ほむら「……なにも思い出せない」(309)
ほむら「ここは……病院?」
さやか(なにも思い出せない・・・)
さやか(ここは・・・水の中・・・?)
さやか(寒い・・・悲しい・・・)
杏子「さやか・・・」
さやか「杏子・・・?」
…zzz
ほむら「ここは何処? 私は誰?」
まどか「さやかちゃーん! ほむらちゃんが変だよ!」
さやか「それっていつも通りってことじゃない?」
まどか「違うの。いつもとは違うタイプの異常が見られるの!」
ほむら「あなたたちは誰……ですか?」
まどか「ね?」
さやか「これは……記憶喪失よ!」
まどか「な、なんだってー!?」
ほむら「あの、あなたたちは……どなたですか?」
まどか「ほむらちゃん、ホントに憶えてないの?」
さやか「あらら、まどかのことまで忘れるなんて、こりゃ重症ね」
ほむら「あの、その……すみません」シュン
まどか「気にしなくていいよほむらちゃん」
さやか「あの高慢ちきで高飛車なほむらが……これは、もしや……」
さやか「あんたさては普段のクールな振る舞い、ぜんぶ演技でしょ!」ビシッ
ほむら「ひっ?!」ビクッ
さやか「ほーらやっぱり。そのビクビクオドオドした態度こそあんたの本性ね!」
ほむら「よ、よくわからないです……ごめんなさい」
さやか「ぬっふっふ…普段から小馬鹿にされる恨み、ここで晴らしてくれようぞー!」
まどか「さやかちゃん! ほむらちゃんいじめちゃダメだよ!」
さやか「ウソウソ、冗談だってばー……半分本気だけど」
まどか「もう、さやかちゃん!」プンプン
ほむら「……あの」
まどか「何? ほむらちゃん」
ほむら「その、私の名前、ほむらって言うんですか?」
まどか「そうだよ。それから、私はまどか。こっちがさやかちゃん」
さやか「うへへ、改めて紹介されるとなんか照れくさいわね」
ほむら「まどか、さん……と、さやか、さんですか。すみません、私なんかのために」
まどか「ううん、気にしないで。わたしたち、友達なんだから!」
さやか「そうそう、困った時はお互い様だって」
ほむら「まどかさん、さやかさん……ありがとう、ございます……!」
さやか「あのさー、記憶が戻るように手助けするのはいいんだけどさ」
ほむら「はい、何でしょうか?」
さやか「その、『さやかさん』っての止めてくんない? なんかこそばゆくって…」
まどか「私も、いつもみたいに『まどか』って呼んでほしいな」
ほむら「いえ、でも、そんな……」
さやか「こっちは気にしないから」
ほむら「はい、わかりました……さやか…」プルプル…
さやか「そうそう、やっぱそっちのほうが…」
ほむら「…さん」
まどか「ほむらちゃん、私も呼んでみて」
ほむら「まどか…………さん」
さやか「こりゃ思った以上に重症だわ」
ほむら「ごめんなさいごめんなさい!どうしても我慢できなくって……」ヒックヒック
さやか「ええー?どこに泣くようなことがあったのよ!?」
まどか「いいよいいよほむらちゃん、気にしなくて大丈夫だよ」ヨシヨシ
ほむら「まどかさん、ごめんなさい……期待に応えられなくって」メソメソ
さやか「あーもう、こっちは気にしてないって言ってんのに」
ほむら「ひいっ!? ごめんなさいさやかさん! ごめんなさいごめんなさい……」ポロポロ
まどか「さやかちゃん!」
さやか「え?ええー!?あたしそんなきついこと言ってないと思うんだけど……」
~~マミホーム~~
まどか「というわけで連れて来ました」
マミ「それは大変だったわね」
さやか「何かあたしが一言発言する度にこいつが怯えるんで話が進まなくって」
ほむら「……っ!?」ビクッ
まどか「だいじょうぶだよ。さやかちゃんは怒ってないよ」
ほむら「でも、でも私のせいでみなさんに迷惑を……」
マミ「なるほど。これは庇護欲を刺激されるわね」
さやか「いや、そういうことではなく」
マミ「暁美さん、みんなあなたの味方だから安心して頂戴」
ほむら「は、はい……あの、あけみ、って私の名前ですか?」
マミ「ええ、私は巴マミ。マミって呼んでくれればいいわ」
ほむら「はい、マミさん! よろしくお願いします!」
さやか「にしても何で記憶喪失なんかになったのよ?」
まどか「さやかちゃん、本人に聞いても憶えてないと思うよ、記憶喪失なんだし」
さやか「……そういわれたらそうね」
マミ「何か手がかりがないと……ねえ暁美さん、何でもいいわ。何か憶えていることはないかしら」
めがほむなの?
ほむら「憶えていること、ですか?」
さやか「そうそう!記憶喪失の原因とか思い出せたら一発なんだけどねー」
まどか「一緒の中学校に通ってるのは憶えてるの?」
ほむら「え? はい、見滝原中学に通っているのは憶えてます」
さやか「なんでそれ憶えてて私たちのこと忘れてるかなぁー?」
ほむら「ごめ……」
さやか「謝るの禁止!」
ほむら「ごめんなさいごめんなさい!」
さやか「あーもう! はやく元のほむらに戻ってよー!」
マミ「じゃあ自分が魔法少女ってことも憶えてるのかしら」
ほむら「……え?」
まどか「……もしかしてほむらちゃん」
ほむら「魔法少女って、何ですか?」
>>31 外はフツほむ。中身はメガほむ。
まどか「何って言われても……説明しにくいよ」
さやか「実物見せたほうが早いね。マミさん、お願いします」
マミ「仕方ないわね。行くわよっ」シャリーン
♪さーるてぃーろーやーりー
マミ「魔法少女、巴マミ……優雅に参・上!」キャルルーン
ほむら「す、すごい!まるで魔法みたいです!か、かっこいいです!」
マミ「そ、そうかしら?武器も出せるわよ」シャキーン!
ほむら「ほわあああ!すごいです!あこがれちゃいます!」キラキラ
まどか「私の中のほむらちゃんのイメージが……」
さやか「マミさんとは相性いいみたいね、あのほむら」
ほむら「いいなぁ……私もあんなふうになれたらなぁ」
まどか「なれたらっていうか……なってるよ、ほむらちゃん」
ほむら「え?私が?」
マミ「そうよ暁美さん。あなたもキュゥベえに選ばれた魔法少女なのよ」
ほむら「私も……マミさんみたいに?」
さやか「っていうかほむら。あんたソウルジェムどこにやったのさ?」
ほむら「ソウル、ジェム?」
まどか「ほむらちゃんは普段、指輪にして持ち歩いてたはずだけど」
ほむら「この指輪のことですか?」
マミ「さあ。その指輪に想いを込めて念じてごらんなさい」
ほむら「むむむ……」
さやか「何やってんのよ」
ほむら「できません……」
さやか「はあ?出来るでしょ?普通に」
ほむら「……ごめん、なさい」シュン
さやか「何で学校は憶えてて魔法少女忘れてんのさ」
ほむら「何でって、いわれても……」
さやか「変身なんてぶっつけ本番でも出来る、初歩の初歩じゃん」
まどか「学校のことは憶えてて、私たちと魔法少女のことは忘れてるんだね。何でだろう?」
マミ「これは、もしかしたら……」
まどか「何か分かったんですかマミさん?」
マミ「魔法少女に関係する記憶だけを失っているんじゃないかしら?」
さやか「魔法少女に関することだけ?何でですか?」
マミ「原因はまだわからないけど、記憶を取り戻す手がかりになるかもしれないわ」
まどか「ほむらちゃん。魔法少女が戦う敵は何?」
ほむら「え? えーっと、誰かと戦うんですか?おっかないです……」
さやか「だめだこりゃ」
まどか「じゃあ私たちのクラスの担任の先生は?」
ほむら「早乙女先生ですよね?」
さやか「あんたの仇敵、キュゥベえの本名は?英語で」
ほむら「きゅ、きゅうべえ?歴史上の人物、ですか?」
マミ「魔女とインキュベーターのことも忘れているのね」
さやか「じゃあまどかの好きな食べ物は?」
ほむら「まどかさんの?えーっと、ごめんなさい……」
まどか「わたしが大好きなのはクリームシチューだよ」
さやか「あのまどかマニアのほむらが……ほむらさん、これはサービス問題ですよぉ?」
ほむら「え?え?あの、その……ご、ごめんなさいっ!」
さやか「やばい、こっちのほむらのリアクション、癖になっちゃうかも……」ゾクッ
まどか「さやかちゃんが変な性癖に開眼しそうです、マミさん」
マミ「早急に手を打ちたいけど……どうしたものかしら」
まどか「キュゥベえなら何か知ってるんじゃないでしょうか」
マミ「そうね。どうやら魔法少女に少なからず関係しているようだし」
さやか「うりうりー」モミモミ
ほむら「さやか、さん……やめて、ください……っ」
まどか「さやかちゃん!みんな真面目に考えてるのに何してるのっ!」
さやか「肩こってるわねー。他にこってるところは無いかなー?」モミモミ
ほむら「やめて、まどかさん、たすけて……くださいっ、ああっ」
まどか「……」ゾクッ
マミ「鹿目さん?」
まどか「わたしも、マッサージしてあげるよほむらちゃん。さ、横になって?」
ほむら「ひいいいいいいいっ!?」
マミ「……急いだほうが良さそうね」
QB「呼んだかいマミ?」
マミ「これから呼ぼうと思っていたことろよ」
ほむら「あ、ああっ!? ほああああああっ!?」ビクビクッ
さやか「あれー?どうしたのかなぁー?普通に背中を指圧してるだけですよー?」
まどか「ほむらちゃん、気持ち良さそう……じゃあわたしは、足の裏のツボ、刺激してあげるね?」
ほむら「やめてまどかさ……んっ!? ひっ、あああああああああっ!?」
ビクッ
QB「……これは、どういう状況だい?わけがわからないよ」
マミ「実はかくかくしかじかで……」
QB「記憶喪失?暁美ほむらが?」
マミ「そうなの。それも魔法少女に関することを中心に忘れているようなの」
QB「ふむ。普通の記憶喪失の線も捨てがたいけれど……この事例に心当たりが無いわけでもない」
マミ「どういうこと?」
QB「魔法少女の記憶を食らう魔女が過去に存在していたというデータがあるね」
マミ「じゃあ暁美さんはその魔女に攻撃されて?」
QB「おそらくはね。でもこの町にそんな特殊な魔女が現れた形跡は無い」
マミ「周辺の町はどうかしら?暁美さんがこの町で襲われたとは限らないわ」
QB「わかった。調べてみよう」
マミ「なるべく早く頼むわ。でないと……」
さやか「さやかスペシャル!どうだほむらー!まいったかー!?」グリグリ
ほむら「はあああああっ、あっあっ……っ」ビクンビクン
まどか「ほむらちゃん、よだれ拭いてあげるね?」フキフキ
ほむら「マミ、しゃん……たしゅ、たしゅけ……ぬぐううううっ!?」ビクッ
マミ「……」ゾクッ
QB「……わかった。なるべく急ぐことにするよ。じゃあね」シュバッ
マミ「……ハッ!? いけない。あやうく悪魔に魂を売るところだったわ」
ほむら「ぬうううううううっ!?」
さやか「あははは!良い声上げるじゃない!」モミモミ
まどか「かわいい、ほむらちゃん……」ナデナデ
マミ「いい加減にしなさい!ティロ・フィナーレ(弱)!」
チュドーン!
まさか書いてくれているとは
ほむら「うわあああんマミさああああああああん」
マミ「もう大丈夫よ。怖かったわね」ヨシヨシ
さやか「……あれ?」
まどか「私たち一体何を……?」キョロキョロ
マミ「(これほどのいじめてオーラを放つとは……暁美ほむら、おそろしい子……)」
>>67 則りスマソ
マミ「ほら二人とも謝りなさい」
さやか「いやー調子のっちゃって……ごめんなさい」
まどか「ごめんなさいほむらちゃん……」
ほむら「……ひっく、ひっく」ササッ
さやか「ありゃー、完全に怯えられてる……」
マミ「二人とも反省してるみたいだから、許してあげて?」
ほむら「……」コクリ
マミ「ほら、涙を拭いて」フキフキ
ほむら「……ん」グスッ
マミ「鼻も、ちーんしなさい。ほら」
ほむら「……っ」ブショォア
マミ「はい、キレイになったわ」
ほむら「ありがとう、おかあさ……ん!?」ハッ
マミ「え?」
さやか「ほむら、今マミさんのことお母さんって……」
まどか「さやかちゃん!」
さやか「え? あ……」
ほむら「あ、ああああああああああごめんなさいごめんなさいごめんなさい!」
さやか「ちょっとほむら!?ごめんって!べつにあげあし取ったつもりじゃ……」
ほむら「ごめんなさいマミさん!ごめんなさい!」
マミ「い、いいわよ別に。私は気にしてないわ」
まどか「マミさん、わたしたち帰ります……」
さやか「え?まどか?あのほむらをマミさん一人に任せるってのも」
まどか「私たちが居ても今のほむらちゃんのこと、傷つけることにしかならないよ」
さやか「……そうだね。今のほむら、そうとう繊細みたいだし。ここはマミさんに任せます!」
マミ「え?ええ?」
まどか「じゃあマミさん、ほむらちゃんのこと……お願いします」
さやか「ごめんねほむら。あんたを傷つけるつもりじゃなかったんだけど……」
マミ「ちょっと待っ……っ!」
マミ「本当に行っちゃった……どうしよう。原因究明はキュゥベえに任せるとしても……」
ほむら「……すー、すー」
マミ「泣き疲れて寝ちゃってるわ……」
ほむら「うーん、おかあさん……」スヤスヤ
マミ「……ほっとけないわね。記憶が戻るまでは面倒を見てあげないと」
~~翌朝~~
トントントントン…
ほむら「ん、何の音かしら……?」モゾ
マミ「あら、目が覚めたかしら?顔を洗ってらっしゃい」
ほむら「はーい……」モゾモゾ
マミ「もう朝食できてるわよ。冷めないうちに食べないと美味しくないわ」
ほむら「……」
マミ「どうしたの?」
ほむら「……巴マミ、あなたここで何をやっているの?」
速いな
マミ「暁美さん!?あなた記憶が戻ったの!?」
ほむら「戻ったも何も……あら?ここってあなたの部屋じゃない」
マミ「……何も憶えて、ないの?」
ほむら「どうして私があなたの部屋に?……何も思い出せない」
マミ「これは、記憶喪失が治った……のかしら?」
ほむら「記憶喪失?」
ほむら「俄かには信じられない話ね」
マミ「原因に心当たりは無いの?」
ほむら「私の記憶は昨日の夕方で途切れているわ。確か、隣町に魔女を狩りに行ったはずだと思ったけど」
マミ「そこで魔女の攻撃を受け、記憶を失ったんじゃないかしら?」
ほむら「記憶を奪う魔女?確かにいてもおかしくは無いけれど……っ!?」クラッ
マミ「暁美さん?」
ほむら「急に、眠気が……っ」バタッ
マミ「暁美さん!?」
ほむら「あれ?マミさん?おはようございま……あれ?私なんでマミさんの家に!?」
マミ「え?暁美さん?」
ほむら「はい!あけみです!」
マミ「……昨日、隣町に魔女狩りに出かけた?」
ほむら「え?……魔女って魔法少女の敵ですよね?」
マミ「また完全に戻ったわけじゃないのね……」
マミ「急に、眠気が……っ」バタッ
ほむら「いけない!もうこんな時間!はやく学校にいかなくちゃ」
マミ「ここから学校は近いわ。そう急がなくても大丈夫よ」
ほむら「そうなんですか?よかったぁ」
マミ「さ、これを食べ終わったら一緒にいきましょう」
ほむら「はい!マミさん!」
マミ「……(この子も魔法少女にならなければ、こんな屈託のない子のままでいられたのかしら?)」
~~まどか達の教室~~
まどか「あ、ほむらちゃん!昨日はごめんなさい……ほら、さやかちゃんも」
さやか「うん、あー、ほむら。ごめん」
ほむら「いいよ。もう気にしてないから……それより私のほうこそごめんなさい」
まどか「ううん、ほむらちゃんは何も悪くないよ」
ほむら「ううん、私、いつもはっきりしない態度ばっかりで……」
仁美「あら?その方、ほむらさんですわよね?」
まどか「うん」
ほむら「あ、仁美さん。おはようございます」
仁美「え?え、ええ、おはようございますわ……さやかさん、これはいったい?」
さやか「話すと長くなるんだけど……ってか仁美のことは覚えてんの?」
ほむら「はい、クラスメイトですから」
まどか「でも私たちのことは憶えてないんだね……」
ほむら「ごめん、なさい……」
まどか「ほむらちゃんと上手くお話し出来ない……どうしよう」
さやか「まあ昨日やりすぎたってのもあるし……まあ、記憶が戻るまで待つしかないんじゃない?」
QB『待つ必要はないよ』
さやか「これはキュゥベえテレパシー!」
まどか「待つ必要が無いってどういうこと?」
QB「暁美ほむらの記憶喪失は魔女の攻撃によるものだ。原因の魔女を特定できた」
さやか「おお!それならさっそく今日にでもあたしが倒して……」
QB「いや、事態はそう単純じゃない」
さやか「どういうこと?」
QB「原因の魔女から記憶を取り戻すには倒す瞬間、その結界の中に記憶を奪われた者がいなくてはならない」
まどか「魔女を倒すとき、ほむらちゃんも一緒に行かなくちゃいけないってこと?」
QB「そういうことだね」
さやか「つれてくだけでいいんでしょ?楽勝じゃない」
まどか「でも、いまのほむらちゃんがついてきてくれるかな……?」
さやか「あ……ほんとだ」
QB「同様の内容をマミにも伝えてある。ま、あとはキミたちで何とかしてくれ。じゃ」
さやか「うーん」
まどか「どうしよう、またマミさんに頼ることになっちゃうけど……」
~~マミホーム~~
マミ「私は構わないわ」
さやか「よかったぁー、マミさんがいないとほむら、着いてきてくれないだろうし」
マミ「あら、そうでもないわよ」
さやか「え?」
ほむら「まどかさん、そのリボンかわいい」
まどか「そう?ママが薦めてくれたの。派手じゃないかな?」
ほむら「ううん、すごく似合ってるよ!」
まどか「うぇへへ……照れちゃうな」
マミ「ね?」
さやか「あいつらはほっといても仲良くなる運命か……」
マミ「それじゃ今日からその魔女を探しましょう」
さやか「はい」
マミ「見つけてもすぐに倒しちゃダメよ?」
さやか「わかってますって。じゃまどか、ほむらのこと頼んだよ」
マミ「私たちは魔女を探しに行ってくるわ」
ももたろう「おばあさんっ…!おばあさん…!」シコシコシコシコ
誤爆しました。
まどか「うん、留守番は任せて!」
ほむら「あの、マミさん、さやかさん……!」
さやか「?」
マミ「どうしたの?」
ほむら「その、魔女と戦いに行くんですよね?」
マミ「今日は探索だけど……まあそうね」
ほむら「行かないでください!」
さやか「はえ?何言ってんの?」
>>118 ほう…いやいかんいかん
まどか「ほむらちゃん。マミさんとさやかちゃんはほむらちゃんのために……」
ほむら「私ならこのままでいいですから……危険なこと、しないでほしいです」
さやか「いや、んーっと何っていうか……」
マミ「暁美さん、気にしないで。あなたのことを差し置いても魔女との戦いは魔法少女の使命よ」
ほむら「でも私のせいで二人が怪我でもしたら……」
マミ「暁美さん、やさしいのね」
さやか「普段のほむらとは大違……っと、なんでもないなんでもない!」
マミ「大丈夫。怪我しても美樹さんの魔法ですぐに回復できるし」
さやか「そうそう。そもそもマミさんに怪我させられる魔女なんていないし」
ほむら「でも……」
マミ「安心して、必ず無事に帰ってくるから」
ほむら「……はい、待ってます。必ず帰って来てくださいね!」
ほむら「二人とも、行っちゃった……」
まどか「そうだね」
ほむら「まどかさんは不安じゃないんですか?」
まどか「そりゃあさやかちゃんだけなら心配だけど……マミさんもついてるし」
ほむら「私は怖いです……怪物と戦うなんて、とても……」
まどか「ほむらちゃん……」
ほむら「そんな勇気、ないです……誰かのためでも、そんな恐ろしいこと、できないです」
まどか「……そんなことないよ」
ほむら「え?」
まどか「そんなことない。ほむらちゃんだって戦える勇気を持ってるんだよ」
ほむら「……そう、かな?」
まどか「うん。だから元気出して」
ほむら「うん。ありがとう、まどかさん」
~~夜の街~~
さやか「どうですマミさん」
マミ「……反応無いわ。もしかしたらどこか別のところに逃げてしまったのかも」
さやか「え!?もしそうならヤバいんじゃないですか?」
マミ「……地道に探して回るしかないわね。焦りは禁物よ」
杏子「よお、お二人さん。あんたらがこの辺来るなんて珍しいな」
さやか「げ!?でたな、きょうこ!」
杏子「あんだよ、せっかく人がフレンドリーに接してんのに。やんのかこら!」
マミ「ちょうど良かったわ佐倉さん。あなたも魔女探しに協力してくれないかしら?」
杏子「はあ?わざわざ分け前減らしてどうすんだよ?」
マミ「実は記憶を奪う魔女を探してるの」
杏子「記憶を? ……詳しく聞かせてみな」
杏子「思い当たる魔女、いるよ」
マミ「本当?」
さやか「なんであんたがそんなこと知ってんのさ?」
杏子「いや、一ヶ月ほど前に他所から流れてきた珍しい使い魔がいたから放流してたんだけどな」
さやか「放流……ってあんた!まだ使い魔を見逃してたの!?」
杏子「いいじゃねーか。たまにしかやってねーよ」
マミ「それで?」
杏子「あんたらに言われるまで存在を忘れてた。たぶんそいつに記憶を奪われたんだ、あたしも」
さやか「……それってあんたがド忘れしてただけなんじゃない?」
杏子「んなわけあるか!グリーフシードを手に入れられるかどうかが懸かってるのに忘れるかっての!」
マミ「当たってみる価値はあると思うわ。案内してくれるかしら」
杏子「言っとくけどグリーフシードは……」
マミ「わかってるわ。私たちが欲しいのは魔女の奪った記憶だけよ」
マミ「美樹さんは暁美さんを連れてきてくれるかしら?」
さやか「いいですけど……空振りだったらどうするんですか?」
マミ「手懸りが無い以上、可能性には全てあたらないと」
さやか「仕方ないかぁ……わかりました。じゃ後で!」
杏子「おいマミ、行くぞ!」
マミ「ええ、道案内、頼んだわよ」
~~魔女の結界~~
さやか「連れてきました」
ほむら「あの、その……」
杏子「なんだ?ほむら、本当に記憶喪失なのか?」
ほむら「ひっ!?」
まどか「大丈夫だよ。きょうこちゃん、本当はやさしい子だから」
ほむら「そうなん、ですか?」
杏子「なんか調子狂うなぁ……」
マミ「なんで鹿目さんまで?」
さやか「いやあ、魔女のところに連れて行くって言ったらほむらがクズっちゃって」
まどか「わたしも一緒だから大丈夫って言って説得しました!」
ほむら「ごめん、なさい……」
マミ「仕方ないわね。二人とも私の傍を離れないように」
まどか「はい!」
ほむら「は、はい!」
杏子「しっかし殺風景なところだな」
さやか「魔女の結界っていたらもっとゴチャゴチャしてるものなのに……」
マミ「二人とも、手を離しちゃダメよ」
ほむら「は、はい……」
まどか「大丈夫だよ、ほむらちゃん!」
ほむら「う、うん……」
さやか「反応は?」
杏子「こっちだ!ってか人任せにすんなよ!お前、えーっと……」
さやか「きょうこ?」
杏子「えーっと、あれ……」
さやか「何よ?」
杏子「……お前、誰だっけ?」
さやか「ちょっと!?何ふざけてんのよ!?」
マミ「佐倉さん!?」
杏子「マミ、こいつ誰だっけ?お前の連れか?」
マミ「私のことは憶えてて、さやかさんのことは……」
さやか「あんまりふざけてると……って、あれ?あんた、誰だっけ?」
マミ「これって、まさか……っ」
マミ「二人とも、いますぐこの結界から脱出するわよ!」
さやか「え?魔女をまだ倒してないですよ?」
杏子「そうだぜ。魔女を倒さないと……ところで何でおまえらいるんだっけ?」
マミ「くっ、まずい、結界内にいるだけで、どんどん記憶が……!」
まどか「マミさん?どうしたんですか?きょうこちゃんとさやかちゃん、どうしちゃったんですか?」
マミ「いますぐ逃げるわよ!早く!」
さやか「は、はい!……で、でも逃げるって」
マミ「来た道を……っ!」
杏子「何慌ててんだよ。とりあえず魔女倒せばいいだろ。置いてくぞ」
マミ「来た道が、思い出せない……っ!」
さやか「大丈夫ですか?えーっと、……先輩、でしたよね?」
まどか「さやかちゃん!?何言ってるの!?」
さやか「まどか?この人たち誰?ってかそもそも何でこんな所に……」
ほむら「あの、あの方が先に行って……」
マミ「どうすれば……このままじゃ、この危機感すら忘れてしまう!」
杏子「おいテメーら。足手まといは要らないからな!」
マミ「……進みましょう。魔女を倒すしかないわ」
さやか「ちょっとまどか、何ここ?あたしたち何やってんの?」
まどか「今は黙ってマミさんに着いて行こう」
さやか「う、うん……マミさんってこの人、だよね?」
マミ「魔女を倒さないと……魔女を倒さないと……」
杏子「着いたぜ!あいつが……」
魔女「……」
杏子「……何だっけ。えーっと、倒す、んだよな?マミ?」
マミ「ええ、魔女を倒さないと……魔女を、倒すのよ!美樹さん!」
さやか「え?な、何ですか?こ、こわいよ、まどか……」
マミ「くっ、自分が魔法少女だってことも忘れてしまったの!?」
マミ「もういいわ、私と……あの赤い魔法少女で倒す!」
杏子「おい私の名前は佐倉杏子だ!赤い魔法少女って何だよ!?」
マミ「いいから攻撃を!」
杏子「何焦ってんだよ。使い魔は居ない、攻撃もしてこない、楽勝じゃねーか」
マミ「自覚が無いの!?……早く倒して、戦い方を忘れてしまう前に!」
杏子「……なあ、そこの魔法少女」
マミ「ま、さか……あなたまで……」
杏子「ここにいる、どいつを倒すんだっけ?」
マミ「え?それは……魔女を!」
杏子「魔女って、どいつだっけ?」
マミ「それは……誰が魔女だったかしら?」
まどか「マミさん!あいつが魔女です!あの怪物を倒してください!」
ほむら「ま、まどかさん、前に出たら危ないです……!」
マミ「誰だか知らないけど信じるわ……間違ってたら、ごめんなさいっ!」
バキューン!
魔女「キャハハハハハ!」ヒュバッ
マミ「逃げる!?まずい、いま逃がしたら二度と……誰かそいつを!」
杏子「なるほど、こいつを倒せばいいんだな?」
まどか「きょうこちゃん!」
魔女「キャハッ!?」
杏子「くらえ!」
この魔女の魔法少女時代妄想するのも楽しそうだな
杏子「……あれ?武器が、出ねえ!?何でだ!?クソッ!」
マミ「体が……魔法の使い方を、忘れて……武器が、出ない!?私も……」
魔女「キャハハハハ!」
マミ「魔女を……あれ、魔女を、どうするんだったかしら?」
まどか「マミさん、マミさん!しっかりしてください!」
杏子「クソッ逃がすか!待てコラ!」
マミ「私は……誰だったかしら?あなたたちは?ここはいったい……」
まどか「そんな……マミさん……」
さやか「まどかぁ、こんなとこ早く出ようよ……」
ほむら「あ、ああ……マミさんが、そんな……」フラッ
バタッ
まどか「ほむらちゃん?しっかりしてほむらちゃん!」
pixivの漫画で、仁美が「上条君への告白をなかったことにしたい」と願って魔法少女になって、
さやかを助けるのがあったの思い出した
その仁美が魔女になったらこんな感じになりそう
とここでネタばらし
実はまどかを契約させる為のQBの陰謀
これにはまどかも苦笑い
まどか「ど、どうしよう?杏子ちゃんは魔女を追っていっちゃうし」
マミ「嫌だ、ここ暗くて怖いわ。ねえ、あなたたちも迷子?」
さやか「いやあ私も何が何だか」
マミ「あらその子気を失ってるの?大変、どこかで休ませないと」
ほむら「……」ブクブク
まどか「どうしよう、わたしがしっかりしなきゃ……私が……あれ?」
>>188 その手があったか
まどか「私だけ、忘れてない?何で?」
さやか「まどか?」
まどか「さやかちゃんも、私のことはわすれてない……」
まどか「そっか魔女が奪うのは……魔法少女に関する記憶だけだ!」
まどか「ってバカバカ!それが分かったところで私には何も……」
今までのカオス展開はなかったことに?
カツーン、カツーン…
まどか「足音?誰か、近づいてくる……!」
ヌッ
杏子「よお」
まどか「きょうこちゃん……!魔女は……!?」
杏子「魔女は今、追いかけてるところだ。ところでさぁ……」
まどか「え?」
杏子「あんたらのうち、どいつが魔女なんだい?」
あんこが味方攻撃とかまじオワタfrg
杏子「あれ?魔女、だよな?何か倒さないといけないはずだったけど……」
まどか「そんな、これじゃ魔女の居場所まで辿りつくことも……」
マミ「あなたは誰?」
さやか「まどか、あんたの知り合い?」
杏子「あ?あたし何してたんだっけ。まあいいか。腹へったしメシでも喰いに行こうぜ」
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=manga&illust_id=18564848
この仁美が魔女化した成れの果てにしかみえないなう
杏子「まいったな、ここ何処だ?」
マミ「まずは落ち着いて状況を整理しましょう」
杏子「あ?誰だかしらねえけど仕切るなよ」
マミ「闇雲に行動してはいけないわ。私たちは遭難してるのかも……」
さやか「大丈夫だよまどか。きっと助けが来るから……」
まどか「みんな、そんなぁ……ううん、私がしっかりしないと!」
まどか「さやかちゃん!気絶してるほむらちゃんをおんぶして!」
さやか「え?うん、ほむらってこの子よね?」ヨイショ
まどか「マミさんときょうこちゃんは……まだ変身を解除してないなら……」
マミ「変身?あら?私、何でこんな格好を……?」
杏子「うわっ、あたし何でこんな趣味のわりぃ服着てんだ?」
まどか「これから魔女を探します!見つけたら……殴ってください!思いっきり!」
マミ「え?何を言ってるの?魔女?」
杏子「……わけわかんねえ。頭おかしいんじゃねえのか?」
まどか「お願いです、信じてくださいっ!」
さやか「よくわかんないけど、あたしも手伝うよ、まどか」
まどか「さやかちゃん!」
まどっち、!ninjaで確認だ
さやか「よくわかんないけど、その、魔女とかいうののせいで私たちはここで遭難してると」
まどか「そうなの!みんな忘れてるだけで……」
さやか「何かよくわかんないけど、まどかの言ってることは間違ってないと思う」
マミ「……信じられないわ」
杏子「そうだぜ。魔女って何だよ、意味わかんねえ」
まどか「そんな……」
さやか「行こうまどか。私はあんたのこと信じてるから」
まどか「でもっ、マミさんときょうこちゃんを置いてくなんて……」
QB「お困りのようだね」
さやか「うわっ、何こいつ?こいつが魔女!?」
まどか「きゅ、キュゥベえ!」
ほむほむの重火器ならパンチと同様の物理攻撃なうえに強力なんだけど
ここで正気に戻って颯爽と片付けたりしたらほむほむに心の底から惚れる。
まどか「お願い、みんなを助けて!このままじゃみんなバラバラに……」
QB「それがキミの願いかい?」
まどか「……いいよ。みんなの命と絆を守るためなら」
QB「いいのかい?忠告しておくが、キミが魔法少女になった瞬間、この結界の効力でキミの記憶も奪われていく」
まどか「……大丈夫。その前に倒してみせる」
さやか「ちょっとまどか、さっきから何話してんの?まるで話が見えないんだけど」
まどか「だいじょうぶだよさやかちゃん。いままで助けてもらったぶん、私がみんなのこと、助けてあげるから……」
QB「それじゃあ願い事を決めるんだ。慎重に選ぶべきだよ。下手を打てばキミもすぐに何も思い出せなくなる……願いさえもね」
まどか「私は……私の願いごとは……」
ほむら「その必要はないわ」
ってなったら歓喜
まどか「IDの数だけ腹筋してね」
そうか、ほむほむなら時間を停止して爆薬を置いて逃げるだけでこの魔女が倒せる・・・
だから真っ先にほむほむが狙われた、というわけね
願い?
思い出せない……私は誰だったか
思い出せない……何故ここにいるのか
思い出せない……ある瞬間を境に
境? 普通の人生と××××を隔てる瞬間……
まだ魔×小×になる直前、私は何かを決意した……
何だったか……思い出せる
まだ私が普通の人生を歩んでいたときに決意した願い
×目ま×どか……を、守れる私に……
破滅の運命から……
wktk
思い、出せる……
鹿目まどか!
インキュベーターが、まどかが契約を……止めなきゃ
私の戦場は、ここだ!
ほむら「その……」
さやか「え?ねえまどか、この子気がついたみた……」
ほむら「必要は無いわ」カチッ
さやか「え?」
まどか「ほむらちゃ……」
QB「アギャッ!?」ドパッ
まどか「ひいっ!? キュゥベえが爆発した!?」
さやか「あれ?あの子、消えちゃった……」
ほむら「ここよ。美樹さやか」ファサッ
さやか「うわっ、ワープした!?」
ほむら「あいかわらずトンチンカンなことを言うわね美樹さやか。バカまるだしよ」
まどか「ほ、ほむらちゃん!?思い出したの!?」
ほむら「あれほど契約するなと言っておいたのに……鹿目まどか。あなたはどこまで愚かなの」
まどか「いつものほむらちゃん!おかえり!」
ほむら「……ええ、ただいま。まどか」
まどか「そ、そうだほむらちゃん急いで!この結界の中にいる魔法少女は記憶を奪われて……」
ほむら「……知ってるわ」
まどか「早く魔女を倒さないと……」
ほむら「魔女を、倒す?」
まどか「……え?そんなほむらちゃん、まさかまた……」
ほむら「その必要は無いわ、まどか。なぜなら……」スッ
まどか「え?そのスイッチは……」
ほむら「『もう倒している』からよ」カチッ
ドゴオオオオオオオオオオオンッ!!!!
杏子「うわっ何だ!?向こうででけぇ爆発が!?」
マミ「何が起こっているの!?」
ほむら「インキュベーターを抹殺した時、『ついでに』魔女も倒しておいたわ」
まどか「う、うん……あ、結界が、消えてく……」
シュゥゥウ…
さやか「ん?あれ?……あ、あー!あああああ!うわあああああ!」
まどか「さやかちゃん?」
さやか「全部思い出した……うっわ何私……すっごい役立たずじゃん……」ドヨーン
まどか「そんなことないよ……さやかちゃんのおかげでわたし、頑張れたし」
さやか「そ、そうかな?まあ、まどかがそう言ってくれるんだったらいいか」
杏子「お前らが足引っ張ったからだろ!あたし一人なら速攻で倒せてたんだ!」
マミ「私は限界まで覚えてたのにあなたが肝心なところでド忘れするからでしょう!?」
杏子「な、何をーっ!?」
マミ「決闘よ!決闘で白黒つけましょう!」
まどか「まってくださいマミさん!きょうこちゃん。喧嘩はダメだよ!」
杏子「う、まどか……」
マミ「とうぶん鹿目さんには頭が上がらないわね……」
まどか「そんなことは……ぜんぶほむらちゃんのおかげだし。ね、ほむらちゃん?」
さやか「あれ?そういやほむらは?」
まどか「おかしいなあ、さっきまでそこにいたのに……」
まどか「まあいっか。あした学校でお礼を言おう」
さやか「そうだね。ほむらにも当分の間、頭上がらないよ……」
杏子「でも何でほむらのやつ、記憶を取り戻せたんだ?」
マミ「……忘れていなかったんじゃないかしら?」
まどか「え?」
マミ「大切な記憶を何度も繰り返し想うことで心の奥底に焼き付けていたんじゃないかしら」
さやか「なーるほどね。思い出せなかっただけで忘れてたわけじゃないと」
杏子「じゃああれか。あの魔女は記憶を奪ってたんじゃなくて」
マミ「記憶にフィルターのようなものをかけていただけなのかもしれないわね」
まどか「ほむらちゃん、いったい何を憶えたいたんだろう?」
さやか「やっぱまどかのことじゃない?」
まどか「えー?そうかな?」
さやか「あれだけまどか至上主義なんだし、たぶんそうだって」
杏子「ったく酷い戦いに巻き込んでくれたもんだぜ。あたしはもう帰ってメシ喰って寝るから。
じゃあな。もう厄介ごと持ち込んでくれるなよ」
マミ「私たちも帰りましょう。明日も学校があるわ」
さやか「そうですね。じゃ、また明日、学校で」
マミ「ええ。またあした」
まどか「じゃあさやかちゃん、また明日」
さやか「うん、じゃあまた明日」
まどか「ふう……明日からまた元通りだね……あ」
まどか「みんな記憶が戻ったってことは……ほむらちゃん……」
まどか「学校では憶えてないフリしてあげよ……さすがにかわいそうだよね」
まどか「ただいまー、遅くなってこめんなさーい!」
まどかママ「マドカぁー!いま何時か言ってみろォォォォォ!」
ドボォー
魔女「発言が4回しか無いとはわしゃついてないよ。しかもその内1つは無言なんて」
その頃、ほむらは――
ほむら「インキュベーターっ!願い事をかなえなさい!」
QB「何言ってるんだいそんなの無茶だ!」
ほむら「無茶でも何でもやりなさい!みんなの記憶を消すの!」
QB「おちつくんだ暁美ほむら!」
ほむら「わ、わわわわたし巴マミに……ああああああああああああその他もろもろ消してええええええ!」
QB「わけがわからないよ」
ほむら「そうだ!あの魔女を別の場所から連れてきて培養して……」
QB「なんかおぞましいことを考えてないかい?」
ほむら「ハッ!?そうだわ!時間を巻き戻せば平気じゃない、みんな忘れて……」
QB「どうかしたかい?」
ほむら「そうか、巻き戻せばみんな忘れて……」
QB「巻き戻し?」
ほむら「いいわ。もう少し、この時間軸で頑張ってみる」
QB「よくわからないけど、ボクはもう帰っていいんだね?」
ほむら「目障りよ、消えなさい」
QB「爆破したり勝手に呼びつけたり挙句に消えろとか、理不尽にもほどがあるよ。じゃあね」
ほむら「……大丈夫よまどか。私は絶対に忘れないから。たとえ、あたなが忘れてしまっても」
ほむら「……」
おわり
ほむほむマジ熱くてかっこけぇのに可愛くて悶え死ぬーマドカが羨ましい
おわったぜ。尻痛い。あとネタつぶしやめれ。泣きそうになるから。
あと立てたひとスマン。クリスマスだし許してくれ。
保守あり。あとすべてのほむほむにほむほむ。
じゃあの。
>>1面白かった乙!
期待のあまり書き込んじゃってすまなかった。面白かったです。
>>1乙
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