さやか「やっぱメタルグレイモンは最高だね!」杏子「………」(259)

杏子「何言ってんだよ…」

杏子「これ、全然別モンじゃねぇかよ!」

さやか「はぁ?」

さやか「グレイモンとメイルバードラモンでデジクロス!」

さやか「それがメタルグレイモンじゃない」

杏子「訳がわかんねぇよ…お前、一体何言ってんだ…?」

杏子「メタルグレイモンがアニメで出てるって聞いて…すげぇ楽しみだったんだけどな…」

さやか「いや、だからこれがメタルグレイモンなんだってば!」

杏子「…………………」

さやか「…何だよ、あんたが見たいって言ったから、わざわざDVD借りたのに…」

杏子「いや…それは感謝してる、気を悪くさせたなら謝る…」

杏子「けど…メタルグレイモンってのは…」

ほむら「あなたの言いたい事、わかるわ杏子」ファサッ

さやか「うぁっ?!…転校生」

杏子「…っ!いきなり、出てくんなよな…」

さやか「何の用なの?」

ほむら「勿論、デジモンの話に決まっているでしょう」

杏子「お、お前もデジモン好きなのか」

ほむら「ええ…これでしょう?あなたの言うメタルグレイモンというのは」パカッ

さやか「携帯の画像だから荒いけど…こんなのがいたんだ」

ほむら「あなたはクロウォから入ったものね…」

ほむら「私も、クロウォのメタルグレイモンは嫌いじゃないわ…ただ、『メタルグレイモン』と言う名は」

ほむら「八神太一、彼のパートナー、アグモンが進化してこそね」ファサッ

さやか「何か…全然違うけど…これはこれで悪く無いね…私もDVD借りてみようかな」

ほむら「ええ『デジモンアドベンチャー』借りて損の無い名作よ」

ほむら「杏子も、これを見ればメタルグレイモンを堪能出来る筈よ」

杏子「あ、あぁ…うん…面白そうだな…」

マミ「あらまぁ…デジモンじゃないの懐かしいわね…」

さやか「マミさん…!」

ほむら「巴さん…ノックくらいしたらどうかしら」

マミ「ふふっ、ごめんね私も仲間に入りたくって…いいかな」

さやか「勿論ですよ!…てかマミさんもデジモン知ってたんですね」

マミ「うん…まぁ、人並みかな?」

杏子「な、なぁマミ…お前メタルグレイモン知ってるよな?」

マミ「…?ええ、当然じゃないの?」

さやか「実は…」かくかくしかじか

マミ「ふむふむ…」


マミ「…あぁ、そういうことね

マミ「佐倉さんは…アニメ知らないものね…」

ほむら「わからないわね…メタルグレイモンがデジアドとクロウォ版の他にいるとでも?」

マミ「ええ、これの事でしょう、佐倉さん」カパッ

杏子「お、おおっ!これだよこれ!やっぱすげぇ格好いいな!」

マミ「ふふ…私もデジアド信者だけれど、やっぱりこちらも素敵よねぇ」

さやか「どれどれ…」

ほむら「ほむほむ…」

じっ

さやか「…ぅわ」

ほむら「…気持ち悪い」

杏子「!?」

さやか「これ…腐ってんじゃん」

ほむら「これで…完全体?不完全体じゃないの!」

マミ「うーん…確かに設定上はそう言われても仕方がないのだけれど」

マミ「まぁ…今の若い子にはわからないでしょうね…」

マミ「初期独特のデジモンの雰囲気は」

さやか「うーん…ほむらのは良いけど…これは、ちょっと」

ほむら「ごめんなさい杏子…メタルグレイモンは勇気の象徴、ウイルスなんてありえないわ」

杏子「…いいさ、人の好みなんかそれぞれなんだからな」

杏子「お前らが好きなメタルグレイモンとあたしの好きなメタルグレイモンは違う…ただそれだけさ」

杏子「不完全だって構わない…」

杏子「これが…あたしのメタルグレイモンなんだ!」

マミ「うん、偉いわ佐倉さん…そう、人は人」

マミ「自分の好みと違うからと言って完全否定は良くないわ」

マミ「どんなものだって、それが好きな人がいるのだから」

さやか「ぅ…そうだよね」

ほむら「そうね、少し失礼だったわ…ごめんなさい」ペコリ

杏子「いや、いいよ…てか、そっか…」

杏子「あたしのメタルグレイモンは…アニメじゃ見れないのか、残念だな」

ほむら「難しいわね…基本ワクチンかクロウォ版だから…」

マミ「一応…出るには…アニメでも出たけどね…」

ほむら「…?暗黒進化はスカルグレイモンだった筈だけど?」

杏子「ま、マジかよ!見たい…見せてくれ!」

マミ「あ…ぅ…うーん…」

だよな、デジモンは神曲揃い

ー02視聴中ー

杏子「…………………」

ほむら「ふぅん…こんなサプライズがあったとはね…」

マミ「暁美さん、デジアドが好きなんじゃ…」

ほむら「好きなのは無印だけよ…後は基本蛇足だわ」

さやか「…それにしても、このデジモンカイザーとか言うやつ…ぷぶっ!」

暁美「確かに…笑わせてくれるわね…」プルプル

マミ「こら!笑っちゃダメよ!」

マミ「確かにこの時点では悪い子だし…少し厨二を患ってはいるけれど」

マミ「後半は頼もしい味方になってくれるんだから…これは黒歴史なの、まだ若いんだから仕方がないわよ」

さやか「へぇ…そうなんですか、結構面白そうですね」

杏子「………………」ジッ

ーーー

マミ「どうだったかしら?」

杏子「あぁ…まぁ色々納得のいかないところはあったけどな」

さやか「デジモンカイザーwとかね」

杏子「けど、嬉かったよ…ありがとうマミ、わざわざDVDまで持って来てくれて」

ほむら「そうね…毛嫌いせずに今度02もじっくり見てみるわ」

マミ「ふふ…けど、みんなデジモンが好きなのね」

さやか「あ、そう言えば少し気になってたんだけどさ杏子」

さやか「あんた…アニメ全く知らなかったんだよね、見たこと無いって…」

杏子「…ああ…まぁな」

さやか「おかしいよ、じゃあなんでデジモンとか知ってんのさ?」

杏子「?…お前…何言ってんだ?」

杏子「マミ」

マミ「ええ、ちょっと待ってね」ゴソゴソ

マミ「はい、これが私のデジモンペンデュラムよ」じゃらら

さやか「え、デジモンって…携帯ゲームだったんだ!」

杏子「お前…そんな事も知らなかったのかよ…」

ほむら「二つあるのね…育ててるのは?」

マミ「えへん!」

マミ「『オーグ』と『メルーガ』よ!」ドヤ

ほむら「…ウォーグレイモンとメタルガルルモンね」

杏子「どっかで聞いたな?」

ほむら「漫画よ…アニメとは違うけれどあれも傑作だわ」

さやか「へぇ…ゲームに漫画、私も色々遊んで見たいな」

マミ「と言っても…今、携帯器を手にいれるのは難しいし…」

ほむら「ゲームソフトで遊べば良いわ…『ロストエボリューション』も中々だし特に『デジモンワールド』は神ゲーね」

マミ「私…そっちの知識はあまりないのだけれど『デジモンワールド』って確か2とか3とか、新しいのが出てるんじゃ?」

ほむら「認めないわ」

杏子「言い切るなよ」

ほむら「ごめんなさい…懐古厨と言われても、これだけは譲れないの」

ほむら「『デジモンワールド』に続編なんか無かった」ファサッ

さやか「でもさ…デジモンで最強って誰なんだろうね」

ほむら「私はウォーゲームのオメガモン以外は考えられないわね…けど、この話題は…」

マミ「私は…アルファモン……だけど…」

マミ「暁美さんの言うとおりね…こんな事いいだしたら絶対ケンカになっちゃうじゃないの」

杏子「そうだよな…あたしだって究極体にメタルグレイモンじゃ勝てねぇって分かってるけど…いい気分はしないしな」

さやか「うん…そうだね…ごめん」

マミ「ふふっ…最強議論は今度たっぷり付き合ってあげる♪」

ほむら「私も、是非参加したいわね…徹夜で楽しみましょう」

杏子「ま、みんなデジモンが好きって事だ良いことじゃねぇか」

マミ「こうしてお喋りしてるだけで時間を忘れちゃうものね」

ほむら「ええ…そろそろ、貴女の話も聞かせて欲しいわね、まどか」

まどか「」

俺もヒカ太最高

別に18禁が良いと言うべきわけではないけれど

まどか「…………………」

まどか(何で…皆こんなに詳しいの?)

まどか(デジモンって…男子の遊びだよね?)

まどか(私…ぎゃおっぴしかやった事ないよぉ…)

マミ「あら…もしかして、鹿目さんはデジモンを知らないのかしら?」

まどか「え…えっと…その!」

ほむら「それは…悪い事をしたわね…巴さん」

マミ「ええ!」どちゃ

マミ「無印からクロウォまでの全てのDVDよ…もし知らないのなら全部鹿目さんに貸してあげるわ」ニコ

杏子「良かったじゃねぇかまどか!」

さやか「いやーマミさん流石ですね!」

マミ「ふふ…劇場版もばっちりよ!」

まどか「あ、あぅううっ」

まどか(もしも…知らないなんて言ったら)

さやマミ杏ほむ「…………………」

まどか(嫌だ…こんなに沢山のDVDなんか見たら…)

まどか(皆みたいにおかしくなっちゃうよぉ…)

ほむら「どうしたの?」

まどか「えと…えと…!」

まどか(よし…適当に誤魔化しちゃおう!)

まどか「わ、私もデジモン知ってるよ!」

さやか「へぇ…そうなんだ」

マミ「鹿目さんが好きなデジモン名はなにかしら?」

まどか「え、えと…!」

まどか(DVDの山…何でもいいから!)

まどか(よし…!)

まどか「私は…このデジモンが好きなんだよ!」びしっ

杏子「ふむ…マミ、こいつ誰だ?」

マミ「…マグナモン」

まどか「そうです!私はマグナモンが大好きなんです!」アセアセ

すまん病院行きだ

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