男「あの」
茶髪男「あ?なんだよ」
男「その子、僕の彼女なんですけど……」
茶髪男「んだよ……、彼氏持ちかよ、つまんねっ…。」スタスタスタ
後輩「あ、ありがとうございますっ…先輩っ」
男「いや、俺もたまたま通りかかっただけだし」
後輩「ほんと助かりますっ!ありがとうございますっ!」
男「いいって、何回も言わなくたって」
男「所で、なんでこんな所で座ってたの?」
後輩「えっ…えとっ…それは、ですねっ……」
男「ん…?」
後輩「……足、挫いちゃいまして……えへへへ……。」
男「……そんなこったろうと思った……」
後輩「ヒール履いちゃったのが、まずかったですかね……」
後輩「オシャレしなきゃよかったのかな……あははは……」
男「足、立てるか?」
後輩「えっ?」
男「足、立てるかって」
後輩「ま、まぁ……立つくらいなら……なんとか……」
後輩「ぁっ……」グラッ
ガシッ
男「危ないな、しっかりしろよ」
後輩「あっ……す、すいませんっ…先輩っ……」
男「いいって、それより足、痛むか?」
後輩「ま、まぁ……それなりに……」
男「背中貸してやるよ。ほらっ、乗れ」
後輩「えっ…あっ、はいっ……」
後輩「先輩……」
男「うん?」
後輩「ありがとう……ございます……」
男「だからいいって」
後輩「はい……」
男「……」
男「なんでまた、オシャレなんてしようと思ったんだ?」
後輩「私なんかがオシャレしよう、なんて、おかしかったですかね?」
男「いや……似合ってる、似合ってるよ」
後輩「ほ、ほんとですか……?」
男「あぁ、道行く男がみんなお前を憧れの目で見てる」
後輩「そ、そんな…憧れだなんて……」
男「でもお前、男だし」
男「何となく気になった」
いやはや、後輩=男って風潮やめろよ
面白味がないから
黙れツンデレ
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