携帯から立てられないから自宅から置きスレ立て
電車で遠出するんでもしもしで暇つぶしに書いてきます
駅着いたのでだらだらと書いてきます
粗だらけだと思うのでご了承をば
10巻分岐
桐乃「――じゃあ、沙織。アンタが兄貴の世話をしなさい」
沙織「あら?」
京介「なにィ!?桐乃、お前何考えて――」
桐乃「だって一番適任だと思うし」
桐乃がちらと周りを一瞥する。黒猫や麻奈実、加奈子はともかく、あやせまで候補に入れないのか?
桐乃「……ねぇ沙織。私達友達だもんね?」
沙織「……殺し文句ですわね……」
片や無表情、片や苦笑。
ってか自分で任命した癖に何であんな不機嫌なんだあいつは。
何はともあれ、特に異論は――あったが桐乃が封殺し――なかったのでそのままお開きとなってしまった。
結果としてぽつんと取り残された俺と沙織である。
京介「……で、どうしようか」
沙織「どうするもこうするも、とりあえず部屋に入りましょう」
京介「違いないな」
と、いうよりも他に選択肢がない。
足早にアパートへと入り玄関を開け、沙織を招き入れる体制を取ると、沙織も静々とこっちに歩いてきた。
名前なしで頑張れよ
京介「ど、どうぞお上がりください」
沙織「はい、謹んでお上がりいたします」
にこりと柔和な笑みを浮かべて門戸をくぐる沙織。改めてアレとコレが同一人物だとは思えんなあ。
京介「ま、まあお茶でも出すから座ってな」
沙織「いいえ、これから共に住m――過ごすパートナーとしてお茶くらい入れませんと」
京介「今凄い不穏当な発言が聞こえた気がするんだが……住む、とか」
沙織「ああ、わたしの父が住友商事と懇意なので」
京介「流石に無理がありすぎだろ!」
ってかほとんどごまかす気ないだろこいつ。恥ずかしがり屋とは一体なんだったのか……
パンツは脱いだ方がいいですか?
>>12
○○「」ってのがVIPの形式だと思ってた
「とにかく、京介さんが勉強に専心できるようにするのがわたしの務めです。なので」
「そりゃ吝かじゃないけどさ。じゃあ頼むわ」
せっかくその気になっているのなら頑なになることもない。
「好みはありますか?」
「渋い方が好きかな」
「いえ、女の子の」
「そりゃメガn……何聞いてんの!?」
「あら、ついうっかり」
「八兵衛でもそんなうっかりしねぇよ!」
自分の頭をこつんと叩きながらしっかりメモを用意している狡猾さである。
こいつ俺の思ってた以上に遥かに曲者だな……
>>14
ペースが遅すぎて風邪引くからヤメテオケ
・・・・・・
「粗茶ですが」
コトッと音を立てて俺の前にお茶が差し出されたので、おもむろに口をつけてみる。
「うん、美味い」
「それは嬉しいです」
両指を絡めてはにかむ沙織。仕草がいちいち様になりすぎてどきっとしちまうぜ全く。
「で、俺はこれから勉強したいと思うんだがお前は?」
「手伝いますけど」
「……すまんもう一度言ってくれ」
「手伝いますと言ったんですよ。言わせないでください恥ずかしい」
「いや恥ずかしがる要素はなくね?」
字面だけ見ると確かに怪しい気はしなくもないが。
「だって俺高三ですよ槇島さん?」
「伊達にお嬢様高校通ってる訳じゃないんですよっ。槇島沙織は伊達じゃない!」
「無理に改変コピペにせんでも」
ふふんと胸を張ってそこに手を置く沙織。その圧倒的質量に思わず目を背ける。いかんいかん落ち着け。
「その口ぶりからすると当てにしていいと考えていいのか?」
「文系科目なら大体は。京介さんは理系なんでしたっけ」
「ああ」
「数ⅡBまでならわかりますが、ⅢCや科学系は埒外ですわね」
「そりゃな。それでも十分過ぎる」
まさかこんな所に思わぬダークホースが隠れていようとは。
「ですのでわたしのわかる範囲に手を付けて――お手付きを戴ければ幸いですわね」
もう突っ込まんからな、と言いかけて反射的に口を噤む。その言葉自体に揚げ足を取られかねないからだ。
「わかった。けどあんまりスペースはないぞ」
「好都g……げふん。ないなら作り出せばいいじゃないですか。無想転生ですよ」
「すまんちょっと日本語で頼む」
言いたいことはわからんでもないが。
「こういうことです」
非常に滑らかな動きで俺の椅子の余りに滑り込み、俺に体を密着させてきた。
あまりに自然過ぎて一瞬何が起こったのかわからなかったぐらいである。
「狭い」
動揺を押し殺すためぞんざいというかぶっきらぼうに言い放った。
意識が追いつかなかったのも幸いと言うべきか。
「ならばこれでどうです」
どこから取り出したのか『普通の』眼鏡を取り出して徐にかける。
セーフティが解除された、と言わんばかりの破壊力に俺は思わず唾を飲んだ。
「この瞬間を待っていました……!」
京介さんが有無を言わさずわたしを意識せざるを得ない、そんなタイミングを。
そう囁くように呟いてきた沙織に対して、事実俺は勉強など手につきようがないほど狼狽えたのだから効果は覿面だったと言えよう。
一体どういうつもりなんだ、と訊くほど俺も愚鈍ではない。
かといって単純に誘われていると直結するほどの単細胞でもなかった。
「沙織……怒っているのか?」
「ええとっても」
先程から急落した、密着しているとは思えない程つっけんどんな声色が肯定を如実に語っていた。
「わたしは腹が立っていますわね。一人だけ蚊帳の外だったことも、こうして衝動を抑えられない――あわよくば、とも考えている自分自身にも」
「沙織……」
沙織の目が些かならず潤むのが見て取れた。
俺は逡巡した後、そっと沙織を抱きしめてやった。それが免罪符程度のものでしかないと自覚していながら。
昼飯食べて用事あるので3時まで消えます
遅筆過ぎワロタ(´・ω・`)
京介が受験勉強の為に始めるんだけど
その時桐乃はあやせに世話役をお願いした(ほっといたら勉強にならないから)のが原作
沙織にお願いしたのがこのSSって事だろ
用事終わり
>>41
おっしゃる通りです
「あの時のきりりんさんのあの目。わたしを……というより京介さんに近付く女全てを忌避するような」
「……」
「それだけなら良かったのかもしれませんが、それ以上にわたしを安牌として選んだこと。それこそが、以前ならなんとも思わなかったのかもしれませんが――」
沙織の激情を煽ってしまった、という訳か。
だからといってはいそうですか、と沙織を受け入れる訳にもいかないのが俺の背負った業であろう。
俺は一度強く沙織を抱きしめたあと、耳元ですまないと呟いて沙織を引きはがした。
「ああも言ってしまった以上、俺はもう降りることができない」
自分に言い聞かせるように俺は言葉を絞り出した。
「わかっています。これは全部わたしの独りよがりの八つ当たり。それでも、どうしても京介さんには聞いて欲しかった」
そう告げる沙織の表情はこれまで見た表情のどれよりも儚げに映った。
それも束の間、沙織がパンと手を叩くと俺は急に我に帰った。
「はい、これでもうこの話はおしまい!じゃあ京介さん、勉強しましょうかっ」
「――ああ、そうだな」
そういう沙織の表情は、俺なんかが触れ得ないであろうほど、女神のように美しく見えた。
終わり
10話から始めちゃった時点で悲恋確定というのはわかっていたのにこのグダグダである。実際あやせどうする気なんだろうか……
保守してくれた人ありがとうございました
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません