺「!!!!」

俺「どう?良いと思わない?」

俺「……逃げちゃダメだ……逃げちゃダメだ……」

俺「やります!僕が行きます!!!!!」

俺「母が買ってきた寝巻き投げ捨て終了」

俺「了解、ユニクロで買ったフリース、iPhone付属のイヤホン装着」

俺「エントリースタート」

俺「メンタル度70%」

俺「親戚がすぐそばにいるのにこの数値、凄いわね」

俺「初号機発進準備完了」

俺「よろしいですね……」

俺「ああ……親戚を回避しない限り我々に未来はない……」

俺「俺、本当にこれでいいんだな」

俺「…………」ニヤリ

俺「進路クリア!オールグリーン!」

俺「初号機発進!!!」

俺「くっ……」ガタン






                    続く

次回

俺「ついに発進した初号機」

俺「戦いのなか、俺はある秘密を知るこことなる」

俺「迫りくる第一親戚、そして東京から飛来する最強の第二親戚」

俺「俺の物語は一体どうなるのか!そして俺の運命は!」

俺「次回、職の選択を」

俺「さ~てこの次もサ~ビスサ~ビスゥ!」


三   職の
話   選択を


俺「初号機無事に発進しまし……こっこれは!」

俺「どうしたの!」

俺「階段中段に敵影!」

俺「そんなまさか!だって今までいなかったのに……」

俺「パターン青、間違いありません、親戚ですっ!!!」

第三親戚オイエル「…………」

初号機in俺「や、やあ……」

オイ「……」ッサ

俺「!!!!」

俺「目標、エアガンを取り出しました!」

俺「何ですって!?俺君避けて!!!」

俺「だめです!間に合いません」

オイ「キャッッキャッwwwwwwwwwwwww」パンパン

初号機in俺「うわあぁぁああっァァァっァァァあぁぁぁぁぁぁっぁあぁぁぁぁっぁぁぁっぁああ」

俺「目標!発砲を始めました!!!!!」

初号機in俺「もういやだっ!!!!ここから出してぇぇえぇぇぇえぇせせぇえぇぇ」

俺「初号機!押されています!!!!」







叔父「俺が仕事紹介してやろうか?」
甥「お年玉ちょうだい」
母「従弟くん、就職したんだって」
従弟「高卒の俺でも就職できたんですから大学出てる俺さんならどうにかなりますってw」

叔母「大学は楽しい?友達はできた?」

俺「現時刻をもって本作戦を破棄、速やかに初号機を回収しろ」

俺「はい!!!!!!」

俺「俺君!!今すぐそこから後退して!!!早く!!!!」

俺「逃げちゃダメだ……逃げちゃダメだ……」

俺「俺君!!」

俺「逃げちゃダメだ!!!!!」

俺「初号機、再起動!!!!!!!!!!!」

俺「まさかあの状況から……ありえない……」

初号機「ウォォォッォオォォォオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

初号機in俺「あぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!!!!!!!!!」

オイ「!!!!!!」ダッ

俺「目標、逃げ出しました!!」

俺「勝ったな」

俺「……ああ」

初号機in俺「あああああああああああああああああああ」

俺「シンクロ率が440パーセントオーバー、もう危険です!!!!」

俺「やはり目覚めたのね、彼が……」

俺「まさかここで覚醒するとは……」

俺「ここは一体……」

俺「俺君ここはあなたの精神世界」

俺「あなたはこれから親族会議に出なくてはならない」

俺「うそだ!!!!」

俺「事実よ、いま親戚たちはあなたを追い出そうかどうか決めている」

俺「だから」

俺「あなたは家にいたいのなら」

俺「働くしかない」

自我

幻想

欲望

俺「あなたは」

禁止

残酷

労働

俺「追い出されるか、働くか」

深淵

恐怖

憎悪

感動

俺「決めなくてはならない」

俺「そうか僕は……」

寛大

精神

絶望

俺「働くしかないんだ……」

崩壊

悲劇

敬遠

俺「働くしかないんだ!!!!!!!!」

俺「おめでとう」

俺「おめでとう」

俺「おめでとう」

俺「おめでとう」

俺「おめでとさん!」

俺「クエックエッ!」

俺「おめでとう」

俺「「おめでとう」」

俺「ありがとう」








父にありがとう

母にさよなら





そして全てのニートたちに





おめでとう

                 
                                
                              
                                


                             終劇

くぅ~疲れましたw これにて完結です!

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