両津「何!わしがアイドルをプロデュースだと!」(122)

両津「どんなアイドルなんだ!?」
中川「それは‥>>7です!」

大原「先方からのご指名で是非にお前を、ということらしい」

屯田「特別任務ということで、よろしく頼むよ両津くん」

両津「わしは警察官ですよ!なぜわしが」

大原「トップアイドルを輩出した暁には事務所から特別ボーナスが」

両津「わしが必要と言うなら是非引き受けましょう!」

屯田(まったくこの男は…)

スカトラー

~765プロ

高木「諸君!今日から新しいプロデューサーが入ることになった!」

両津「両津だ!よろしくな!」

春香「はい!よろしくお願いします!両津さん!」

響(ゴリラみたいなおっさんだぞ…)ヒソ

真美(でもでもなんか超面白くなりそうだYO→)ヒソ

P「よろしくお願いします、両津さん」

律子「共に頑張って行きましょうね!」

高木「彼は警察官ではあるが、以前テレビの収録現場で腕を奮っていた彼を見てね、ティンときた!」

高木「我が765プロには現在2名のプロデューサーがいるが、2人だけでは何かと手の回らない部分もあってね」

両津「これだけアイドルがいてプロデューサーが2人ってのは相当だな」

高木「ははは、まあよろしく頼むよ」

両津「それで、わしは誰をプロデュースすればいいんだ?」

高木「それは君自身に選んで貰おうと思っている」

高木「水瀬くん、双海亜美くん、三浦くんの3人は既に竜宮小町としてデビューしている。プロデューサーは律子くんだ」

両津「あの竜宮小町か!本田がライブ行ったって騒いでたな!」

律子「ふふっ、ありがとうございます」

高木「星井くん、四条くん、我那覇くんの3人は来月プロジェクトフェアリーとしてデビューが決まっている。担当はPくんだ」

両津「なるほど!わしはそれ以外のアイドルをプロデュースするわけだな!」

高木「その通りだよキミぃ!」

高木「今、未デビューのアイドルはこの娘たちだ」

天海春香
如月千早
双海真美
高槻やよい
菊地真
萩原雪歩

両津「なるほどな!そこの女の子はアイドル候補じゃないのか?」

小鳥「あ、私は事務員ですから…」

両津「そうか!素質はあると思うがな」

高木(……)

>>21-26

ゆきぽ

両津「うーむ!みんないいな!票も割れてしまった!」

春香「票…?」

両津「ここはサイコロで決めよう!」コロコロ

真美「うあうあー!このおっちゃん超適当だよ→!」

千早「まあ、ある意味公平でいいのかもしれないわ」

両津「あ、お前は出目に入ってないぞ」

千早「何ですって…!」ギリ…

両津「よし!決まった!」

両津「雪歩!小鳥!真美!わしのプロデュースはこの3人だ!」

雪歩「わ、私なんかで、いいんでしょうか…ひんそーでひんにゅーでちんちくりんで…」

真美「真美が選ばれたの?わーい!おっちゃん、よろしく!」

小鳥「あ、あのう、ですから私は事務員で…」

両津「事務なら呼んである。マリア!」

ガチャ

マリア「麻里愛ですわ。両さまの為なら事務員でも何でも…」

両津「社長!文句ないだろ!」

高木「う、うむ…破天荒ではあるが、それも君の良さの一つだろう!音無くん、引き継ぎよろしく頼むよ」

小鳥「社長まで…もう、わかりました!やりますよ!」

真美「おおぅ!ピヨちゃん本気モードだ→!」

やよい「うっうー!楽しそうなユニットですー!」

千早「…出目に…入ってない…私に…票が…」

真「ち、ちはやー?帰ってきてー!」

高木「メンバーも決まったところで、両津くん!ユニット名はどうするかね?」

両津「ユニット名は考えてきてあるんだ!」

雪歩「そ、そうなんですか?」

真美「真美はチョ→カッコEのがいいな!」

両津「ユニット名は」

一同(ゴクリ…)

両津「浅草ウンジャラゲだ!」

しーん

両津「どうだ!大人気間違いなしだぞ!」

雪歩「…うぅ」

真美「ウンジャラゲって何→?てかてかここ浅草じゃないし」

小鳥「り、両津さん!今の若い子には古すぎますよ!」

高木(クレイジーキャッツか…懐かしい)

両津「やかましい!お前らは浅草ウンジャラゲだ!略して浅ウン!」

やよい(あさうん…)

真(これはひどい)

春香(え、選ばれなくてよかったかも…)

千早()

急用
またたてます

両津「よし!浅草ウンジャラゲの華々しいスタートだ!Sランクアイドル目指して頑張るぞ!」

両津「まずはテレビ出演からスタ→トスタ→だ」ポパピプペ

小鳥「テ、テレビですか?デビューもしてない私たちがいきなりテレビなんて出られるわけないですよ!」

高木「音無くんの言うとおりだ、順序というものがだね」

両津「おう!『DERU!!』のDか?両津だ!わしがプロデュースするアイドルを番組に出せ!何!?人間クレーンゲーム番組の恩を仇で返す気か!」

真美「なんかモーレツなゴリ押ししてるYO…」

雪歩「あ、あのぅ、両津さんって、ホントに警察官なんですか…?」

高木「うむ…そのはずなんだが…」

両津「よし!テレビ出演が決まったぞ!これからの収録にねじ込んだ」

高木「」

小鳥「す、すごいですね…」

両津「局にはわしの知り合いがたくさんいるからな!昔視聴率をわしが稼いでやったんだ!」

雪歩「うぅ、いきなりテレビなんて緊張ですぅ…」

両津「そろそろ迎えのハイヤーが来るはずだ、みんな行くぞ!」

小鳥「は、はい…」

両津「じゃ社長!初仕事行ってくるぞ!」

高木「う、うむ…」

春香「な、なんかすごい人ですね」

マリア「両さまだもの、当然ですわ」

真「ん?戻ってきたよ」バタバタ

両津「社長!耳を」

高木「何かね?」

両津(トップアイドルを出したら特別ボーナスの件、よろしくな…)

高木(う、うむ…それは任せたまえ…)

両津「よっしゃ!浅ウン行ってきまーす!」

真「あ、本当にその名前で行くんだ…」

~TV局

両津「よう!久しぶりだな!」

D「は、はは…お久しぶりです両津さん…」

両津「765プロの浅草ウンジャラゲだ!ほれ挨拶!」

小鳥「あ、よ、よろしくお願いします!」

雪歩(男の人がいっぱい男の人がいっぱい男の人がいっぱい男の人がいっぱい男の人がいっぱい)

真美「真美だよ!よろよろ→」

D「な、なかなか個性的な名前だね…」

両津「D、ちょっとこっち…お前らは控え室で着替えだ!台本はこれな」

小鳥「わ、わかりました…」

~浅草ウンジャラゲ様控室

小鳥「はあ…なんかとんでもないことになったわね…」

真美「まさかおっちゃん、ピヨちゃんをアイドルにするなんてね→」

雪歩「うぅ…いきなりテレビなんて…」ガクガク

小鳥「だ、大丈夫よ雪歩ちゃん!私たちもいるから一緒に頑張りましょ!」

真美「『DERU!!』ってチョ→人気番組だよね→いつも見てるんだー!」

小鳥「そうね、この出演がうまく行けば、注目度は一気に上がるわ」

真美「んだね!じゃーボチボチ着替えよっと」ガサガサ

小鳥「って…何この衣装…!」

~スタジオ

D「む、ムリですよ!内容をそっくり差し替えるなんて…!」

両津「特別編ってことでいいだろ!今週だけだ!」

D「し、しかしこの内容をゴールデンタイムには…」

両津「やっちまえばこっちのもんだよ!」

D「し、しかし…」

両津「全くしかしの多いヤツだ!いいよ、上と直接話つけてくるから」

両津「うおっす」

偉い人「り、両津さん…何か御用ですかな…?」

両津「来月頭放送の『DERU!!』、この内容に差し替えてくれ」バサッ

偉「……こ、これはいくらなんでも」

両津「あっそ、ところでこの番組のメインスポンサーってどこだっけ?」

偉「え?中川コーポレーションですが…」

両津「わしは中川の(遠い)親戚でもあるんだぞ!断るならスポンサーを降ろさせる!」

偉「そ、そんな…」

~控室

雪歩「ム、ムリですぅ…こんな水着でなんかで出れません…」

真美「すっごい際どいビキニだね→」

小鳥「うぅ、私も恥ずかしい…」

ガチャ

両津「準備できたか!」

雪歩「!きゃああああああああ」

両津「何だ!もう着てるじゃん!さあ収録するぞ!」

小鳥「あのぅ、こんな水着になって何を…?」

両津「ホラ、よくあるだろ?アイドル水泳大会!ポロリもあるよ!ってヤツ!特別編でアレをやる!高視聴率間違いナシだ!」

雪歩「」

真美「あれ?ゆきぴょん気絶しちゃったよ?」

両津「ん?貧血か?…まあいいや!最悪CG使うから!はい収録収録!」パンパン

小鳥「…」

真美「ところでポロリって何?ネズミのヤツ?」

両津「それもポロリだがちょっと違うな!大人のポロリだ!」ニヤリ

真美「?ふーん」

小鳥(撮影は散々でした)

小鳥(結局雪歩ちゃんは最後までカメラの前に出られず)

小鳥(私と真美ちゃんが雪歩ちゃんもいるテイで何とかしましたけど)

小鳥(意味もなくウォータースライダーを何度も滑らされ………)

小鳥(これ以上は私の口からはちょっと…)

真美「ピヨちゃん、プールチョ→楽しかったね→!」

小鳥(……)

~翌週

両津「うおっす!」

P「おはようございます」

両津「おう青年!調子はどうだ!」

P「まずまずですね、プロジェクトフェアリーのデビューに向けて、営業とレッスン漬けの日々ですよ」

両津「ふーん…そうだ!お前のユニットもテレビに出すか?」

P「あはは…ありがたいですけど」

両津「そうか!いつでも言えよ!んじゃわしはCDの打ち合わせに行ってくる」

P「え?もうCD出すんですか?」

両津「おう!三社祭のメインテーマで使うんだ!派手に売れるぞ!がっはっは!」

P「…」

両津「お前らやったぞ!あのT古室が曲を書いてくれた!」

小鳥「ほ、ホントですか?あの有名な」

真美「鹿原友美とかの曲書いてた人だよね?ママがよく聞いてたYO!」

雪歩「す、すごいです、そんな有名な人に曲を…」

両津「あとはわしがいい詩を書くからな!」

小鳥「…え?両津さんが書くんですか?」

両津「まあな!任せとけ!」

両津(T古室はネームバリューの割りにいろいろあって今安いんだ、いい条件で作ってくれた)

両津(作詞を頼むとその分ハネられるしな)

両津「できた!我ながら名曲だ!これはミリオンセラー間違いない!」

小鳥「お疲れさまでした、両津さん」

雪歩「一日も早く覚えなくちゃですぅ」

両津「ん?お前らが歌う必要はないぞ」

真美「え?」

両津「お前らの声のパターンだけくれ!それを組み合わせて作るからな!」

両津「ボカロって知ってるか?今流行ってるんだぞ!」

小鳥「」

両津「そうだ!ニヤニヤ動画で先行発表したら話題になりそうだな!」

両津「来週はいよいよ『DERU!!』の放送日か!」

両津「CD発売も間近に迫ってるし、忙しくなるぞ!」

両津「お!ニヤニヤ動画の再生数も200万超えたか!」

両津「よし!CDは500万枚刷ろう!」

両津「…握手券なんか付けたら一人何枚も買うんじゃないか?」

両津「これが全部売れると…うおっ!すごい金額だ!」

~事務所

真美「最近のおっちゃん、なんか近寄りがたいYO→」

小鳥「そうね…あれ以来、私たち全く仕事してないけど…」

雪歩「……」

小鳥「社長に相談してみようかしら…」

両津「何!放送出来ないだと!!!!」

D「放送倫理委からストップかかりました…やっぱムリだったんですよ!」

両津「ふざけやがって!中川コーポレーションはスポンサーを降りるからな!ちくしょう!」ガチャ!

~~~

両津「CDが発売になったな!どっとっぷランキングが楽しみだ!」

両津「……」

両津「な、名前がない……」

両津「あ、あった!」

両津「ご、502位…」

中川「先輩!テレビ局からスポンサー中途解約の違約金1億2000万の請求が来てますよ!」

レコード会社「765プロさん?CDが499万枚以上売れ残ってるんですが…売れ残りはお引取りのご契約でしたね?50億円、今月中にお支払い下さい」

~~~

高木「両津のバカはどこだ!?」

律子「両津さんなら動物でアイドルユニットを組むと言ってマダガスカルに行きましたよ!」

小鳥「はぁ、とんでもない結末になっちゃったわね…」

雪歩「最悪ですぅ…」

真美「おっちゃん…元気でね…」


おわり

SSって難しいね
書く人尊敬するわ

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