鳴上「P3プラス?」(328)
陽介「知らねーのか?今大人気のゲームだぜ」
鳴上「ゲームはやらないから」
陽介「今時珍しいな」
鳴上「陽介は?P3プラスやってるのか?」
陽介「いんや」
鳴上「?」
陽介「俺そっち方面のジャンルは興味ねーからなー」
鳴上「どういうことだ?」
陽介「P3プラスってさ、恋愛シミュレーションなんだよ」
>恋愛シミュレーション…
「同級生」などのああいったジャンルのゲームのことだろう
陽介「いや、同級生って言われても」
鳴上「知らないのか!?」
陽介「…お前ゲームやんないんだろ?」
鳴上「…ああ」
陽介「あ、うん、深くは聞かない」
鳴上「助かる」
陽介「ジュネスでも取り扱ってるけど、入荷と同時に売り切れちまうんだ」
鳴上「大人気だな」
陽介「クラスでも携帯ゲームで遊んでるやつ増えたろ」
>言われてみればそんな気もする…
陽介「あれ全部P3プラスだと思う」
鳴上「きたな、P3プラス」
鳴上「ここまで人気だとやりたくなってくるな」
陽介「……」
>陽介は俯いたまま、何やら考え込んでいる…
陽介「お、おまえもそう思う?」
>にやけているのが気持ち悪い
陽介「にやけてねーよ!でもそーだよな!ここまで人気だとやりたくなるよな!」
鳴上「……」
陽介「恋愛シミュレーションとか全っ然興味ねーけどさ!ここまで人気だとな!」
~一週間後~
鳴上「おはよう」
陽介「あ、おう…」
>陽介の様子がおかしい
陽介「……」
鳴上「具合でも悪いのか?」
陽介「そーじゃねーんだ。なんつーか…あーっと…」
鳴上「どうしたんだ?」
陽介「実はよ、買っちったんだ…」
鳴上「何処も品切れ状態なのによく買えたな」
陽介「…俺ジュネスの息子じゃん?」
>……ああ
陽介「ちげーよ!?ネタで買ったんだからな!勘違いすんなよな!」
鳴上「面白い?」
陽介「ゆかりっちマジ天使!」
>うぜぇ……
陽介「お前もゼッテーやったほうがいいって!」
鳴上「ゲーム機持ってないからな…」
陽介「買え!そしてゆかりっちを…あ…」
鳴上「?」
陽介「ゆかりっちは俺の嫁だから選んじゃだめだ」
鳴上「…そうか」
『陽介?』
>ゲーム機からかわいらしい女の子の声が聞こえた
陽介「ご、ごめん!友達と話しててさ!」
鳴上「……」
>陽介は画面の中の女の子とおしゃべりを始めた
陽介「マジだって!相手男だから!」
『怪しい…』
鳴上「……ハァ」
>そっとしておこう…
>気がつけば道行く人のほとんどがゲームをしている
鳴上「…おそるべし、P3プラス」
完二「そっすね!そっすね!」
鳴上「完二?」
完二「せ、先輩!」
鳴上「それ、もしかして…」
完二「これはその…」
>完二はモジモジしている
鳴上「P3プラスだろ?完二もやってるなんて意外だな」
完二「お、俺もこーゆーもんにはからっきし興味なかったんスけどね、はは…」
鳴上「たかがゲームだもんな」
完二「…あ?」
鳴上「……完二?」
完二「いくら先輩とはいえ、美鶴先輩ディスんのは見過ごせねぇなぁ…」
>誰…?
>完二から美鶴先輩のよさについて熱く語られた
完二「だから!もうたかがゲームの一括りにしてほしくねーっつーか…」
鳴上「じゃあP3プラスはなんなんだ?」
完二「これなきゃあがんねース…ときめきの季節の幕が…」
鳴上「No P3+ No Life」
完二「俺言いたかったのまさにそれっスよぉ!」
~学校~
>教室でも、生徒の大半がP3+をしている
千枝「おーっす」
雪子「おはよう、鳴上君」
鳴上「おはよう」
千枝「この光景も見慣れてきたねぇ」
雪子「うん」
鳴上「陽介と完二もハマってた」
千枝「花村は分かるとしても」
雪子「完二君もなんだ…」
千枝「あ、あのさ!」
鳴上「うん?」
千枝「鳴上君はあーゆーの興味ないっしょ?」
鳴上「……」
雪子「あるの?」
鳴上「多少」
千枝「実はやってるとか?」
鳴上「ゲーム機持ってないんだ」
千枝「よ、良かったぁ」
>何が良かったのだろう?
千枝「いえいえ!なんでもございませんのことよ!?」
雪子「ここまでくるとちょっと怖いよね」
鳴上「そうかもな」
千枝「恋愛ゲームがダメってわけじゃないけど、夢中になりすぎるのもどうかと思う」
雪子「何事もほどほどがいいよ」
鳴上「ほどほど、か…」
~下校中~
>稲羽中央通り商店街……
ブラブラ歩いていると、見知った人を見かけた
マガレ「こっちで会うのは初めてかしら?」
鳴上「そうだな」
>一体何をしているのだろう?
マガレ「私用で少し、ね」
マガレ「それより、あなたにいいものをあげる」
>ニンテンドーDSを手に入れた!
マガレ「福引きで当てたの。本当は金の玉を出したかったのだけど…」
鳴上「金の…?」
マガレ「こっちのことよ。それはいらないからあげるわ」
>しかし遊ぶためのソフトがない…
マガレ「またね」
>マーガレットは去って行った
~堂島宅~
鳴上「ただいま」
菜々子「お兄ちゃんお帰りなさい!」
堂島「おう、帰ったか」
>珍しく堂島がいる
何かあったのだろうか?
堂島「仕事が早く終わってな。それより、お前に渡したいもんがあるんだ」
鳴上「俺にですか?」
堂島「これだ」
>P3+を手に入れた!
鳴上「叔父さん!」
堂島「期末テストで学年トップだったんだろ?そのご褒美みたいなもんだ」
>それにしてもなぜP3+なのだろう…
堂島「年頃の高校生が欲しがるもんなんて検討つかねーから、足立に聞いたんだ」
堂島「そうしたらあいつ――」
足立『P3+一択であります!』
堂島「と、熱心に勧められてな。正直俺には良さがさっぱり分からんが」
鳴上「あります?」
堂島「あいつ最近口調がおかしいんだ」
>P3+の影響だろうか…
菜々子「いいなー!菜々子もゲーム欲しい!」
堂島「菜々子にはかわいい犬のヌイグルミ買ってきたぞ」
>首元の真っ赤なスカーフが渋い
菜々子「わぁ!コロマルさんだ!」
堂島「気に入ってくれたか?」
菜々子「うん!お父さんありがとう!菜々子大事にするね!」
>ひょんなことからP3+を手に入れてしまった
>……
鳴上「プレゼントで貰ったんだ。やらないわけにはいかないな!」
>とりあえず説明書を読もう
鳴上「ヒロインは全部で4人か…」
1.岳羽ゆかり
2.桐条美鶴
3.山岸風花
4.アイギス
鳴上「ゆかりは学園のアイドルで…完二が好きな美鶴先輩は生徒会長か…」
>アイギスに到ってはロボットらしい
>電源を入れて早速プレイしてみよう
鳴上「どの子もかわいいな…ん?」
コロマル『わん!』
>なぜか犬がいる
この犬も攻略出来るのか…?
コロマル『わぅ?』
>犬は潤んだ瞳でこちらを見つめいている
鳴上「犬はないだろう。…菜々子が喜ぶかもしれないけど」
鳴上「そうだな、俺なら――」
1.ゆかびっち
2.コンタラフー
3.不人気()
4なるほどなー
5.コロマルさん
>>80
5
鳴上「菜々子も喜ぶだろうし、コロマルさんにしよう」
コロマル『わん!』
>コロマルは嬉しそうに尻尾を振っている
鳴上「こいつ……」
コロマル『?』
鳴上「なかなかかわいいじゃないか」
ちょっとお風呂
~翌朝~
コロマル『わんわん!』
鳴上「おはよう、コロマルさん」
>コロマルは散歩に行きたがっている
鳴上「学校も休みだし、予定もないから行こうか」
コロマル『♪』
>コロマルは嬉しそうだ
~鮫川河川敷~
>天気もよく、絶好の散歩日和だ
コロマル『~♪』
>コロマルも嬉しそうに走り回っている
陽介「ぜってーゆかりだって!」
>陽介だ
完二と足立もいる
完二「美鶴先輩に決まってんだろーが!」
足立「アイギスでしょ?君たちあんまりふざけたこと言ってると逮捕するよ」
陽介「職権乱用だろそれ!」
完二「食堂は今カンケーねーだろ!」
>何やらただならぬ雰囲気だ
>そっとしておこう…
陽介「悠!」
>…見つかってしまった
鳴上「やぁ。三人で何してるんだ?」
完二「先輩!丁度いいとこに!」
陽介「P3+で一番かわいいのは誰かって話し合ってたんだよ」
足立「アイギスであります」
陽介「ゆかりっちっつってんだろ!」
完二「美鶴先輩以外いねーっしょ!ね、先輩!?」
鳴上「えーと…」
>コロマルさんを選んだことは秘密にしておいたほうがいいかもしれない…
陽介「見ろ悠!これが俺のゆかりだ!かわいいだろ!?」
完二「びっちじゃねーか」
陽介「てめぇ!もっぺん言ってみろ!」
足立「悠君なら分かるよね、アイギスの良さが」
鳴上「俺は――」
1.ゆかりがいいと思う
2.美鶴先輩だな
3.風化もかわいいんじゃないかな
4.アイギスだ
5.コロマルさんが一番だ
>>114
3
鳴上「コロマルさんが一番だ」
陽介「……え?」
完二「あー、すんません。よく聞き取れなかったんで、もう一回」
鳴上「こ、コロマルさんが一番だ」
陽介「……」
完二「……」
足立「なるほどなー」
陽介「犬じゃねーか」
鳴上「かわいいだろ」
完二「でも犬っスよね」
鳴上「でもかわいいだろ!」
足立「だけど犬だよね」
鳴上「コロマルさんを馬鹿にするなぁああああああ!!」
ごめんね、ついやっちゃった
ごめんね…
鳴上「風花もかわいいんじゃないかな」
陽介「…風花?」
完二「あー、そういえばそんなんいましたね」
足立「悠君も物好きだねぇ」
陽介「まぁ、ホモよりはいーんじゃねーか?」
完二「あぁ!?」
>どうやら風花は人気がないようだ…
陽介「なんだ、おまえもゲーム持ってんじゃねーか」
鳴上「!」
完二「先輩もなんだかんだで買ったんスね」
足立「で、誰選んだのー?」
陽介「そりゃ風花だろ?さっきあー言ってたし」
完二「せっかくだから見せてくださいよ」
足立「僕も興味あるなー」
>しかし、自分が選んだのはコロマルだ
陽介「どーしたんだよ?勿体ぶらずに見せろって」
>今さら風花じゃないとは言いづらい…
>どうしたものか…
陽介「いいから貸せって!」
>無理矢理奪われた
陽介「んじゃま、悠の愛しい風花ちゃんを…ん?」
完二「これって」
足立「悠君…」
>三人の視線が痛い…
陽介「ニンテンドッグズじゃねーか」
完二「んだよ、P3+じゃねーのかよ」
足立「予想の斜め上だったね…」
>三人は呆れ顔だ
鳴上「あ、あの…」
陽介「ハァ…、なんかシラけちまったな」
完二「どうせならジュネスのフードコートでP3+やんね?」
足立「いいね~!トリプルデートってわけだ!」
陽介「そうすっか!」
>陽介たちは去っていった
鳴上「……」
コロマル『?』
>コロマルが首をかしげながらこちらを見ている
鳴上「コロマルさんもかわいいのに」
コロマル『わん!』
~堂島宅~
鳴上「ただいま」
菜々子「お帰りなさい!」
>菜々子ならコロマルさんの良さを分かってくれる気がする…
鳴上「ちょっといいかな」
菜々子「?」
鳴上「見せたいものがあるんだ」
菜々子「見せたい物?」
鳴上「とってもかわいい物だよ」
菜々子「かわいいの!?」
鳴上「きっと菜々子も喜んでくれると思う」
菜々子「なんだろ~」
鳴上「今出すから」ゴソゴソ
直斗「な、何をしていんるですかあなたは!!」
鳴上「直斗?どうしてうちに…」
直斗「盗聴器で……こほん!たまたま先輩の家の前を通りかかったんです」
鳴上「そうか」
菜々子「お兄ちゃん、とうちょーきってなーに?」
鳴上「それはね」
直斗「そ、そんなことはどうでもいいんです!それより先輩!」
鳴上「なんだ?」
直斗「先輩は菜々子ちゃんに何を見せようとしてたんですか!」
>直斗はひどく動揺している
直斗「先輩がどうしても見せ付けたいというのなら…ぼ、僕がその…」
鳴上「?」
直斗「僕が見てあげると言っているんです!」
菜々子「え~!菜々子も見た~い」
直斗「ごめんね。菜々子ちゃんが見るにはまだ早いと思うんだ」
>どうやら何か勘違いをしているようだ
直斗「さ、先輩の部屋に行きましょう」
鳴上「ここでいいだろ?」
直斗「げ、玄関でですか!?」
>直斗はとても動揺している
>直斗がどうしてもと言うので自室までやってきた
鳴上「玄関でも良かったのに」
直斗「僕はよくありません!」
鳴上「じゃあ、早速見るか?」
直斗「ちょ、ちょっと待ってください!」
直斗「…す~…は~…す~…」
>直斗はゆっくりと深呼吸を繰り返している…
直斗「お、お待たせしました。…どうぞ」
鳴上「別に待ってないさ」
直斗「い、いつでもかまいませんよ」
鳴上「見てくれ。これが自慢の――」
1.コロマルさんだ
2.マーラ様だ
>>173
2
鳴上「マーラ様だ」
直斗「なっ…!」
>直斗は驚きのあまり言葉を失っている
鳴上「黙ってちゃ分からないだろう?」
直斗「うぅ…」
鳴上「直斗とはどう思う?」
直斗「僕…実際に見るのは初めてで…」
鳴上「実際に見てどう思った?」
直斗「すごく…大きいです…」
>……
>直斗と遅くまで過ごした
直斗「AH~!謎が解けてゆくぅ!」
>夜遅く…
PiPiPiPi!
>メールが届いた
直斗からだ
直斗『今日はその、いきなりでびっくりしました』
直斗『でも、嬉しかったです。先輩とこういう関係に…』
直斗『恋人になれて良かった…』
コロマル『わん!』
鳴上「まだ餌あげてなかったな。ごめん」
コロマル『わん♪』
>コロマルは夢中で餌を食べている
>愛しいコロマルを眺めがながら眠りについた
>……翌日
>静かに雨が降っている
コロマル『わん!』
鳴上「コロマルさんは今日も元気だな」
>コロマルと一緒に学校へ行くことにした
>堂島宅前…
直斗「お、おはようございます」
>直斗が玄関の前で待っていた
直斗「恋人同士ならこれくらい普通かなと思いまして」
鳴上「……」
直斗「ダメでしょうか…」
1.コロマルさんと学校に行く約束してるから
2.相合傘でもするか
>>197
ジュネスの大型TVにDSを接続してあっちの世界に入り込む番長が
鳴上「コロマルさんと学校に行く約束してるから」
直斗「…え?」
鳴上「ごめんな」
直斗「せ、先輩!」
>後ろ髪を引かれる思いで堂島宅を離れた
陽介「おはよーさん」
>教室に入るなり、陽介に声をかけられた
鳴上「おはよう」
陽介「あの噂聞いたか?」
鳴上「なんのことだ?」
陽介「マヨナカテレビがまた映り始めたらしーんだよ…」
鳴上「事件は終わったはずだろ」
陽介「まだ終わりじゃなかったってことなんだろーな」
鳴上「今度は一体誰がテレビに?」
陽介「……それは」
>……
陽介「俺のゆかりが映ったんだ!」
鳴上「は?」
>堂島宅…深夜…
>陽介の言ったとおりマヨナカテレビに岳羽ゆかりが映し出された
鳴上「どういうことなんだ…」
PiPiPiPiPi!
鳴上「もしもし」
陽介『な!俺の言ったとおりだったろ!?』
鳴上「次はゆかりがさらわれる?」
陽介『ありうるな。だってチョーかわいいし』
>ありえないだろう…
陽介『明日の放課後ジュネスに集まろうぜ!』
鳴上「一応集まっておくか」
陽介『一応ってなんだよ!?』
鳴上「とにかく明日だ。おやすみ」
陽介『話はまだ終わって――!』
鳴上「コロマルさんもおやすみ」
コロマル『わん!』
>里中たちにどう事情を話せばいいだろう…
>そんなことを考えながら眠りについた
>翌日…ジュネスのフードコート…
陽介「今すぐテレビん中入るべきだって!」
鳴上「二人だけで入るのは危険だろう」
陽介「なら里中たちも呼ぼうぜ!」
>果たして来てくれるだろうか…
鳴上「どうせなら>>220と>>221を呼ぶか」
1.千枝
2.雪子
3.直斗
4.完二
5.りせ
6.足立
>>220-221
1
2
>テレビの中…
千枝「あの噂本当だったんだね」
雪子「事件がまだ続いていたなんて、信じられない」
陽介「俺だって信じたくねーさ…」
千枝「ところでさ、今回テレビに映ったのは誰なの?」
鳴上「!」
雪子「電話では教えてくれなかったよね」
鳴上「そ、それは…」
陽介「ゆかりっちだ!」
雪子「千枝、知ってる?」
千枝「うちのクラスにはいなかったよね、そんな子」
鳴上「そう、だな…」
陽介「ゆかりだよ!ゆかり!俺の彼女の!!」
千枝「えぇ!陽介彼女いたの!?」
雪子「いるはずない」
陽介「天城は即答してんじゃねーよ!」
千枝「あ、例のゲームのね。なるほどー」
雪子「ゲームの女の子がテレビに中に入れられたの?」
鳴上「分からない。でもゆかりがテレビの映ったのはたしかなんだ」
千枝「いきなり胡散臭くなってきたなぁ…」
雪子「帰ろうか」
千枝「そうだね」
陽介「帰んな!」
陽介「やる気だそうよ!出しましょう!?」
千枝「だってゲームのキャラクターなんでしょう?」
雪子「やる気出せって言われても…」
鳴上「出ないよな」
陽介「爽やかにソッチに混じってんじゃねーぞ、悠!」
??「君たちは…?」
千枝「へ?」
>見たこともない少年だ
>どうしてテレビの中にいるのだろう…
山岸「どうかしたの、リーダー?」
「あ、うん」
桐条「ゆかりが見つかったのか!?」
「そういうわけじゃないんですが…」
>この二人には見覚えがある
>二人ともP3+のヒロインだ!
陽介「鳴上!」
鳴上「俺もワケが分からない」
陽介「ゲームん中に迷いこんじまったってのかよ…」
桐条「君たち、一体何者だ!?」
>美鶴は警戒している
山岸「もしかして、ストレガのメンバー!?」
桐条「ならばゆかりをさらったのも貴様らというわけだな」
千枝「さらってなんかいないよ!」
陽介「むしろ助けにきたんだっつーの」
桐条「問答無用!」
>美鶴が遅いかかってきた!
桐条「ペルソナ!」カッ
千枝「嘘!」
陽介「そっちもペルソナ使いかよ!」
雪子「私に任せて!」
桐条「先手は貰った!ハァ!」
>美鶴は精神を集中した!
美鶴「ハァアア!」
>美鶴から凄まじいエネルギーを感じる
鳴上「天城!ガードを固めろ!」
天城「う、うん!」
美鶴「これで決める!」
山岸(あれ、かな…)
(あれだな…)
美鶴「テンタラフー!」
陽介「…?」
千枝「ん?」
>陽介たちは混乱している!
雪子「あははは!それ、い、意味ない!あははは!!」
美鶴「とどめだ!ブフダイン!」
雪子「きゃあ!」
>雪子は倒れた……
陽介「天城!!」
千枝「…大丈夫、気絶してるだけみたい」
鳴上「まさか精神を攻めてくるなんて…油断できないな…」
山岸「そういうわけでもないんだけど…」
「どうでもいい」
美鶴「次の相手は誰だ!?」
鳴上「俺がいこう」
陽介「おっしゃ!やってやれ、相棒!」
千枝「雪子の仇、頼んだよ!」
鳴上「任せろ!!」
美鶴「随分と信頼されているのだな」
鳴上「それがどうした?」
美鶴「……」
鳴上「こないのなら、こっちから行くぞ!」
鳴上「マダ!!」カッ
美鶴「!?」
山岸「気をつけてください!そのペルソナは火炎攻撃が得意です!」
鳴上「遅い!アギダイン!!」
美鶴「くぅ!!」
>美鶴は倒れた!
山岸「先輩!?どうしよう、あの人すごく強いよ…」
「……先輩の手当てをお願い」
山岸「リーダー?」
「大丈夫、任せて」
山岸「うん!」
鳴上「次はおまえが相手か」
「……」
>一見強そうには見えないが…
>言い知れぬ危機感を感じる
鳴上「マダ!!」カッ
「スルト!」カッ
鳴上「アギダイン!」
「ラグナロク!」
鳴上「…くっ!」
「……」
千枝「鳴上君が押されてる…」
陽介「冗談だろ…」
鳴上「チェンジ!こい、ベルゼブブ!!」
山岸「メギドラオンくるよ!」
「ルシフェル…明けの明星…」
鳴上「うぐっ!!」
>なんとか食いしばった!
「君、強いな…このペルソナは使いたくなかったんだけど…」
鳴上「!?」
ベス「そこまででございます」
「エリザベス!?」
鳴上「?」
マガレ「喧嘩はそこまでになさい」
鳴上「マーガレット!」
マガレ「お互いの勘違いなのだから、話し合いで解決できることでしょう」
山岸「勘違い?」
桐条「すまなかった…」
雪子「大丈夫ですよ。怪我もかすり傷程度でしたし」
桐条「だが私の気がすまない」
雪子「それに…ふふっ…!」
桐条「なんだ?」
雪子「とても面白かったです。あははは!」
桐条「山岸、彼女はなぜ笑っているんだ?」
山岸「な、なぜでしょうね、あはは…」
千枝「あなたがゆかりさん?」
岳羽「ゆかりでいいよ。同い年っしょ?」
千枝「じゃあたしも千枝で!」
岳羽「ん、よろしくね千枝」
千枝「さらわれたって聞いたけど、大丈夫だったの?」
岳羽「さらったのはあそこにいるエリザベスって子なんだけどさ」
千枝「なんでまたそんなことしたんだろ」
岳羽「うちのリーダーに用があったみたい」
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