ｻﾞﾜｻﾞﾜ

凛「どうしたの、ちひろさん？こんなところにみんなを集めて。」

奈緒「ていうかこれ、うちのアイドル全員来てるんじゃねーのか？」

ちひろ「フフフ、奈緒ちゃん、その通りよ。みんなには話しておかなければいけないことがあるの。」

美優「な、なんでしょうか…？」

ちひろ「実はね、今度うちのアイドルだけでやるクイズ番組の収録が決まったの。」

ちひろ「出演人数は15人だけだから、一応希望者がいるか確認をとっておこうと思って。」

みく「なんだ、そんなことかにゃ？そんなのちひろさんが適当にポイポーイって決めればいいにゃ。」

ちひろ「一応優勝者には景品も用意してるから、機会は平等な方がいいと思って。」

ちひろ「優勝者はなんと！再来週の土曜日が丸一日オフになります！」

拓海「なんだ、それだけかよ。」

みちる「駅前のパン屋さんで使える商品券とかだったら頑張るんですけどね。」ﾌｺﾞﾌｺﾞ

ｻﾞﾜｻﾞﾜ

ちひろ（…みんなアイドル活動が本当に楽しいのね。休みだけでは魅力を感じなくなっているわ……）

ちひろ（でもそれは予測していたわ。本当の景品は休日なんかじゃなくて……）ﾆﾔﾘ

ｻﾞﾜｻﾞﾜ

ちひろ「ああそうそう、再来週の土曜日は、確かプロデューサーさんもオフでしたね。」

ｼｨｰﾝ…

ちひろ（…かかった！）

ちひろ「…希望者がいないようなら、こちらで適当に決めておきますね……」

一同「「私出ます！！！」」

ちひろ「そ、そう？でも、出場者は限られてるから、公平にジャンケンで決めたら？」

まゆ「うふ、負けませんよぉ。」

早苗「みんな、最初はグーだからね？いくよ……」

一同「「さーいしょーはグー！！！ジャーンケーンポン！！！あーいこーでしょ！！！あーいこーでしょ！！！」」

ちひろ（ケヒヒヒ、これであの会社とあの会社に太ーいパイプが……笑が止まりませんねぇ。）

一同「「あーいこーでしょ！！！あーいこーでしょ！！！あーいこーで……」」

ちひろ「…それにしても、いつ決まるんでしょうか？」

出場アイドル安価15下まで、かぶった場合は無効。
なお、安価が埋まらない場合このスレは消去されます。

数日後

ﾜｧｰﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

あい「さあ始まりました。CGプロのメンバーで送る、クイズ王は誰だ。司会進行は私東郷あいと…」

瑞樹「問題の読み上げを担当します、川島瑞樹です。よろしくお願いします。」

瑞樹「うう……私だって回答席に座りたかったのに……」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

あい「…本番中ですよ。それにあの日は事務所に集合するように連絡があったじゃないですか。何で来なかったんですか？」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

瑞樹「連絡に気がつかなかったのよ。その日は小梅ちゃんから借りたバタリアンを観ていたんだもの。」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

あい「自分の責任じゃないですか。そろそろ諦めてください。」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

出場アイドル

岸部彩香
鷹富士茄子
諸星きらり
望月聖
向井拓海
速水奏
白坂小梅
岡崎泰葉
高森藍子
鷺沢文香
渋谷凛
篠原礼
前川みく
双葉杏
姫川友紀

あい「それではルールの説明を瑞樹さん、お願いします。」

瑞樹「クイズは第一ステージと第二ステージの二つに別れています。第一ステージは一チーム5人で行うチーム戦です。」

瑞樹「1人目が正解すると回答権が2人目に移り、2人目が正解すると回答権は3人目に移る、といった具合に、一番最初に5人目の回答者が正解したチームが第二ステージへと進むことができます。」

あい「問題は早押し形式ですので、分かった時点で手元のボタンを押してください。なお、間違った場合や回答に時間がかかった場合はお手つきと見做し一回休みとなります。」

チーム一覧、上から回答順です。年少組が来なくてよかった…

野球狂チーム

速水奏
望月聖
高森藍子
諸星きらり
姫川友紀

ピブリオチーム

岸部彩香
前川みく
白坂小梅
向井拓海
鷺沢文香

ハイパーニートチーム

篠原礼
鷹富士茄子
渋谷凛
岡崎泰葉
双葉杏

とりあえずここまでです。
名前を初めて聞くアイドルもいるので、口調を調べるのに時間がかかると思いますが、明日には少しでも書き進めていきたいと思います。

再開します。

聖（Pさん……待っていてください……）

みく（Pチャンの隣で笑うのは……）

凛（私だから！）

あい「それでは張り切って参りましょう！」

瑞樹「問題です。」ﾃﾞﾃﾞﾝ

回答者

速水奏
岸部彩香
篠原礼

瑞樹「1854年に日本とアメリカの間で結ばれた日米和親条約において、日本が開港した港はs」ﾋﾟﾝﾎﾟﾝ

彩香「うそっ！？はやっ！？」

あい「ボタンを押したのは礼さん！答えは？」

礼「箱館。」ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

あい「正解！」

拓海「早ぇ……」

瑞樹「1854年に日本とアメリカの間で結ばれた日米和親条約において、日本が開港した港はs」ﾋﾟﾝﾎﾟﾝ

彩香「うそっ！？はやっ！？」

あい「ボタンを押したのは礼さん！答えは？」

礼「箱館。」ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

あい「正解！」

拓海「早ぇ……」

ミスった…

あい「流石は礼さん、年長組の面目躍如といったところでしょうか。因みに、どの時点で答えを確信なされましたか？」

礼「そうね、瑞樹ちゃんがsの発音をしたところかしら。開港したのは下田と箱館の2つだけだもの。」

あい「…お見事です。さあ、ハイパーニートチームは礼さんが正解して残り4人となりました。続いての問題です。」

瑞樹（瑞樹ちゃんって呼ばれるの、結構いいわね。今度プロデューサーに呼んでもらおうかしら……）

あい「…？あいさん？」

瑞樹「…え？あ、あぁ、ごめんね？」

瑞樹「も、問題です。」ﾃﾞﾃﾞﾝ

回答者

速水奏
岸部彩香
鷹富士茄子

あい「流石は礼さん、年長組の面目躍如といったところでしょうか。因みに、どの時点で答えを確信なされましたか？」

礼「そうね、瑞樹ちゃんがsの発音をしたところかしら。開港したのは下田と箱館の2つだけだもの。」

あい「…お見事です。さあ、ハイパーニートチームは礼さんが正解して残り4人となりました。続いての問題です。」

瑞樹（瑞樹ちゃんって呼ばれるの、結構いいわね。今度プロデューサーに呼んでもらおうかしら……）

あい「…？瑞樹さん？」

瑞樹「…え？あ、あぁ、ごめんね？」

瑞樹「も、問題です。」ﾃﾞﾃﾞﾝ

回答者

速水奏
岸部彩華
鷹富士茄子

瑞樹「映画『知りすぎていた男』の劇中歌のタイトルで、日本語では『なるようになる』という意味のスペイン語は？」

奏「なるようになる……？なんだったっけ…？」

彩華「わかんないわよぉ～。次、次いこぉ?！」

小梅「あ、彩華さぁん……」

茄子「…………」ﾋﾟﾝﾎﾟﾝ

あい「茄子さん！」

茄子「ええと、ケ・セラ・セラ？」ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

あい「正解！」

奏「あー、それそれ。」

彩華「よく分かったねぇ?。ちょースゴイよぉ～。」

茄子「うふふ、ほとんどあてずっぽうだったんですけどね。幸運に恵まれたみたいです♪」

拓海「気にすんなよ彩華ー！スペイン語なんて分からなくて当然だからなー！」

みく「そうにゃ！みくも今初めて知ったのにゃ！」

文香（…大丈夫かな、このチーム……）

ピブリオじゃなくてビブリオでしたね。ていうかさっきから誤字ひどいな……

凛「よし、私の番ね。」

凛（野球狂チームにはきらりと友紀さんがいるし、ビブリオチームは彩華さんがあの調子だし大丈夫。この戦い、勝たせてもらうよ！）

あい「さあ、これでハイパーニートチームは残り3人。好調な滑り出しです！このまま独走を続けるのか？瑞樹さん、お願いします。」

瑞樹「はい、問題です。」ﾃﾞﾃﾞﾝ

回答者

速水奏
岸部彩華
渋谷凛

瑞樹「原作は小池一夫、上村一夫両氏の漫画で、『キル・ビル』の元ネタでもある…」ﾋﾟﾝﾎﾟﾝ

あい「奏さん！」

奏「修羅雪姫。」ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

あい「正解です！」

友紀「奏ちゃんナイスプレー！！」

奏「映画の問題で助かっちゃった。ふふっ！聖ちゃん、あとは頼んだわよ？」

聖「……はい…プロデューサーさんの隣で…歌いたいから……」

聖「私…頑張ります……！」

瑞樹「…いくら映画が好きっていっても、修羅雪姫を観る女の子って……」

あい「人の趣味にケチをつけるのは良くないですよ、瑞樹さん。」

瑞樹「いやでも……」

奏「川島さーん？」ﾆｺ

瑞樹「か、奏ちゃん！？な、なんでもないのよ？さあ次、次の問題です！」ﾃﾞﾃﾞﾝ

回答者

望月聖
岸部彩華
渋谷凛

今日はここまでです。あまりにも遅筆＆誤字がひどいので少し書き溜めたいと思います。
明日また投下します。

再開します。

瑞樹「動揺『だんご3兄弟』の中で、長男は弟想い、三男は兄さん想い、では、次男は何と歌われているでしょうか？」

凛「だんご3兄弟…？」

聖「……そんな歌…あるんだ……」

彩華「これはわかるわよぉ～♪」ﾋﾟﾝﾎﾟﾝ

あい「彩華さん！」

彩華「自分がいちばん?♪」ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

あい「正解です！」

彩華「やったぁ?！」

瑞樹「動揺『だんご3兄弟』の中で、長男は弟想い、三男は兄さん想い、では、次男は何と歌われているでしょうか？」

凛「だんご3兄弟…？」

聖「……そんな歌…あるんだ……」

彩華「これはわかるわよぉ～♪」ﾋﾟﾝﾎﾟﾝ

あい「彩華さん！」

彩華「自分がいちばん～♪」ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

あい「正解です！」

彩華「やったぁ～！」

瑞樹「童謡『だんご3兄弟』の中で、長男は弟想い、三男は兄さん想い、では、次男は何と歌われているでしょうか？」

凛「だんご3兄弟…？」

聖「……そんな歌…あるんだ……」

彩華「これはわかるわよぉ～♪」ﾋﾟﾝﾎﾟﾝ

あい「彩華さん！」

彩華「自分がいちばん～♪」ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

あい「正解です！」

彩華「やったぁ～！」

礼「だんご3兄弟って、確か15年くらい前の曲よね。それじゃあ凛ちゃんや聖ちゃんは答えられないわよ。」

あい「…瑞樹さん、知っててその問題選んだんですか？」

瑞樹「ち、違うわよ？まさかそんなに昔の曲だと思わなくて……」

文香「…皆さんご存知なかったですか？もう少し…有名な曲だと思ってましたけど……」

藍子「まあ、岸部さんや鷺沢さんは直撃世代ですからね。」

凛（彩華さん正解しちゃったか…次の回答者は……）

みく「よーし！がんばるにゃー！」

凛（うん、大丈夫かな。）

みく「…凛ちゃん？今なんだか失礼なこと考えてなかったかにゃ？」

凛「…考えてないけど？」

みく「ホントかにゃー？」ｼﾞﾄｯ

瑞樹「凛ちゃんみくちゃん、問題読んでもいいかしら？」

凛「ああ、すいません。」

瑞樹「問題です。」ﾃﾞﾃﾞﾝ

回答者

望月聖
前川みく
渋谷凛

瑞樹「実際には効果のないものでも、薬だと信じ込むことによって何らかの改善がみられることを、何効果というでしょうか？」ﾋﾟﾝﾎﾟﾝ

あい「渋谷さん！」

凛「プリャシーボ効果。」ﾌﾞｰｯ

あい「残念！」

凛「ち、違っ、今のは噛んだだけで！」ｱｾｱｾ

あい「認められません。」

凛「判定辛くない！？」ﾋﾟﾝﾎﾟﾝ

あい「前川さん！」

みく「プラシーボ効果！」ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

あい「正解！因みに、偽薬効果と答えても同じく正解です。」

凛「…ッ！！」ｷｯ

みく「にゃふふ～♪ゴメンね凛ちゃん？ごっつぁんゴールだにゃ～♪」

泰葉「まあ、テレビ的にはまったくおいしくないけどね」ﾎﾞｿｯ

聖「…恥ずかしくないの……？」

みく「…みんな、みくに厳しすぎないかにゃー……？」

速水奏
望月聖←
高森藍子
諸星きらり
姫川友紀

ビブリオチーム

岸部彩華
前川みく
白坂小梅←
向井拓海
鷺沢文香

ハイパーニートチーム

篠原礼
鷹富士茄子
渋谷凛←（お手つき）
岡崎泰葉
双葉杏

あい「さあ、これで第5門目までが終了しました。この時点での各チームの状況を見てみましょう。」

矢印が現在の回答者

野球狂チーム

速水奏
望月聖←
高森藍子
諸星きらり
姫川友紀

ビブリオチーム

岸部彩華
前川みく
白坂小梅←
向井拓海
鷺沢文香

ハイパーニートチーム

篠原礼
鷹富士茄子
渋谷凛←（お手つき）
岡崎泰葉
双葉杏

再開します。

あい「果たしてどのチームが第二ステージへと駒を進めるのか？それではいきま…」

あい「…諸星さん、どうしましたか？」

きらり「にょわー！あいちゃん、話しかけないで欲しいんだにぃ！きらりは今しゅーちゅー力を高めてぅの！」

彩華（さっきからやけに静かだと思ったらそういうことだったのねぇ～。）

あい「…失礼しました。それと鷺沢さん。」

文香「は、はい…なんでしょうか……？」

あい「隣で寝ている杏さんを起こしてあげてください。」

文香「え…？あっ、はい。」

文香「あの、双葉さん…起きてください。」ﾕｻﾕｻ

杏「…んがっ」