男(あっあの子だ)
美少女「あの…」
男(え、俺に話しかけてきたの?」
美少女「ちょっといいですか?」
男「はっはい!」
美少女「初めてお話するのにこういうことを言うのもなんですけど…恋人とかいらっしゃるんですか?」
男「いえ、いませんけど」
美少女「…あの、よっよかったら私と…その付き合ってください!」
男「え?」
美少女「ダメですか?」
男(これは、詐欺か何かか?)
美少女「あの…返事まってます、これ私の携帯番号です!」
男「う…うん」
美少女「はぁ、私なにやってるんだろ、こんなに可愛くないのに」
美少年「何だよお前さっきからぶつぶつ言って」
美少女「お兄ちゃん!…実は今日告白してきたんだ」
美少年「はぁ?不細工のお前がか?」
美少女「うん…ずっと通学中同じ電車の人で、片想いだったの」
美少年「お前みたいな不細工に告白されたら相手も迷惑だろ」
美少女「でも…」
美少年「バカな奴だなおまえは、親しくもないのに告白とかさ、不細工のお前がいきなりコクはkうしても相手は警戒するだけだろ」
美少女「ううっ…」
美少年「今回の恋はあきらめろ」
翌日
男「…」
美少女「あの…」
男「うん」
美少女「お電話待ってましたのに…ダメってことですか?」
男「ダメってわけじゃないけど…本当に俺でいいの?」
美少女「え?当たり前です!」
男「俺をからかったりしてない?」
美少女「どうしてそう思うんですか?」
男「だって君みたいな可愛い子が俺に告白だなんて信じられないよ」
美少女「え、可愛い?」
男「うん、とっても可愛いじゃん、君」
美少女「可愛くなんてありません!」
男「?」
男「…とにかく、友達から始めないか?」
美少女「え?」
男「君の事よく知らないし、君だって俺の事知らないだろ?」
美少女「ダメってことですか?」
男「いや言葉を選んで断ってるわけじゃなくて、本当に友達から始めたいんだよ」
美少女「…じゃあ友達からってことで」
男「うん」
美少女「じゃあ、今度の日曜日一緒に買い物に行きません?」
男「え?」
美少女「二人っきりだとデートみたいですね…じゃあ…友達数人と一緒に行きましょう」
男「別にいいけど、俺の友達でいいの?」
美少女「私も友達連れていきますから」
男「うん、そっちの方がいいかもね、一人ずつ友達呼んで四人で遊びに行こうか」
日曜日
男「まだかな」
美少女「すみません!おにいちゃ…友達が寝坊して」
男「別にいいよ、えっと君が友達の?」
美少年「…なんだよ」
男「いや、よろしく」
美少年「ふん」
美少女「おに・・・美少年くん、もっと愛想よくしてよ」
美少年「何で俺がこいつに愛想よくしないといけないんだよ」
男(何この子、美少女ちゃんより可愛い…)
美少女「男さんのお友達はまだですか?」
男「うん、バイトが大変みたいだからな、置いてっちゃおうか」
美少女「いいんですか?」
男「うんいいんだよ別に」
エルフの女騎士「すまない、待たせたな!」
男「遅いぞ」
エルフの女騎士「店長が説教をはじめてな、私のミスではないのだが、いや私に原因はなかったとは言えなくもないが」
男「いいからいくぞ」
美少女(何この人…鎧きてるし剣も帯びてる…)
美少年「なぁ、どこに行くんだ?」
男「さぁどこだろ?」
美少年「決めてないのかよ」
男「うーん、カラオケでも行く?」
エルフの女騎士「私は今腹が減っているのだ、できれば何か食事でもとりたいのだが」
美少女「じゃあファミレスにでも行こうか」
美少年「ふん、まぁそれでもいいな」
男(この子ずっと期限わるいな)
エルフの女騎士「もぐもぐもぐもぐ」
男「お前がっつきすぎだろ」
美少女「男さんは食べないんですか?」
男「俺食ってきちゃったんだよね」
美少女「そうなんですか」
美少年「ふん」
男「あの…君の友達って怒ってるの?」
美少女「え?ああ、いつもこんな感じなんです」
男「そうなんだ」
美少年「…」
美少女「ただいま」
美少年「まだ母さんたち帰ってきてないみたいだな」
美少女「今日は楽しかったね」
美少年「…なぁ、あの男と付き合うのやめろ」
美少女「付き合ってないよ、友達からはじめたんだよ」
美少年「そういう意味じゃなくて、あきらめろあの男は」
美少女「どうして?」
美少年「どうしてって・・・あいつはお前には合わないよ、友達も変な奴だったし」
美少女「変な人だったけど、悪い人じゃなかったよ」
美少年「とにかく、あいつとはもうかかわるな!」
美少女「でも…」
翌日
美少年「おい!」
男「あ、君は昨日の」
美少年「なぁ、妹ともうかかわるな」
男「え?」
美少年「あいつ、俺の事を友達って言ってたけど、あいつは俺の妹なんだ」
男「そうなんだ、お姉ちゃんだったのか」
美少年「…とにかく、妹とはもうかかわるな」
男「君にそう言われても…」
美少年「その代り俺がお前の相手をしてやるから、ほら、これが俺の携帯番号とメールアドレス、あとLINEのIDも教えてやろう」
男「え?」
美少年「電話は妹が寝た後がいいから、十一時以降にかけてこいよ、俺の方からかけてくるときは絶対に出ろよ、いいな?」
男「う…うん」
男「11時か…」
ピピピピッ
男「もしもし」
美少年「俺だ」
男「かけてきたんだね」
美少年「当たり前だろ、次はお前からかけてこいよ」
男「うん、いいけど」
二時間
美少年「ってなったところで俺がな」
男「ねぇ、そろそろ寝たいんだけど」
美少年「まだ1時だろ?」
男「明日早いんだよ、ごめんね」
美少年「まぁいい、明日も電話するからな」
男「うん」
翌日
ピピピピッ
男「もしもし」
美少年「今日は妹が早く寝たから早めに電話した、いいだろ?」
男「うん、別にいいけど」
三時間後
美少年「ってなったんだが、お前はどう思うんだ?」
男「ねぇそろそろ寝たいんだけど」
美少年「ん、そうかもうそんな時間か、明日はお前に会いに行くから家を教えろ」
男「え?」
美少年「お前の事気に入ったから、遊びにいってやる、嬉しいだろ?」
男「うん…別にいいけど」
美少年「それじゃな」
男「ふん!」
エルフの女騎士「大分腕を上げたな、ゾンビの頭がい骨も一撃だ」
男「動きが遅いからな、それにお前に教えてもらったおかげだ」
エルフの女騎士「正当なエルフの剣術を教えたのだ、それくらいで来てもらわないと困る」
男「すまんな、無理言って鍛えてもらって」
エルフの女騎士「別にかまわん、たまに飯をおごってもらうからな、なぁこの後どこかに食べに行かないか?」
男「悪い、今日はちょっと用事があるんだ」
エルフの女騎士「そうなのか?」
男「ああ、そうだ、食事代と電車代渡すよ」
エルフの女騎士「いや、金をもらうわけにはいかん、じゃあおごってもらうのは次につけとく」
男「すまんな」
男「…」
ピンポーン
男「はい」
美少年「きてやったぞ」
男「いらっしゃい」
美少年「一人暮らしなのか?」
男「まぁそうだけど」
美少年「それじゃ上がるぞ」
男「あれ、買い物してきたの?」
美少年「ああ、そこのスーパーで買ってきたんだ」
男「そうなの?」
美少年「料理作ってやるから待ってろ」
男「ありがとう…」
美少年「美味いか?」
男「おいしい!君料理得意なんだね」
美少年「ああ、俺がいつも妹に料理を作ってやってるからな」
男「そうなんだ、君、いいお嫁さんになるよ」
美少年「…」
男「どうしたの?」
美少年「お嫁さんは無理かな」
男「そうなの?」
美少年「…なぁ、俺と付き合ってみるか?」
男「え?」
美少年「俺さ、お前の事気に入ったんだよ、だから俺と付き合えよ、いいだろ?」
男「うーん…でも妹ちゃんに悪いし」
美少年「妹とお前は相性悪いんだよ、でも俺とお前は相性いいんだよ、な?」
男「そういってもらうと嬉しいけど…」
エルフの女騎士「今日はうどんでも食べるか」
ずるずる
完
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