綾乃「船見さんと歳納京子が喧嘩した?」(213)
~2-5~
綾乃「おはよー、おはよー」
京子「綾乃、おはよ……」
結衣「……おはよう、綾乃」
綾乃(あら、何だろ、2人とも何か、暗い?)
京子「……」
結衣「……」
綾乃「あ、そういえば、歳納京子!貴女プリントしてきたの?」
京子「え、あ……ああ、忘れちゃった」
綾乃「もう、しょうがないわね歳納京子は」ハァ
綾乃「もう時間もないし、何時ものように船見さんに見せて貰いなさいね?」
京子「……」
綾乃「歳納京子?」
京子「やだ」
綾乃「え?」
結衣「……」
綾乃「あ、あの、歳納京子?」
京子「綾乃、プリント見せてよ」
綾乃「え、え、私が!?」
京子「うん……駄目、かな?」
綾乃「だ、駄目じゃないけど、あの……何時ものように船見さんに見せてもらわないの?」
京子「……結衣になんて、見せて貰いたくないよ」
綾乃「え、と、歳納京子?」
結衣「……」ガタン
京子「……!」ビクンッ
結衣「綾乃、私はちょっとトイレ行って来るよ」
綾乃「あ、ええ、行ってらっしゃい……」
綾乃(2人とも、どうしたんだろ、何か様子が変だわ)
京子「ね?綾乃、プリント見せてよ」
綾乃「あ、うん……こ、今回だけなんだからねっ///」
京子「ありがと、綾乃……綾乃って、何時も優しいよね」ニコ
綾乃「そ、そんな事ないわよっ///」
京子「ううん、綾乃は優しいよ……それに比べて、結衣は……」
綾乃「……あの、歳納京子?」
京子「あ、ごめんね、さっさとプリント写しちゃうから」
綾乃「船見さんと、喧嘩でもしたの?」
京子「……!」
京子「別に、喧嘩なんてしてないよ……」
綾乃「……嘘」
京子「う、嘘じゃないよ」プイッ
綾乃「……さっき、歳納京子は私の事を優しいって言ってくれたわよね?」
京子「う、うん……」
綾乃「私も、歳納京子の事、同じように思ってるの」
京子「え?」
綾乃「何時も、その……と、歳納京子は、優しい子だって思ってるのっ!」
京子「……!」
綾乃「そんな歳納京子が、船見さんの事を悪く言うなんて……普通はありえないわよ」
京子「あ、あやの……」
綾乃「喧嘩、しちゃったんでしょ?」
京子「……喧嘩、なのかな」
綾乃「喧嘩じゃないの?」
京子「喧嘩というか……あの、結衣と口を聴きたくないって言うか、その……」ウジウジ
綾乃「はぁ……」
京子「あやの?」
綾乃「それはね、喧嘩なの」
京子「そ、そうなのかな……」
綾乃「そうよ」
綾乃(まあ、歳納京子と船見さんって、普段は絶対に本気の喧嘩とかしない雰囲気だもんね)
綾乃(もしかしたら、歳納京子にとっては初めての喧嘩なのかも……)
綾乃(本来なら放っておいてもいいんだけど……」
京子「……」ショボン
綾乃(……こんなに落ち込んでる歳納京子を放ってなんて、おけないわよね……)
綾乃「……それで、何が原因で口を聴きたくないと思うようになったの?」
京子「そ、それは……言いたくない……」
綾乃「……そう」
綾乃(まあ、幼馴染として長い時間を過ごした二人だから・・…色々とあるんだろうな……)
綾乃(……正直、それが凄く羨ましい……)
綾乃「……それで、歳納京子は船見さんとずーっと口を聴かないつもりなのかしら」
京子「そ、それは……判んないよ……」ショボン
綾乃「仲直り、したいとは思ってるの?」
京子「……結衣が、謝るなら、その……仲直りしてあげてもいいとは思うけど」ウジウジ
綾乃「……もう、素直じゃないんだから」ボソッ
京子「え?」
綾乃「何でも無いわよ」クスッ
京子「ううー、何か馬鹿にされた気がする……」プー
綾乃「けど、船見さんが謝るにしても、歳納京子が口を聴いてあげないと謝れないと思うわよ?」
京子「そ、それはそうだけど……」
綾乃「……だけど?」
京子「……今の結衣と、口を聴くのは、その、怖いって言うか……」
綾乃「……そうね、喧嘩してる相手とお話しするのは、ちょっと怖いわね」
綾乃「けどね、歳納京子、そうやって会話するのを先送りにしていくと」
綾乃「どんどんその怖さが増えてきちゃうのよ?」
京子「そ、そうなの?」
綾乃「……ええ、私も、伝えたい事を伝えられなくて、色々と苦労した事があるから、判るの」
京子「綾乃も……?」
綾乃「……だから、ね、勇気を出して、船見さんに話しかけましょう?」
京子「う、うう……けど……」
綾乃「……どうしても怖い?」
京子「うん……」
綾乃「もう、しょうがないわね、歳納京子は……」
京子「あ、あやの?」
綾乃「わ、私も、その、船見さんとお話しする時に、着いていてあげるわよ、それで、あの、歳納京子の怖さを半分引き受けてあげるから……」
京子「ほ、ほんと?」
綾乃「ええ、ほんとよ」
京子「守って、くれるの?」
綾乃「そ、そうね、もし船見さんが歳納京子に酷い事を言ったりしたら、あの、守ってあげるわ」
綾乃(まあ、そんな事はありえないでしょうけど)
京子「あ、あやのぉ」ウルッ
綾乃「ちょ、と、歳納京子、そんな、泣かなくてもっ……!」オロオロ
京子「あ、うん、ごめんね、ごめんね、あやの」ゴシゴシ
京子「わたし、優しい綾乃、大好き!」
綾乃「///」カーッ
結衣「……」トテトテ
綾乃「あ、船見さん……」
京子「……!」ビクーン
京子「……」ピューッ
綾乃「あ、歳納京子、自分の席に戻っちゃった……」
結衣「……どうしたの、綾乃」
綾乃「え、えっと、その……」
結衣「……京子に何か言われた?」
綾乃「え、ええ、あの、喧嘩したという事だけ……あ、あ、内容とかは聞いてないのよ?」
結衣「……そっか」
綾乃「それで、あの……今回の事で歳納京子とちゃんと話してあげてほしいのよ」
結衣「……私もそうしたいけど、京子が話を聴いてくれないんだよ」
綾乃「それは大丈夫、私がちゃんと船見さんとお話するようにって言っておいたから」
結衣「……綾乃が?」
綾乃「歳納京子も、ちょっと臆病になってるみたいで……あの、私も一緒に立ち会うならって事で納得してもらったの」
結衣「……そっか」
綾乃「駄目だったかしら……?」
結衣「綾乃」
綾乃「え?」
結衣「何時も、気を使ってくれてありがとうね」ニコ
綾乃「え、え、い、いや、いいのよ!だって、あの、私、生徒会副会長だし///」ワタワタ
結衣「ふふふ……」クスッ
綾乃(あ、船見さん、笑ってくれた……)
綾乃(やっぱり、この二人は笑ってる方が素敵よね……)
結衣「話しあいの件は了解したよ、場所は私の部屋とかでいいのかな?」
綾乃「え、ええ、そうね、それでいいと思うわ」
結衣「ん、じゃあ今日の放課後にでも集まろっか」
綾乃「そうね、早いをうがいいものね、歳納京子にもそう伝えておくわ」
結衣「……うん」
綾乃(良かった、一時はどうなる事かと思ったけど、すんなり仲直り出来そうね)ホッ
~放課後~
~結衣の部屋の前~
京子「……」
綾乃「歳納京子?緊張してるの?」
京子「ふえ!?い、いやだなあ、この歳納京子ちゃんが結衣の部屋に入るくらいで緊張するはずないじゃない!」プルプルッ
綾乃「……その割には震えてるけど」
京子「こ、これは武者ぶるいだよ!」
綾乃「ふふ、まあ、そういう事にしておいてあげるわね」クスッ
京子「う、うう……」
綾乃「じゃ、チャイム鳴らすわね」スッ
京子「あ、あやの……」
綾乃「え?」
京子「あ、あの……手、握ってて、いいかな……」
綾乃「歳納京子……」
綾乃(強がっていても、やっぱり不安なのよね……)
ギュッ
京子「あ……」
綾乃「こ、これで、いいかしら///」
京子「う、うん、ありがと///」
綾乃「じゃあ、あの、鳴らすから///」
ピンポーン
結衣「はーい」ガチャ
綾乃「ふ、船見さん、あの、こんにちわ」
結衣「うん、綾乃、こんにちわ……」
京子「……」コソコソ
結衣「京子」
京子「は、はいっ……!」ビクーン
結衣「こんにちわ」ニコ
京子「あ、うん……こ、こんにちわ」スッ
綾乃(歳納京子、まだ船見さんとは目を合わせられないみたいね)
綾乃(こんなので仲直り、できるのかしら)
~結衣宅~
結衣「……」
京子「……」
綾乃「……」
綾乃(うわあ、部屋にあげてもっらたのはいいけど、全然会話が進まない)
綾乃(き、気まずい……)
結衣「……」スタッ
京子「……!?」ビクッ
綾乃「ふ、船見さん?」
結衣「ごめんね、綾乃、折角来てくれたのにお茶も入れずに……今から入れて来るから、ちょっと待っててよ」
綾乃「あ、ええ、ありがとう……」
綾乃(ふう、お茶でこの空気が和んでくれるといいんだけど……)
京子「……あ、あやの」
綾乃「どうしたの、歳納京子?」
京子「あ、あの、私、帰ろうかなって……」
綾乃「へ?」
京子「な、なにか、お腹も痛くなってきたし……もう家に帰って布団かぶって寝たい……」
綾乃「だ、だめよ歳納京子、ここで引き下がったら何のために来たのか……」
京子「だ、だって、結衣が、凄く怖い目で私を見て来るんだもん……き、昨日の、あの時みたいに」
綾乃「き、昨日の?」
京子「う、うん、昨日、結衣は……」
結衣「綾乃」
綾乃「ひゃわ!?」ビクーン
京子「……!」ビクーン
結衣「お茶、入ったから飲んでよ」
綾乃「あ、ありがとう、船見さん」スッ
京子「……」ビクビク
綾乃(歳納京子、凄く怯えてるけど……昨日何かあったのかしら)ゴクゴク
綾乃(やっぱり、その辺の事も詳しく聞くべきだったかも)ゴクゴク
綾乃(それにしても、このお茶、何か変な味ね)
綾乃(ちょっと、眠く……なって……)
綾乃「……」コクン
綾乃「……」zzz
綾乃(ん、なんだろ、凄く眠い……昨日はたっぷり寝たはずなのに)
……ケテ
……ヤノ、タスケ……
綾乃(んん……何か声が聞こえるわね)
綾乃(何だろう、誰だろう)
タス……
イヤダヨ、アヤノ
タスケテ
アヤノ
あやの
綾乃!
綾乃「歳納京子!?」パチッ
京子「い、いやっ、やだよぉっ、綾乃、たすけて、あやのぉ……」グスン
綾乃「と、歳納京子が、泣いてる……どうして」
結衣「あれ、綾乃、もう起きたんだ」
綾乃「ふなみさん……」
結衣「ほら、京子、ご希望の綾乃が起きてくれたよ、助けてくれるよ、きっと」
京子「あ、あやの、た、たすけて……たすけて!」ジャラッ
綾乃「え、ど、どうして歳納京子が鎖で縛られてるの」
ジャラッ
綾乃「あ、あれ、わ、私も!?」
結衣「綾乃、本当にありがとうね、京子を連れてきてくれて」
綾乃「船見さん、こ、これは一体……」
結衣「昨日さ、京子を監禁しようとしたんだけど、逃げられちゃってさ」
結衣「これは当分、京子を捕まえるチャンスは無いかなーと悩んでたら、綾乃が連れて来てくれるんだもん」
結衣「本当に助かったよ」ニコ
綾乃「え、か、監禁って……」
結衣「お礼に、綾乃には特等席を用意してあげたから」
結衣「たっぷり、京子の事を見てあげてよ」
綾乃「何を言ってるの……船見さん……」
結衣「ほら、京子、綾乃の見てる前で、もう一度しようよ……」
京子「やっ、いや、やだ、やだやだやだっ!んっ、んぐっ……!」
結衣「んっ……ちゅっ……ちゅぷっ……」チュッ
京子「んっんんんん!!!」
綾乃「や、やめて、船見さん、何をやってるの!?やめて!」
結衣「ぷはっ……京子の唇、美味しいよ……」
京子「……や、やだ、もうやだよぉ……」ウルッ
綾乃「と、歳納京子……」
京子「あ、あやの、たすけて……たすけてよぉ……」ポロポロ
綾乃「歳納京子っ……!」ジャラジャラッ
結衣「あはは、無理だよ、鎖で繋いであるんだから、綾乃はこっちに来れないの」
結衣「大人しく見学しながら、オナニーでもしてれば?」
結衣「その間に、ほら、京子、私達はいちゃいちゃ、しよ?」サワッ
京子「ひっ、さわらないでっ!」ビクッ
結衣「……どうしてそんな事を言うの?」
結衣「京子は、京子はもう私の物なんだよ?ほら、この可愛いお尻も……」サワッ
京子「ひゃっ!」
結衣「この、小さな胸も……」サワッ
京子「やだっ!」ブンブンッ
結衣「暴れないでよ、京子……」ガシッ
京子「ん、んぐっ……」
結衣「ほら、気持ち良くしてあげるからさ……」チュッ
京子「い、や、あ……」ポロポロ
綾乃「や、やめて、船見さん止めて!」ジャラジャラッ
結衣「ほら、京子、綾乃もみてるよ、京子のえっちな姿を……」ボソボソ
京子「う、ううっ、やだ、やだよぉ……!」グスン
京子「あ、あやの、たすけてよ、守ってくれるって言ったのに、言ったのにぃ」ヒックヒッ
結衣「ふふふ、京子、綾乃とそんな約束してたんだ……」
結衣「けど、残念だったね、京子……」スッ
結衣「綾乃は、助けてくれないって」ボソッ
京子「う、うそ、あやの、助けてくれるって言ったもん、守ってくれるって言ったもんっ!」
結衣「それはね、京子、嘘だったんだよ……その証拠に」ボソボソ
結衣「ほら!」ビリッ
京子「ひっ!?」
結衣「京子の服を破っても、綾乃は助けてくれないでしょ?」
京子「う、うああっ……!」ガクガク
また結衣がクズか・・・・・・
④する
綾乃「くっ……!やめて!船見さん止めなさい!」ガシャンガシャンッ
結衣「ね、綾乃は口だけなんだよ、京子」ボソッ
京子「や、やだ、わたし、わたしあやのを信じる、きっとたすけてくれるよっ……」ガクガク
結衣「あはは、京子は純粋だなあ……じゃあ、ほら、綾乃が何時助けてくれるのか、確かめてみようか」
京子「あ、あやの、わたし、しんじてるから、あやの……あやのっ……!」
結衣「京子の太股、綺麗だな……」ペロッ
京子「わ、わたし、しんじてる、あやのをしんじてる、しんじてる、しんじてる……」ブツブツ
結衣「ふふふ、京子のココ、良い匂い……」グッ
京子「ひっ……んっ……しんじてる、しんじてる、しんじてる」ブツブツ
綾乃「うああああああああああああああああ!!」ガシャンガシャンガシャンッ
綾乃なら駄洒落で結衣を笑い死なせることができるはずだ
京子はそれに期待してるんだ
結衣「……京子、きょうこっ……」クチュクチュ
京子「しんじ、てる、あ、あやの……」ビクッビクッ
結衣「ほら、いっぱい舐めてあげるから……ね?気持ちいいでしょ?」チュプチャプ
京子「んんっっ……はぁ……はぁ……あ、あやの、わたししんじてるから」ガクガクッ
結衣「京子、いっぱい、いっぱい可愛がってあげるからね」
京子「ひっ……やっ……あやのぉっ……」
結衣「これから、京子はずっと私の物なんだから、私のキスマーク、体中につけてあげるから……」チューッ
京子「………あ、やの」
結衣「愛してるよ、京子」ギュッ
京子「……」ビクッ
結衣「あ、京子の乳首、凄く立ってる……私で感じてくれてたんだ、嬉しい……」チュッ
京子「……んっ」ビクッ
結衣「ふふふ、京子、すっかり大人しくなって……綾乃の事は、もう呼ばないの?」
京子「……あやの」
結衣「綾乃ならまだ向こうに居るよ」
京子「……」
京子「いつたすけてくれるの」
綾乃がんばれ
命を燃やせ
綾乃「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」ガシャンガシャン
綾乃「歳納京子ごめんなさいごめんなさいこんな所に連れ来てごめんなさいごめんなさいごめんなさい」ガシャンガシャン
綾乃「これは、そう、夢なのよ歳納京子、ただの悪夢だから、朝目がさめれば終わるから安心して歳納京子壊れないで」ガシャンガシャン
京子「んっ……んっ……あっ……ゆ、夢、これは、夢」
綾乃「そうよ夢なのこれは悪夢、私とあなたとで見てる悪夢なの、けど所詮は夢だから、ね、歳納京子大丈夫だから」ガシャンガシャンガシャン
京子「あ、あはは、うん、うん、夢だよ、ね……んんっ……あっ……ひっ……」
綾乃「そうよ、夢よ、だから壊れないで、歳納京子、大丈夫貴女は、貴女の心は私が守るから、私の言葉を信じて」ガシャンガシャン
綾乃「私の言葉だけを聴いて、そうしていれば安心だから、大丈夫だから」ガシャンガシャン
京子「う、うん、あやののことばだけ、きくよ、あんしんだから、えへへ……んっ」
結衣「京子……綾乃なんて信じちゃ駄目だよ、これは全部、全部ね」
結衣「現実なんだよ」カリッ
京子「んんんんっ!!」ビクーッ
なんtか巻き返せ
綾乃「や、やめてよぉ、船見さん、お願い、邪魔しないでよぉ」ウルッ
結衣「あはは、ごめんごめん……つい」
京子「ふえ、ふえええええっ」ウルウル
綾乃「あ、あ、歳納京子、大丈夫、大丈夫よ泣かないで、ほんのちょっと噛み跡がついただけじゃない、平気よ、平気だから」
京子「う、うう……」
綾乃「大丈夫、ほら血も出てないし、泣くことなんてないのよ、全然平気だから、ね?」
京子「う、うん……えへへ、あやの、ありがとう」
綾乃「大丈夫よ、歳納京子、へいき、いへきだから、ね、言ってみて」
京子「うん、わたし、へいき」
結衣「……」チュッチュッ
京子「んんっ……へ、へいき、わたし、へいき……」ビクビクッ
綾乃「そう、良い子ね、歳納京子は、本当にいい子、良い子よ」グスン
京子「うん、わたし、いいこ、いいこだよ、あやの」
結衣「……京子、ほら、舌出して」
京子「……」
結衣「京子、また噛まれたいの……?」
京子「……!」ビクッ
綾乃「歳納京子、ね、大丈夫だから、平気だから、舌、出そう?ね?」
京子「うん、へいき、あやののいうこと、きいてたら、へいき」ペロッ
結衣「……んっ……ちゅっ……」ペロペロ
京子「……あっ、あっ……んんっ……ちゅ……」
結衣「ふふふ、京子、可愛かったよ」チュッ
京子「……」ビクッ
結衣「明日も、いっぱい可愛がってあげるね……」ナデナデ
京子「……」
結衣「じゃあ、おやすみ、京子……私は隣の部屋に居るから、何かあったら何時でも呼んでね」
京子「……」
結衣「綾乃も、おやすみ」
綾乃「……」ガシャン、ガシャン
結衣「……その鎖は、外れないよ、綾乃、怪我するからあんまり引っ張らない方がいいんじゃない?」
綾乃「……」ガシャン、ガシャン
結衣「ま、勝手にしてればいいよ、元々綾乃はおまけみたいなもんなんだし」
これは
綾乃「……」ガシャン、ガシャン
京子「……」
綾乃「……」ガシャン、ガシャン
京子「……あ」
綾乃「……」ガシャン、ガシャン
京子「あや……」ズルズル
綾乃「……」ガシャンガシャン
京子「……あやの」ズルズル
綾乃「……としのうきょうこ」
京子「あや……の……」ガシャンッ
綾乃「と、としのうきょうこ……」ズルズル
綾乃(もう少し、もう少しで、手が届くのに、としのうきょうこの手に……)
京子「あ……や……の……」
綾乃「としのうきょうこ……もう少し、もう少し……」
京子「わたし、ね、あやのの、こと」
綾乃「としのうきょうこっ……」
京子「すき、だったの……」
綾乃「……!」
京子「ごめんね、あやの、わたしのはじめての、きす、あやのに、あげたかったのに、ごめんね」
/\___/ヽ
/ ::::::::::::::::\
. | ,,-‐‐ ‐‐-、 .:::|
| 、_(o)_,: _(o)_, :::| うわぁ……
. | ::< .::|
\ /( [三] )ヽ ::/
/`ー‐--‐‐―´\
_| ̄|_ //ヽ\
| '|/ / ノ "´ ̄ ̄''''‐-...ノヽ
|__|'' ̄! ! / 丶 |
,‐´ .ノ'' / ,ィ \
ヽ-''" 7_// _/^ 、 `、
┌───┐ / / 、_(o)_,;j ヽ|
|┌─, .| /. - =-{_(o)
└┘ ノ ノ |/ ,r' / ̄''''‐-..,>
// { i' i _ `ヽ
 ̄フ i' l r' ,..二''ァ ,ノ
n / 彡 l /''"´ 〈/ /
ll _ > . 彡 ;: | ! i {
l| \ l 彡l ;. l | | !
|l トー-. !. ; |. | ,. -、,...、| :l
ll |彡 l ; l i i | l
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|l { 彡|. ゝ ;:i' `''''ー‐-' }
. n. n. n l 彡 ::. \ ヽ、__ ノ
|! |! |! l彡| ::. `ー-`ニ''ブ
o o o l :. |
綾乃「あ、あ……あああ……」
綾乃「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
綾乃(私は何をやってるの!歳納京子を守るって言ったのに!こんな所で鎖に繋がれて何もできずに!)
綾乃(何が歳納京子の心を守るよ、守れてないじゃない、私は、私はっ……!)
綾乃(私はどうなってもいい!歳納京子を守る!)
ガリッ
綾乃「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
ガチャガチャ
結衣「うるさい!」
結衣「え、何、凄い血が床に」
京子「……あ、あやのが、あやのがっ」ビクビク
結衣「京子は何ともないし……綾乃……?」
綾乃「……」ドクドク
結衣「お、おい、綾乃?口から凄い血が出てるけど、どうしたの?」
綾乃「……」ドクドク
結衣「……え、もしかして、この状況に耐えきれずに舌を噛んじゃったとか?」
綾乃「……」ドクドク
結衣「この出血量じゃ、もう生きてないか……参ったな……死体をそのままにしておくわけにはいかないし……」スタスタ
結衣「しょうがない、取りあえずバラバラにして冷蔵庫にでも」グイッ
綾乃「……」ガシッ
綾乃がやばい
結衣「え……」
綾乃「ふなみさん、つかまえた……」グイッ
結衣「うわっ!?」バタン
綾乃「……」ジャラッ
結衣(し、しまった、鎖が首に……!)
綾乃「よくも、よくも……」ギュッ
結衣「あ、あや……の……」ジタバタ
綾乃「よくも歳納京子を!よくも!よくもあんなことを!よくも!!!!!」グイグイッ
結衣「ぐっ……!」
綾乃「よ、よく、も……」フラッ
結衣(鎖が緩んだ、今だ……!)ドンッ
綾乃「うっ……!」ゴロンッ
チャリンッ
結衣「……はぁ……はぁ……し、舌を噛んだのは、私を誘き寄せる為だったってわけ?」
結衣「けど、その出血量で大立ち回りをするのは、無理があったみたいだね」ハァハァ
綾乃「……うう」
結衣「あははは、結局、綾乃は京子を助けられずにここで終わっちゃうんだ」
結衣「流石にかわいそうになってきたよ」
綾乃「……ゴホッ、ゴホッ」
鬱はやめてくれ
結衣「ねえ、綾乃、何か言い残すことは無い?」
綾乃「……だめ、死んじゃう……」ゴホッゴホッ
結衣「うん、綾乃は死んじゃうよ、今からすぐに病院に駆け込めばどうにかなるかもしれないけど、解放するつもりはないし」
綾乃「お願い、やめて……」ゴホッ
結衣「あはは、綾乃、ここまでやって止められるはずないじゃない、綾乃はここで死んで、京子はずーっと私の物になるの」
綾乃「貴女に罪を犯させたくないの……」
結衣「……ありがとう、綾乃、死にそうなくせに、私の事を気にしてくれて……」
綾乃「止めて、駄目よ」
結衣「いいや、止めないよ」
綾乃「お願い、船見さんを殺さないで、歳納京子」
結衣「え……?」
ゴッ
結衣「がっ……!」ガクッ
結衣(あ、あたまを何かで殴られた……だ、だれが)
ガッ
結衣(綾乃は、死にかけてるし、京子だって鎖で……)
結衣(あれ、鎖の鍵は……あ……)
『チャリンッ』
結衣(そっか、綾乃、私と組みあった時に、鍵の束を奪ってたんだ)
結衣(あの時の音は、鍵の束を京子の方へ放った音、だったんだ)
結衣(なら、私を殴ってるのは、殴ってるのは……)
バキッ
な!
京子「はぁ……はぁ……」
綾乃「と、歳納京子……」
京子「あ、あやの……あやのぉっ……!」ガバッ
綾乃「歳納京子……!」ギュッ
京子「あやの、あやのっ……」ポロポロ
綾乃「怖かったわね、大丈夫、もう、大丈夫だから、ね?」ナデナデ
京子「うん、うん、あやの、ありがとう、たすけてくれて、ありがとうっ……」グスン
綾乃「何言ってるの……たすけてもっらたのは、私なのに」
京子「う、ううっ……」ヒックヒック
綾乃が死ななければヨシ
京子「あやの、口からすごい血が出てる……」ヒック
綾乃「な、舐めときゃ治るわよっ……」フラッ
京子「……うん、そだね……」スッ
綾乃「と、としのうきょうこ?」
チュッ
綾乃「……!?」
京子「……んっ」
綾乃「んんっ……///」
京子「……ぷはっ」
綾乃「としのうきょうこ……」ポー
京子「えへへ、綾乃とのはじめてのキス、血の味がした///」
綾乃「……!」ドキーン
京子「けど、流石に舐めただけじゃ血は止まらないみたい……救急車呼ばないと」
綾乃「あ、あんまりロマンチックなキスじゃない……わ、よね」フラッ
京子「あ、あやの?あやのっ!」ユサユサ
綾乃(流石に、血が出過ぎたわね)
綾乃(何だか、毎回鼻血で大量出血してる千歳の気持ちがちょっと判った)
綾乃(力が抜けて、身体が寒くなっって……このまま、消えちゃいそう)
綾乃(けど、歳納京子が無事だったから、まあ、いいか……)
綾乃(ん、なんだろ、凄く眠い……昨日はたっぷり寝たはずなのに)
……キ
……ヤノ、ダイ……
綾乃(んん……何か声が聞こえるわね)
綾乃(何だろう、誰だろう)
……スキ
ダイスキダヨ、アヤノ
アイシテル
アヤノ
あやの
綾乃!
綾乃「歳納京子!?」パチッ
京子「あ、あやの、よかったぁ……!」ガバッ
綾乃「ふえ、歳納京子///」
京子「凄い出血だったから、もう目を覚まさないのか持って思って、不安だったんだからっ!」ウルッ
綾乃「え、あれ、ここは……病院?」
京子「うん、あれからすぐに救急車を呼んで貰って、入院したんだよ、綾乃」
綾乃「そ、そう……夢じゃ、なかったのね」
京子「……うん」
綾乃「あ、あの、船見さんは……?」
京子「結衣は……生きてるけど、眼を覚まさないんだ」
綾乃「そ、そう……生きてたの」
綾乃(良かった、歳納京子が罪を背負わなくて……)
京子「綾乃は、半月もすれば退院できるだろうって……本当に、良かったよ」ウルッ
綾乃「歳納京子……」
京子「あ、あの、綾乃、あの時の事、覚えてるかな///」
綾乃「あの時?」
京子「うん、あの、私も意識が朦朧としてたから自信ないんだけど、あの……」
京子「綾乃の事を、好きって言ったような気が///」
綾乃「あ……」
綾乃「///」カーッ
京子「あ、あの、それでね!あ、あんな状態の告白を数に数えたくないから、改めて私の想いを綾乃に伝えたいのっ///」
綾乃「あ、は、はい!」
京子「あの、その、綾乃、ちょっと目を瞑ってくれるかな///」
綾乃「え、え、えー!?」
京子「お、お願い///」
綾乃「わ、わかったけど……///」ドキドキ
綾乃(め、眼を瞑るって、あの、き、き、キスよね!)
綾乃(あの時は、血の味で良く判らなかったけど、こ、こんどはっ///)
ズルッ
綾乃(と、歳納京子、まだかなっ///)
綾乃(もう、焦らさないでよっ///)
綾乃(……)
綾乃(流石に、長すぎない?)
綾乃「……歳納京子?」パチッ
え? なに?
結衣「京子、私はね、京子と2人っきりで過ごしたかったんだ」
綾乃「ふ、船見さん!?」
結衣「誰の邪魔も入らない場所で、2人っきりで」ジリジリ
京子「んっ、んんっ……!」
綾乃「と、歳納京子を離して!船見さん!」
結衣「けど、自分の部屋にまで邪魔ものが入ってきちゃう……」ジリジリ
結衣「どうすればいいんだろう」ジリジリ
結衣「どうすればいいと思う?」ジリジリ
京子「ん、んんっ……!」
結衣「うん、そうだね、本当に2人っきりになれる場所に行けばいいんだと思う」ガラッ
綾乃「ふ、船見さん……?」
結衣「ほら、京子、一緒に行こう?」グイッ
京子「んんっ……ぷはっ!あ、あやの!あやのぉ!!!」
綾乃「と、歳納京子!」タッ
結衣「京子、愛してる……」フワッ
京子「……!」フラッ
綾乃(あ、駄目だ、間に合わない)
綾乃(船見さんが窓から落ちる方が早い)
綾乃(歳納京子も、落ちちゃう……!)
綾乃(ど、どうすれば、私はどうすれば……!)
『私は何をやってるの!歳納京子を守るって言ったのに!こんな所で鎖に繋がれて何もできずに!』
綾乃(そうよ、何も悩む必要はないわ)タッ
綾乃(何かに縛られる必要はない)タッ
綾乃(私は、私は歳納京子を守るって)タッ
綾乃(決めたんだから!)フワッ
綾乃「歳納京子……!」ギュッ
京子「……!?」
綾乃「大丈夫、約束したでしょ、守るって……」
京子「あや、の……」
グシャッ
船見結衣
○×病院病室から落下により死亡
杉浦綾乃
○×病院病室から落下により死亡
ぐしゃ?
グシャってなんですか
歳納京子
○×病院から落下により重傷
彼女を抱きしめていた少女がクッションになった事で致命傷を避けられた模様
精神を病んでおり、傷が治り次第、精神病棟へ移送の予定
/\___/ヽ
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| 、_(o)_,: _(o)_, :::| うわぁ……
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| '|/ / ノ "´ ̄ ̄''''‐-...ノヽ
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 ̄フ i' l r' ,..二''ァ ,ノ
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|l トー-. !. ; |. | ,. -、,...、| :l
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|! |! |! l彡| ::. `ー-`ニ''ブ
o o o l :. |
京子「……って、夢を見たんだよ……結衣、綾乃……」ボソボソ
京子「……うん、そうだね……そんな事、あるはずないのにね」ボソボソ
京子「……結衣、怒らないで……夢だしさ」ボソボソ
京子「……それと、あのね……結衣、わたし実は、綾乃と付き合い始めたんだ」ボソボソ
京子「……そっか、気付いてたんだ……祝福してくれるの?ありがとう」ボソボソ
京子「……やっぱり、結衣は、私の大切な幼馴染だね」ボソボソ
京子「……何時だって、結衣は私に優しいし」ボソボソ
京子「……もう、綾乃、焼きもちやかないでよ」ボソボソ
京子「……綾乃、愛してるよ」ボソボソ
京子「……結衣も、大好き」ボソボソ
京子「……ずっと、こんな時間が続けば、いいね」ボソボソ
完
京子ちゃんも結衣ちゃんも綾乃ちゃんもだいしゅき!
ま さ か の 夢 オ チ
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