陽乃「戻れるのかな、これ。まあいっか」
陽乃「……とりあれず雪乃ちゃんでも脅かしに行ってみよ。霊感なさそうだけど」
陽乃「ぷかぷか浮いてたらあっという間だね」
雪乃「……」
陽乃「ひゃっはろー!」
雪乃「……」
陽乃「やっぱり気づかないか」
陽乃「さわるのも無理かな」ズズ
陽乃「あれ?中に入れる」
雪乃「ぁ……な、なに……これ」
陽乃「ふーん、なんか面白そう。お邪魔しまーす」ズズズ
雪乃「あはは、ほんとに雪乃ちゃんに入れちゃった」
雪乃「へー、ふーん。体が軽いなあ」
雪乃「これ、雪乃ちゃんの意識どうなってるんだろ。ま、気にしてもしょうがないか」
雪乃「さーて、なにしようかなー」フフフ
比企谷「……お前、そういう凶悪そうな笑い方似合うな」
雪乃「あれ、比企谷君。いつからいたの?」
比企谷「ついさっきだよ」
雪乃「あらそう。そんなところに突っ立っていないで、早く入ったらどうかしら。いえ、入って、寒いから」
雪乃「それとも、そこで立っていたいのなら、バケツを用意するべきだと思うのだけれど」
比企谷「へいへい。入りますよ」
雪乃(うん、ばれる様子はない)
雪乃「由比ヶ浜さんは?」
比企谷「遅れてくるんだろ。クラスで話してたし」
雪乃「そう」ピッ
雪乃(今日は部活は休みにします、と。送信)
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません