創造主「この世界へようこそ!」
創造主「ここでは安価で作ったキャラがなんとそのまま主人公になれる絶対一隅のチャンス」
創造主「欲望でもちょっと考えたキャラでもどんな結果で作られたキャラを安価のたびにいくら出せるのだ!」
創造主「勇者でもエルフでも魔物でも魔族でも魔王でも悪役でも好きなやつを主人公にできる!」
創造主「ただし、ストーリー展開などで作成したキャラが死ぬ場合もあるのでそれを覚悟で投稿するように!」
創造主「さて、このファンタジー世界で最初の主人公を決めてしまおう! できるだけ詳しく頼むぞ!!」
【名前】
【年齢】
【性別】
【種族】
【容姿】
【能力】
【解説】
>>2
【名前】 ミミック
【年齢】 6歳
【性別】 女
【種族】 人間と魔族のハーフ
【容姿】 ボーイッシュな髪型、キリっとした目つき、タンクトップに短パン
【能力】 宝箱に擬態
【解説】
昔とある男が宝箱に擬態していたミミックに出会った
ミミックの魅力的な口に惚れた男は、ミミックにプロポーズ
そしてなんやかんやあってミミックと男のラブラブ新婚の最中にできた子どもこそ、少女ミミック
宝箱に擬態できるだけあって、好奇心旺盛
普段は人間の姿をとっていて、少年と見間違えそうな容姿をしている
能力はミミックへの変身、のみ
元気いっぱいで色気のない彼女は、今日も元気に冒険する
宝箱もどきだけに、宝箱を探す
こんな感じでいいのかい?
ミミック「ふぅ~。今日はどこにいこうかなー」テクテク
元気に旅をするこの少女は半魔半人のミミック。
今日も今日でいつも楽しく冒険をしている。
平原を歩いていたミミックが見つけたのは?
>>6
魔物
魔物「ほぉ…! 美味そうな小娘だ…!」
ミミック「へ、ひゃあ! ま、魔物!?」
魔物「あまりにも美味そうな小娘だから殺して焼いて喰ってやるぜ…!」ケラケラ
ミミック「だったら、逃げるが勝ち!」ダダー!
魔物「あ、コラ! 待てぇ!」
ミミック「ここなら…! 宝箱に擬態して…!」ヒュン
ボンッ
タッタッタ
魔物「ちぃ、あの小娘どこ行きやがった! お、こんなとこに宝箱発見! ラッキー!」
ガチャ
ミミック「今がチャンス!」ガブリッ
魔物「な、ミミックだと!?」ザァァァァ
魔物「し、しまった…油断した…!」ドサァ
ボンッ
ミミック「ふぅ。何とか倒したね! ん? あの森の中で1つの木が光っているけど何だろ?」
ミミック「すっごーい! 行ってみよ行ってみよ!」ビョンビョン
・森の中
ミミック「自然豊かな森だね~」テクテク
ミミック「ん? あれって人間だよね? 何してんだろ」
ミミックが発見した人間とは?>>1のテンプレを使ってキャラ作成をしてください。
>>9
安価ミス
>>11で
【名前】電波女
【年齢】14
【性別】女
【種族】人間
【容姿】漆黒のツーピースドレス(上は半袖)に左腕の殆どに包帯を巻いている
【能力】包帯に封印されている忌避の力にガチで狂う
【解説】常に苦しげな表情で息も少々荒く、発言の殆どが電波。攻撃は厨二っぽい暗黒系の物が主体
電波女「はぁ…はぁ…。」
ミミック「どしたの? こんなところで」
電波女「何か聞こえる…」
ミミック「聞こえるって何が?」
電波女「包帯からわかるように謎の声が!」
ミミック「でもそんなの聞こえないよ?」
電波女「そんなことない。この左腕の力はとてつもない力。謎の声だって聞こえている」
ミミック「でも見た感じ、闇の力なんて感じていないけど…?」
電波女「他の人には感じられない力。とてつもない力によって狂わせるってあるから絶対にある」
ミミック「へぇ~そーなの。じゃあ、取っていい?」
電波女「包帯を取り外したら、まずいからやめる」
ミミック「そーなんだ。分かった」
ミミック「ところでこの森の外から光っている木を見つけたんだけど一緒に行かない?」
電波女「いーよぉ…」
ミミック「りょーかい! じゃあ、レッツゴー!」
電波女「おー!」
鳥魔物たち「シュギャー!!」バサッバサッ
ミミック「鳥の魔物だー!!」
電波女「任せて…! ダークカオスフレイム!!」ゴォォォォ
鳥魔物たち「ギャース!!」ドサッ
ミミック「皆やっつけちゃったー! すっごーい!」
電波女「この技は私の包帯によって制御された左腕の力によるもの…!」
ミミック(左腕にそんな力は感じられないはずなんだけど、まいっか)
ミミック「ところでこの森の外から光っている木を見つけたんだけど一緒に行かない?」
電波女「いーよぉ…」
ミミック「りょーかい! じゃあ、レッツゴー!」
電波女「おー!」
鳥魔物たち「シュギャー!!」バサッバサッ
ミミック「鳥の魔物だー!!」
電波女「任せて…! ダークカオスフレイム!!」ゴォォォォ
鳥魔物たち「ギャース!!」ドサッ
ミミック「皆やっつけちゃったー! すっごーい!」
電波女「この技は私の包帯によって制御された左腕の力によるもの…!」
ミミック(左腕にそんな力は感じられないはずなんだけど、まいっか)
ミミック「やっとついた~!」
ミミック「見て見て~、すっごいよ、この木! 本当に光ってる!」
電波女「左腕が疼く…! この光る木はいったい…! これはにっくき破壊天使の力!」
ミミック「破壊天使? そんなの聞いたこともないけど…」
電波女「破壊天使は私たちを苦しめる絶対なる敵」
ミミック「でもこの木は破壊天使の力って感じじゃないよね?」
電波女「違う破壊天子の力!」
ミミック(駄目だ。自分の妄想に信じ込んじゃっている)
2人の目の前に魔物が襲撃してきた。魔物の特徴を安価で。
【名前】
【特徴】
>>17
名前て種族名か個体名かどっちだどっちでもいいのか
st
完璧魔王
レベル1の勇者を倒す完璧主義の魔王
この時点で積みゲーである
勇者が倒れても続く物語ってのもあんのよ?
>>21ちなみにここでは例え勇者や主人公が死んでも、作品はまだまだ続きます
完璧魔王「お前ら、よく来たな」
ミミック「ま、魔物!?」
完璧魔王「お前らをレベル1だから倒してやるぜ…!」ククク
完璧魔王「まずはそこの人間の女からだ! 喰らえ!! ダークフロム!」フォオオオオ
電波女「強い…」
ミミック「何てパワーよ!」
完璧魔王「マヒャドデス!」ヒュオオオオオオ
完璧魔王「魔王でありながら、魔物だからな!」
電波女「魔王。覚悟」
完璧魔王「この人間。余の力に臆してないのか」
電波女「ダークカオスフレイム!」ゴォオオオオオオオ
完璧魔王「効かぬわ! ダークフロム!」フォオオオオオ
ミミック「うああああああああ!!」チュドオオオオオオ
電波女「左腕の力が効いてないなんて…何て強い…!」
ミミック「強すぎよ…!」
ミミック「こうなったら…!」ボンッ
完璧魔王「ミミックになる能力を持っているとは少し驚きだぞ。しかし、ミミック程度の能力で余に勝てるか! 喰らえ! ダークネスソード!」シャキ
ミミック「ああああああああ!!」ズパン
完璧魔王「弱すぎだな。お前ら。実に弱すぎだ。」
完璧魔王「止めと行くか」
ジャキ
ミミック「このままじゃやられる…どうしたら…」
どうする? >>26
宝箱らしく、武器か攻撃を収納してみる
完璧魔王「マヒャドデス!」ヒュオオオオオオオ
ミミック「敵の攻撃を収納して攻撃を無効化すれば…!」ガパッ
ヒュルルルルルルル
完璧魔王「な、何ぃ!?吸い込んだだと!」
ミミック「これで呪文は無効化した…!」
電波女「あなたも闇の使い手?」
ミミック「そういうわけじゃないけど…」
完璧魔王「なるどほどぉ…収納か。ならこれはどうだ! メラガイアー!」ボオオオオオオ
ミミック「何度やっても同じだって!」ガパッ
完璧魔王「」ニヤリッ
完璧魔王「もう一度メラガイアー!」ボオオオオオオ
ミミック「無駄無駄!」ヒュルルルルルル
ドクンドクン
ミミック「え!?」
ボゴオオオオオオオオオオオ!!!!
ミミック「あちちちちちち!!!」ボオオオオオ!
完璧魔王「なるほどなやはり吸収に限界があったようだな。これで止めだ!」フォオオオオオ
ミミック「もう私の命は助からない…! だったら、命を引き換えに! うあああああああああ!!」ボオオオオオ
完璧魔王「炎を身に纏いながら、突進だと!?」
完璧魔王「死ねぇ! ダークフロム!!」フォオオオオオ
電波女「はああああああ!!!」ドゴォ!
完璧魔王「な、何ぃ!」
電波女「突進あるのみ!」
ミミック「電波女! うあああああああ!!!」
完璧魔王「何、この2人に更なる力が集まっているだと!」
ミミック「いっけぇーーーーーーー!!!」
完璧魔王「させるかーーー! ダークネスソード!!!」ヒュオオオオオ
チュドォオオオオオオオ
完璧魔王「ば、ばかな…。この余が敗れるだと…! ぐはっ!」ドサッ
ミミック「私ももう死にそうっ ぐふっ」ドサッ
電波女「左腕の力の反動が…はあはあ」
電波女「この木には近づけないし…ミミックは再起不能だから…」
傷つきながらも完璧魔王を倒したミミックを背負った電波女はとりあえず町を探すこととなった。
電波女「でもここどこ?」
ヒュラ
電波女「光る木から一枚の葉が落ちてきてる?」
ヒュラヒュラ
ミミック「」ピキピキピキ
電波女「傷が勝手に。これも闇の力?」
ミミック「」ピキピキピキ
ミミック「あれ? ここは…」
ミミック「うわっ。ってここ光る木の下? それに電波女。助けてくれたの?」
電波女「見てただけ」
ミミック「そ、そう。ってこの葉。光ってる。いったいこの葉なんだろ」
電波女「この闇の力が備わっている光の木から葉が落ちてきた」
ミミック「そ、そうなんだ。とりあえず、記念にとってこ」
ミミック「とりあえず適当に旅をするけど電波女はどするの?」
電波女「左腕の力の謎を解き明かす」
ミミック「だから普通にしか見えないけど…」
電波女「じゃあバイバイ」
ミミック「て一緒に行かないの? それのほうがいいと思うけど」
電波女「いつも一人旅してるから平気。じゃあ」
タッタッタ
ミミック「行っちゃった。普通、一緒に旅をするほうなんだけど…」
ミミック「まいっか。また会えるかも知れないし」
ミミック「さてと、夕方になっちゃったから町探そっと!」スタスタ
創造主「さて、ミミックは光る木の葉を手に入れた。この光る木の葉がこれから深くかかわりそうだ」
創造主「ミミックがこれからどんな苦難な旅をするのだろう」
創造主「非常に楽しみだ」
創造主「さて第二の主人公に突入!」
創造主「第二の主人公はいったいどんなキャラになるだろう」
創造主「さぁ、くまなくキャラを手抜きから完璧まで好きなように仕上げたまえ!」
【名前】
【年齢】
【性別】
【種族】
【容姿】
【能力】
【解説】
>>34
【名前】魔法戦士
【年齢】16
【性別】男
【種族】人間
【容姿】金髪、鳥山明風
【能力】下級魔法全般扱える。武器は剣。
【解説】勇者という存在に憧れる。勇者になるべく旅をしているが、件の魔王が攻めてこなかったところを見ると、そもそもの勇者としての素質がなかったのかもしれない。回復魔法は出来ない。実は剣よりも素手の方が強い。
魔法戦士の今いる町を安価で
【町の名前】
【解説】
>>36
【町の名前】ノアガイスト
【解説】かつての救世主が力尽き死んだとされる地の果ての荒涼とした町
人心は荒み強い者だけが生き残り弱い者は虐げられ死んで行く
騙しや裏切りが横行する犯罪の温床
特産品は大豆だったがいまはそれも失われつつある
・ノアガイスト
荒くれ男「おらぁ!」ドコォ
貧民「ぐべらぁ!」
荒くれ男「金は頂くぜー!!」
貧民「お、お許しをー!」
荒くれ男「どけどけー!」ブンブン
魔法戦士「待て!」
荒くれ男「なんだーお前! そこをどけぇ!」
魔法戦士「おらぁ!」ズパン
荒くれ男「どへえええええええ!!!」バタン
魔法戦士「金取り返したぞ」
貧民「あ、ありがとうございます!」
魔法戦士「何、当然のことをしただけさ」
貧民「あなたは旅の人のようですが、このノアガイストと言う町は見たとおりに治安がとても悪いですからすぐに出たほうがいいですよ」
魔法戦士(本当はこの町の犯罪者たちを取り締まりたいが、犯罪者の数が多すぎて一人では無理だよな。ここは素直に出るしかないか)
魔法戦士「分かった。肝に銘じておくよ」スタスタ
ノアガイストの住人を>>42まで募集。この安価は作者が再び書き始めるまで有効。
【名前】
【年齢】
【性別】
【種族】
【容姿】
【能力】
【解説】
ミスです。失礼しました。
>>43まで再安価とし、種族は人間固定とします
【名前】
【年齢】
【性別】
【容姿】
【能力】
【解説】
【名前】カクゼツ
【年齢】40
【性別】男
【容姿】太い、というよりガタイがいい。高身長。デヴ界ではイケメンの部類。
【能力】物質、魔力などの自然エネルギー系のモノなど、何物も受け付けない絶対防御能力があるが、動くと解除されてしまう。しかし、寝ている時も有効。
【解説】 単純な戦闘強度でいうととても低いが、この能力のおかげで、この街でもかなりの上位の強者とされてる・・・らしい。無意識の能力なので、不便極まる事も多々。
【名前】フレッド
【年齢】14
【性別】男
【容姿】ツナギにYシャツ、帽子
【能力】原子・分子を食べ物の形に凝縮。凝縮時、温度や状態を操作出来る
【解説】能力はひけらかさず、こっそりしぶとく生きてきた
今にも空腹で倒れそうという人には、こっそり使った能力で食べ物を与えたりしていた
魔法戦士「」スタスタ
青年「よぉ、兄ちゃん! 裏コロシアムに参加してみないかい?」
魔法戦士「裏コロシアムだと?」
青年「優勝商品はなんと…>>47だ!」
女の奴隷
魔法戦士「奴隷なぁ…」
魔法戦士(一人で助けれる余裕なんてないよな。だとしたら、参加者に紛れて優勝することで俺の勇者になると言う目的に近づけられるための仲間を集める目的のためにその奴隷を助けて仲間にすると言う手があるな)
魔法戦士(よし決めた)
青年「で、どう? 参加する?」
魔法戦士「参加しよう」
青年「さっすが、兄ちゃんだ! ささ会場はこちらだよ~!」スタスタ
ガチャリッ
ガヤガヤッ
魔法戦士「会場とは言っても酒場じゃないか」キョロキョロ
青年「それは表向きさ~。会場はこっちだよー」ポチッ
魔法戦士「何押したんだ?」
青年「ささっ、こっちこっち」グイグイ
魔法戦士「お、おい! 引っ張るなって」
・裏コロシアム会場
ガヤガヤッ ウオー!
魔法戦士「こんな地下にこんな広々とした施設があるなんてな」
青年「普段、この地下は誰にも見つからないように隠していてね~。案内役が選択した参加者しか見ることはほとんどないんでねー」
魔法戦士「となるとさっき押したスイッチみたいなのはこの入り口を開いたり隠したりするためってことだな」
青年「そゆこと」
審判「ほうほう、新たな参加者ですか」
青年「この兄ちゃんさ」
魔法戦士「誰だ?」
審判「私はこの裏コロシアムの審判を勤めます。どうぞよろしく」
魔法戦士「ああこちらこそ」
青年「では俺はここでー」スタスタ
審判「では開始時間までお待ちください」
魔法戦士「分かった」
・数分後
魔法戦士「いよいよ始まるってところだな」
審判「さあさあ、ノアガイスト自慢の裏コロシアムがいよいよ開催です! ルール無用!相手を倒せばそれで勝ち! 殺害もオーケーです! さあ、存分に殺しあってください!」
魔法戦士「流石裏コロシアムってところだな人殺しもルールに入れてくるのか。けど殺すのは好きじゃねえから相手を気絶させればなんともないよな」
審判「そして優勝商品は女の奴隷だー!」
魔法戦士「奴隷がいよいよ出てくるのか。いったいどんな人なのか」
優勝商品にされた女の奴隷とは? 人間でもそれ以外の種族でもOK!
【名前】
【年齢】
【性別】
【種族】
【容姿】
【能力】
【解説】
>>52
【名前】トンスル朝鮮猿
【年齢】精神年齢3才
【性別】牡
【種族】エベンキ土人
【容姿】釣り目エラ張りチンコ9cm
【能力】嘗糞と反日
【解説】詳しい解説トンスル
冒
l l Λ_Λ
/~ヽ <ヽ`∀´> 前頭葉にガッツーンと効く!!!
( ).__ |/⌒ー ー⌒ヽ.
( )|病..|| ヽニキ ニ /_ゝ .)
. ||.酒 || 丶 (_ソ
 ̄ ̄ ,vwVVVWVVVVVwv、
< 火病にトンスル!>
再安価なら
【名前】シィ
【年齢】12
【性別】女
【種族】獣人
【容姿】金髪、犬の耳と尻尾で衣服とは呼べない襤褸を着ている
【能力】死んでなければ瞬時に回復できる呪文を使え、自身も常人の数十倍ほどの自然回復力を持つ
ただし呪文は使用すると彼女の体力を大幅に奪うため、1日一回が限界
【解説】 元はとある貴族の一人娘だったが、祖国の滅亡とともに家も没落したため、両親に捨てられる形で売られた
本来は明るい性格だったが、過酷な生活で暗く塞ぎ込んでしまっている。
>>52がなんだかよく分からない設定なため、再安価で>>54を安価とします。
審判「さあ来るんだ!」
シィ「…」
ウオオオォォォォォォ
「俺の奴隷に欲しいぜ!」「いーや、俺様の奴隷に決まってるだろ!」「犬少女もいい!」
魔法戦士「何だかすごく暗い奴だな。それにこんな奴らの手に渡ったらまずいから、何としても優勝するしかないよなー」
審判「さあ、裏コロシアム初戦のスタートです! 対戦形式をモニターに表示しました! モニターの指示に従って殺しあってください!」
魔法戦士「んーと、俺の対戦相手は…カクゼツってやつか」
審判「さあ、初戦第一試合は魔法戦士選手VSカクゼツ選手です!」
魔法戦士「お前がカクゼツか。デブって雰囲気の割にはイケメンってなんかムカつくよな…」
カクゼツ「あの奴隷はこの俺がもらうぜ。俺のお気に入りだからさ」ククク
魔法戦士「何を…!」
審判「それでは始め!」カーン!
魔法戦士「まずは先手必勝! メラ! ギラ!」
カクゼツ「い、いきなりかよ!」
ドカーン
魔法戦士「よっしゃー! これで―」
???「と思ったか?」
カクゼツ「こんなヘナチョコ魔法なんて効かないぜ」
魔法戦士「メラとギラが効いてないだと!? そんなのありかよ!」
魔法戦士「魔法が駄目なら剣だ! うおりゃあああああ!」シャキ
カクゼツ「」ズパン
魔法戦士「やったか…?」
カクゼツ「やったと思ったか?」
魔法戦士「なっ、剣も効かないだと!?」
カクゼツ「俺に何物も受けない絶対防御の能力があるから無意味さ」
魔法戦士「卑怯だぞ! こんな能力!」
カクゼツ「ここは裏コロシアムだぜぇ? ルールなんかねぇ!」
魔法戦士「くそ…どうすれば…!」
魔法戦士「だったら、連続で斬ってやる!」
ズパンズパンズパンズパン…
カクゼツ「もうバテたのか体力ねえな」
魔法戦士「はぁはぁはぁ、メラ! メラ!」ボォ!
カクゼツ「だから無理だって」
魔法戦士「くそぉ。こいつに弱点はあるのかよ…」
カクゼツ「どうした? 早くかかって来いよ」
魔法戦士「メラ! メラ!」ボォ!ボォ!
カクゼツ「ぜんぜん効かないな!」
魔法戦士(駄目だ…俺の攻撃は奴にまったく効いてない。それどころか試合が始まってここまで一歩も動いてねえ…)
カクゼツ「何だ? もう終わりか?」
「こりゃもうカクゼツの勝利はもはや決定だな」「あいつの防御能力は半端じゃねえからな」
魔法戦士「はぁはぁ…」
魔法戦士(…ん? にしてはカクゼツはこの試合で一度も攻撃してないよな。それに一歩も動いてもいない。そして、防御)
カクゼツ「早く攻撃して来いよ!」
スタスタ
魔法戦士「」コチョコチョ
カクゼツ「ぎゃはぎゃはぎゃははははははは!!!」
カクゼツ「…なんていうと思ったかくすぐりなんて効かないぜ!」ヘッヘッヘ
魔法戦士「これも駄目か」
魔法戦士「(なら…)にしては攻撃してこないなんておかしいよなぁ」
カクゼツ「何だと…!?」
魔法戦士「防御ばっかりは臆病なやつがするもんだよな」
魔法戦士「素直に攻撃しちまえばいいのによ」
カクゼツ「うるせーーー!」 ズカズカ
魔法戦士「今だ! うおりゃあああ!」ズパン
カクゼツ「ぎゃあああああああ! しまった…くっはっ」バタンッ
魔法戦士「挑発作戦成功! やはり動いている間は攻撃が効くんだな!」
審判「カクゼツ選手は死んではいないようですね。カクゼツ選手は気絶により、勝者は魔法戦士選手に決まりました!」
ウオオオォォォォォォ
「すげー! あいつ、あのカクゼツを倒しちまいやがった!」「カクゼツにあんな弱点があったなんてな!」
魔法戦士「にしては剣一発であっさりと気絶したな。あいつ、防御能力はあっても体力はなかったというわけだな」
魔法戦士「よし、これで準々決勝に進出だ!」
魔法戦士「さてと、俺の次の相手の試合だな。会場はこっちか」
魔法戦士が見た状況はフレッドが手に持っていたパンを参加者が食べてしまったところだった。
フレッド「くくく…。美味かった?」
参加者「し、しまった…。やつの持っているパンを食べてしまった…」ビリビリ
フレッド「隙を見せて一生懸命食べるのに苦労したなぁ。俺の作ったパンは麻痺するほどに美味しいんだー!」
魔法戦士「作った料理に麻痺毒でも入れてやがったのか。裏コロシアムは何でもありのルール無用の殺し合いだから、これもオーケーなんだろうけどよ」
審判B「勝者、フレッド選手!」
魔法戦士「フレッドってやつが次の俺の対戦相手か。あいつの持っている食い物には毒があるから注意しねえとな」
魔法戦士「さて、次の相手のフレッドだが、何か対策あるかなー」
魔法戦士「うーん…」
対フレッドの対策は? >>66
胃袋をパンパンにしておく。
魔法戦士「腹いっぱいになれば、あの食い物を食べずに済みそうだよな」
魔法戦士「試合までの時間もまだあるよな。よし、やってみるか」
~ノアガイスト食堂
店員「いらっしゃいませー」ズゥン
魔法戦士(店員が何かむさい男だなぁ…)
店員「どかしたか? 何かご注文は何だ?」
魔法戦士「…い、いや、何でもないです。じゃ、じゃあ、ステーキとチャーハンとラーメンと…(略)」
…注文終了後
店員「ほぅ。こんなに頼むとはいい度胸だ! 面白いジャンジャン作ってやるぜ!」
魔法戦士「金は丁度足りるよな」
魔法戦士「とりあえず、食いまくるか」
…数分後
店員「ステーキにチャーハンだおらぁ!! 特別に大盛りだぜぇ!」バンッ
魔法戦士(これが客に対する礼儀かよ…。っていうか、大盛りって頼んでいないのにするのか普通)
魔法戦士「」ガツガツ
魔法戦士「味はいけるな」ガツガツ
魔法戦士「このステーキもトロけていて美味いなー」
魔法戦士「って味わっている場合じゃねえな。早く、食いまくって試合会場行かねば…」
…食事終了後
魔法戦士「もう食えない…」ゲップ
店員「おら、代金払えや」グイッ
魔法戦士「(何か、借金取りみたいだな…)これで」
店員「まいどぉ!」
魔法戦士「これで…何とかなるか」
魔法戦士「さて…会場に行くか」
~裏コロシアム会場
審判「さあさあ! 準々決勝がまもなく、始まります!」
魔法戦士「何とか時間までには間に合ったな…」フゥ
審判「この第一試合では魔法戦士選手VSフレッド選手の戦いが始まろうとしています!」
ウオオオォォォォォォ!!!
フレッド「君が魔法戦士君だね? お手柔らかによろしく」
魔法戦士「あ、ああ。よろしくな」
フレッド「たぶんだけど、俺の麻痺毒パン対策に食べまくったようだけどそれでは勝てないってのを証明してあげるよ」
魔法戦士「あーそうかい」
審判「では試合開始」カーン!
魔法戦士「よっしゃ、先手必勝だー!!」ダダーーー!
ブレッド「フッ」ニヤリッ
ブラッド「はぁぁぁぁ」
魔法戦士「フランスパンがいきなり!? いや、フランスパンなんかで俺の剣を止められねぇぜ!」
バコン!!
魔法戦士「な、何だと!? フランスパンで防ぎやがった!」
ブラッド「このフランスパンは普通よりとても硬くしてるからね」
魔法戦士「くっ! この、この!」ビュンビュン
ブラッド「無駄ですよ」バコンバコン
魔法戦士「このフランスパン斬れねえどうしたら…!」
ブラッド「はああああ!!」ブンブン
魔法戦士「ぐはっ! ぐふっ!」
魔法戦士「くっ…あのフランスパンとても脅威じゃねえか。いきなり現れやがったし。奴の能力なんだろうけど、どんな原理なんだよ…」
ブラッド「言ったよね? たくさん食べたからって俺に勝てると思ったら、大間違いだと」
魔法戦士「くそっ…!」
ブラッド「休んでどうするの? 戦わなきゃ!」ブンブン
魔法戦士「剣が駄目なら魔法だ! メラ!」ボオオォォォォ
ブラッド「こんな呪文!」ブンッ
魔法戦士「メラ! メラ!」ボオオォォォォ
ブラッド「この、この!」ブンブンッ
魔法戦士「これでてめぇのフランスパンは灰になって威力がなくなったよな! 今がチャンスだ!」シャキ
ブラッド「やべっ…なんちゃって」ボンッ
魔法戦士「なっ、また出やがった!」
ブラッド「それっ!」ブンッ
魔法戦士「ぐあっ!」ドゴォ
魔法戦士「くそ…! あのフランスパンまた出てくるよな。何かいい方法はないのかよ!」
ブラッド「ほら、ほら!」ブンブン
魔法戦士「くっ!」バコンバコン
ブラッド「それっ、今のうちに」ゴンッ
魔法戦士「やべ、体勢が崩れた…!」フラフラ
ブラッド「剣を取り上げれば…!」バコンッ
ヒュンヒュン チャ、キキキキンッ
魔法戦士「し、しまった! 剣が飛ばされた…!」
ブラッド「剣が飛ばされてしまったら、ただの人並み以下の魔法使いだね」
魔法戦士「卑怯だぞ! 敵の武器を場外に飛ばすのは!」
ブラッド「…ここは裏コロシアム。正真正銘の殺し合いだよ。つまり場外に出る以外はどんなことやっても大丈夫。例え人殺しでもね」
魔法戦士「くっ…!」
ブラッド「武器がない今、このフランスパンは防げない…! それっ!」ブンッ
魔法戦士「…武器がないのなら、素手で戦うのみ! そらあ!」ブンッ
ドゴォ
ブラッド「ぐはっ! 素手でこの素早さ…!?」
魔法戦士「生憎、俺は実は剣より素手のほうが得意なんでな。素手になると本来の力を発揮できるんだよ」
ブラッド「このっ!」ブンッ
魔法戦士「遅いぜ! おりゃあ!」シュン
ブラッド「ぐぼらぁ!」ドゴォ
魔法戦士「喰らえ、ギラ!!」
ブラッド「あちちち! こにゃろ!」ブンッ
魔法戦士「ぐっ!」バコン
魔法戦士「おりゃあ!」シュッ
ブラッド「ぐふっ!」ドゴォ
ブラッド「くっ、剣より素手のほうが強いなんて…! 剣を弾くのは失敗だったわけだね…」
魔法戦士「これで勝負はまだ分からないぜ…!」
ブラッド「これなら…!」ボンッ
魔法戦士「もう1本、フランスパンを出して二刀流にしたと言うわけか」
ブラッド「その通りだよ、それっ」ブンブンッ
魔法戦士「この程度の動きなら読める!」ヒョイヒョイ
魔法戦士「今だ! この必殺技をてめぇに与えてやるぜ!」
魔法戦士「ばくれつけん!」ドドドドドド!
ブラッド「攻撃を一瞬で4連続だって!? あああああああああ!!!」
ブラッド「」ドサッ
魔法戦士「審判、これで勝ったぜ!」
審判「…確かに気絶してます。勝者は魔法戦士選手!」
魔法戦士「おっし、これで準決勝に進出だぜ!」
乙
名前が変わってたのは二重人格か何か?
>>78すみません。間違えました。
ブラッドと言う名前ではなく、フレッドという名前でこのまま通します。
魔法戦士「さて、準決勝まで敵の視察でもしに行くか」
魔法戦士「準決勝は3試合があるな。どの試合を見に行こうか」
1第二試合
2第三試合
3第四試合
>>83
3
~第四試合会場
シーン・・・
魔法戦士「何か静まり返ってるな…」
魔法戦士「さてと、対戦相手は…」
観客「…」
戦士「へっ、お前すげぇ強いな! 戦いがいがあっていいぜ!」
格闘家「そちらこそ! 戦いは面白くなくちゃな!」
戦士「おりゃあ!」ブン
格闘家「おっと!」ヒョイ
魔法戦士「中々にいい戦いしてるな。にしても観客が静かなのはどうしてだ?」
審判C「…」
観客「…」
格闘家「そこだ!」ドスッ
戦士「ぐふっ! やるな! これでもくらえ」シャ
格闘家「がっ!」ズサッ
格闘家「せいけん突き!」ブン
戦士「ジャンプ斬り!」フォン
ドゴォォォォォォ!
魔法戦士「これは相打ちか。いったいどっちが勝つんだ?」
戦士「こうなったら、大技で決着着けようぜ!」
格闘家「ああ、望むところだ!」
戦士&格闘家「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
戦士「かえん斬り!!!」ヴォオオオオオ
格闘家「ばくれつ拳!!!」ドドドドド
戦士「この」
格闘家「勝負!」
戦士&格闘家「俺がもらったぁ!!!」
観客C「…」
審判C「…つまんね」ヒョイ
???「」コクリッ
チャキッ
戦士&格闘家「」ズサッ
魔法戦士「なっ!」
観客「うおおおおおお!!」ワーワー
観客「いいぞー!!」
魔法戦士「何のつもりなんだ!? これ!」
審判C「えー! ただいまの競技は殺し合いではなく、純粋で退屈すぎる戦いをしていました。と言うわけでこちらから殺させてご退場させて頂きます」
魔法戦士「ここの観客の狙いはこの試合を見ることじゃなく、いきなり両者を殺すところを見るってことか! このコロシアムは無茶苦茶だぜ!」
審判C「戦いと言うのは殺し合いが常識。相手を褒め称えるのは弱虫がやることなのです!」
観客「そうだそうだー!!」
観客「いいぞー!!!」
魔法戦士「ふざけてるぜ…! こんな理由で人を殺すなんてよ…!」
魔法戦士「このコロシアムはとてもイかれてるぜ」
魔法戦士「こいつらの戦いを侮辱した奴等を今、ぶっ飛ばしたいが、審判と観客はもはや味方と言ってもいいほどになっているし、悔しいけど、迂闊に審判を襲っても観客たちに殺されるかも知れんよな」
魔法戦士「とにかく優勝すればいいだけのことだよな。そしてあの娘を助けなければ…!」
審判「さあさあ、準決勝が始まりますよー!!」
準決勝第一試合
魔法戦士対パスカル
魔法戦士「次の相手はパスカルってやつか! 」
観客「パ、パスカルが準決勝に! あの魔法戦士ってやつ、やべえじゃねえのか!? 準々決勝なんか何もせず、いきなり人が死んだと言うほどだぜ!」
観客「あの眼はとてもまずいな…! 死ななきゃいいのだけど」
魔法戦士「人を殺すための眼なぁ。見ただけで人を殺すとか反則だろ…!」
魔法戦士「何か対策考えないと…!」
>>88
偏光サングラスに見せかけたマジックミラーを装着
魔法戦士「聞いたところによると目線に入ると殺されるとあるからこれでは無理だな…」
魔法戦士「別のやつを考えてみるかな」
>>91
試合開始前に煙幕などで相手の目をかく乱させ、一気に勝負を決める
魔法戦士「相手の目を撹乱か。これいいな! よし、決めた!」
魔法戦士「にしても、そのための道具がいるよな。撹乱して砂でパスカルの目を潰して一気に気絶させれば俺の勝ちだよな!」
魔法戦士「道具屋で煙玉を買ってそこに砂を仕込んでおけばパスカルの目を撹乱させると同時に目を潰せれる。完璧だぜ!」
~道具屋
店主「らっしゃーい!」
魔法戦士「煙玉、煙玉っと」
店主「煙玉を探しているのか?」
魔法戦士「パスカルってやつの目の対策に有利かなと思ってよ」
店主「そうかい。煙玉なら500Gだぜぇ!」
魔法戦士「ぐあっ、普通は150Gなのにたけぇ…。けど、勝つためには仕方ねえ。ほら」
店主「まいどー!」
魔法戦士「さてと、これに砂を仕込んでおいて奴の目を潰すためにも、砂を探さなければ…!」
~街中
魔法戦士「んーと、砂砂っと」
魔法戦士「なんだ? この銅像。かなり傷だらけじゃねえか」
フレッド「へぇ。この銅像に興味があるのかい?」
魔法戦士「フレッド!? 大丈夫なのかよ?」
フレッド「うん」
魔法戦士「それでなんだよ、この銅像」
フレッド「嘗ての救世主が力尽き死んだ場所に置いてある銅像だよ」
魔法戦士「救世主の銅像か。救世主って誰なんだよ?」
フレッド「救世主は嘗て世界を救った人間だよ。救世主は力を求め、努力して、強くなり、世界を救った。しかし、強くなりすぎた結果、その力に対する欲望が生まれてしまったんだ」
魔法戦士「どうして欲望が?」
フレッド「何でも欲望の宝玉と言う道具で力を求めて世界を救ってしまったせいだね。欲望の宝玉は手に持った者の力を極限まで高められる道具だけど、同時に欲望の心を持ってしまうんだ」
魔法戦士「欲望なぁ。誰でも強い武器や強い技、強い道具、強い魔法を使うのは誰だって同じだよな」
フレッド「だけど、時にその欲望で人を不幸にしてしまうからね。とてもあなどれないよ」
フレッド「特にこの町で欲望の宝玉を持った救世主が死んだ時、欲望の宝玉を求め、執着したおかげで多くの町民が今のようになってしまったんだ」
魔法戦士「なるほどな。それで子孫たちにその影響が思いっきり移ったと言うわけかよ」
フレッド「そっ。力こそ全てだと言う意見を自身の子孫に押し付けた。結果、この町で治安は悪くなり、力を求める人間は増えた結果、弱肉強食の町になってしまったんだ」
魔法戦士「何もないって感じだよな」
フレッド「何もあったって言ったほうがいいのかな。昔は大豆を育てていたんだけど、治安の悪化で不作になってしまってね。もちろん、僕のご先祖様が育てていて豊かだった大豆も今は育たずになってしまったよ」
魔法戦士「…そうなのか。救世主の欲望の心によって、こんな町に」
フレッド「…もう皆は元に戻らないし、欲望の宝玉も行方不明。…この町でひっそりと生きていくしかないんだ」
魔法戦士「そうかもしれないけどよ。今は力に対する欲望しか目がなくても、いつか分かってくれる時が必ず来る。その希望は絶対に信じてくれ。例え、いつまでも成し遂げられないとか考えずにな」
フレッド「…そうだね。その希望。信じてみることにするよ」
魔法戦士「ところで裏コロシアムもそうなのか?」
フレッド「その通りだよ。裏コロシアムは救世主のように力を欲望する者たちが考案し、何回もこの町で開催されるようになった」
魔法戦士「そうだったのか。にしても、裏コロシアムのことを理解していながら、どうして参加なんかしたんだよ」
フレッド「あの奴隷の子を助けたかったんだよ。でも、君に負けてしまった。だから君にあの子の運命がかかっているんだ。この町の人たちはもう助けられない。けど、絶対に優勝してあの奴隷の女の子を助けてやって」
魔法戦士「ああ、任せてくれ」ニコッ
フレッド「ところで君の対戦相手はパスカルだよね?」
魔法戦士「ああ、この煙玉で砂を組み込ませて奴の右目を潰すって戦法さ!」
フレッド「じゃあ、丁度、畑跡で大量に砂があるから、それで作ったら?」
魔法戦士「ホントか! じゃあ、案内してくれ!」
フレッド「こっちだよ!」スタスタ
~ノアガイスト畑跡地
魔法戦士「畑とは思えないほど、砂があるな…」
フレッド「もう荒廃しちゃったから仕方ないよ」
魔法戦士「じゃ、さっそく取り掛かるか!」
フレッド「僕もお手伝いするよ」ササァ
魔法戦士「おっ、サンキュー!」
~数分後
魔法戦士「よし、出来た!」
フレッド「これなら、パスカルを撹乱させると同時に目を潰せるかも」
魔法戦士「そしてその隙にパスカルを一気に攻撃して勝負を決めれば勝てる!」
フレッド「いい作戦だね」
魔法戦士「おっし! そろそろ、会場に行ってくる」
フレッド「頑張ってね~!」
魔法戦士「おう!」タタッ
~裏コロシアム会場
審判「さあ、準決勝第一試合まもなく開始です!」
魔法戦士(あいつがパスカルか。奴の視界に入って目の力を発動されると一瞬で殺される。まずはすぐに砂を入れた煙玉を投げて奴を撹乱し、大技のばくれつけんで勝負を決めてやるぜ!)
パスカル「あなたは随分と殺されに来たようですね。力の差と言う物を思い知らせてあげますよ」クク…
魔法戦士「ふん。お前のその右目で何人も葬ったようだけどよ、この力に頼りっぱなしじゃ俺には勝てねぇよ」
パスカル「戯言を。私にはIQ160と言う完璧な頭脳がありますからね! ハハハハハハ!」
審判「ではレディーファイト!」
魔法戦士「今だ! 煙玉喰らえ!」ボンッ
パスカル「この程度の煙玉なんかで私の右目から逃れられると! 煙から出てしまえばこっちのものです!」ダダーーー!
魔法戦士「それはどうかな?」
パスカル「ッ! 目がいきなり痛みます…! 煙玉に砂を!? しまった右目を開けていられません…!」
魔法戦士「」ポイッ
パスカル「剣を捨てるとは降参ですか?」
魔法戦士「そうじゃねえよ! おりゃあ! ギラ!」ボォォォォ
パスカル「あぢぢぢぢぢ! 右目を焼けどさせるとは卑怯です…!」
魔法戦士「これで右目を開くことはできねえだろ! ばくれつけん!」ドドドドドドドド
パスカル「ぐふぅ!?」
魔法戦士「もう一度ばくれつけん!」
パスカル「ぐはぅ!」ドサッ
観客「すげぇ、あのパスカルを速攻で倒しやがった!」ガヤガヤ
観客「何者だよ、あいつ!」ガヤガヤ
観客「無名の選手がもう決勝に行きやがったか! こりゃまた強いやつだろうな!」
審判「何と早い! 速攻で相手を気絶させてしまいました! 勝者は魔法戦士選手です!」
魔法戦士「よっしゃー! 決勝進出だぜ!」
魔法戦士「さて、決勝戦まで時間があるし、決勝の相手の偵察をしてみるか」
魔法戦士「さてどんな相手だろう」
~準決勝2回戦・会場
魔法戦士「なっ…。なんだこれは…」
観客「大丈夫か…」
観客「ぐぅ…」
観客「あいつ、なんてすげぇ力の持ち主なんだ…。対戦相手をあっという間に倒しちまいやがった…」
魔法戦士「2回戦の会場全体が壊れかけている。何なんだ、あの力は…!」
欲望戦士「ふふふ。あの欠片はすげぇ。俺の力を極限まで高めてくれる…!」
魔法戦士「欠片? いったい何のこと言ってるんだ…?」
欲望戦士「力こそ全て。力あるべき者は勝ちあがり弱き者は死あるのみなのだ! ふははははははははは!!!」
魔法戦士「おいっ、何があったんだよ!」
観客「あいつ、逃げたほうがいいぞ! 化け物だ!」
魔法戦士「化け物ってどういうことだよ!」
観客「あいつ、町の中では最弱で弱かったはずなのに一気に力を増してやがるんだ!」
魔法戦士「いったいどういうことなんだよ…!」
観客「幾多もの剣の技をくまなく使い、破壊力も抜群のとんでもない奴だ! 君は棄権したほうがいい…!うああああああああ!!!!」
ダダーーー!
魔法戦士「おっ、おい! …て、行ってしまったな」
魔法戦士「けど、どんな奴が相手でもあきらめるわけにはいかねえ! 俺も自身の強化に乗り切るぞ!」
魔法戦士の店で買える装備クラスの新しい装備1つ >>105
魔法戦士の新しい技または呪文1つ>>106
イドドレイナー
剣
欲望を吸い取り自浄する剣。自浄の際に得られるエネルギーで、自身(自剣?)を強化するという性質を持つ
ボルガノン
遠距離広範囲炎系の魔法、遠距離でも当たりやすい
攻撃力は高いが消費するエネルギーや魔力も高いため使いどころに注意
魔法戦士「武器屋でイドドレイナーだっけ。欲望を吸収して攻撃力を高めるってあったけどこりゃすげぇな」
魔法戦士「よし、新しい魔法も覚えたし、決勝戦に挑むぞ!」
観客「」ワーワー
魔法戦士「すごい声援だな!」
審判「さあ! お待たせしました! いよいよ裏コロシアム決勝戦が開始されようとしています!」
観客「うおおおおおおおお!!!」
審判「今回は準決勝2回戦の会場が滅茶苦茶になったので結界を張らせていただきました。これで思う存分殺しあうことが可能です!」
観客「いいぞー!」ワーワー
観客「殺せ殺せーーー!!」ワーワー
魔法戦士「俺はそんなの好きじゃねえけどよ…。やるしかねえか」スタスタ
欲望戦士「次の犠牲はてめぇか。こういうのを表コロシアムでやればさぞ面白いよなあ。そう思わねぇか?」
魔法戦士「そんなのはここだけにしろよ。これ以上、人が犠牲になってたまるか」
欲望戦士「へっ、正義面してる野郎は馬鹿ばっかりだからな。救世主も結局、自分の欲望に忠実なんだよ」
魔法戦士「そういう正義面している奴らはお前なんかよりずっと自分の力を信じて成長しているさ。お前なんかよりな」
欲望戦士「それは間違った言い方さ。結局、欲望のために力を振るうのが一番なのだ」
魔法戦士「やってみろよ」
審判「では、裏コロシアム決勝戦! 魔法戦士選手VS欲望戦士選手! いよいよ始まります!」
審判「レディーファイト!」カーン!
欲望戦士「喰らえ! 火炎斬り!」ボァアアア!!!
魔法戦士「何て火炎斬りの威力だよ!だが、こっちにも新しい武器を買ってあるんだぜ!」
魔法戦士「欲望満載のてめぇをぶっ倒すには丁度いいイドドレイナーだ! 喰らえ、火炎斬り!」ボォオオオオオオ!!!
ドォオオオオオオオオ!!!!
欲望戦士「力負けしてるなぁ」ギギッ
魔法戦士「それはどうかな?」
欲望戦士「何ぃ?」
魔法戦士「イドドレイナーは欲望を吸収してそれを力にする剣でな、てめぇのありったけの欲望は俺の剣の餌になるってことだ!」
魔法戦士「おりゃあ!」ガキンッ
欲望戦士「なっ!? 俺の火炎斬りを弾いただと!?」
魔法戦士「強力な火炎斬りお見舞いするぜ!」ボギャオオオオオオオオ
欲望戦士「ぐほえぇ!」
魔法戦士「おら、おら、おらぁ!」スパンズパンッ!
欲望戦士「ぐほ! ぐは!」
欲望戦士「このっ、こうなったら、この欠片をフルにつかってやるぜぇ! はああああああああああああああああ!!!」ドドドドドド
魔法戦士「な、なんだ!? この力は!」
欲望戦士「この欠片は欲望を高め、能力を上げ、そして自分をさらに磨き上げるすばらしいものだ!! これがある限り、誰にも負けない!」
魔法戦士「それは…偽りの力だってことがまだ分からねえのかよ!」
~裏コロシアム準決勝大2回戦会場跡
???「準決勝の欲望戦士相手は裏コロシアムが推薦した選手だよね、これ。裏コロシアムでは不戦勝と言うのはなく、常に裏コロシアムが選抜した選手が参加出来るという仕組みだから」
???「欲望の宝玉の欠片を誰にでも植え付ければ誰でも最強になれ、兵器になる。まさにすごい道具だな」
???「人間の欲望は単純だからね」
???「本当にその通りだ、もちろん欲望戦士が負けたら―」
ゴニョゴニョ
欲望戦士「ふははははっ! 偽りの力だぁ? お前らだって強い武器や道具、魔法を手に入れてその力で強くなってるじゃないか! この欠片とて、お前らの武器と同じだ! それのどこが悪い!」ドドドドドド
魔法戦士「勘違いしてんじゃねえ! 常に強い武器や道具が欲しい訳じゃねえし、強い魔法も覚えたいわけじゃねえよ! 戦って、一生懸命努力して、そしてそれを使いこなしてこそ、成長して改めて自分の力として使える。あらかじめ強い武器やこんな欠片だけの力なんて自分の力じゃねえ!」ビシッ
欲望戦士「だからそれが同じだって言ってんだよ! 誰でも強い力が欲しいと言う欲望がな! 力のためならなんだって利用する。それが人間の本質だ! 見るがいい! これが欲望の宝玉の欠片の1つの力だああああ!!!」ドドドドドドド
ドゴォン!!!
魔法戦士「なんだ!?」
欲望戦士「欲望の欠片はさらなる力を解放した。持っている武器も欲望のままに強くなる。お前の負けだ」
魔法戦士「まだ、分かんねえよ! イドドレイナーの強さを見せてやる!」シャキシュシュ
欲望戦士「ぬるいな」チャキガキン
魔法戦士「か、簡単に防ぎやがった!?」
魔法戦士「けど、欲望さえ吸収すれば強く―ッ!? もうこれ以上あがらねぇ! なんて強さなんだよ!」
欲望戦士「残念だったな。所詮は市販の貧弱武器。この欲望の宝玉の欠片の足元にも及ばない」
魔法戦士「だったら、メラ!」ボォオオオ!
欲望戦士「フンッ」シュッ
魔法戦士「避けられた!?」
欲望戦士「この程度の魔法避けて当たり前だ。笑わせてくれる。ヘルブレイド!」バシュン
魔法戦士「くそっ!」タタッ
観客「まずい、逃げろおおお!」ダダーーー!
ドォオン!!!
魔法戦士「なんて、パワーだ! 観客のほとんどを巻き添えに殺したぞ!」
観客「くそぉ! なんてパワーだ…!」
観客「駄目だ、死んでる…!」
魔法戦士「…おい、審判! 関係ない奴が巻き込んでいるぞ! こいつは失格にさせるべきだろ!」
審判「いえ、なりませんよ。観客や選手の怪我なんて我々は責任なんてないのですから。全部、自分が悪いのです」
魔法戦士「くそっ…! だったら、あいつをぶった押すしかないってのかよ!」
欲望戦士「ふん、ここは普通のコロシアムではなく、殺し合いの裏コロシアム。誰かが殺されたからと大騒ぎになる人間なんてうぜぇ程度にしか見えないんだよ」
魔法戦士「お前の対戦相手。いるのがおかしすぎだろ。そもそも、お互い、審判らが友情の戦いが気に入らないからと思いっきり殺しやがったのに何で戦ってんだよ」
審判「戦いは殺し合いなのです。そこに友情ごっこでお互いを認め合うなど不要で禁忌です。なので組み合わせなどでそれが起きたと判断した場合はこちらで友情ごっこ遊びしている2人の選手を観客の目の前で抹殺し、そして我々が用意した残酷な選手を用意させるということで成り立っているのです」
魔法戦士「なんて野郎だよ、ここは…」
欲望戦士「審判の言うとおりだぜ? 小僧。戦いは殺し合いなのだ。友情ごっこはそれ以外でやってな!」ダダーーー!
欲望戦士「ヘルブレイド!」バシュン
観客「やべっ! 結界も破れるほどの力だぞ! 逃げろーーー!!!」ダダーーー!
魔法戦士「なんて力なんだよ、これは…」
欲望戦士「結界なんてクソにしか見えねぇな。審判、もう結界はいらねえよな」
審判「巻き込みを考えてみましたが、ないようがよっぽど面白いと思いまして解除しました」
魔法戦士「おい、理不尽じゃねえかこれ」
欲望戦士「オラ、オラ、オラ」シュシュッシュ
魔法戦士「くはっ、ぐふっ、ぐへっ!」 ズバズバズバ
欲望戦士「はははっ、どーだ! 思い知ったよなぁ!」
魔法戦士「どうすれば倒せる…!」
欲望戦士「この欲望の宝玉の欠片がある限り、俺は無敵だ!!」
魔法戦士「そうだ! あの欠片を攻撃して破壊すれば…!」ジャキ
欲望戦士「そうはさせねえよ!ヘルブレイド!」ドゴォン!
魔法戦士「これ以上、観客が巻き込まれてたまるかよ! うおおおおおおおおおおおお!!!」ブオン
ドゴォオオオオオオオオン!!!
欲望戦士「やったな。これで俺の勝ちは決まりだ! わっはははははははは!!」
魔法戦士「ふう、誰が決まったって?」ヒュオオ
欲望戦士「なっ、なにぃ!? ヘルブレイドを防いだだと!?」
魔法戦士「イドドレイナーの力を最大パワーまで引き出してお前のヘルブレイドを無効化したんだよ、けど、イドドレイナーは粉々になってもう使えなくなってしまったけどな」
欲望戦士「自分の剣を犠牲にしてまで、立ち向かったと言うのか…!」
魔法戦士「言っただろ、俺は強い武器が欲しいわけじゃねえ。何かのためなら自分の武器を犠牲にさえできるんだよ!」
欲望戦士「生意気な…!」
欲望戦士「だが、これで貴様の武器は消えたぜ…! 魔法もヘナチョコ。対して、俺はどんなものにも勝る欲望の宝玉の欠片がある」
欲望戦士「この欠片は欲望の宝玉が割れた欠片のうちの一つでな。もらったんだよ、この町で最弱だった俺にな!! これがあれば、世界一強い。勇者にも魔王にも負けない最高の力だ!」
魔法戦士「言っただろ、これは偽りの力だ! そんな力は誰も喜んでくれねえ! 悔しかったら、努力してつよくなりゃいいだろ! 努力すれば誰も認めてくれる!」
欲望戦士「してるならもうとっくにしてんだよ! 勇者のような人間は強いし、成長力もある。対して俺らは普通の人間。勇者を超えるためにすごく強くなるにはこれしか方法がないんだよ!」
魔法戦士「勇者…か。俺も勇者に憧れてる。勇者を目指して旅に出て努力した。けど、勇者に選ばれなかった。魔王が攻めて来ないし、強い技もあまり覚えることはできない。俺は勇者になれなかった。だけど、俺はいつか勇者を超えてやる。勇者に憧れがあるからこそ、超えたいと思っている!」
欲望戦士「勇者でもなく、特別な力もないお前が勇者を超えるだぁ? 笑わせてくれる。そのことはもうとっくに俺が達成してんだよ! ありったけの力を溜め込んでやる! はああああああああ!!!」ドドドドドド
魔法戦士「剣がなくてもお前を倒してやるさ! 最近習得したこの魔法でな! はあああああああ!!!」ドドドドドド
欲望戦士「最大パワーのヘルブレイド!!!」バシュウウウウウン!!!
魔法戦士「こっちも最大パワーの新魔法だ!! ボルガノン!!!」バゴオオオオオオン!!!!
チュゴォオオオオオオオン!!!
欲望戦士「この勝負…もらった!」
魔法戦士「それは俺の台詞だぜ」ニヤッ
欲望戦士「何ぃ?」
バゴォオオオオオオン!!!
欲望戦士「なっ、俺のヘルブレイドが負けた!? そんな…馬鹿な!」
魔法戦士「いけぇーーー!!!」
欲望戦士「や、やめろーーー!!!」
ドォオオオオオオオオオオオオオオン!!!!
欲望戦士「お、俺の力は…最強のはず…。なぜ、負けた…。こんな、ことが…」ドサッ
魔法戦士「はぁ…。はぁ…。確かにお前のその欲望の宝玉の欠片は強い。けど、お前はその力に頼りすぎた。俺の努力の積み重ねがお前のその力を超えたんだ」
欲望戦士「努力の積み重ね…か。俺も、努力すれば…勇者を超えれるか…?」
魔法戦士「それは努力した人次第だぜ。だが、絶対に達成できないなんてことはねえよ」
欲望戦士「勇者の特別な力を嫉妬し続けてその欠片を手に入れて強くなったのだが、それは間違いだったと言うわけか…」ガクッ
魔法戦士(今、思えば俺も勇者になれないと考え、自分をいつまでも悔やんでいたっけな。けど、特別な力なんてなくても勇者を超えると言う目標もできているんだよ)
審判「決まりました。優勝は…魔法戦士選手です!」
ウォオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!
観客「ひぃ…観客席も巻き込んでとんでもなかったけど、あいつ、そんなやつを倒すなんてすげぇ強いじゃねえか!」「いい殺し合いだぜ!!」ガヤガヤ
魔法戦士「はぁ…。はぁ…。ボルガノンを最大の力を混めて放ったから、もうエネルギーや魔力切れだな…」
審判「さあ、優勝商品は奴隷の美少女です!!!」
審判「ほら、今日からこいつがご主人様だ! とっとと行け!」ドヵ
シィ「…」ドッ
観客「くそーっ。うらやましいぜー! このこのー!」「いいなー」ガヤガヤ
シィ「……」シュン
魔法戦士(随分と元気ないなぁ。あまりしゃべらないし。奴隷にされたから多くの人はこんな感じかもな)
審判「さて、奴隷契約の印を結べばOKです」
魔法戦士「そうか。いわば、奴隷が主人に逆らえなくする呪いか」
審判「はい。さあ、サインを」
魔法戦士(サインしないと逃がそうと計画しているのがばれるしな。次はこいつの奴隷契約の印を解く方法を探すか)「よし、分かった」
サラサラサラ
審判「はい。サイン完了ですね。では、奴隷契約の印がここに発動させます。はああああああ!!!」オオオオオンッ
魔法戦士「これで契約が結べたわけか」
審判「はい。その通りです。サインした主人の名前を媒体にすることで呪いをかけた奴隷と契約させると言うものです」
魔法戦士「どうも、ありがと」
審判「では、裏コロシアムはこれにて閉幕です! 次回の開催にまたお会いしましょうーー!」
観客「次こそ、勝ってやるぜ!」「そーだな!」「俺が一番だー!」ガヤガヤ
魔法戦士「さあ、行くぞ」グイッ
シィ「…」
魔法戦士「…」
シィ「…」
魔法戦士(にしても、どーしよっかな…。シィを助けることはできても、奴隷契約の印を解除する方法を探して奴隷じゃなく、完全に自由にさせないとな。そうすれば、シィも心を開いて仲間に加わってくれるはずだ…!)
魔法戦士「にしても、犬の獣人なあ…」
シィ「…」
魔法戦士「…。ッ! はぁ…。はぁ…。そういや、欲望戦士との戦いで限界に近いんだっけ…。俺…。えーと、名前は…?」
シィ「…シィ」シュン
魔法戦士「…じゃ、じゃあ。シィ。俺、さっきの戦いで疲れてるから、回復させてくれ…」
シィ「…」サッ
魔法戦士「」キュピン
魔法戦士「おおっ、すごい。もう直ってるし、疲れも取れてる…!」
シィ「…」ドサッ
魔法戦士「シィ!? しっかりしろ! 大丈夫か! とりあえず、今日はもう遅いし、宿屋で休ませないと…!」
~宿屋
シィ「zzz…クッ! カッ!」
魔法戦士「にしても、シィは寝てるけど、何だか表情は悪いな。何か悪夢でも見てるよな。すごく酷い目にあったのだろう」
魔法戦士「にしてもどうやって、シィは心を開いてくれるか…」
魔法戦士「今はご主人様と奴隷と言う関係。そこから奴隷にされて心を閉ざしてしまったシィに信頼されるようにしたいんだけどな…。口を開かないほど元気がなくなってる…」
魔法戦士「奴隷の立場上、呪いによって、主人の命令は絶対だから、あの回復魔法は必ず使ってる。確かに回復力はすごいけど、彼女の体力が極度に減ってしまうと言う弱点があるようだな」
魔法戦士「さて、一人、仲間が増えたのはいいけど、ボロい服だし、明日はちゃんとした服を買ってやろう」
~朝
魔法戦士「服を買おうと考えているものの…」
魔法戦士「ノアガイストにはまともないい服は見つかりそうもないよな…。次の町で我慢してもらうか」
魔法戦士「さて―」
シィ「嫌ああぁーーーー!!!」ガハッ
魔法戦士「うわっ、吃驚したぁ! なんだなんだ!?」キョロキョロ
魔法戦士「何だ、シィが起きる際にいきなり叫んでていたのか」フゥ…
シィ「ッ!」ガクガク
魔法戦士「もしかして、俺が何かしてくると思った? 違う違う。俺はお前の奴隷の印を解除させてやりたいだけだ。何もしねえよ。ほら」サッ
シィ「…?」
魔法戦士「お前の服を買ってやろうと思ったけど、次の町までこの服で我慢してくれ。こんな町の服じゃいいものねえしな」
シィ「? ? …」コクリッ
魔法戦士「もう、ノアガイストとはお別れだな。よし、次の町に着いたらすぐに服を買ってやるからな」
シィ「…」
魔法戦士「よし、そんじゃ、次の町に向けて出発だ」
こうして、魔法戦士は裏コロシアムで優勝し、見事シィを助けることに成功したものの、まだ奴隷契約の印を解除できない。そのため、シィの契約を解除させるためにまた旅を続けることとなった。
創造主「さて、また新たな主人公の物語が始まるぞ。今度はスーファリ王国の王都マルキアに存在する国立スーファリ魔法学園と呼ばれる魔法学校にその主人公はいる」
創造主「また新たな物語がここに登場する。スーファリ王国は人間の国なので種族は人間限定でよろしく頼む。能力や解説は短くても長くてもOKだぞ。自分が考えた渾身の奴からこんなのはどうなキャラまで提供してくれたまえ。また主人公の担任と生徒と教師を考えられるようにしたぞ」
【名前】
【年齢】
【性別】
【容姿】
【能力】
【解説】
主人公>>127
主人公の担任>>128
学園の生徒か教師1レスにつき2キャラまで>>129から>>132まで
【名前】ミサキ
【年齢】17
【性別】♀
【容姿】長い黒髪、低い身長、右目に眼帯
【能力】相手の記憶を弄れる
【解説】
昔、怪物に襲われて大怪我を負った経験あり
今でも大型の動物に近づけない
性格は朗らかでコミュ力は高い
能力は滅多に使わないが、本気で怒ると1ヶ月ぐらい改竄もしくは消去される
魔法、体術共に成績優秀
【名前】ガニゥ
【年齢】36
【性別】男
【容姿】渋格好良いおじさん
【能力】率いる能力
【解説】昔あった大戦で、先陣を切りながら総指揮を務めるという離れ業を何度かしてみせた経験がある騎士だったが、今は落ち着いて、教師でもしてみるかと就任
【名前】エルデ
【年齢】16
【性別】女
【容姿】髪は金髪のボブ、ちょいツリ目、白衣っぽいローブ
【能力】先進的な発想を得る能力
【解説】生徒:開発科で新たな魔法や技術の向上をする仕事を目指している
>>130
すまん、ちゃんと読んでなかった。
人間限定だな。訂正。
【名前】ベルナ・ルーファ
【年齢】18歳
【性別】女
【容姿】茶色の短いポニーテール。身長は高くて巨乳。
【能力】竜に変身出来る(だが人間)
【解説】
大変食いしん坊で、いつも食べ物を持ち歩いている。いくら食べても太らない体質。サボリの常習犯であり、何においてもバカ。敬語キャラ。体術戦は得意だが魔術は不得意。衛生科。
俺がレスしてしまったので>>133までな
では最後の安価を>>134とし、生徒キャラか教師キャラを2人まで作成でいきます
【名前】ミアナー・クライン
【年齢】18
【性別】♀
【容姿】肩までの黒髪姫カット、眼鏡をかけた切れ長の目をした一見、冷たそうな印象を受ける美人系
【能力】水と光で虚像を生み出す
【解説】能力で自分の望む芸術作品を作るため日々研鑽している
外見から取っ付きにくい印象があるため周囲からなんとなく敬遠されがちだが、
仲良くなればそれなりに暖かい一面も見られる
理想の作品の実現を目指して一途に努力している
っというか1レスにつき2キャラなんだよな?数的には余ってるし、もったいないから置いとく
【名前】ディック・ロアン
【年齢】17
【性別】男
【容姿】中の上
【能力】生存率が高い
【解説】本人は男らしく攻撃とか派手な魔法に憧れているが、補助魔法にしか才能がなかった(補助ならほぼ完全)
【名前】ポミア
【年齢】17
【性別】女
【容姿】可愛い系。先がふわっとしたロングヘア
【能力】MP無限
【解説】おバカ。なので大した魔法は使えない。正直何でここに居るの?って感じに思われている
だがしかし、もしも彼女が、何らかの理由により魔法関連で賢くなったら……
>>135以降のキャラは安価対象外ですので、無効とさせていただきます。どうもすみません
では開始します。
~寮の部屋
ミサキ「くぅ~くぅ~」
ベルナ・ルーファ(以下ベルナ)「ねえ、ミサキったら、起きて起きて~!」
ミサキ「ふぁ…。何よベルナ…。今、眠いんだけど」
ベルナ「もう朝だよー」
ミサキ「そうよね…」
ベルナ「じゃ、朝食用意してくっから―」
ミサキ「ちょっと待って。ベルナが朝食用意すると嫌な料理出てくるじゃない」ガシッ
ベルナ「気のせい気のせい♪」
ミサキ「だから、信用できないの! 私が代わりにやるわ!」
ベルナ「あ、ありがと」
ミサキ(私は優等生なのにこのバカなベルナがルームメイト。このベルナに思いっきり振り回されっぱなし。どーしたら。まっ、考えても仕方ないわよね。さっさと朝食済ませちゃお)
ベルナ「今日はなーにかな♪ なーにかな♪」ヒョッコリ
ミサキ「そんなに期待するようなものじゃないわよ!」グイッ
ベルナ「天気よくて日頃の何かを食べるのがすごい日課になってくるわ~」
ミサキ「そうねー。いい空気ー。今日も登校日和だものね」
ベルナ「」ガツガツッ
ミサキ「てか、朝食食べたばっかなのにまだ何か食べてるのに太らないってどんな体系してんのよ」
ベルナ「んー? なんでだろーねー?」
ミサキ「そんなこと知らないわよ」
ガリオン「」スタスタッ
ベルナ「あれってガリオンじゃない?」
ミサキ「ホントだ。おっはよー! ガリオンッ!」
ガリオン(ゲッ! ミサキ!)ギクッ
ミサキ「何ビビッてんの?」
ガリオン・グレイホーク「い、いや~。なんでも~」
ミサキ「最上級魔法とか連発してない? なんなら記憶を消してみる?」ニコッ
ガリオン「い、いや~。してないって~」アセアセ
ガリオン(くそ~。オレ様の最上級魔法くらってざまあねえなと思ってたのに記憶を消されて、ようやく、直ったってのに。ミサキをなんとかギャフンと―)
ミサキ「何考えてるの? 怪しいなぁ。もしかして、こないだの最上級魔法をぶっ放して私を裸にしたことを思い出してたんでしょ~?」ジト
ガリオン「そっ、そんなわけないだろ! またお前に記憶を消されるのごめんだからなー!!」
ベルナ「ガリオンったら、ミサキが怖いのー?」
ガリオン「ベルナ…! 余計な事言うなって!」
ミサキ「じゃ、さっさと行きましょ」スタスタ
~国立スーファリ魔法学園・広場
ガニュ「今回の授業は魔法を合体させて新たな魔法を生み出す合体魔法を練習してもらう」
ミサキ「合体魔法?確かそれって二人以上の魔法使いでかなりコンビネーションが上手くないと発動できず、少しでも失敗すればかなり大怪我を喰らうあれですよね」
ガニュ「そうだ。だからそのため、この高等部の最後ぐらいで覚えさせるのが普通だ」
ガリオン「ったく…。やってらねえーぜ。誰かと一緒に練習しなきゃならねーなんてよ」
ガニュ「じゃあ、ガリオン。お前はミサキと組め」
ガリオン「なっ!?」
ミサキ「はい、了解です。先生」
ガニュ「他の奴等も2人で1組のチームになるように組め! では始め!」パンッ
ベルナ「んーと…。んーと…。私のパートナーは…」
ミアナー・クライン(以下ミアナ)「…」
ベルナ「ミアナー、私と一緒にやらない?」
ミアナー「ベルナちゃん? え、ええ良いわよ」
ベルナ「やったぁ!」
エルデ「さてさて、ミサキさんもベルナさんもパートナー見つかっちゃいましたし、私は誰を…」
レック「僕でよかったらどう?」
エルデ「レックくんいいの? よろしくね」
レック「うん、よろしく!」
ガニゥ「よーし、皆、揃った様だなー!!じゃあ、さっそく練習開始だ!」
ガリオン「っち。よりにもよって、お前と組ませられるとはな。仕方ねーからやろうぜ。先生も見張ってやがるしよ」
ミサキ「じゃ、よろしく」
ガリオン「うおおおおおおっ!!!」
ミサキ「はあああああああああっ!!!!」
ミサキとガリオンの合体魔法を1つ >>145
妖精の力を借りた白魔法
効果:ガリオンの炎の能力で妖精を造り出す。そのため少しだけミカサの体力が削られる。
ピキィィィン!!
ミサキ「できた!」
ガリオン「だけどよ、あまりすごそうな魔法っていいなと言ったわりには攻撃魔法って感じじゃねーよな」
ミサキ「そういえば、そうね」
ガリオン「なんだったんだろな」
ガニュ「たぶんだが、お前たちの記憶操作魔法とエンチャント魔法が自動的に混ざってしまったのだろうな」
ガリオン「俺、すごい攻撃魔法とか期待してたのによ!!! エンチャント魔法とか地味だしな!」
ミサキ「あんた、エンチャントまったく使わないからね」
ガリオン「うせー! 最上級魔法でバシバシのほうがすげーじゃねえか!」
ガニュ「それもいいが、周りの迷惑にもしっかりと気をつけろよ」
ガリオン「へいへい」
ボガァァァンンン!!
ミアナー「けほっ!、けほっ!」
ベルナ「また失敗だぁ~! ミアナー! ごっ、ごめんね~!」
ミアナー「い、いいわよ。授業で失敗は皆、一度以上はやっているようなものだから。また練習してみましょ、ね?」
ベルナ「…どうせ、今頃、他の人とパートナーになればよかったと思ってる…よね?」シュン
ミアナー「そんなことはないわよ。そうだったら、さっきのように良いわよなんて私は絶対に言わないから」
ベルナ「ホント!? ありがと~!」パァァ
ミアナー「じゃあ、練習続けましょ」
ベルナ「うん!」
>>153レックは自分で考えたオリキャラです
レック「とりあえず、やってみよう」
エルデ「頭のいいレックくんならすごい魔法出来そうねー」
レック「それほどでもないよ。ミサキさんの方が僕なんかよりずっとすごいから」
エルデ「そんなことないよ。ミサキさんに負けないくらい様々な魔法を学んでるじゃない。
レック「へへっ、そうかな?」
エルデ「自分のすっごーい合体魔法使えれば、新しい魔法作り進めれるかも!」
レック「だったら、この合体魔法で新しい魔法を開発するってのどう?」
エルデ「さっすが、レックくん」
レック「じゃあ、息がぴったり合うように魔力を込めてみよう」
エルデ「そうねー! へああああああああああ!!!」
レック「ま、待って! 無闇に急激に魔力を込めたら―――」
ドヵアアアアアン!!!
レック「けっほ、けっほ!」ゴホゴホ
エルデ「失敗~!! 何で~!?」
レック「魔法はただ魔力を込めれば強力になんかならないよ、特に合体魔法は少量の魔力でも強力な魔法が作れることだってあるんだ」
エルデ「合体魔法、むっずかしいねー」
レック「んー…。やっぱり、いきなり新しい魔法を生み出すのはやっぱり難しいね…」
エルデ「でも、すっごい合体魔法考えてたのにー!」
レック「魔法は自分の思い通りの魔法が作れるってわけじゃないよ。どうすればどんな魔法が作れるかというのを想像してみて」
エルデ「思い通りの魔法じゃなくて、どうすればどんな魔法ができるか?」
レック「そっ。魔法を作るには毎日の積み重ねというの必要だからね」
エルデ「よーし…!」
エルデ「はぁぁぁぁぁ…」ボォォォォォ
レック「うん、いい感じに魔力が集まってきてるよ」
~数分後
ボカァァァァン!
ミアナー「また失敗しちゃったね…」
ベルナ「どうしてできないのーーー!!」ガー!
ミアナー「単純に魔力の込めすぎよ…」
ベルナ「じゃあ、魔力じゃないとすると、やっぱり気合?」
ミアナー「そ、そうじゃなくて…。私の魔力とあなたの魔力を一つにするの」
ベルナ「だからそうしようと…!」
ミアナー「気持ちを落ち着かせて私とあなたの呼吸を一つにするの」
ベルナ「すーはー」
ミアナー「そうじゃなくてね…」
ゴーンゴーン
ベルナ「あっ、チャイムが…!」
あっ、ベルナは敬語キャラって表記ありました、設定ミスです。すみません
でも今から敬語キャラにするにはどうかと思うので設定していただいた方はすみませんが、このままでいきます
ガニュ「よーし、今日の授業はここまでだ」
ベルナ「結局、全然できなかった…」
ガニュ「じゃあ、ベルナ。放課後、このレポートを書いて提出するように」
ベルナ「げっ、また補修~!?」
ガニュ「そうだ。魔法は全然駄目だからな、お前は…」ハァ
ベルナ「そんなのってあんまりですー!」
ミアナー「ベルナ、また補修なのね…」
ベルナ「ミアナー! 助けてー!」
ミアナー「ごめんね、こればっかりは…」
ベルナ「ひっどーい!」
ガニュ「酷いのはお前のほうだろ…」
~食堂
ミサキ「さてと、何にしようかな~」
食堂のおばさん「どれにするんだい?」
ベルナ「じゃあ、オムライス大盛り!」
食堂のおばさん「今日もベルナちゃん、大盛りだね~! 太らないのがめずらしいくらいだよ」
ベルナ「へへっ」
ミサキ「なら私はカレーライスで」
食堂のおばさん「あいよっ」
ベルナ「今日も大盛り頼んじゃったー!!」
ミサキ「食べても太らないのがやっぱ不思議よね…」
レック「あっ、ミサキさん、ベルナさん」
ミサキ「レックじゃない」
レック「一緒、いいかな?」
ベルナ「いーよ、いーよ!」
レック「にしてもベルナさん、よく食べるね~!」
ベルナ「うん、今日は大盛りオムライスを頼んじゃった!」
レック「そうなんだ~!」
生徒「おいっ、>>164で>>165が見つかったらしいぞ」
生徒「マジか!?」
倒壊した迷いの塔
>>135-137の人達
生徒「けどよ、倒壊した迷いの塔の行方不明の教師や生徒の様子が変なんだよ」
生徒「変って?」
生徒「無闇にその行方不明の教師や生徒が次々と人殺しをしてるらしいぜ」
生徒「お、おいっ! どうなんてんだよー!」
生徒「そいつら、塔の地下へ向かっていったのを見たらしいぜ」
生徒「マジかよ…近づかねぇのがいいよな…」ゴソゴソ
レック「倒壊した迷いの塔で行方不明の教師と生徒ねぇ。聞いたことがあるよ」ガツガツ
ミサキ「どうにかしちゃってるわね。行方不明の学園の人たちが人を殺すなんて」モグモグ
ベルナ「じゃあさ、塔の地下に行ってそいつらを捕まえちゃいましょ!」ガッガッ
ミサキ「それがいいわね、王都の人たちに被害が出る前に捕まえるわよ」
レック「けど、見つかったら罰則だよ? 見つからないように行こう」
ミサキ「そうね」
~倒壊した迷いの塔・付近
ベルナ「この前って、迷いの塔はきちんと建っていたはずだよね? どうして倒壊しちゃったんだろ…」
ミサキ「分からないわ。あの行方不明になっていた教師と生徒たちの仕業という考えもあるけど、確証はないわね」
レック「捕まえて白状させれば、分かるかも知れないよ」
ミサキ「迷いの塔の周りに結界、そして結界の周りに国の兵士ね」
レック「兵士たちに気づかれないように結界を突破するには…。>>172しかない」
ステルス魔法で透明になる
ミサキ「それなら、透明になりながらも結界をすり抜けられるかもね」
レック「でも、致命的な欠点でMPの量関係なく1回しか使えないし、1分しかもたないというのが弱点だけど、ここを突破するには丁度いいかもね」
ベルナ「さっそく使っちゃお!」
レック「じゃあ、皆手をつないで…」
ベルナ「おーけー!」
ミサキ「ちゃんと繋いだわ」
レック&ミサキ&ベルナ「…」ブォン
レック「さっ、走って!」
ダダダダダッ!
~倒壊の迷いの塔・地下1階
レック「もう1分たったから、ステルス魔法の効力消えちゃった」シュオン
ミサキ「ここまでくれば大丈夫ね」
ベルナ「さっ、レッツゴー!」ガツガツ
ミサキ「ってここでも食べてるのね…」
ベルナ「だって、食べるの大好きだもん♪ バッグの中身も食べ物いっぱいよ!」ガッ
レック「ある意味すごいですね」
鼠魔物たち「チュウ!」
レック「迷いの塔は倒壊したといっても地下はある、ということは魔物もいるよ! 気をつけて!」
ベルナ「よーし、鼠の魔物なら楽勝! へあっ!」
鼠魔物B「チュピー!」ドカッ
ミサキ「ハリケーンウィンド!」シュオオッ
鼠魔物たち「チュ…」バタッ
鼠魔物D「チュウ!」
レック「このっ! ハイドロウォーター!」ザパァ
鼠魔物たち「チュウウウウウ!!!」ザザザザザッ
レック「皆、倒せたね」ホッ
ベルナ「私にかかれば、鼠なんて怖くないねー!」
ミサキ「さあ、先に行きましょ!」
タタタッ
レック「この部屋はいったい…」スタスタ
ミサキ「罠がないとは限らないし…」
ベルナ「あっ丁度、出口が!」ダダー!
ミサキ「わっ馬鹿! まっ―」
カチッ
ゴォォォン!
ミサキ「あぶないっ!」ガッ
ベルナ「!」
ドゴォン
ミサキ「あぶなかったぁー!」
レック「でも、入り口と出口が塞がれて閉じ込められてしまったね…」
ベルナ「ええー!? このまま一生そうなのっ!」
ミサキ「あんたが罠なんて警戒することなくそのまま突っ込むからでしょ!」
ベルナ「ごめんなさーい!」
ミサキ「でも終わってしまったのなら、なんとか打開策を考えましょ」
レック「えーと、古代文字が浮かんできたよ。えーと…。『>>179』と書いてあるね」
一回休み
ベルナ「一回休み? じゃ、寝ろってことだね!」
ミサキ「スゴロクじゃないでしょ、もう少し冷静に…」
ベルナ「お休みー…zzz」
ミサキ「寝ちゃってる…」
レック「ちょっと、ドアが…」
ドドドドドドドッ
ミサキ「ほんとだ、これでよかったの…」
ベルナ「zzz」
ミサキ「ちょっと、起きて」ペシペシッ
ベルナ「!? もー! 気持ちよく寝てたのにひどいよー! ミサキー!」
ミサキ「このまま寝てると置いてけぼりにするところだったわ」
ベルナ「てっへっへ、ごめんごめん…」
レック「じゃ、行こう!」スタスタ
地下へと進んでいくミサキたち、このまま地下2階へ。その2階の部屋にはある仕掛けが。その仕掛けとは?
>>182
ミス。再安価
>>184
落とし穴
落とし穴の先は何処に繋がる?
>>186
地下6階のダクト
~迷いの塔・地下2階
ミサキ「塔にしては随分といい感じよね」
レック「そうだね」
ベルナ「へえーじゃ、ちゃっちゃっと―」
ミサキ「ちょっと待った。この感じで行って結局、罠に嵌ってしまったって感じにならないよね?」ガシッ
ベルナ「えっ、っとっとっと!」
グアッ
ベルナ「ふぁ!」
ミサキ「ベルナ!」ガシッ
ベルナ「ミサキーー!! 落ちそうーー!」
レック「ベルナさん、しっかり!」ガシッ
ミサキ「ふううううう…」グググググ
レック「よし、もう少し…」グググググ
スタッ
黒ローブ「…」
レック「人影っ!? ミサキさん、後ろ!」
ミサキ「えっ!?」ゴツンッ
ベルナ「ミサキ! しっかりして!」
レック「しまっ…」グイイイイ…
黒ローブ「…」フッ
ドサッ
レック「うわああああああああああああああああ!!!!」
ベルナ「ひゃあああああああああああああああああああ!!!!」
ヒュルオオオオオオオ
黒ローブ「」ニヤリッ
……
ミサキ「んん…。ここは…どこ? すごく狭いし…」
ミサキ「前にいるのって…。レックくん?」
レック「そうだよ、ミサキさん、やっと目が覚めたんだね」
ミサキ「ええ。もう大丈夫よ、ところでベルナは?」
ベルナ「後ろだよー! ミサキー! 気絶してたからここまで運ぶの大変だったんだよー!」
ミサキ「それより、ここどこよ!?」
レック「すごく狭い通路だからたぶん、塔のダストかな。いったい、何階なのかはまだ分からないけど」
ミサキ「とりあえず、まえに進んで」
レック「よし、ダストは迷路みたいで複雑になってるから慎重に行くよ」
ギュウギュウギュウ
ベルナ「ってダクトって何?」
ミサキ「…これも分からないのね」ハァ
レック「ベルナさんはいつもこんな感じだからね…」
ミサキ「ダクトってのは、建物内に空気や換気などをするように空気を送り込むための設備よ」
ベルナ「なるほどー!」
ミサキ「だから、こんなに狭いというわけ…!」
ベルナ「そーなんだ」
ミサキ「あんたがまた何も考えずに進むからこんな狭い道いくことになったからね…」ゴゴゴゴゴ
ベルナ「ミサキこわーい!!」ガクガク
レック「まあまあミサキさん落ち着いて、それより早く進もう」
~数分後
レック「ようやく出口に出られたよ」
ミサキ「早く、開けて…」
レック「ここは…破壊魔法ブレイクボム! 魔力は小さめで…」
ガチャンッ
レック「ようやく部屋に出られるよ!」シュタ
ミサキ「よぉーし!」シュタ
ベルナ「さっそくレッツゴー!」
ミサキ「にしても、ここが何階なのか分かればいいのだけど…」
レック「だいぶ深いところを落ちちゃったからね…」
ベルナ「ねえ、あそこにドアあるよ、あけてみよー」
レック「そうだね」
ガチャリ
レック「あれ見てよ!」
ムィア「…」
ルーハ「…」
リンカ「…」
ミサキ「ムィアにルーハにリンカ先生! 行方不明の人たちのうちの3人だわ!」
ベルナ「皆、しっかりしてよー!!」
レック「駄目だ、3人共、魔法で操られてる」
ベルナ「解くことできないの?」
レック「僕たちが今、使える魔法じゃ無理だよ…」
ミサキ「なら、3人を倒して正気に戻すしかないわね…!」
リンカ「…」
ズゴゴゴゴゴゴ
ミサキ「地震!?」
レック「いや、違うよ。リンカ先生たちは何らかの魔法を唱えるためにこの迷いの塔の地下まで来た。学校で情報が渡ってから、僕たちが来るまでここから逃げる予定はあったはず。なのにそれをしなかった」
ベルナ「えっ! 先生達が私たちを倒すためじゃなかったの!?」
ミサキ「倒すのが目的なら、もうとっくに塔に入った時ぐらいから襲撃しているはずよ」
レック「最下層にもぐっていた理由は魔法の詠唱に時間がかかっていたからだよ。そしてその詠唱が終わってしまった」
ミサキ「つまり、黒幕は先生達を操って、自分の計画のために魔法を唱えさせていたってことね」
ベルナ「でも、いったい何のため?」
リンカ「…」
~スーファリ学園・校長室
アルフェル「なんじゃ、この力は…」
ガニュ「アルフェル学園長!」
アルフェル「ガニュ先生、いったいどうしたんじゃ?」
ガニュ「迷いの塔から強い力が!」
アルフェル「迷いの塔…。確か、学園の先生と生徒が行方不明になって、塔に行くのを目撃したという情報はあったのじゃが、結界が強力すぎて、兵士達さえ手を焼いているという…」
ガニュ「はい!」
アルフェル「恐らく、誰かが何らかの強力な魔法を発動したのであろう。十分と警戒しておくのじゃ」
ガニュ「はい、学園長」
ドゴォン
黒ローブ「」シュタ
アルフェル「お主、いったい何者じゃ!」
ガニュ「天井からいったい…恐らく、ルーラで飛んでここまで…」
黒ローブ「クフフ…。初めましてアルフェル学園長。いや、久しぶりと言いますかね」ファサ
アルフェル「お主はまさか…!」
黒ローブの正体の名前を安価 >>196
ミサキのトラウマを作った怪物(人間に変身可能)、名前はヲワリ
>>196の安価については名前を安価しているので名前のみ採用です
ヲワリ「久しぶりですね。アルフェル学園長。いえ、アルフェル先生」
アルフェル「ヲワリ…!」
ガニュ「ヲワリ、いったい誰なんですか、学園長!」
アルフェル「ワシの元弟子で前にここに通っていた唯一の魔族で今は魔王軍幹部の一人じゃ」
ガニュ「!?」
ヲワリ「当時のチビ教師っぷりはまだ健在のようですね、何年もたっても、その子供のような容姿を維持してますね。いい加減にママのところに帰ったらどうですか?」プププ
アルフェル「誰がチビじゃ! 寿命が延びる魔法を編み出せる代わりにこの容姿になるのを維持しなければならぬだけじゃわい! それに母もとっくの昔に死んでるのお主は知ってる」
ヲワリ「でしたね~」
アルフェル「お前はワシが担任だった当時からワシをからかう嫌な奴だわい!」
ヲワリ「私だけではありませんよ、学園のいろんな所に君達の操った教師と生徒を向かわせておきました」
アルフェル&ガニュ「なっ…!?」
生徒A「このっーーー!」
ディック・ロアン(以下ディック)「…」ギュン
生徒A「ぐあっ!」
生徒B「おい、しっかりしろ! ディックの奴、あんなに素早かったか!?」
ディック「…」
―――――
ポミア「…」ドドドドドド
生徒&教師たち「ぐはああーーー!!!」
教師「やめて、ポミアさん!」
ポミア「…」ドドドド
教師「きゃあ!!!」バッタリ
ディック「…」
ポミア「…」
セラ「…」シュタ
生徒「おいっ、いっせいに集まりだしたぞ!」「何をやろっていうんだ!?」
セラ「…」
ガリオン「おりゃあああああ!!! ギガデイン!!!!!」バリュリュリュリュリュリュ
ポミア「ッ!!!」
エルデ「この学園、なんとしても守って3人を正気に戻さないと…!」
ミアナー「…そうね」
ガリオン「チィ…。俺様に難なく襲い掛かりやがって…」
エルデ「それより、ミサキさんたちがいないのよね」
ガリオン「それに無差別に人殺しとか嫌な奴らだぜ…!」
ミアナー「…くるわ」
エルデとミアナーの魔法募集
1スレにつき2つまで
>>203-204
またミス。>>204-205でお願いします
レス数の計算ミス2連続ですみません…。
再安価 >>206-207
エルデ
C.M.S・B(コアマジックサークル・バスター)
核となる魔方陣に付け足す外周を、ある程度あらため用意しておき(急場凌ぎでも、陣さえ繋がれば
改造・新造もスピーディー)、それを容易に換装する事で、使用する魔法をほぼ瞬間的に変更出来る画期的な魔法技術
それにより、アクションシューティング並に簡単な魔法の変更が可能となる
ちなみに、バスターは射撃攻撃用の核魔方陣を用いる
ミアナー
プラズミック・ヒュム・ミラージュ
光の応用で微量なプラズマを流してある、大量の人物の幻影で相手を撹乱・疲弊させる
エルデ「C.M.S・B(コアマジックサークル・バスター)!」ルゥゥゥゥゥン
ディック「…」ズゥゥゥゥゥン!!
ポミア「…」ボォアアアアア!!
ガリオン「くっ! メラガイアー!」ズドォォォォォォ!!
ミアナー「なんて…威力! 普段そんな人たち、そんな威力の魔法は出せないはずなのに…!」
ガリオン「くそぉ! 俺様の最上級魔法がギラ程度で相殺しただと…!」
エルデ「たぶんだけど、ディックの補助魔法がとても強力になって使われているのだと思うよ」
ガリオン「つまり補助魔法で支援した強力なギラで最上級魔法並の威力にしたってことか!」
セラ「…」ヒュウ
エルデ「セラ先生…! ウィンドアロー!」バッサアアアアアア!
ディック「…」ズォン
エルデ「マホレジス(魔法のダメージ無効化にする魔法)…! ならっ、コアマジックサークル・バスターの魔方陣でウィンドアローを催眠魔法ラリホーに変更!」
セラ「…ッ!」サッサ
ディック「…! …すー」zzz
エルデ「セラ先生は逃がしちゃったけどディック君は何とかに眠らせたよ!!」
ガリオン「いいぞ! 後はセラ先生とポミアか…!」
セラ「…」バヒュン
ガリオン「来るぞ! ギガデイン!」バリュリュリュリュリュ!!
セラ&ポミラ「…!」サッ!
ミアナー「流石、セラ先生っ…! スピードタイプに切り替わったんだわ…! でも、やるわ!」
セラ「…」サッサ
ミアナー「プラズミック・ヒュム・ミラージュ!」ズゥゥゥゥゥン!
セラ&ポミア「!」キョロキョロ
ミアナー「…」
セラ「…!」チャキ ダダーーー!
ミアナー「…」スカッ
ズドォン!
セラ「…っ!」
ポミア「…」ゴォ! ゴォ! ゴォ!
ガリオン「…」スカッ
エルデ「…」スカッ
ポミア「…!」
ガリオン「今だ、ギガデイン!!!」バリリリリリ!!!!
セラ「…ッ!」
ポミア「…!」ビリビリッ
ポミア「…」ゴオオオォォォン
エルデ「あ、あち!」
ガリオン「ちちち…!」
セラ「…」ドドドドドドド
エルデ「ぐあっ!」
ガリオン「このっ…! ってもうMPがねぇ…! 魔法の聖水で」ゴクゴクッ
ガリオン「ようし、ギガデイン!!!」バリリリリリュリュリュ!!!
エルデ「スリープ!!」
セラ&ポミア「…」サッ
エルデ「今、ウィンドアローに切り替え!!」ヒュオオオオオオ
セラ「ッ…!」
エルデ「よおし、決まった!」
エルデ「ラリホー!!」ポヨォォォン
バヒュウウウウウウ
セラ&ポミア「…」サッサ
エルデ「流石に2回目は聞かない、っか…!」
ガリオン「操られてる癖して、上手いこと連携してやがる…」
ミアナー「モイスチャービットレーザー!!」ビュウウウウウウン!!
ポミア「…!!」
エルデ「ガリオン君はMP切れてるから、時間稼いでる間に回復アイテムでその場をしのいで!」
ガリオン「オーケー!」
ポミア「…」ズウゥゥゥゥゥン!!!
エルデ「ポミア、そんな魔法覚えてたっけ…!?」
ポミア「!!!」ズドォォォォォォォォォ!!!!
エルデ「ポミアさんがそんな魔法、覚えてるはず…!」
ガリオン「おいっ、いったい何なんだよあの魔法!」
ポミア「!!!!」ズドォォォォォォ!!!
エルデ「今まで殺してきた人たちの魔力を奪う禁じられた魔法です…」
ミアナー「…! そ、そんな、まさか…!」
エルデ「今まで無差別に人を殺してきたのはおそらく、そのためで殺人を今まで起こしてきた犯人は操られているポミアさんのはず…!」
ガリオン「そんなことのために殺人をかよ、ふざけてるぜ…!」
ポミア「!!!」ズドォォォォォォ
ミアナー「私たちの学園の仲間に殺人をさせるなんて、そんなの許せない…!」
ガリオン「まだ未熟で弱くて力もねえ奴等もいたはずだぜ…! そいつらに手を出す理由なんか無いのによ…!!」
エルデ「何としても、皆を正気に戻さないと…!」
迷いの塔・最下層にてミサキたちVSリンカたち
リンカ「…」ブウウウウゥゥゥン
ミサキ「リンカ先生が得意なのは魔力で剣を作って攻撃する剣士、ベルナは得意の対術で抑えて、私が援護するから」
ベルナ「よぉーし、任せてー!」
レック「ムィアとルーハは僕が相手するよ」
ムィア「…」
ルーハ「…」
ミサキ「レック、任せたわよ」
ムィア「…」
パキパキッドドンッ!!
レック「ムィアの得意魔法はあまり育ってない植物を大きく成長させて操るのが主体だよ、気をつけて」シュン
ベルナ「よっとっと、リンカ先生! 覚悟ーーー!!!」
リンカ「…」
ルーハ「…」ピュン
ベルナ「わっ! いきなり、魔法植物がみるみる変化して…!」
レック「植物を魔法で品種改良できるんです、植物につかまって動きを封じられたらまずい、ベギラマ!!!!!」ボォオオオオオオオ!!!
ベルナ「やったーーー!! 植物なら炎で燃やせる、楽勝!」
ムィア「…」
パチッパチッ
ミサキ「ッ、栗!? 皆あぶないわよ、避けて!」
ベルナ「おいしそうだけど…、熱で飛んでくる!!」
レック「わあっ!」
ベルナ「落ちてきた栗、食べちゃおっと!」ヒョイヒョイ
ミサキ「食べてる場合じゃないでしょ、栗が思いっきり飛んでくるから!!!」
ベルナ「また栗がこっちに、あぶなーい!!」
レック「何とか収まった…」フゥ
リンカ「…!」グォ
ミサキ「安心してる場合じゃないでしょ! 先生が襲い掛かってくるわ!」
ベルナ「タア!!」ドカッアアアア!!
リンカ「!」
リンカ「ッ!」ブウンッ!
ベルナ「よっとっと!」
ムィア「…!」シュルシュル
レック「品種改良で栗にさせられたらまずいよ…! だったら、魔法剣で!」ブロォォォォン!!
シャッズバッ
レック「よし、斬れた!」
ルーハ「…」
ピキピキッドドンッ
レック「ベギラマでは燃やしきれない…! だったら、ベギラゴン!!!」ボォオオオオオオオ!!!
メラメラメラッッ!!
リンカ&ムィア&ルーハ「!」
レック「品種改良した後なら、燃やされても栗の木にはできないはず…!」
ミサキ「ハリケーンウィンド!」シュオオオオッ
ルーハ「!」バタリッ
ミサキ「何とか1人気絶したわね…!」
レック「それにしても、さっきの魔法何だったんだろ…!」
ミサキ「そうね…!」
ベルナ「後はムィアとリンカ先生よねー!」
リンカ「」ダアッ!
レック「ッ!」ガキンッ
レック「今だよ、ベルナさん!」キキキキキッッ
ベルナ「オーケー! とりゃー!」
ムィア「!」ドドンッ
ベルナ「蔓に捕まっちゃったー!」
ミサキ「待ってって! すぐ解くから! ウィンドカッター!」シュババッ!
ベルナ「助かったー! ありがとー!」
ミサキ「ハリケーンウィンド!!」シュオオオッ!!!
ムィア「…」ヒュン!
レック「このおっ!」ガキンッ
リンカ「…」キキキキッ
リンカ「」ザバッザバッ
レック「あああっ!」
ミサキ「くあっ!」
リンカ「…」ブオオオッッッ!!!
ベルナ「このおっーーー!!」ザアッ
リンカ「…」ズバァザバァ
ベルナ「っ! いったー!」
ベルナ「こりゃろー!」ブンッ
リンカ「!」
ムィア「…」チュドドドドド
レック「ベギラゴン!!!」ゴォォォオオオオオオ!!!
リンカ&ムィア「…!!」
ミサキ「皆、何とか生き延びてる…っ?」
レック「…っ、うん」
ベルナ「敵、つよーい…」
リンカ「…」ズザアアァァァ!!
レック「襲い掛かって…! うあっ!」
ミサキ「…ッ! 上薬草で回復よ!」
レック「うん、よかった、回復できて!」
ベルナ「助かったーー!」
リンカ「…!!!」
ミサキ「ぐっ、がはっ、きゃあ! リンカ先生、強すぎるっ…! ムィハとかなり連携してる…! どうすればっ…!」
ベルナ「うりゃあ!」ドカッ
リンカ「…!」ヒョイ
ベルナ「っ避けられた!」
ムィア「…」ドドドドンッッッ!! パシッパシッ
ベルナ「っうあ!!」
ミサキ「ベルナ!」
ベルナ「だ、大丈夫…!」
ミサキ「ウィンドハリケーン!!」フォオオオオンン!!
レック「ベギラゴン!!」ゴォォオオオオオンンン!!!
リンカ「…っ!」ダダー!!
ムィア「…」シュルルルルル
ミサキ「し、しまった!!」
レック「ミサキさんが捕まっちゃった…!」
ミサキ「駄目…っ! 魔法の標準ができないっ!!」
ベルナ「ミサキ! 今助けるよ!」
ムィア「…」パシッパシッ
ベルナ「蔓が私にっ!! うあっ! がっ!」
レック「ぐううっっ!」
ミサキ「ベルナっ! レック!」
ベルナ「駄目、これじゃ、ミサキを助けられない…っ!!」
レック「このっ! ベギラマっっ!!」ゴォォォオオオオオン!!!
リンカ「…」ダダダッッッ!!!
ベルナ「リンカ先生が! もうこんな近くまで…!!」
レック「こうなったらっ…!」ダダーーー!!
ミサキ「えっ! レック!? どうするつもりなのっ!?」
ベルナ「え! なぜ、ミサキの目の前に!?」
レック「あぶない、ミサキさんっっ!! ベギラゴン!!!」ゴォォオオオオオオ!!!
ミサキ「えっ! 蔓を燃やして…っ!?」
リンカ「…」ブウウウンッ
ズザァァアアアアアッッ!!
レック「」ポタポタッ
ミサキ「れ、レック…ッ!?」ザァ
ベルナ「そ、そんな、ことって…!」ザァ
ミサキ「これって、あの時の私と同じ…ように、いや…これは、それ以上のあの時の私以上の…っ! 本当の意味の死っ…!!!」
ミサキ「い、いやあああああああああああああああああああっっっっ」
ベルナ「レックしっかりしてよ、目ぇ覚まして!!!!」
ミサキ「いや、いやあ…!!」
リンカ「…」ズザアッ
ベルナ「ミサキが、あんなに取り乱したの…、初めて…! これが死、なんだね…!!」
ミサキ「もう、戦いたくないっ…! そして死にたくないっ…!」
ベルナ「ミサキ!?」
ベルナ「って、レックが殺されて、ミサキがあんなに取り乱しちゃったってことは…。…私1人で戦えっていうのお!!??」
リンカ「…」
ムィア「…」
ベルナ「…どうしたらいいのよおっ!!」
ベルナの行動 ただし、ミサキを説得以外で >>232
バリアか何かを張ってそこで現実逃避
ベルナ「とりあえず、バリア張ってミサキを守ろう…。レックは心臓一突きしちゃって、もう助からないよね…」ガシッ
ミサキ「…」
ベルナ「私の魔法じゃ、先生たちの攻撃じゃ防げれないから、ミサキからバリアの書を借りて守ろうっと」ゴソゴソ
ベルナ「ミサキ…。こんなことしたくないけど、今は緊急事態だから勘弁! バリアの書を念じて…」キィン
リンカ「!」
ベルナ「現実逃避するためにミサキを抱いて寝てよ…」クカー
ミサキ「…」
リンカ「!」ドォ!!
ムィア「…」シュルルルル!!
ベルナ(ミサキを守らないと…。レックがかばってくれたものね…)
リンカ「…」バシッ バシッ
ムィア「」シュル!シュル!
~国立スーファリ魔法学園・学園長室
ガニュ「何を企んでいるんだ…!」
ヲワリ「すごい兵器を作るためですよ。操ったポミアとか言う小娘の才能を最大限に発揮、兵器にするのです」
ガニュ「ポミアが!?」
アルフェル「学園の生徒に手を出すとは…っ!」
ヲワリ「私の計画のために兵器を作ったまでですが?」
アルフェル「私の計画…じゃと?」
ガニュ「魔王の計画の間違いだろ?」
ヲワリ「自分で考えた計画ですよ、才能があるもの、強い奴をさらっては育成する。そして強力な兵器にする。この兵器で勇者や魔王を倒して世界を我が手に収めるのです」
アルフェル「ならあの塔の魔法はまさか…!?」
ヲワリ「あの小娘に操った者たちの憎しみを魔力に変換して溜め込む魔法ですよ。これで私に忠実な素晴らしい兵器ができるのです」
ガニュ「なんてことをしてくれたんだ…!」
ヲワリ「この憎しみを得た者は特に私の兵器の中でも最強ですよ。他にも操った兵器いますけど所詮、期待できるほどパワーアップは出来てませんしね」ククク
アルフェル「ヲワリ。お主はこのわしが制裁を下してやろう…!」ガッ
ヲワリ「チビ先生にこの私が止められるとでも? あなたの教え子だった時より遥かに優れているということをお忘れでは?」
アルフェル「お主がこれほどの魔族ぐらい、わしでも知っておるわい! それにお主を止められると言う者もこのわしぐらいの奴だけじゃ!」
ヲワリ「つまり、私と戦うことをお覚悟してるようですね、先生」
アルフェル「無論じゃ」
ガニュ「私はっ…! くっ、この空気についていけない…っ!」ゾワッ
アルフェル「ガニュ、あいつは次元が違いすぎる。わしでしか止められん。そんな奴を相手にしたらすぐに殺されてしまう。お主は襲われている生徒達を頼む」
ガニュ「…あ、はいっ! ルーラ!」バシュン
アルフェル「これでお主と一対一じゃな」
ヲワリ「そうですね…!」
アルフェル「マヒャドデス!!」コキィイイインンンン!!!
ヲワリ「メラガイアー!!!」ゴドォオオオンンンンンン!!!!!
アルフェル「くっ、わしと渡り合えるくらい成長してるようじゃなっ…!」
ヲワリ「先生も変わってないですね、マホカンタ!」キィィィンンンンン!!!
アルフェル「マホカンタ、全ての魔法を跳ね返す。魔法使いにとっては天敵だわい」
ヲワリ「あなたが魔法を使うことぐらい知っていますよ、マホカンタすればどんな魔法も反射できるのです」
アルフェル「いてつく波動!」パァアアアンンン!!
ヲワリ「やはりマホカンタを破る術を持っていましたか」
アルフェル「わしは長年魔法使いとなって生きてきたのだ、マホカンタの対策ぐらい理解していて当然じゃ」
ヲワリ「ピオラ! さらにイオグランデ!!!」チュドドドドドドド!!!!!
アルフェル「くぅ…! アースクエイク!!!!」チュゴゴゴゴゴゴ!!!!
ヲワリ「まともに喰らってしまいましたね…っ!」
アルフェル「マホトーン!」
ヲワリ「魔法封じですか。厄介ですね」
アルフェル「これでお主は魔法が使えなくなったの。すぐに楽にしてあげよう」
ヲワリ「ですが、マホトーンの対策ぐらい、用意しているのですよ」ガシッ
アルフェル「お主、その杖は…」
ヲワリ「詠唱の杖です。これがあれば魔法を封じ込まれてもこの杖で回復ができるという優れものですよ」チュキィィィンンン!!
アルフェル「なるほど、魔法を友好的に使うために様々な方法で対策をとってるのはお互い様と言うわけじゃな」
ヲワリ「察しがよくて助かりますよ」ニヤリ
アルフェル「わしは嘗て、お主の師だったから当然だわい」
ヲワリ「暗黒魔法、ダークミラージュ!!」シュウウウウウ
アルフェル「対象を闇の幻影に包む魔法、周りがよく見えぬの…」
ヲワリ「これは私が編み出した強力な魔法です。突破するのは難しいですよ」ジャキ
アルフェル「ぐっ! ナイフで斬りかかってきたか!」ドサッ
ヲワリ「そらそらそらぁ!」スパッ ザバッ
アルフェル「ぬっ…!」
ヲワリ「師匠を破れそうですね、これは」
アルフェル「うう…! ガニュ先生に学園の仲間たちを託したのじゃ、わしだって学園を守るために負けてはおらぬの」
ヲワリ「仲間? 他人は優秀なら兵器にするべきだと思いますがね。この世に無能な奴はいらないのです」
アルフェル「人を使い捨ての兵器だと教えた覚えはないはずじゃぞ。学園の仲間たちが今になって絆を一つにし、力を合わせて戦っておる。仲間と競い合い、一緒に修行し、成長して行く。これにより、最大限にお互いの力を発揮できるのだ」
ヲワリ「果たしてそうですかね?」
アルフェル「君のような心を持つ者には分からないことじゃよ」
ヲワリ「分からなくていいのですよ、我が野望を達成できるのならね…!」
アルフェル「お主は魔王ではないはずなのに、なぜそこまでして世界を支配しようとしておるのじゃ…!」
ヲワリ「知れたことです。勇者と魔王の戦いに終止符を打ち、戦いと絶望の世界という自分の理想となる世界にするのです」バッ
アルフェル「戦いと絶望の世界じゃと…! くっ…! ベホマ!!」ピキキキキ
ヲワリ「戦うというのが人の欲望。そして希望に満ち溢れたというのが人の絶望。それが私は楽しいのですよ」
アルフェル「そんなことをしたら、世界は滅んでしまうぞ!」
ヲワリ「人や世界がどう思うと関係ありませんよ! 回復されてしまったのは痛いですが、このまますぐに死んでいくのである意味MPの無駄使いですね!」シュルル
アルフェル「果たしてどうかな!」
ヲワリ「おっと、いい忘れていましたが、ダークミラージュにはかかった者は魔法が使えないという能力もあるのですよ」
アルフェル「魔法使いは魔法だけとは限らんぞ。ヲワリが短剣を使用したようにわしも武器を自慢の杖以外持っておるでの」
ヲワリ「! そっそれは!」
アルフェル「この伝説の杖の一振り神杖スターダスト以外にもこの毒蛾のナイフがあるわい!」
ヲワリ「何かと思いましたが、そんな市販の武器で私に攻撃を当てると? 無理ですね!」
アルフェル「…無理かどうかそれはこれから証明してくれるぞ?」
>>243あっ、魔法が使えないって設定だったのにベホマ使ってる。じゃあ体力全快する道具、万能薬を使ったということで
ヲワリ「…」シュン
アルフェル「!」ブンッ
ヲワリ「遅いですね!」
アルフェル「…!」シャッ
ヲワリ「動きがすべて見え見えですよ」
アルフェル「…」
ヲワリ「そこだぁ!!!」ジャキ
アルフェル「よし、今じゃ!」スパッ
ヲワリ「ッ! な、何!?」
アルフェル「やはりの、気配をよく探ったらお主に攻撃を当てることができたわい!」
ヲワリ「くそっ、麻痺った…!」ピリピリッ
ヲワリ「くっ…! 攻撃してくるパターンを分析してそこから私の気配を探ったと言うところですかね…!」ピリピリッ
アルフェル「その通りだとも」フォフォフォ
ヲワリ「う、迂闊でした…!」
アルフェル「魔法使いが魔法だけとは限らぬと言ったじゃろう? お主が短剣を使っていた辺り、そこくらいは分かると考えてはいたがの」
ヲワリ「ふっ、私は撤退するとしましょうか…! いずれ、私は世界を手にしますがね!」
ヲワリの兵士A「ヲワリ様、お迎えにあがりました! はあああ…!」
アルフェル「くっ、しまったわい! ヲワリを逃がしてしもうた! まあ、わしとの戦いで戦線に復帰することはないじゃろ。とりあえず、生徒たちを助けなければ…!」スタター!
一方、その頃のガリオンたち
ポミア「…!」ズガガガガガ
ガリオン「よ、容赦ねえな! おい!」
セラ「…」ドドドドドドド
エルデ「きゃ、わぁ! セラ先生がパワードスーツをガンナータイプに切り替えて…!」
ポミア「!!!」ズドドドドドドドドドド
ミアナー「け、けほっ、けほっ!」
ガリオン「ぐぼはっ!」
ミアナー「ポミアが戦い続けてからずっと強くなっている気がしない…?」
ガリオン「そういえば、攻撃が強力になってるような…」
ポミア「…」ズカズカ
エルデ「とりあえず、ポミアさんの動きを少しだけ封じてその間にセラ先生を気絶させましょ!」
ミアナー「プラズミック・ヒュム・ミラージュ!!」
ポミア「!!」キョロキョロ
ポミア「!!!」ズガガガガガ
エルデ「これでポミアさんは魔法を乱射して幻影ばっかり狙ってくるからこっちに攻撃は届かないね!」
ガリオン「よぉーし、行くぜ!」バッ
セラ「!!」ドドドドドドド
ガリオン「サンダースパーク!」ドドドドドドンン!!
セラ「!」ズザァ…
エルデ「ファイタータイプになって襲い掛かってきたよ! しかも、魔法強化でさらにパワーアップしてる…!」
ガリオン「くそっ!」
ミアナー「モイスチャービットレーザー!!」ビーーー!!
セラ「ッ!!」
ガリオン「よぉーし、今、だ!!! メラガイアー!!!」ドゴォォオオオオ!!
セラ「…っつ…!」ズザァ
ガリオン「よし、気絶したぜ…!」
ポミア「―!」ズザッ
ガリオン「!! 幻術からもう脱出してやがった…!」
エルデ「が、ガリオン君、あ、あぶなぁーい!!」
ポミア「!!」ブオン
ガリオン「く!」シュン
ミアナー「な、何とかかわした!!」
ガリオン「おお、あぶねえあぶねえ! とりゃあ!」ドカッ
ポミア「!」ザザザッ
ガリオン「エルフの飲み薬、少ないけど飲んで…。MP回復だ! よし、サンダースパーク!!!」ドドドドドドンン!!!
ポミア「…!!」
エルデ「やったあ!」
ガニュ「皆、無事か!」シュウウン
ガリオン「せ、先生! どうしたんだよ!」
ガニュ「ポミアを助けるために来たんだが、こりゃまずいことになった…!」
ミアナー「まずいことってなんですか?」
ガニュ「…この事件の犯人、魔王軍幹部ヲワリはポミアを兵器にする計画をしていたんだ」
変身能力は分かりにくいですが、今いる部屋が窮屈で使えないです
ミアナー「へ、兵器!?」
ガリオン「魔王の仕業かよ…許せねえ!」
ガニゥ「だがその幹部ヲワリは魔王に命令されてやっているのではなく、自分から計画したことだと言ってるぞ」
ガリオン「ほ、本当か?」
ポミア「!」ダダーーー!!
ガリオン「くっ! 話し合いしてる場合にも襲ってくるのかよ! ギガデイン!」バリリリリリリリ!!!
ガニゥ「他の魔王軍のメンバーが動いていないということは本当に自分だけ動いてるのだろうよ」ザッ
ミアナー「でしたら、ヲワリって幹部はこの学校に来てまで、何が目的なのでしょうか?」
ガニゥ「ヲワリは勇者と魔王を殺して世界を手に入れようとしている。奴の狙いはそのための才能のある人材を育成し、そのための道具にするためだ」
エルデ「道具にするって…そんなの許せない!!」
ポミア「…」ドカッ
エルデ「あう…! このっ!」
ガニゥ「ポミアはポミアが殺した者の魔力とヲワリが操った者たちの憎しみの魔力。この2つの魔力がポミアに集まっているんだ」
ガリオン「そりゃとんでもねえ奴らだな…」ダッ
ガニゥ「それより、ミサキたちの姿が見えないがいったいどうしたんだ?」
ミアナー「知りません…。学校内のどこにもいなようで…」
ガニゥ「そうか…。待てよ。さっき、学園の行方不明の教師と生徒が倒壊したはずの迷いの塔に入っていったと噂を聞いたことがあるが、強力な結界で兵士たちですら入れなかった…。まさか…」
ミアナー「どうしたんですか?」
ガニゥ「さっきのヲワリが操った者たちの憎しみの魔力をポミアに宿す強力な魔法がその迷いの塔から発動したんだ。と言う事はさっきの噂を聞いてミサキたちは迷いの塔に迷い込んでしまったに違いないっ!」
ガリオン「お、おいっ! まじかよ!」
エルデ「あの魔法の術者と対面してしまってるかも…」
ミアナー「まずいですね…。誰が行きますか?」
迷いの塔へ向かうメンバーを選出。ただし、この中から2名まで選出できる
ガリオン ガニゥ エルデ ミアナー
>>257
ガリオン、エルデ
ガリオン「…ようし、エルデ行くぞ」
エルデ「オーケー!」
ガニゥ「おっと、戦いでMP無くなってるだろ、エルフの飲み薬2つあるからこれで回復しとけ」
ガリオン「すまねえ!」ゴクゴク
エルデ「これでMP全快ね!」
ガリオン「ならポミアは先生たちに任せてさっさと行こうぜ…!」
エルデ「早く行かないとミサキさんにベルナさん、レック君が死んじゃう!」
ガリオン「たく…。俺様に迷惑かけながらあんな無茶しやがって…!」
エルデ「でももし今、ミサキたちが戦闘中だったら、私たちが確実に間に合わなくなっちゃうよね…」
ガニゥ「そうだな…。この学園のルーラを極めた教師が1人おる。その人に送ってもらうしかないだろう」
エルデ「あ、そっか! 私の開発科のあの先生ならここまでのルーラができるはず!」
ガリオン「よし、行こうぜ!」
エルデ「たぶん、怪我した人たちをルーラで送っていると思うから、医務室に行けば会えるかも」
ガリオン「じゃあ医務室に出発だ」
ダダーーー!!
ガニゥ「さてと…」
ポミア「…」ザッザッ
ミアナー「どうやってポミアさんを正気に戻すか…」
生徒「おーい!」
ガニゥ「皆も来てくれたか!」
生徒「なんとか完治した俺たちはもう戦線を復帰したぜ!」
生徒「私たちもポミアさんを助けるために戦います」
ガニゥ「分かった。ただし、無茶はするなよ」
生徒「は、はい!」
ミアナー「じゃあ行くわよ、皆!」
「「オオーーー!!!」」
~その頃、ベルナは目の前でクラスメイトを殺されて過去のトラウマに苦しんでしまっているミサキを抱えていた。
ミサキ「レックが…私のように…」
ベルナ「…」
ムィア「…」ブンブン
リンカ「…」ドカドカ
ベルナ(ミサキ…。私はずっと味方だからね…)ギュッ
ミサキ「…」
リンカ「…」キィン シャキシャキ
ベルナ「…」
パキッ
ベルナ(私が…ミサキを抱きしめてる…)
ミサキ「…」
ベルナ「ミサキ、元気出して…。いつものミサキじゃないよ…」
ミサキ「うる、さい…!」ドカッ
ベルナ「えっ…!?」
ミサキ「何よ! レックがあの時の私と同じように…、いや本当に死んでしまったのよ! 本当に死んだの! 分かる!? なのにどうして平然としていられるの!」
ベルナ「えっ、それって?」
ミサキ「答えてよ…。やっぱり相変わらずの馬鹿よね…!」
ベルナ「ミサキ…」
ミサキ「でもあんたは馬鹿だから答えられない。何も分からないから死がどれだけ怖いのかさえ分からないのよ!」
ベルナ「そんなことは…」
ベルナ(もう、どうしたらいいのよ…! 知らないけど、私にできるのはそれでもミサキに…)
フォッ
ミサキ「近寄らないで…! 分からず屋!!」ドッ
ベルナ「!」ズザッ
ムィア「…」ズパズパ
リンカ「…」バンッバンッ
ピキッ、ピキッ
ベルナ(ミサキ…)
ミサキ「…」
ベルナ「…」
ムィア「…」ズパズパ
リンカ「…」バンッバンッ
ピキッ、ピキッ
・あれから数分、バリアは機能を停止したかのように破れかける
ピキッピキッ
ベルナ「!」
リンカ「…」ザッ
ムィア「…」シュルウ
ザシュウウウウ!!!
パキリィィィィィィンンン!!!
ベルナ「バ、バリアが!!」
ベルナ(竜になるとミサキはあぶないよね…!)
リンカ「!!」ダッ
ベルナ「もう、駄目…!」
ガリオン「ギガデイン!!!」バリバリバリッ!!!
エルデ「ウィンドアロー!」バッサアアアア!!
リンカ「!」
ムィア「!!」
エルデ「ベルナさん、最後まであきらめちゃ駄目よ!!」
ベルナ「が、ガリオンにえ、エルデ!?」
エルデ「今、現実逃避しましたって顔してるよ?」
ベルナ「! そっ、そんなことは…」
エルデ「それより、レック君は…」
ベルナ「あそこ…」
ガリオン「死んでんじゃねえか…!」
エルデ「ザオリクで先生たちに生き返らせてもらう方法があるけど、蘇生魔法を無効にさせる術式があって無理だね…」
ベルナ「じゃあ本当にレックは死んだんだ…」
ガリオン「リンカ先生にムィア、それにあれは気絶してるけどルーハじゃねえか。そうか、操られた先生たちにレックが殺されたってわけだな…!」
エルデ「本当にクラスメイトが死んじゃうなんて…!」
ガリオン「くそぉ!」
ベルナ「それより、ミサキがレックが死んじゃって、そして…!」
ガリオン「どうなってるかよくわかんねーぞ!」
ミサキ「…」
エルデ「なるほど…。レック君の死でミサキさんがすごく絶望しちゃったのね…。ガリオン君はミサキさんをお願い!」
ガリオン「おう、分かった!」
ミサキ「…」
ミサキ「…何? レックの死体見たでしょ? なぜ、平然なのよ!!」ガッ
ガリオン「…平然なわけねーだろ。俺様たちだって、誰かの死に疎くてここに来た瞬間に初めて仲間の死を見てすごく悔しい」
ベルナ「でもどーして誰かが死ぬってだけであんなになっちゃったのかな…?」
ガリオン「なにやら訳がありそうだよな…」
ミサキ「…」
ベルナ「どうなの?」
ミサキ「私がある怪物に致命的な大怪我をさせられて死にかけたからよ…」
ガリオン「なっ…!?」
ベルナ「ミサキでさえ適わなかった怪物!?」
エルデ「なるほどね…」タッ!
ミサキ「…実際に怪物に襲われて分かったの。死というものは本当に怖いんだと…だから戦うのなんて怖いの…!」
ベルナ「ミサキ…」
ミサキ「だから、レックみたいに殺されちゃう! あんたたちだってレックの二の舞になる! だから戦いたくなんか―――」
ガリオン「…っ!!」
バシッ
ベルナ「ガリオンいきなりなにを…」
ミサキ「! な、何すんのよ!!」
ガリオン「…俺は昔から弱い奴は見捨てられねえんだよ、あの時の喧嘩の時は俺が一瞬で負けちまった。俺より強い上に成績も優秀なのが羨ましすぎた。けどよ、お前を見ててそしてレックが死んでるの見てて分かったことがある」
ミサキ「何よ…」
ガリオン「お前やレックのような強い奴でも優秀な奴でも弱いところがあることがあるってよ。これらを見て、弱い奴と強い奴の区別じゃなく人の弱いところを助けていこうとな。だからお前の死を怖がるのを見てて放ってなんか置けねえ! そうじゃねえと死んだレック、操られたリンカ先生たちのためになんかなりゃしねえんだよ!」
ベルナ「! そ、そうだよ! ミサキ。リンカ先生たちを助けるんでしょ? エルデだってレックが死んじゃってるのにリンカ先生たちを助けようとあそこで戦ってがんばってるよー!」
ミサキ「ガリオン…ベルナ…!」
シュタッ
エルデ「トラウマになんか浸ってると優等生らしくないよ、ミサキさん。レックさんは死んでもミサキさんを守ってくれたんだよ。だったら守ってもらったその命を大切にしてね」
ミサキ「エルデ…!」グスッ
ガリオン「さあ、さっさと俺様たちの力を合わせてリンカ先生たちの目を覚まさせてやろうぜ…!」サッ
ミサキ「皆、ありがとう…!」パシッ
ガリオン「よおし、誰かを守るための戦いなのに、戦いが怖いなんて言ったらその人なんか助からねえよな」
ミサキ「そうね。リンカ先生たちが操られているのに私が逃げてた…。その期待に答えれなかった。だから答えてみせる…!」
ベルナ「さあ、やるぞー!」
エルデ「C.M.S・B(コアマジックサークル・バスター)はあらかじめ発動してる、私が後方で援護するから魔法をぶっ放して!」
ミサキ&ガリオン&ベルナ「「「オーケー!!」」」
ミサキ「ハリケーンウィンド!!」シュオオオオオッ!!
ムィア「…」ドドドドドンッ!!
ガリオン「ベギラゴン!!!」ゴォオオオオオオオオ!!!
エルデ「蔓が燃えた今のうちなら…ウィンドアロー!」バッサアアアア!!!
ムィア「!」ドゴォオオン!!
リンカ「…」シャキンッ
ズパンッ
ベルナ「よおっと! 喰らえ!」バキッ
リンカ「…」ズザッ
リンカ「!」シュバッバサッ!
ベルナ「ッ! このっ…!」ドカッ
リンカ「…」パシッ
ベルナ「わっ、放り投げられた!」
ムィア「…」パキパキパキッ
ベルナ「ま、まずっ…!」
ガリオン「任せろ! この程度の蔓を燃やすならメラミで十分だよな! メラミ!」シュボオオオオオ!!
ベルナ「あんがとー! よおーしっ!」ブオッ
ミサキ「ハリケーンウィンド!!!」シュオオオオオ!!
エルデ「ウィンドアロー! さらにラリホーに変われ!」バッサアアアアア!! ポオオン
リンカ「!」サッ
ムィア「!」サッ
エルデ「ハリケーンウィンドとウィンドアローで撹乱してウィンドアローをラリホーに変えるはずだったけど、これじゃあ拉致があかない…」
ガリオン「こうなったら二手に分かれて相手するぞ!」
ミサキ「じゃあガリオンは私とリンカ先生の相手をして、ベルナとエルデはムィアをお願い!」
ガリオン「分かった!」
ベルナ「りょーかい!」
エルデ「任せて!」
エルデ「まずはムィアさんをリンカ先生から引き離さないと…!」
ベルナ「ムィア! いい加減に目、覚まして…!」ダダッ
ムィア「…」シュルルルルルル
エルデ「さらに蔓を!」
ベルナ「こんな蔓は…ファイアパンチ!」ボォウ!
エルデ「蔓をファイアパンチで燃やしたのね…!」
ベルナ「おりゃああああ!!」ザザッ
ムィア「!」
ベルナ「なーんちゃって…! 回りこみ成功!」サッ
エルデ「このままじゃ、ベルナに当たるから、回り込みしてウィンドアロー!」バッサアアア!!
ムィア「!」ザザァ
エルデ「よぉーし、リンカ先生から離れさせた!」
ベルナ「おりゃあああ!!」ドカドカドカッ
ムィア「!!!」ブンッ
ベルナ「ぐっ!」
ムィア「…」シュルウウウウウ!!
ベルナ「いでっ、いだっ!」パシッパシッ!!
エルデ「うあっ、がっ!」パシッパシッ!!
ベルナ「こんな蔓なんて…ファイアパンチ!」ボゥ!
ムィア「…」シュルウウウウ!!
ベルナ「え!?」
エルデ「なっ、も、燃えてない…!?」
ムィア「!!」メラメラメラッ
ベルナ「も、もしかして炎に強い植物?」
エルデ「効いたことがあるね、アクエスタ火山に燃えてる植物があるって、たぶんこれのことじゃない?」
ベルナ「そんな植物あるのー!?」
ムィア「!!」シュルウウウウ!!
ベルナ「あちっ!!」
エルデ「あちゃ! あちゃ!」
ムィア「…!」
エルデ「ムィアさんはこのアクエスタ火山の燃える蔓を育てていたと考えてもいいでしょうね…!」
ベルナ「あっつかった…!」
ムィア「…」メラメラッ
ムィア「…」シュルウウウウ!!
エルデ「気をつけて、巻きつかれたら焼け死ぬよ!」
ベルナ「されないようにっと!」ヒョイ
エルデ「!」パシッ
ベルナ「あっちぃー!!」
エルデ「くっ…!ウィンドアロー!!」バッサアアアア!!
ムィア「…」
エルデ「今、ラリホー!!」ポヨォォ!
ムィア「…」シュボオオオオ!!
エルデ「だめ、蔓の炎が邪魔してラリホーの魔法を弾いてる…!」
ムィア「…」シュボオオオオ!!
ベルナ「炎が邪魔してムィアに近づけないよ…」
エルデ「そーですよねえ…」
ムィア「…」メラメラメラッ
ベルナ「どおしたら…」
エルデ「こうなったら賭けだけどマジック・アセンボリューションを使うしかない…」
ベルナ「なにそれ?」
エルデ「能力で対象のまほうの体系の新発想得られてその魔法を一気に改造できる魔法だけど成功率が低いのが難点なんだよね…」
ベルナ「じゃあやってみよーよ!」
エルデ「とりあえず氷系か水系魔法を失敗でもいいので発動して!」
ベルナ「よーし!」
ムィア「…」シュルウウウウウ!!
ベルナ「ヒャド!!」チュウン…
ベルナ「ってやっぱり失敗だー! 下級魔法すら出来ないなんてー!!」
エルデ「これでいいのよ! ヒャドをすごい改良・研究すれば…」
ムィア「…」
ベルナ「どーなるの?」
エルデ「マジック・アセンボリューション!!!」
マジック・アセンボリュ―ションの結果、出来た魔法 >>281
冷気による侵食で、放っておけば、全てを無慈悲なる凍結に導く魔法
ムィア「!」
カチッカチカチカチ
エルデ「やったあ! ムィアさんが出した炎の蔓が凍っていく!」
ベルナ「どーなもんだい!」
エルデ「やったのは私なんだけど…まあいいか…」
カチーンッ
ムィア「…」
ムィア「…」ダッ!
ベルナ「襲い掛かってきた!」
エルデ「ベルナ、竜に変身して!」
ベルナ「で、でもこの部屋は狭くて崩壊しちゃうよ?」
エルデ「いいから変身して、考えがあるの!」
ベルナ「わ、分かったー! ドラゴラム!」キュイン
ベルナ「ぎゃああああおおおおおおおお!!」
ミサキ「ちょ、こんな天井が狭い部屋でドラゴラムするなんて無茶ありすぎよ!」
エルデ「考えがあるっていったでしょ! ベルナさんにわざわざドラゴラムさせたのはねえ!」
ガラッ
ミサキ「壊れそうよ!」
エルデ「大丈夫、>>286という方法とれば、壊れることなんてないから!」
>>281の魔法を天井(岩)に深く突き刺しておく(氷が壊れてもすぐに修復されるだろうから)
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません