杏子「あはは、この前のテストの点が悪かったからだろ」
さやか「まぁ確かにそうなんだけどさ、2千円は酷くない?」
杏子「そうだなぁ、あたしは1万貰ったぞ?」
さやか「はぁ?ってかなんで居候のあんたがお小遣い貰ってんのよー!」
杏子「さぁ?」
杏子「さやかの親がくれるって言うからあたしは貰ってるだけだよ」
さやか「くぅー!杏子に甘いんだから」
杏子「……さやかの両親はホント良い人達だよな」
さやか「そかな?口うるさくて厳しいだけだと思うけど」
杏子「親のことを悪く言うんじゃねぇ!」
杏子「殺すぞ」
さやか「うぇー、悪く言ってないじゃん」
杏子「悪い、ちょっと頭に血が上っちまったよ」
さやか「気にしなさんな」
杏子「とにかく、あたしはあんたの両親に感謝してんだ」
杏子「家に置いてくれるだけじゃなくて小遣いまでくれるなんて」
さやか「……」
さやか「ねぇ、感傷に浸ってるとこ悪いんだけどさ」
杏子「ん?」
さやか「あんたも私並みにテストの点悪かったよね?」
杏子「え、なんのことかなぁ」
さやか「……テストみせて」
杏子「い、いやぁテストなくしちゃったんだよねぇ」
さやか「ふぅーん」
杏子「なんだよ、ホントだぞ」
さやか「まぁいいや」
杏子「……ほっ」
さやか「なんてね、さやかちゃんは杏子が隠しそうなところはわかってんだよね」
杏子「あっ」
さやか「あったあった」
杏子「……」
さやか「やっぱり」
さやか「私と同じ25点、なのになんでお小遣い私より貰ってんのよ」
杏子「いやぁ、なんでだろうなぁ」
杏子「……あはは」
さやか「まさかあんたお母さんを騙したんじゃないわよね」
杏子「ち、違うぞ!」
杏子「幻惑の魔術でちょちょいと……」
さやか「それが騙すってことでしょ!」
さやか「って、え?」
さやか「あんたまた使えるようになったの?」
さやか「確か家族の死で使えなくなったってマミさんが」
杏子「いやぁ、なんかさやかの家族に触れてたらなんか力が戻っちゃって」
さやか「へぇ、よかったじゃん」
杏子「うん!」
完
さやか「いや、よくねーって」
杏子「いやーハハハ」
なんだこのスレ
このSSまとめへのコメント
なんだこのスレw