孫「早く早く! おじいちゃんがお話してくれるまでゼッタイ寝ないんだからっ!」
爺「おやおや、それでは明日の朝が辛くなっていかんのぅ」
孫「そうそう! だからホラッ!」ワクワク
爺「それでは……今日は>>2と>>3の>>4をするとしようか」
*例
「勇者」(と)「魔王」(の)「戦いの話」
「人魚」(と)「男」(の)「恋物語」
「お転婆なお姫様」(と)「荒くれ傭兵」(の)「冒険譚」
地球連邦地球防衛艦隊第1外周艦隊
幼馴染
怪談
・・・
キィィィィィンッ
男「……え~っと、この辺りのはずなんだけどなぁ」
幼馴染「……男~、やっぱりガセネタを掴まされたんじゃないかなぁ? 」
男「いや、そんなはずは無いって……ホラ、きっとあのデブリを超えたら見えると思うからさ、なっ?」
幼馴染「そういうセリフ、もう6回目なんだけど……ハァ~」
男「うぐっ……こ、これで最後だって! 絶対次こそ確実だって!」
幼馴染「……これで見つからなかったら帰る、OK?」
男「い、良いとも……それじゃあ、行くよ?」ギュッ
……キィィィィッ
男「………」キョロキョロ
幼馴染「……ワー、スゴーイ、キレーナホシー」
男「………」キョロキョロキョロ
幼馴染「……男、もう良いでしょ? やっぱりガセネタを掴まされたんだってば」ハァ
男「………っ」キョロキョロキョロキョロ
幼馴染「第一、こんな所にそんな物がある訳無いってフツー分かるでしょ?」
男「……ぅぅ、情報代……給料2ヶ月分がぁぁぁ」ガクッ
幼馴染「うっわ、えっ、ちょっそんなにふんだくられてたの? うっわ~……」
男「絶対確実だって……さる確かな筋からの情報だって言ってたのに……」ブツブツ
幼馴染「……あぁもう、男はもう少し人の言う事を疑いなさいよね」コツン
幼馴染「これに懲りたらもう少し自分の頭でよく考えた上で行動する癖を付けるんだよ? 良い?」
男「……ぐぬぬ」
幼馴染「ぐぬぬ、じゃないでしょ? 返事はハイ! でしょっ! まったく男はホントに自分に都合が悪いとすぐそうやって」
男「う、うるさいなっ! 幼馴染は俺のオカン……か……?」
幼馴染「はぁ~? だ、誰がオカンよ誰が! 私はそういうんじゃなくってもっとこう……? 男? どうかし……」
男「あっ!! 有った!!あそこ!ホラ あそこ見てみ!? 有ったよ! ホントにあった!!」ビシッ!
幼馴染「へっ? 有ったって……ウソ? そ、そんな訳が……」ジィッ
男「ホラ! あっちのデブリの影に……あぁくっそ! 近づいた方が手っ取り早い!」ピッピッピッ
幼馴染「わっ、ちょっと! 急に動かさないでって!!」ワタワタ
キィィィィンッ
・・・
男「ははっ……あった、有ったぞ幼馴染! やっぱり本当立ったんだ!!」
幼馴染「ウソでしょ……どうしてこんな所にこんな……」
幼馴染「もしかして私、ホントは夢でも見てる……とかじゃないよね?」
男「気になるなら頬っぺたつねってやろうか?」ワキワキ
幼馴染「そんな手つきで何処をつねる気よバカ男」ゲシッ
男「痛いっ! って事は少なくとも俺の夢じゃないって事だよなっ!」ニヤニヤ
幼馴染「……昔馴染みの男が女の子に足蹴にされて喜んでるって状況はまだ夢だった方がマシだったかもだけどね」
男「足蹴にした女の子本人が言ってもあんまり皮肉にならないと思うけどな」
幼馴染「そんな事は別にどうでも良い訳だけど……やっぱり何度見ても信じられないわ」
幼馴染「地球連邦地球防衛艦隊第1外周艦隊……その、廃船」
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