リンク「ロマニー!君が好きだ!」(176)

ロマニー「ふぇ?」

リンク「君が好きだ!ロマニー!」

ロマニー「そ、そうなんだ……私は……牛の世話が好き」

リンク「へ?」

ロマニー「う、牛さんにエサあげなきゃ……」テクテク

リンク「ふ、振られたのかな?」

チャット「ふふ、可愛い」クスクス

リンク「……」ズーン

チャット「落ち込む事ないわよリンク、脈ありよ」

リンク「ホ、ホントか!?」

チャット「いきなり告白されたからびっくりしちゃったのよ」

チャット「一晩たったら、返事を聞きに行くと良いわ」

リンク「そ、そうか……わかった……」

チャット「世界を救った無敵の勇者様も、恋には弱いのね」クスクス

リンク「う、うるさい!」

二日目 夜

ロマニー「……」ボー

クリミア「どうしたのロマニー、ボーっとしちゃって」

ロマニー「お姉ちゃん……」

クリミア「ひょっとして恋?」

ロマニー「ちちち違うよ!」

クリミア「恋なんだー」ニタニタ

ロマニー「うー……」

クリミア「相手は誰?」

ロマニー「……バッタ君」

クリミア「ふふ、リンク君かー」

ロマニー「う、うん」

クリミア「昨日の深夜にオバケから助けてもらったもんねー」ニタニタ

ロマニー「……」

クリミア「今日は配達の時に野盗から守ってもらったし、それで好きになっちゃったんだ?」

ロマニー「……」コクッ

クリミア「格好良いもんねー、リンク君」

ロマニー「あ、あのね、バッタ君に……好きだって言われたの」ポッ

クリミア「あらー!両想いじゃない!」

ロマニー「……」ドキドキ

三日目 朝

ロマニー「……」テクテク

チャット「ほらリンク!」

リンク「お、押すなよ」

ロマニー「お、おはよう、バッタ君」モジモジ

リンク「お、おはよう」ドキドキ

ロマニー「昨日の……事なんだけど……」

リンク「う、うん……」

ロマニー「私も……好きだよ?」

ロマニー「……リンクの事////」ボッ

リンク「ホ、ホントに!?」

ロマニー「う、うん」カアア

リンク「や、やった!」

チャット「ひゅーひゅー」

ロマニー「……でもね?」

リンク「でも!?」

ロマニー「今日は仕事がとても忙しい日なの」

リンク「大変だね」

ロマニー「だからその……えと……」

リンク「?」

ロマニー「デ、デートは明日じゃ駄目!?」ボッ

リンク「……明日?」

ロマニー「わ、私とデートするの嫌?」

リンク「ううん!嬉しいよ!」

ロマニー「よかった……」ドキドキ

リンク「その……」

ロマニー「なに?」

リンク「今日じゃ……駄目なの?」

ロマニー「今日は忙しいって言ったじゃない」

リンク「そ、そうだけど……」

クリミア「ロマニー!」

ロマニー「お姉ちゃんが呼んでる、じゃあ明日ね」タタタッ

リンク「あ……」

三日目 夜

ロマニー「すぅ……すぅ……」

クリミア(ふふ、明日着ていく服選びながら寝ちゃったんだ)

クリミア(……月、また大きくなってる……)

クリミア(ここまで被害が及ばなきゃ良いけど……)



リンク「……」

チャット「リンク……」

リンク「……うん」スッ

~♪~♪

…………

……

一日目 朝

リンク「はあはあ」タタタッ

ロマニー「あら、ミルクが欲しいの?」

リンク「ロマニー!デートしよう!」

ロマニー「え?」

リンク「してくれるって言ったじゃないか!」

ロマニー「あなた……誰?」

リンク「ロマニー!」グイッ

ロマニー「痛い!離して!」

クリミア「妹に何するのよ!?」

リンク「ここを開けて!入れてよ!」

チャット「牧場の門閉められちゃったね」

リンク「なんで!どうして!」

チャット「急にデートしようなんて言うからよ」

リンク「でもロマニーがデートしようって言ったんだ!」

チャット「ロマニーにとってはリンクには今初めて会ったのよ、追い出されて当然よ」

リンク「そんな……」

チャット「今日はもう入れてくれないわよ、また明日来ましょ?」

リンク「うん……」

二日目 朝

リンク「ロマニー!」タタタッ

ロマニー「……」

リンク「ロマニー!その……昨日はごめんね?」

ロマニー「……」

リンク「ロマニー?」

クリミア「何をしに来たの!」

リンク「!?」ビクッ

クリミア「妹に近付かないで!」

リンク(しまった!オバケにさらわれたんだ!)

クリミア「誰も……妹に……近付かないでよ……うう……」ポロポロ

チャット「リンク……」

リンク「……」スッ

~♪~♪

一日目 朝

リンク「……」テクテク

ロマニー「あら、ミルクを買いに来たの?」

リンク「うん……弓の練習してるの?」

ロマニー「うん!牛をさらう悪いオバケをこれでやっつけてやるの!」

リンク「僕も手伝おうか?」

ロマニー「え?いいの?」

リンク「うん、困ってる人をほっとけないよ」ニコッ

ロマニー「ありがと、えーと……服が緑だからバッタ君でいいか」

ロマニー「よろしくね、バッタ君」ニコッ

一日目 夜

チャット「告白はしなくて良かったの?」

リンク「うん、また閉め出されちゃうかもしれないし」

リンク「……そうなったらロマニーをオバケから守れない」

チャット「……」

リンク「オバケを退治して、明日の朝告白するよ」

チャット「そっか……」

リンク「……む」

オバケ達「……」ワラワラ

リンク「……よくも」

リンク「よくもおおおおお!!」

二日目 朝

ロマニー「ありがとうバッタ君!オバケから牛を守ってくれて!」

リンク「お安い御用さ!」ニコッ

クリミア「ありがとうねリンク君、これで今日の夕方ミルクを届けに行けるわ」

リンク「あの……ロマニー?」

ロマニー「なに?」

リンク「ロマニー!君が好きだ!」

ロマニー「へ?」

クリミア「あらー」

リンク「……」ドキドキ

ロマニー「ごめんなさい」

リンク「え!?」

ロマニー「確かにバッタ君には助けられたけど……彼氏にするには……ちょっと……」

リンク「え?え?」

クリミア「あらら、振られちゃったわねー」

リンク「……」

ロマニー「ホントにごめんね?でもバッタ君って他に好きな女の子いそうだし」

リンク(oh……)

二日目 夕方

リンク「死ねえええええ!!」

野盗達「ぎゃあああああ!」

ザシュッ!ザシュッ!

二日目 夜

クリミア「ありがと、無事クロックタウンまでミルクを届けられたわ」

リンク「いえ、困ってる人は放っておけませんから」

クリミア「これはお礼よ」

むぎゅっ

クリミア「もう辺りは暗いし、家に戻りましょロマニー」

ロマニー「うん」テクテク

リンク「えへへ……」

チャット「鼻の下伸ばしちゃって」

三日目 朝

チャット「また告白するの?」

リンク「うん、ロマニーがデートの約束してくれた時はオバケ退治と配達の警備の両方をしていたんだ」

リンク「今回だってきっと……ロマニー!」

ロマニー「あら、昨日はありがとね」

リンク「いいんだ……その……ロマニー?」

ロマニー「なに?」

リンク「ロマニー!君が好きだ!」

ロマニー「……」

リンク(大丈夫だ……きっと……)ドキドキ

ロマニー「ごめんなさい」

リンク「ええええ!?何で!?」

ロマニー「んー……今初めて告白してくれたらOKしたんだけど……」

ロマニー「私、一度振った男とは付き合わない女なの」

リンク「そんな……」

チャット「ワーオ」

ロマニー「ごめんね、今日はとても忙しいからじゃあね」テクテク

チャット「二度も振られてやんの」ププッ

リンク「うるさい!」

チャット「どうする?まだ月は落ちてこないけど」

リンク「……戻るよ」

~♪~♪

…………

……

一日目 朝

リンク(オバケ退治とミルク配達の警備の両方を終えてから告白しないと駄目なのか……)

リンク「オバケ退治するよ!」

ロマニー「ありがとバッタ君」

リンク「ていっ!」

オバケ「ぎゃーす」

でも……

クリミア「配達の警備してくれるの?」

リンク「えい!」

野盗「ぐああああ」

それじゃあ……

二日目 夜

クリミア「ありがとね、野盗から守ってくれて」

リンク「いえ、礼には及ばないです」

クリミア「これはお礼よ?」

むぎゅっ

リンク「あへぇ……」

クリミア「じゃあもう暗いし、家に入るわよロマニー」

ロマニー「うん」

リンク「(ここだ!)待ってロマニー!」

ロマニー「?」クルッ

リンク「君が好きだ!僕とデートしてくれ!」

ロマニー「ふぇ?」

クリミア「まあ!」ポッ

ロマニー「わ、私も……牛の世話が好き……」

リンク「ロマニー!今は牛が好きなのかを聞いたんじゃない!」ガシッ!

ロマニー「!?」ビクッ

チャット「ちょっとリンク!また追い出されるよ!?」

クリミア「れ、恋愛劇みたい////」ドキドキ

チャット「……」

リンク「ロマニー!僕は本気だ!」

ロマニー「……」

ロマニー「私も……リンクが好きだよ?」ポッ

リンク「ホントかい!?」

ロマニー「う、うん////」カアア

クリミア「わー!」パチパチ

チャット(スイーツ……)

リンク「じゃあ今からデートしようよ!」

ロマニー「え?」

リンク「明日は忙しいんだろ!?」

ロマニー「そうだけど……」

リンク「なら!」

クリミア「だーめ」

クリミア「もう暗いし危ないわよ」

リンク「僕がいれば大丈夫です!」

クリミア「女の子を夜に連れ出そうなんて七年はやーい」クスッ

リンク「……」

クリミア「明日は確かに忙しいけど、明後日ならロマニーと一日中一緒でも大丈夫だから」ニヤニヤ

ロマニー「お姉ちゃんったら……」カアア

クリミア「じゃあ明後日ねーん」

ばたんっ

リンク「……」

三日目 夜

リンク(仕事が終わるのは夜、ロマニーは家に入ってしまう……)

リンク(これじゃあ……デートはできない……)

チャット「リンク、月が落ちてくるよ?」

リンク(何度繰り返しても……ロマニーとは……)

チャット「リンク?」

リンク「……」

チャット「リンク!?」

ゴゴゴゴゴ…

チャット「リンクウウウウウ!!」

一日目 朝

リンク「はあ……はあ……」

チャット「リンクの馬鹿!」

ばちんっ!

リンク「……っ!?」

チャット「目は覚めた?」

リンク「ああ……」

チャット「もう!女の子とデートできないからって世界を滅ぼそうとするなんて何考えているのよ!?」

リンク「……」

チャット「月が落ちたらロマニーと会う事もできなくなるかもしれないんだよ!?」

リンク「……」

チャット「リンク……」

三日目 夜

チャット(クロックタウンでボーッとしたまま三日過ごした……)

チャット(密かに牛泥棒のオバケは追い払ったけど……)

リンク「……」

チャット「リンク……月が落ちてくるよ?」

リンク「……」スッ

チャット(リンク……)

~♪~♪

…………

……

一日目 朝

リンク「……」テクテク

ロマニー「あら、ミルクを買いに来たの?」

リンク「……」

ロマニー「?」

だきっ!

ロマニー「きゃっ!?」

ぎゅううう

リンク「……」

クリミア「ちょっと!?妹に何してんのよ!?」

~♪~♪

…………

……

一日目 朝

リンク「……」

チャット「……最低」

リンク「……」

チャット「最低だよリンク!」

チャット「最初の日に戻れば抱きつかれた記憶は無くなるけど……だからってこんな事していいの!?」

リンク「……」

チャット「最低!最低!最低!」

リンク「うるさい!」

リンク「どうすれば良いかなんて……分かっているんだ……」

チャット「……」

リンク「スタルキッドと戦って……月が落ちてくるのを止めれば良いって……分かっているんだ!」

リンク「そうすればロマニーと四日目のデートができる!分かっているんだよ!」

チャット「それなら……!」

リンク「怖いんだ!」

リンク「スタルキッドに負けて……月を止められなくて……死んでしまうかもしれない……」

リンク「死んだら……もう三日間を繰り返せない……」

リンク「……怖いんだよ……チャット……」

チャット「リンク……」

チャット「じゃあ……ずっと繰り返すの?」

チャット「ロマニーと会って……仲良くなって……告白して……受け入れてもらって……デートの約束して……」

チャット「デートの約束だけして、デートはできないままずっと繰り返すの!?」

リンク「……」

チャット「ロマニーはリンクとデートするのを楽しみにしてるんだよ!?」

チャット「わくわくしたままベッドに入って、リンクの事を考えながら寝るんだよ!?」

リンク「……」

チャット「このままじゃあ……ロマニーは眠ったままだよ……」

チャット「そんなのあんまりだよ!可哀想だよ!」

リンク「……」

チャット「ロマニーを起こしてあげようよ!リンク!」

リンク「……」グッ

三日目 朝

リンク「……」テクテク

ロマニー「あら、バッタ君」

リンク「……」

ロマニー「遊んであげたいけど今日はとても忙しいの、ごめんね」

がばっ

ロマニー「へ?」

リンク「……」ドゲザー

ロマニー「バッタ君!?」

リンク「ロマニー……君は覚えてないだろうけど……僕は君にひどい事をしたんだ」

ロマニー「そ、そうなの?」

リンク「ごめんロマニー!そして君が好きだ!」

ロマニー「ふぇ!!??」

ロマニー「わ、私も……牛の世話は好き……」

リンク「返事は後で良い」

ロマニー「そ、そう……」

リンク「ロマニー、明日……明日僕がここに来たら……」

リンク「僕と……デートしてくれないか?」

ロマニー「……」

ロマニー「うん////」コクンッ

リンク「ありがとう!」ダッ!

ロマニー「リンク!?」

たたた…

ロマニー「いっちゃった……」ドキドキ

クリミア「むふふー、見てたわよー?」ニタニタ

ロマニー「お姉ちゃん////」ポッ

三日目 夜

ゴゴゴゴゴ…

スタルキッド「ケケケケケ!」

リンク「スタルキッド!」ザッ

スタルキッド「もう無駄だよー、みんなペシャンコだよー」

リンク「そんな事させない!」

リンク「もうこの夜で世界を終わらせない!」

リンク「僕はこの夜を乗り越えて……!そして……!」

スタルキッド「ケケケケケ!」

リンク「うおおおおお!!」

ゴゴゴゴゴ…

ロマニー「すぅ……すぅ……」

おわり

サリア、ゼルダ、マロン(ロマニー)、おばゼルダ、大人マロン(クリミアさん)

誰が一番いい?

>>113
ルト姫とメドリを抜かすとかいい度胸だな

>>116-117
ああ、姫なら俺が取り置き済みだから。


不思議の木の実はどういう設定なんだ?
たしかツインローバがガノンを復活させるって話だった気がするが

ボンバーズの合言葉(番号)って実際に5!通りあるのかな

何故か今でも覚えてるわ。32415だった

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