高垣楓「私とあの人」 (18)
高垣楓「お見合い?」
楓母「そうよ、アンタもいいとしなんだしこっちで相手を用意したからお見合いして良さそうだったら」
楓「ちょっと待って私はアイドルだから結婚とかはその…」
楓母「なに言ってんのよ!今時は奥様アイドルもたくさんいるでしょ」
楓「それは相手がアイドルを続けさせてくれてるから」
楓母「大丈夫よ、相手さんも芸能関係の人なんですってお父さんの先輩の友人の会社の人で…」
楓「……(結婚か…)」
お見合い当日
楓「」
P「」
二人((なんでこうなった…))
P「まさか社長の友人の後輩の娘さんが楓さんとは…」
楓「親も社長達も来てませんからこの事実を知っているのは私たちだけですねプロデューサーさん」
P「奥さん兼アイドルは確かにいるが…」
楓「さすがに担当プロデューサーと結婚は駄目ですか?」
P「……そうですね…こうしましょう俺も他人に楓さんをとられたくないので……」
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翌日、事務所
凛「プロデューサー、結婚して寿退社して子供産むって本気?」
P「落ち着け凛、まず俺は男だから産めん、次にプロデューサーは辞めない」
凛「じゃあ…結婚はホントなの?」
P「結婚は可能性があるって話だよ」
凛「……相手は誰?」
P「社長の知り合いの娘さんでアイドルなんだってさ」
凛「アイドル…名前は」
P「聞いてどうする…」
凛「もちろんプロデューサーに手を出さないようにする」
P「やめんか」
凛「だってプロデューサー」
楓「おはようございます」
凛「あ、楓さん聞いてよ!プロデューサー結婚するって」
楓「本当ですか?」
P「えっ…まぁ、結婚する前提でまずはお付き合いからって話になりまして」
楓「それはそれはおめでたいですね~」
凛「ね~」
P「お前らな…スケジュール確認するぞ、今日は『blue』のサイン会でCD購入者は握手つきな…そのまま野外ライブになる、行けるな?」
楓「はい」
凛「うん、大丈夫」
P「よしっいい返事だ!」
私は渋谷凛…今は楓さんと私でユニット『blue』を組んでいます
最初は一人で活動していましたけど、先にデビューしていた楓さんとユニットを作ってからは楓さんの隣の娘は誰?って話題になったくらいです
※※※※※
ちひろ「はい、コーヒー」
凛「ありがとうございます」
ちひろ「それ宿題?」
凛「いえ、学校に提出しろって…早退とか色々やったし」
ちひろ「あらら…」
凛「楓さんは成人で私は未成年者……楓さんに迷惑かけないように早退とか……ね」
ちひろ「なるほど」
凛「まぁ流石に期末テストとかはパスできませんし、結局迷惑かけちゃうんだよ…」
ちひろ「迷惑かどうかは楓さん次第じゃないかな?」
凛「楓さんには私は荷物だよ…重い荷物だよ…」
凛「もし今プロデューサーが辞めたら私も楓さんも悲しいよ…」
外
楓「プロデューサーが辞めたら悲しいか…私は悲しんでくれるかしら…」
社長室
社長「本気かね?高垣君と付き合うというのは」
P「本気です」
社長「まさか、私の知り合いの娘が高垣君とはな…」
P「ただこの事は秘密にしてください…凛にはダメージが大きいでしょうから」
社長「渋谷君と高垣君の関係が壊れるのが怖いと」
P「はい…」
社長「……」
ちょっと休憩後再開します
おはようございます
朝から今まで寝てたよ
次回近日中に投下します
楓さんは1/2投下予定
社長「Pくん…君しばらく休みなさい」
P「え…」
社長「業務命令だ、休みなさい」
P「……はい」
翌日
社長「Pくんはしばらく都合で休むことになった…その間の君たちの担当は彼女が行う」
マネ「よろしく…」
凛「嘘…嘘だ……プロデューサー……」
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