勇者（という事で、一人パーティを貫いて来た物の）

勇者（流石に人と会わないのは辛い、精神崩壊しそう、発狂しそう）

勇者（だがしかし、そんなクソ修羅場も今日でおしまいだ！）

勇者（ついにやってきた、魔王城！しかも王の間前！）

勇者（一人だったお陰か、まんべんなく経験値が俺に募り、俺は今無双状態だ。）

勇者（たぶん、魔王の本体も腹パン一発）

勇者「おじゃましまーす！」ﾊﾞｰﾝ

勇者「あれ、誰も居ないじゃんか……。かっしいなぁ……。」

勇者「あのー！！勇者ですけどーー！！！」

勇者「あのーーー！！！！！！」

ｳﾙｻｲﾜﾎﾞｹ　ｷｺｴﾄﾙﾜ

勇者「えっ…？なんか声ちっさ……、声の方向はー……っと」

「ｺｺｼﾞｬﾎﾞｹｪ」

勇者「ちっさｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ魔王ちっさｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

勇者「え？何これｗｗｗｗコイツが本体ｗｗｗｗ？」

勇者「ちっせえええｗｗｗｗｗｗｗ魔王ちっせえええええｗｗｗｗｗｗｗ」

ﾏｵｳ「ｳｯｾェ、ﾌﾞｯﾄﾊﾞｽｿﾞ」

勇者「ちっせええｗｗｗｗｗｗなんていうか、幼児体型ってレベルじゃない」

勇者「なんかゆるキャラのストラップを見てる気分だわ、うん」

ﾏｵｳ「ｵﾏッ、ﾁｮｳｼﾉﾝﾅﾖ、ﾜｼｶﾞﾎﾝｷﾀﾞｼﾀﾗﾅｧ」

勇者「でも、お前の能力って俺には効かないじゃん？」

ﾏｵｳ「ﾄ、ｵﾓｳｼﾞｬﾝ？」

勇者「えっ？効くの？」

ﾏｵｳ「ｲﾔ、ｷｶﾅｲｹﾄﾞ」

勇者「効かないのかよッ！！！」

勇者「そこはお前、真の力的な感じな奴で効く様にしとけよ」

ﾏｵｳ「ｾｲﾌﾞﾂ、ﾃﾞｷﾅｲｺﾄﾊﾃﾞｷﾝﾈﾝ」

（まんべんなくの意味違くね）

勇者「え？じゃあ、もう倒しちゃって良い感じ？」

ﾏｵｳ「ｲｲﾝｼﾞｬﾅｲ？」

勇者「なんかあっけないな、大丈夫か？これ」

ﾏｵｳ「ｱｯｹﾅｲﾅﾝﾃｲｳﾅ、ｱﾎ」

ﾏｵｳ「ﾜﾃ、ｷﾝｸﾞｵﾌﾞﾓﾝｽﾀｰﾔｿﾞ。ﾅﾒﾄｯﾀﾗｹｶﾞｽﾙｿﾞ」

勇者「どんな風に」

ﾏｵｳ「ｯﾃｶ、ｵﾏｴ。ｾｶｲﾉﾊﾝﾌﾞﾝﾄｶｷｮｳﾐﾅｲ？」

勇者「ない」

ﾏｵｳ「ｵｳッ、ﾂﾚﾅｲｺﾄｲｳﾅﾔ。」

ﾏｵｳ「ﾜｼﾉﾅｶﾏﾆﾅｯﾀﾗ、ｾｶｲﾉﾊﾝﾌﾞﾝﾉﾋﾞｼﾞｮ。ﾔﾙﾃﾞ？」

勇者「えっ…！？何それ、割と嬉しい」

勇者「………」

勇者「でも、中身お前だろ？」

ﾏｵｳ「ｱﾀﾘﾏｴﾔﾛ」

>>8
（くまなく勇者に経験値を分割するコトなく、行き渡ってるとかそう思って）

勇者「いらねえよ、中身おっさんだろ？」

勇者「いらねえよ」

ﾏｵｳ「ﾆｶｲｲｳﾅﾔ」

勇者「俺の嫌いなタイプ第四位が、おっさん臭い女だから」

ﾏｵｳ「ｼﾗﾝﾜ」

勇者「という事で、いざ決闘」

ﾏｵｳ「ﾏﾃﾔ」

勇者「今度はなんだよ」

ﾏｵｳ「ｱﾚﾐﾛﾔ」

勇者「あれって、どれだよ」

「きゃー、ゆうしゃー、たすけてー」

勇者「あれは……姫っ！！！」

ﾏｵｳ「ｵﾏｴｶﾞｽｺｼﾃﾞﾓﾀﾀｶｴﾊﾞ、ｱﾉｵﾝﾅﾊｺﾛｽ」

勇者「ってか、それはいいんだけどさ」

勇者「演技、もうちょいどうにかならなかったの？」