ほむら「まさかあなたが思い出すなんて思わなかったわ」
杏子「なんでだろうな」
ほむら「知らないわよ」
杏子「しっかしお前が悪魔にねぇ」
ほむら「いつか戦うことになるかもね」
杏子「ま、そんときはぶっ潰してやるよ」
ほむら「期待してるわ、魔女になった時もあなたとマミに殺されることを期待していたし」
杏子「ははっやな期待だなおい」
ほむら「魔法少女なんだからそれぐらい働きなさい」
杏子「ちょっと聞いてもいいかい?」
ほむら「思い出したのに何を聞きたいのよ」
杏子「そう言うなよ、お前がこの世界作ったんだろ?」
ほむら「で、何?」
杏子「あたしの学費ってどうなってるんだ?」
杏子「だいたいさやかの家に居候ってなんだよ」
杏子「事あるごとに宿題やれだ腹出して寝るなだうるさいんだよね」
ほむら「ちょうどいいじゃない手綱を握る人間がほしいでしょ」
杏子「あたしは犬ってか?」
ほむら「狂犬ね」
杏子「噛み付かれてぇのか」
ほむら「そうなったら飼い主を訴えないといけないわね」
杏子「あーあ、気弱なお前はどこにいったのかなー」
ほむら「マミを師匠と慕っていたあなたもどこにいったのかしらね」
杏子「純粋な頃をえぐり合うのはやめるか…」
ほむら「えぇ、懸命ね…」
ほむら「さてと、あなたの学費についてだけど」
ほむら「喜びなさい、あなたの学費は無料よ」
杏子「どういうことだオイ」
ほむら「あなたは非常に優秀で海外なら飛び級できる成績で合格して学費完全免除の特待生ということになっているわ」
杏子「そ、それって」
ほむら「というわけで勉強しないとさやかの家に学費で迷惑がかかるわ」
杏子「なんて世界にしてくれてるんだよてめぇ…」
ほむら「この世界を生きてきた記憶も有るはずだしなんとかなるでしょう?」
杏子「勉強できた記憶なんてないんだよね」
ほむら「まどか以外はわりと適当に矛盾がない程度に改変したっけ」ボソ
杏子「おい」
ほむら「まぁいいわ」
杏子「よくねぇよ」
ほむら「さやかと恋人つなぎしたりイチャイチャしてたくせにさやかと一緒なことに文句ばかりね」
杏子「な、なんで知ってるんだよ!」
ほむら「あそこは私のソウルジェムの中よ?」
杏子「全部見られてたのかよ…」
ほむら「あなたはりんごだったわね」
杏子「やめてくれ…思い出しただけで恥ずかしい」
ほむら「で、話は終わり?」
杏子「ん?まぁ気になってたのは学費ぐらいだな」
ほむら「普通もっと気にするところがあるでしょ…」
杏子「そういえば悪魔になったお前についてだけどさ」
ほむら「何?」
杏子「お前本当に胸ないのな」
ほむら「悪魔にいきなり喧嘩を売るなんていい度胸ね…」
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